JP2586138Y2 - 電波吸収パネル - Google Patents

電波吸収パネル

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JP2586138Y2
JP2586138Y2 JP1991110188U JP11018891U JP2586138Y2 JP 2586138 Y2 JP2586138 Y2 JP 2586138Y2 JP 1991110188 U JP1991110188 U JP 1991110188U JP 11018891 U JP11018891 U JP 11018891U JP 2586138 Y2 JP2586138 Y2 JP 2586138Y2
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正己 小川
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大塚オーミ陶業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電波障害を解消する電
波吸収パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高層建築物はテレビ電波に影響を及ぼ
し、種々の形で電波障害を引き起こす。電波障害は、電
波が高層建築物に遮断されることによって生じる遮蔽障
害と、電波が高層建築物に反射することによって生じる
反射障害とに大別される。そして、反射障害には、テレ
ビ画面上に二重像が現れる、所謂ゴーストが知られてい
る。ゴーストは、送信されてきた電波が高層建築物等に
ぶつかり、直接波より伝播経路が長い反射波となり、こ
の反射波が遅れて届くことで、テレビ画面上に二重像を
出現させるものである。
【0003】このような反射障害を解消するために、近
年、建物の形状を工夫したり、建物の外壁に電波吸収板
(フェライト)を組み込むなどの対策が採られるように
なってきた。フェライトは、鉄のような強磁性金属と別
の機構をもった磁性体で、磁化の機構はフェリ磁性に基
づく。フェライトは、酸化物の微粉末を混合成形して焼
結した一種のセラミックで、電波を吸収して熱エネルギ
ーに変換する特性を有している。つまり、フェライトに
入射した電波が熱に変換されることで、反射波のエネル
ギーを大幅に減衰させるのである。
【0004】このフェライトが内部に組み込まれた従来
の電波吸収パネルは、外装材(外装タイル)、フェライ
ト、コンクリート、反射体という積層構造となってい
る。フェライトは、コンクリートに対する付着力が殆ど
ないため、外装タイルとコンクリートとの間に配設する
際、工夫を要することになる。例えば、従来の電波吸収
パネルでは、外装タイル裏面に凹部を形成し、この凹部
にフェライトを組み込む構造等が採用されている。この
ように、フェライトが組み込まれた従来の電波吸収パネ
ルによれば、一般建材用の外壁パネルとして、強度、耐
久性、耐候性が十分に確保できるとともに、反射障害地
域を著しく狭くすることができるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、外装材は薄
いほど反射率が小さくなり、フェライトの電波吸収効果
を十分に発揮させることができる。しかしながら、従来
の電波吸収パネルでは、フェライトを組み込む構造とし
て、上述したように外装タイル裏面に凹部を形成し、こ
の凹部にフェライトを組み込んでいるため、外装タイル
が特別な形状となり、製造コストが増大するとともに、
外装タイルの厚みを構造的な制約から薄くすることがで
きず、その結果、フェライトの電波吸収効果を十分に発
揮させることができなかった。また、外装材として花崗
岩等の石材が用いられる場合もあるが、この場合におい
ても、材質特性上外装材の厚みを薄くすることができ
ず、フェライトの電波吸収効果を十分に発揮させること
ができなかった。
【0006】本考案は上記状況に鑑みてなされたもの
で、薄厚の外装板を用いてフェライトを組み込むことが
できる電波吸収パネルを提供し、もって、フェライトの
電波吸収効果を十分に発揮させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案に係る電波吸収パネルは、裏面に略平行な一対
の把持溝が複数形成された薄厚の陶板と、陶板の裏面の
把持溝に、一部が陶板の裏面側に突出した状態で取り付
けられたクランプ金具と、陶板の裏面に、クランプ金具
の取り付け位置を避けた状態で貼着された複数枚の電波
吸収板と、クランプ金具の陶板の裏面側に突出した部分
を埋設し、かつ電波吸収板を覆う状態で陶板の裏面側に
打設された裏打ちコンクリートとからなるものであっ
て、上記クランプ金具は、陶板の裏面から突出して裏打
ちコンクリートに埋設された基部と、基部に連続して設
けられかつ陶板の裏面と裏打ちコンクリートとの間に介
