JPS622884Y2 - - Google Patents

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JPS622884Y2
JPS622884Y2 JP11874480U JP11874480U JPS622884Y2 JP S622884 Y2 JPS622884 Y2 JP S622884Y2 JP 11874480 U JP11874480 U JP 11874480U JP 11874480 U JP11874480 U JP 11874480U JP S622884 Y2 JPS622884 Y2 JP S622884Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、配電系統に設置される地絡方向継
電器の動作を確認するための試験装置に関する。
地絡方向継電器は、配電系統に設置して配電系
統のどこかに地絡事故が発生した場合に、零相電
流の大きさと方向とを識別して地絡事故を検出
し、事故が発生した部分を速やかに系統から切離
すように指令することを任務とする。
従来に於ては、地絡方向継電器が配電系統に設
置された状態でその動作をチエツクする適当な試
験装置が存在しなかつた為、地絡方向継電器単体
だけの試験しかできず、実際の配線において正常
に動作するか否かのチエツクができない。したが
つて、現場では地絡方向継電器を配電系統に接続
完了して通電後、活線の1線を実際に接地させて
その動作の正逆を試験する方法しかない。
しかしながら、実際には、主に官庁検査終了時
に受電してから試験することが多いが、(それま
では高圧電源が使用できない為)これも他の試験
に時間がかかるためや工事期間との関係や又は、
高圧受電のために危険を伴うなど色々の事情から
省略される場合が多い。
このため、地絡方向継電器は、その単体では動
作チエツクを受けても実際の配電系統に接続した
場合の動作チエツクが行われないことが多いの
で、実際に送電して使用してから何等かの機会に
正常な動作をしないはかりでなく、電源側や他の
線の事故時に動作し、無用の停電事故を起すこと
になり、大きな損害を与えるほか、その都度、作
業員を派遣してチエツク及び修理.調整を行う必
要があつて、費用及び時間を浪費した上、信用も
失墜するのが実状であつた。
この考案は従来の欠点を解決し、配電系統の工
事が完了して受電する以前にあらかじめ模擬的に
配電系統に接続された状態にして動作チエツクを
することにより受電後に地絡方向継電器が確実に
動作してトラブルが発生しないようにし、検査を
確実にまた安全にしかも簡単に行うことができる
のみならず、現場据付前、例えば閉鎖型配電盤
(キユービクル式)などにおいては盤製作完了時
点の工場内における予備試験や立合試験などの場
合にも容易にチエツクすることができるように
し、電源側に接地蓄電器を具備して、接地変圧器
方式のみならず接地変圧器の使用できない回路に
使われる零相蓄電器方式の場合にも利用できる地
絡方向継電器の動作試験装置を提供することを目
的とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図に於て、10は本考案の動作試験装置
を示し、また20はこの動作試験装置10によつ
て試験する地絡方向継電器を設置した供試高圧回
路(接地変圧器方式)を示すものである。
先ず最初に、本考案の地絡方向継電器の動作試
験装置10の構成を説明する。図中、MCBはし
や断器、VR1は入力側を電磁開閉器MgSを介して
しや断器MCBに接続した三相電圧調整器で、電
磁開閉器MgSは三相電圧調整器VR1の目盛りをO
位置以下に戻すことにより接点が閉じて保持され
るように構成されている。3φTrは一次低圧側
を三相電圧調整器VR1の出力側に接続した巻数比
1:30の三相高圧変圧器、V1は計器用切換開閉
器VSを介して三相電圧調整器VR1と三相高圧変
圧器3φTrとの間に配置して三相電圧調整器
VR1の出力側(三相高圧変圧器3φTrの入力
側)の各線間電圧を計測する電圧計、C1,C2
C3は三相高圧変圧器3φTrの二次高圧側の各相
とアースの間にフユーズFを介して接続した接地
蓄電器で、擬似的な送電線の対地静電容量の役割
をして後記する三相高圧母線の一線地絡時の地絡
電流が大きくなるようにするためのものである。
そして1φTrは巻数比30:1の単相高圧変圧
器、VR2は単相高圧変圧器1φTrの二次低圧側
w2の両端に接続された可変抵抗器、V2,Aは
各々単相高圧変圧器1φTrの二次低圧側w2に接
続してその電圧、電流を計測する電圧計、電流計
