JPS63139263A - 配電線区間の自動試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は配電線の地絡事故などの異常を自動的に試験
し、地絡の形態を判定するための試験装置に関する。

［従来の技術］ 高圧配置！線には所定の距離を隔てた区間ごとに配電線
自動区分開閉器が設けられている。配電線自動区分開閉
器はそれぞれの区間において、碍子の絶縁不良、配電線
の断線などによる地絡事故が発生した時自動的にその区
間の送電を停止する機能を備えている。そして所定の時
間、例えば１分間を経過すると、配電線自動区分開閉器
は自動的に「閉」となり再び送電を開始する。再送電さ
れた時池絡事故が回復していればそのまま送電が続けら
れるが、地絡事故が回復していない場合は再び配電線自
動区分開閉器が「開」となり停電になる。再送電された
時、地絡事故が回復している場合には機器の故障は一時
的なものであるが、後日大事故に至るおそれがあるので
作業員が巡回して地絡事故の発生した筒所を目視点検及
びメガ−等を用いて探査している。

［発明が解決しようとする問題点］ 前記の目視点検において、最近のｔ気機器は隠蔽化が進
んでいるので不良随所の探査が容易ではなく長時間を要
したり、目視点検では不良箇所が発見できないまま後日
永久事故になる場合も多く、また探査に要する労力も多
大であるなどの問題があった。

［問題点を解決するための手段］ この発明の配電線区間の自動試験装置は、配電線自動区
分開閉器が「開」となったとき、電圧が所定の変化率で
増加する直流電圧を配電線に印加し、印加電圧及び電流
の値に基づき配電線の地絡抵抗を検出することにより低
絶縁地絡を検出し、上記電流のｆｉｇな増加を検出する
ことにより放電地絡を検出するように構成されている。

［作用］ 所定の変化率で増加する直流電圧を配電線に印加するこ
とにより、低絶縁地絡が存在するときは直流電圧の増加
に対する電流の増加の割合が所定値を超える。また放電
地絡が存在するときは直流電圧が所定の変化率で増加し
ていく過程で放電が始まり電流が急激に増加する。

［実施例］ 第１図にこの発明の配電線区間の自動試験装置のブロッ
ク図を示す、第２図にこの配電線区間の自動試験装置（
１）を公知の配電線自動区分開閉Ｗ　（３１）に取付け
た状態を示す、第２図において、配電線（３０）には各
区間ごとに配電線自動区分開閉ｆ５　（３１）が設けら
れている。各配電線自動区分開閉器（３１）には降圧ト
ランス（４０）が設けられており、配電線の高電圧を例
えば１００Ｖの低電圧に降圧する。この１００ｖの電圧
は配電線自動区分開閉器（３１）の制御袋！（４１）に
供給されると共に、この発明の配電線区間の自動試験装
置（１）にも供給されるように構成されている。配電線
区間の自動試験装置（１）の検出用のリード線（４４）
は配電線（３０）に接続されている。

第１図に配電線区間の自動試験装置の構成を示す０図に
おいてＡ　Ｃ１００Ｖの入力端（４２）、グランド端子
（４３）及びリード線（４４）には、雷サージの侵入を
防ぐために耐雷用サージフィルタ（１０）が設けられて
いる。ＡＣＩＱＯＶの入力は交流電源回路（２）により
例えば１２Ｖの低電圧に変換される。交流電源回路（２
）の出力は整流充電回路（３）によって直流に変換され
バッテリー（５）を充電すると共に直流ｉｔ源回路（４
）に与えられる。また交流電源回路（２）の出力は停電
を検出するための停電検出回路（６）に印加される。直
流電源回路（４）の出力は高電圧発生スイッチ回路（１
１）に印加されると共に、図示を省略した配線により他
の回路にも電源として供給されている。基準時限作成回
Ｉ＆　（７）は例えば水晶発振回路により構成された高
精度の発振回路であり、その出力信号は試験時限プログ
ラム回路（９）及び試験表示リセッ）Ｉｉｌｉｌ路（８
）に与えられている。試験時限プログラム回！Ｉ　（９
）は高電圧発生スイッチ回路（１１）、直流高電圧電流
を開閉するスイッチであるシスコン投入回ＩＩ（１４）
、低周波発振制御回路（１５）及び試験装置状態表示部
（２１）を制御する。低周波発振制御回路（１５）の出
力は高圧発生回路（１２）により例えば６ＫＶの交流電
圧に変換される。この高圧交流電圧は高圧整流回路（１
３）により整流され直流高電圧となる。この直流高電圧
はシスコン投入回路（１４）により制御されて耐雷用ψ
−ジフィルタ（１０）を介してリード線（４４）に出力
される。高圧整流回路（１３）の電圧及び電流は測定回
路（１９）により測定され、電圧計（２４）及び電流計
（２５）によりそれそ゛れ表示される。測定回路（１９
）は前記直流高電圧の電圧及び電流の変化により配電線
の事故の種類、例えば放電地絡または低絶縁地絡をそれ
ぞれの検出回路である放電地絡検出回路（１６）または
低絶縁地絡検出回路（１７）により検出しそれぞれ放電
地絡表示部（２２）または低絶縁地絡表示部（２３）に
より表示する。