装された把持部とを備え、上記基部は、陶板の裏面に略
直交する状態で間隔をあけて対向して配置された一対の
アンカー板と、これらアンカー板の把持部と反対側の端
部を連結した連結板と、一対のアンカー板の一部で形成
されてこれら一対のアンカー板の間隔が予め設定された
距離を越えて広がらないように一対のアンカー板を固定
したストッパとからなり、把持部は、一対のアンカー板
のそれぞれの端部からアンカー板と略直角に折曲されか
つ互いに離反する方向に延びた一対の把持板と、これら
把持板のそれぞれの先端部に設けられて陶板の把持溝に
掛止した把持爪とからなる構成となっている。
【0008】
【作用】本考案の電波吸収パネルは、陶板の裏面に電波
吸収板が貼設され、この電波吸収板を覆う状態で陶板の
裏面側に裏打ちコンクリートが打設されていることか
ら、陶板、電波吸収板、裏打ちコンクリートが積層状に
一体的に設けられたものとなる。また、陶板の裏面の把
持溝にクランプ金具の把持爪が掛止され、クランプ金具
の陶板の裏面側に突出した基部が上記の裏打ちコンクリ
ートに埋設されているため、陶板がクランプ金具によっ
て裏打ちコンクリートに保持される。よって、本考案の
電波吸収パネルでは、陶板と裏打ちコンクリートとの間
に電波吸収板が確実に保持されるので、陶板に電波吸収
板を組み込むための凹部を形成する必要がない。この結
果、薄厚の陶板を用いることが可能になるため、陶板に
よる電波反射率が小さいものとなる。またクランプ金具
は、一対のアンカー板およびストッパを有する基部と、
把持爪を有する把持部とが連続して設けられたいわゆる
1ピース状のものであるため、一対のアンカー板の間隔
をストッパで固定して陶板の裏面の把持溝に把持爪を掛
止するクランプ金具の取り付け作業をワンタッチで行え
る。またクランプ金具のストッパが、一対のアンカー板
の間隔が予め設定された距離を越えて広がらないように
一対のアンカー板を固定する構成のため、陶板の各把持
溝に取り付けられた各クランプ金具毎に陶板を保持する
力がばらつかない。その結果、時間が経過しても各電波
吸収板を保持する力がばらつくことがなく、電波吸収板
間の空隙率等、電波吸収板の配置状態が設計通りに維持
される。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る電波吸収パネルの好適な
実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案
に係る電波吸収パネルを表す縦断面図、図2は電波吸収
パネルの陶板配設状態を表す正面図、図3はクランプ金
具の取り付け位置を表す説明図、図4は図2のA−A断
面図、図5はクランプ金具を表す斜視図である。図1に
示すように、電波吸収パネル11は、外装板となる陶板
(OTセラミック)1と、クランプ金具3と、電波吸収
板であるフェライト7と、裏打ちコンクリート9とから
構成されている。
【0010】陶板1は、その裏面に鉛直方向に延びる略
平行な一対の把持溝(図示略)が複数形成されている。
また陶板1の裏面には、図1に示すように裏面処理材で
ある裏打ちシート(ゴムアスファルトシート、ブチルゴ
ムシート)5が貼られ、防水等が図られている。裏面処
理材としては、この裏打ちシート5以外として、例えば
塗布タイプのもの(弾性エポキシ樹脂)を用いることも
できる。陶板1の裏面の把持溝には、一部が陶板1の裏
面側に突出した状態でクランプ金具3が取り付けられて
いる。また陶板1の裏面には、クランプ金具3の取り付
け位置を避けた状態で複数枚のフェライト7が貼着され
ており、さらに陶板1の裏面側には、クランプ金具3の
陶板1の裏面側に突出した部分を埋設し、かつフェライ
ト7を覆う状態で裏打ちコンクリート9が打設されてい
る。
【0011】本実施例では、図3に示すように、上記ク
ランプ金具3は左右一対上下で合計四個取り付けられて
いる。各クランプ金具3は、図5に示すように、陶板1
の裏面から突出して裏打ちコンクリート9に埋設された
基部31と、基部31に連続して設けられかつ陶板1の
裏面と裏打ちコンクリート9との間に介装された把持部
32とを備えて構成されている。
【0012】基部31は、一対のアンカー板311,3
11と、連結板312と、ストッパ313とからなる。
一対のアンカー板311,311は、陶板1の裏面に略
直交する状態で間隔をあけて対向して配置されたもの
で、これらアンカー板311,311それぞれの上記把
持部32と反対側の端部311a,311aが連結板3
12によって連結されている。また、ストッパ313
は、一対のアンカー板311,311の間隔が予め設定
された距離を越えて広がらないように一対のアンカー板
311,311を固定するもので、一対のアンカー板3
11,311の一部で形成されている。
【0013】すなわち、図5に示すように、一対のアン
カー板311,311のうちの一方には、このアンカー