である。また、次に前記試験装置で動作試験する
供試高圧回路(接地変圧器方式)の構成を述べる
と、U,V,Wは三相高圧母線、GPTはフユー
ズFを介して三相高圧母線に接続した接地変圧
器、Rは接地変圧器GPTの2次又は3次のプロ
ークンデルタ端子に接続した電流制限抵抗、
ZCTは三相高圧母線に設置した零相変流器、
DGRは零相変流器ZCTの二次電流と電流制限抵
抗Rの端子電圧とで動作する地絡方向継電器であ
る。
次に上記構成の動作試験装置の使用方法につい
て説明する。先ず、動作試験装置10と供試高圧
回路20との接続は、動作試験装置10の端子
4,5,6に供試高圧回路20の各三相高圧母線
U,V,Wを結線する。そして動作試験装置10
の端子1,2,3に三相200V交流電源を接続
し、しや断器MCBを閉路し電磁開閉器MgSを投
入して三相電圧調整器VR1を調整することによつ
て三相高圧変圧器3φTrの一次低圧側の各線間
に所定(例えば200V)の電圧を加える。この
時、三相高圧変圧器3φTrの二次高圧側には巻
数比に応じた電圧6000〔V〕が発生し、この電圧
で供試高圧回路20の三相高圧母線を充電する。
この状態は、供試高圧回路の正常通常運転状態
で、接地変圧器GPTの電流制限抵抗Rの端子電
圧は発生しないので、当然地絡方向継電器DGR
は動作しない。
次に供試高圧回路の一線地絡試験を行う場合に
は、三相高圧母線のうち任意の1相(W相)を試
験装置10の端子7に結線して単相高圧変圧器1
φTrの一次高圧側巻線に接続すると、この一次
高圧側巻線w1は端子8を通して接地されている
ので、供試高圧回路20の三相高圧母線はこの一
次高圧側巻線w1を介して一線地絡の状態にな
る。なお一線地絡の程度は、1φTrの2次低圧
側に接続した可変抵抗器VR2によつて自由に変え
られる。この状態にすると、接地変圧器GPTの
電流制限抵抗Rの端子には零相電圧が現われ、ま
た地絡電流は電源が3φTr−F−C2・F−C3
端子8を流れる電流と、電源3φTr−端子4−
F・端子5−F−GPT−端子8とを流れる電流
のベクトル和が1φTrの1次高圧側巻線w1−端
子7−母線W−ZCT(1次側)−電源3φTrの経
路で流れて地絡故障回線(W相)には零相電流と
して流れるので、零相変流器ZCTの二次側に電
流が流れて、地絡方向継電器DGRはこれらの零
相電流と零相電圧からなる零相電力の大きさ、方
向に応じて動作する。単相高圧変圧器1φTrの
一次高圧側巻線w1にはこの地絡電流が流れるの
で二次低圧側には巻線w2を含む回路に二次電流
が発生し、この電流を電流計Aで読みとつて地絡
方向継電器DGRに流れ込む零相電流の大きさを
計測するとともに、可変抵抗VR2を調整して地絡
電流の大きさとGPTの電流制限抵抗器Rの端子
電圧(零相電圧)の高さを変えて地絡方向継電器
DGRの動作点を試験する。
以上述べた供試高圧回路は接地変圧器方式のも
のであるが、供試高圧回路としては他に零相蓄電
器(ZPC)方式がある。第2図は、零相蓄電器方
式の供試高圧回路20′を示し、この供試高圧回
路20′を本考案の動作試験装置10で試験する
場合には、端子4,5,6を三相高圧母線U,
V,Wに接続し、零相蓄電器Cで構成される零相
蓄電器回路を端子8に接続する。この場合の地絡
電流は、零相蓄電器回路には流れずに、電源3φ
Tr−F−C2・F−C3−端子8−1φTrの一次高
圧側巻線w1−端子7−母線W−ZCT(1次側)−
電源3φTrの経路を流れるもののみとなる。そ
して前述の接地変圧器方式の供試高圧回路と同様
に電流計Aで地絡方向継電器DGRに流れ込む零
相電流の大きさを計測するとともに、可変抵抗器
VR2を調整して地絡電流の大きさと、零相蓄電器
回路の変圧器の二次側の零相電圧取出端子の端子
電圧(零相電圧)の高さを変えて地絡方向継電器
DGRの動作点を試験するものである。
このようにして地絡方向継電器の組合せ動作試
験に於ては、動作点の電圧・電流値の測定をする
他に、正逆の結線の確認、接地変圧器の電流制限
抵抗の変化に伴なう動作点の検討や高圧電源の置
換により継電器の動作点を測定して実際の電源の
作用対地容量の算定等を行うものである。
なお、電源側に接続する三相電圧調整器VR1
は、供試高圧回路20,20′の三相高圧母線
U,V,Wに印加する電圧値を自由に設定するこ
とができることと、試験であるため取扱上の安全
を考えて一気に加圧することを避けて、徐々に昇
圧する方法としたものである。したがつて、前述
の実施例では本試験装置は6000〔V〕用としてあ
るが、5000〔V〕あるいは3000〔V〕回路の場合