次にこの実施例の動作について説明する。

第２図に示す配電線が正常で、所定の送電がなされてい
るとき各配電線自動区分開閉器（３１）に取付けられた
配電線区間の自動試験装置（１）のバッテリー（５）は
Ａ　Ｃ１００Ｖの電源により充電されている。配電線区
間に事故が発生して停電すると、停電検出回路（６）が
停電が発生したことを検出し試験時限プログラム回路（
９）に信号を与える。停電のためＡ　ＣＩＱＯＶの入力
はなくなり整流充電回路（３）ｉｊハッｆ’Ｊ　　（５
）ノを力全直流を源ｌ１１０１１（４）を介して配電線
区間の自動試験装置（１）のすべての回路に供給する。

第３図ａ、第３図す、第３図Ｃ１第３図ｄ及び第３図ｅ
に１１２件のタイミングチャートを示す０図において、
事故発生時刻をＴ１とすると事故発生と同時に配電線自
動区分開閉器（３１）は「開」となり送電は停止される
。その状態を第３図ａに示す、第１図における試験時限
プログラム回路（９）は停電検出回路（６）の停電を示
す信号を受けると、基準時限作成回路（７）のクロック
信号に基づき高電圧発生スイッチ回路（１１）、シスコ
ン投入回路（１４）及び低周波発振制御回路（１５）を
制御する。そしてｔｉＳ３図Ｃに示すように時刻Ｔ１か
ら例えば１５秒経過した時刻Ｔ２において、所定の傾斜
で徐々に電圧が上昇しＲ高値が例えば６　ＫＶである交
流電圧を発生するように制御する。この高圧交流電圧は
高圧整流回路（１３）により整流されシスコン投入回！
１（１４）の「閉」により耐雷用サージフィルタ（１０
）を経てリード線（４４）に出力され配ｔ４線（３０）
に印加される。この直流高電圧は時刻ＴＩから例えば３
５秒後の時刻Ｔ４において最高値の６ＫＶに達しそれ以
後はその電圧を維持して時刻Ｔ１から例えば４５秒を経
過した時刻Ｔ５において急速に零になる。この過程にお
いて、直流高電圧の電圧及び電流は測定回路（１９）に
より測定され電圧表示部（２４）及び電流表示部（２５
）により表示される。

一般に配電線に６ＫＶの直流電圧が印加されたとき電流
が１０ｍＡ以下であれば配ｔ＊は正常である。

また上記の電圧及び電流値から配電線の抵抗値が算出さ
れ測定回路内のメモリに記憶される。

上記直流高電圧の電圧及び電流の変化と事故の種類との
関係を次に説明する。

例えば配電線に放電事故が発生したために配電線区間が
停電した場合においては、第３図ｄに示すように、直流
高電圧がある程度上昇した時刻Ｔ３において突然電流が
急激に増加する。その結果放電地絡検出回路（１６）は
その電流の増加を検出して前記の直流高電圧を零にする
と共に放電地絡表示部（２２）に表示する、放電地絡検
出回路（１６）は例えば速い応答速度を有する継電器が
用いられる。