板311を四角に打ち抜いて他方のアンカー板311に
向けて折り曲げ形成したストッパ用舌片313aが設け
られている。また他方のアンカー板311には、細長い
貫通孔313bが形成されており、この貫通孔313b
内にストッパ用舌片313aの先端部分が挿入されてい
る。さらに、この先端部分には、当該先端部分を打ち抜
いて折り曲げ形成した勾配付きの抜け止め用小舌片31
3cが設けられている。抜け止め用小舌片313cは、
貫通孔313bの周縁に係合する状態で設けられてお
り、このことによって一対のアンカー板311,311
の間隔が予め設定された距離を越えて広がらないように
なっている。
【0014】クランプ金具3の把持部32は、一対の把
持板321,321と、これら把持板321,321の
それぞれの先端部に設けられた把持爪322,322と
から構成されている。一対の把持板321,321は、
一対のアンカー板311,311のそれぞれの端部31
1b,311bからアンカー板311,311と略直角
に折曲され、かつ互いに離反する方向に延びて形成され
たものである。また把持板321,321のそれぞれの
先端部には、図4に示すように陶板1の把持溝に掛止す
る把持爪322,322が設けられている。したがっ
て、把持爪322,322が掛止することで、クランプ
金具3は基部31が陶板1の裏面側から突出した状態と
なる。このような把持爪322,322を有するクラン
プ金具3を用い、陶板1の裏面に形成された把持溝を把
持することで、極めて薄い陶板1(厚さ10mm程度)
を保持することが可能となる。
【0015】一方、上記のフェライト7は例えば矩形状
をなし、陶板1の裏面側に、クランプ金具3の取り付け
位置を避けた状態で弾性接着剤等により貼設されてい
る。ここではフェライト7は、例えば図3に示すよう
に、電波の磁界方向(縦方向)に連続して並べ、電界方
向(横方向)には一定の空隙を隔てて貼設されている。
電波吸収性能は、フェライト7が貼設されたパネルの形
状、大きさ、素材の電磁特性、及び電界空隙率と磁界空
隙率の大きさにより変化する。従って、テレビ電波の全
ての周波数に対して同一の吸収性能をもたせることは困
難であるため、どの周波数に対して吸収性能を大きくす
れば、改善効果が最大となるかを検討し、空隙率等の断
面設計を行う。尚、本実施例の電界方向の空隙率は、3
6%程度のものとした。
【0016】このようにして、フェライト7が貼設され
た陶板1(図3参照)は、図2に示すように、複数枚
(本実施例では、縦四枚、横六枚)が縦横に並設され、
図1に示すように、裏面側に裏打ちコンクリート(第一
種軽量コンクリート)9が打設されている。裏打ちコン
クリート9が打設されることで、それぞれの陶板1から
突出したクランプ金具3の基部31が埋設され、陶板1
はコンクリート9と一体となる。つまり、陶板1、フェ
ライト7、コンクリート9が積層構造となった、電波吸
収パネル11が成形されるのである。尚、陶板1へのク
ランプ金具3の掛着部には弾性接着剤13が塗布され、
掛着強度の向上が図られているとともに、陶板1同士の
目地にはシール15が充填され、防水効果の向上が図ら
れている。
【0017】このように構成された電波吸収パネル11
では、陶板1の裏面の把持溝にクランプ金具3の把持爪
322が掛止され、クランプ金具3の基部31が裏打ち
コンクリート9に埋設されて、陶板1がクランプ金具3
によって裏打ちコンクリート9に保持されているため、
陶板1と裏打ちコンクリート9との間にフェライト7を
確実に保持することができる。このことにより、陶板1
の裏面にフェライト7を組み込むための凹部を形成する
必要もなく、陶板1の形状が平板で良いため、陶板1の
厚みを極めて薄いものとすることができ、結果として陶
板1による電波の反射率を極めて小さいものにすること
ができ、陶板1にテレビ電波のほとんどを通過させてフ
ェライト7に吸収させることができる。したがって、フ
ェライト7本来の電波吸収性能を低下させることなく、
十分に発揮させることが可能となる。また、陶板1の形
状が薄厚の平板でよいため、製造コストも低く抑えるこ
とができる。
【0018】またクランプ金具3は、一対のアンカー板
311,311およびストッパ313を有する基部31
と、把持爪322を有する把持部32とが連続して設け
られたいわゆる1ピース状のものであるため、一対のア
ンカー板311,311の間隔をストッパ313で固定
して陶板1の把持溝に把持爪322を掛止するクランプ
金具3の取り付け作業をワンタッチで行うことができ
る。よって、クランプ金具3の取り付け作業を極めて簡
易にかつ短時間で行うことができる。
【0019】しかもストッパ313は、一対のアンカー
板311,311の間隔が予め設定された距離を越えて
広がらないように一対のアンカー板311,311を固
定するものであるため、陶板1の各把持溝に取り付けら
れた各クランプ金具3はいずれも同じ力で陶板1を保持