にも三相電圧調整器VR1により容易に設定するこ
とができる。勿論、この三相電圧調整器VR1を使
用しなくとも、三相低圧電源と三相高圧変圧器3
φTrとを直接接続することも可能である。この
場合は第1図の動作試験装置10の回路図に於
て、端子をそれぞれ11−21,12−22,1
3−23のように接続すればよい。
さらに、本考案の動作試験装置は全体を簡易構
造の箱体に収容し、下部にキヤスターを附して、
移動運搬に便なるものとすることができる。ま
た、第3図に示すように、しや断器MCBと電磁
開閉器MgSの間に三相電源の各相を入替える切
換開閉器Sを設けることにより、相回転を逆にし
た場合の動作も簡単に確認することができる。
そして接地蓄電器は、その容量値を適宜に変え
ることによつて地絡電流を調整することができ、
一線地絡の地絡程度を変えることができる。
以上述べたように、本考案の地絡方向継電器の
動作試験装置は、配電系統の工事が完了して受電
する以前にあらかじめ模擬的に配電系統に接続さ
れた状態にして地絡方向継電器の動作を確認する
ことができるので、配電系統に設置される地絡方
向継電器の動作試験を完全に実施することが可能
となり、配電系統の通電後運転時に於ける地絡方
向継電器の動作不良に起因する系統の故障を未然
に防止して復旧に要する金銭的、時間的損失をな
くすることができる。しかも動作試験にあたつて
は取扱いが簡単で、三相高圧電源を直接取扱うこ
となく三相200V電源を三相高圧変圧器で所定の
配電々圧まで昇圧してこれで供試高圧回路の三相
高圧母線を充電するようにしているので取扱者は
安全に試験を行うことができるものである。
また、接地蓄電器を設けたことによつて地絡電
流が増大して地絡方向継電器の動作をさせること
ができ、特に零相蓄電器方式の供給高圧回路では
零相蓄電器回路に地絡電流が流れないが、接地蓄
電器を介して地絡電流が流れるので接地変圧器の
使用できない回路に使われる零相蓄電器方式の供
試高圧回路に於ても地絡方向継電器の動作試験を
行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の地絡方向継電器の動作試験装
置と供試高圧回路(接地変圧器方式)の回路図、
第2図は供試高圧回路(零相蓄電器方式)の回路
図、第3図は本考案の動作試験装置の他例の回路
図である。 10:動作試験装置、20,20:供試高圧回
路、VR1:三相電圧調整器、3φTr:三相高圧
変圧器、C1,C2,C3:接地蓄電器、1φTr:単
相高圧変圧器、VR2:可変抵抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 三相低圧電源に入力側が接続される三相電圧調
    整器と、この三相電圧調整器の出力側に一次低圧
    側が接続された三相高圧変圧器と、この三相高圧
    変圧器の二次高圧側に接続された接地蓄電器と、
    単相高圧変圧器と、この単相高圧変圧器の二次低
    圧側の両端に接続された可変抵抗器とを具備し、
    三相電圧変圧器の二次高圧側出力端を供試高圧回
    路の三相高圧母線に接続すると共にこの三相高圧
    母線のうち一相を単相高圧変圧器の一次高圧側を
    介して接地し、三相電圧調整器の入力側に三相低
    圧電源を接続し三相電圧調整器を調整して三相高
    圧変圧器で所定の電圧を発生させて単相高圧変圧
    器の二次低圧側に接続された可変抵抗器を調整す
    ることによつて、接地変圧器方式の供試高圧回路
    にあつては三相高圧母線に接続された接地変圧器
    の2次又は3次側のプロークンデルタ端子の電流
    制限抵抗の端子に生ずる零相電圧と三相高圧母線
    に設置された零相変流器の二次電流とを調整し、
    あるいは零相蓄電器方式の供試高圧回路にあつて
    は三相高圧母線に接続された零相蓄電器回路の零
    相電圧取出端子に生ずる零相電圧と三相高圧母線
    に設置された零相変流器の二次電流とを調整し、
    これらの電圧と電流とで動作する地絡方向継電器
    の動作を試験する地絡方向継電器の動作試験装
    置。
JP11874480U 1980-08-23 1980-08-23 Expired JPS622884Y2 (ja)

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JPS5742529U JPS5742529U (ja) 1982-03-08
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