また絶縁抵抗が低下した場合の低絶＆ｉ地絡時は第３図
ｅに示すように、直流高電圧が６ＫＶに達する以前の時
刻Ｔ３においてあらかじめ定められた最大電流値である
１０ｍＡに達するので低給＆ｉ池絡検出回路（１７）が
低給＆ｉ地絡を検出して直流高電圧を零にすると共に、
低絶縁地絡表示部（２３）に表示する。低絶縁地絡検出
回路り１７）は例えば１秒程度の遅延動作をする継ｔ４
器が用いられる。上記の事故発生時刻ＴＩから例えば６
０秒を経過した時刻Ｔ６において配電線自動区分開閉器
は再び「閉」となるように動作するが、上記の放電地絡
検出及び低絶縁地絡検出はこの６０秒の間に行われるよ
うに構成されている。そしてこの試験装置の動作の状態
は試験装置状態表示部（２１）のデジタル表示部（４８
）に表示される。その表示の一例としては第３図すに示
すように事故発生時刻のＴ１から時刻１２間では「０」
と表示され、時刻Ｔ２から直流高電圧が零になる時刻Ｔ
３までの間は「１」、時刻Ｔ３から直流高電圧の印加が
終了する時刻Ｔ５までは「３」、時刻Ｔ５から時刻Ｔ６
まではｒＱＪとそれぞれ表示される。また地絡事故が生
じていない正常時には、上記の表示は時刻ＴＩから時刻
Ｔ２までは「０」、時刻Ｔ２から時刻Ｔ５までは「１」
、時刻ＴＳがら時刻Ｔ６までは「４」と表示される。停
電検出異常検知回路（１８）は停電検出回路（６）が故
障した場合にその故障を検知するための回路である。放
電地絡表示部（２２）及び低絶縁地絡表示部（２３）は
それぞれ表示灯または電力を必要とせずに表示の保持機
能を有する例えばターゲット表示装置を用いるのが望ま
しい、試験表示リセット回Ｈ（８）は手動により操作さ
れるリセットスイッチ（２８）または基準時限作成回路
（７）により制御され放電地絡検出回路（１６）及び低
絶縁地絡検出回路（１７）をリセットする。試験結果は
、各自動試験装置（１）の放電地絡表示部（２２）及び
低絶縁地絡表示部（２３）により判定することができる
が、さらに遠方制御用１１０ユニツト（２７）を用いる
ことにより、試験装置状態表示部（２１）、放電地絡表
示部（２２）、低絶縁地絡表示部（２３）及び停電検出
異常検知回１　（［３）の表示結果を例えば変電所など
の配電線区間の自動試験装置から離れた場所で表示する
ことができる。また停電検出回路（６）及び試験表示リ
セット回路（８）の制御を同様にして遠方から作動させ
ることができる。

また、第１図に示すブロック図の各回路のうち制９１１
　ａ　ａを有する回路をコンピュータにより代替するこ
とができる。その場合の動作のフローチャートを第４図
に示す。

［発明の効果］ この発明によれば、地絡事故により配電線自動区分開閉
器が「開」となっている時間（例えば１分間）中に配電
線に自動的に電圧が零から徐々に増加する直流高電圧を
印加してその時の電流の変化から地絡事故の種類を判定
し、保持機能を有する表示装置に表示するので、隠蔽さ
れた電気ａ器内部を開いて目視で点検しなくても状態の
良否を判定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例のブロック図、第２図はこの
発明の配電線区間の自動試験装置を配電線自動区分開閉
器に取付けた状態を示す図、第３図ａ、第３図ｂ、第３
図Ｃ１第３図ｄ及び第３図ｅはこの実施例の動作のタイ
ミングチャート、第４図はこの実施例をコンピューター
により代替する場合の動作を示すフローチャートである
。 １２：？ｇｌｉ圧発生回路 １６；放を地絡検出回路 １７；低絶縁地絡検出回路 ３１：配電線自動区分開閉器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）配電線自動区分開閉器が「開」となったとき電圧
   が所定の変化率で増大する直流電圧を配電線に印加する
   手段、 上記直流電圧を印加したときの電圧及び電流の値に基づ
   く配電線の地絡抵抗が所定の値以下のとき検出出力を出
   力する低絶縁地絡検出手段、及び 上記直流電圧を印加した時の電流の急激な増加を検出す
   る放電地絡検出手段 を有する配電線区間の自動試験装置。