する。その結果、各フェライト7をいずれも同じ保持力
で陶板1と裏打ちコンクリート9との間に保持すること
ができるので、長時間が経過しても各フェライト7を保
持する力がばらつかず、フェライト7間の空隙率等を設
計通りに維持することができる。したがって本実施例に
よれば、電波吸収効果を十分に発揮するとともに時間の
経過による電波吸収効果の低下がなく、しかも非常に簡
易に製造できる電波吸収パネルを実現できる。
【0020】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案に係る
電波吸収パネルでは、陶板の裏面の把持溝にクランプ金
具の把持爪が掛止され、クランプ金具の陶板の裏面側に
突出した基部が裏打ちコンクリートに埋設されて、陶板
がクランプ金具によって裏打ちコンクリートに保持され
た構成としたため、陶板と裏打ちコンクリートとの間に
電波吸収板を確実に保持できる。その結果、陶板に電波
吸収板を組み込むための凹部を形成する必要がなく、平
板状の極めて薄い陶板を用いることが可能になるため、
陶板による電波反射率が小さくなって電波吸収板の電波
吸収効果の低下を防止できる。よって、電波吸収効果を
十分に発揮するものとなる。また、陶板の形状が薄厚の
平板でよいため、製造コストも低く抑えることができ
る。また上記クランプ金具が、一対のアンカー板および
ストッパを有する基部と、把持爪を有する把持部とが連
続して設けられたいわゆる1ピース状のもので、陶板へ
のクランプ金具の取り付け作業をワンタッチで行えるよ
うにしたため、電波吸収パネルの製造を簡易に行うこと
ができる。しかも、ストッパが一対のアンカー板の間隔
が予め設定された距離を越えて広がらないように一対の
アンカー板を固定することにより、陶板の各把持溝に取
り付けられた各クランプ金具毎に陶板を保持する力がば
らつくのを防止できることから、各電波吸収板をいずれ
も同じ保持力で陶板と裏打ちコンクリートとの間に保持
することができる。したがって、長時間が経過しても各
電波吸収板を保持する力がばらつかず、電波吸収板間の
空隙率等を設計通りに維持することができるので、時間
の経過による電波吸収効果の低下のない電波吸収パネル
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電波吸収パネルを表す縦断面図で
ある。
【図2】電波吸収パネルの陶板配設状態を表す正面図で
ある。
【図3】クランプ金具の取り付け位置を表す説明図であ
る。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】クランプ金具を表す斜視図である。
【符号の説明】
1 陶板 3 クランプ金具 7 フェライト(電波吸収板) 9 裏打ちコンクリート 11 電波吸収パネル 31 基部 32 把持部 311 アンカー板 311a、311b 端部 312 連結板 313 ストッパ 321 把持板 322 把持爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/92 E04B 2/90 - 2/94 E04H 9/14 H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に略平行な一対の把持溝が複数形成
    された薄厚の陶板と、 前記陶板の裏面の把持溝に、一部が前記陶板の裏面側に
    突出した状態で取り付けられたクランプ金具と、 前記陶板の裏面に、前記クランプ金具の取り付け位置を
    避けた状態で貼着された複数枚の電波吸収板と、 前記クランプ金具の前記陶板の裏面側に突出した部分を
    埋設し、かつ前記電波吸収板を覆う状態で前記陶板の裏
    面側に打設された裏打ちコンクリートとからなる電波吸
    収パネルであって、 前記クランプ金具は、前記陶板の裏面から突出して前記
    裏打ちコンクリートに埋設された基部と、該基部に連続
    して設けられかつ前記陶板の裏面と前記裏打ちコンクリ
    ートとの間に介装された把持部とを備え、 前記基部は、前記陶板の裏面に略直交する状態で間隔を
    あけて対向して配置された一対のアンカー板と、これら
    アンカー板の前記把持部と反対側の端部を連結した連結
    板と、前記一対のアンカー板の一部で形成されてこれら
    一対のアンカー板の間隔が予め設定された距離を越えて
    広がらないように該一対のアンカー板を固定したストッ
    パとからなり、 前記把持部は、前記一対のアンカー板のそれぞれの端部
    から前記アンカー板と略直角に折曲されかつ互いに離反
    する方向に延びた一対の把持板と、これら把持板のそれ
    ぞれの先端部に設けられて前記陶板の把持溝に掛止した
    把持爪とからなることを特徴とする電波吸収パネル。
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