JP4285326B2 - 石張り電波吸収pcパネル - Google Patents

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Description

本発明は、テレビゴースト防止等の建造物の外壁用として用いられる石張り電波吸収PCパネルに関する。
VHF、UHFのテレビ電波の反射はテレビ画面にゴーストを生じさせる。特に高層建築物のように反射面が大きい場合には遠距離までその影響を及ぼし、広範囲の地域に受信障害を与え、大きな社会問題化する。そこで、高層建築物では、外壁面でテレビ電波を反射させずに吸収する電波吸収機能を有する種々の外壁材が採用されてきた。
従来の電波吸収機能を有する外壁材の代表的な例としては、電波吸収PCパネルがある。
電波吸収PCパネルは、表面に外装用板状石材を設置し、その上に短冊状の電波吸収材としてのフェライトボードを対象とする電波の偏波方向に合わせて所定幅の間隙部をおいて等間隔に複数配置し、その上に電波反射鉄筋又は電波反射板を配置し、コンクリートを打設して一体に成形される。
特開平6−87116号公報
従来の電波吸収PCパネルにおいては、外装用板状石材とコンクリートとの接触部は、短冊状フェライトボード間の間隙部に限定され結合力が不十分となる。外装用板状石材とコンクリートとの結合力を増加するにはフェライトボード間の間隙部を広くすればよいが、フェライトボード間の間隙部が広くなると電波吸収性能が低下するという問題が発生する。
本発明は、上記従来技術の持つ課題を解消する、電波吸収性能を低下させることなく外装用板状石材とコンクリートの結合力を増加させる石張り電波吸収PCパネルを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を解決するために、石張り電波吸収PCパネルにおいて、外装用板状石材の裏面に電波吸収材としての短冊状フェライトボードを対象とする電波の偏波方向に合わせて所定幅の間隙部を設けて等間隔に複数配置し、前記短冊状フェライトボードの裏面に電波反射鉄筋又は電波反射板を配置してコンクリートを打設し、コンクリートの付着力により一体に成形される石張り電波吸収PCパネルであって、前記外装用板状石材裏面の短冊状フェライトボードの間隙部に対応する位置に蟻溝を形成し、一方の面に前記蟻溝に係合する蟻ほぞを形成し、他方の面に前記短冊状フェライトボードの間隙部の幅と同じ幅で先端に幅広部を有する裏足を形成した繊維補強プラスチック薄板を前記外装用板状石材と短冊状フェライトボードとの間に配置することにより外装用板状石材とコンクリートとの機械的係合手段を形成し、外装用板状石材とコンクリートの結合強度を高めることを特徴とする。
本発明の石張り電波吸収PCパネルにおいて、外装用板状石材の裏面に電波吸収材としての短冊状フェライトボードを対象とする電波の偏波方向に合わせて所定幅の間隙部を設けて等間隔に複数配置し、前記短冊状フェライトボードの裏面に電波反射鉄筋又は電波反射板を配置してコンクリートを打設し、コンクリートとの付着力により一体に成形される石張り電波吸収PCパネルであって、外装用板状石材の裏面に形成した蟻溝に係合する蟻ほぞと間隙部の幅と同じ幅で先端に幅広部を備えた裏足を有する繊維強化プラスチック薄板を外装用板状石材と短冊状フェライトボード間に配置することにより、外装用板状石材とコンクリートとの間に機械的係合手段を形成し、短冊状フェライトボード間の間隙部の幅を広くすることなく、外装用板状石材との接触面積の大きいより結合強度の高いものとすることができる。裏足により複数の短冊状フェライトボードを同じ間隙部の幅で配列できる。
本発明の石張り電波吸収PCパネルは、基本的に、外装用板状石材と短冊状フェライトボード、電波反射鉄筋又は電波反射板が所定厚みのコンクリートにより一体化されて形成される。短冊状フェライトボードは、対象とする電波の偏波方向に合わせて所定間隙部をおいて等間隔に配置され、電波反射鉄筋又は電波反射板とにより電波吸収体を構成する。
本発明の石張り電波吸収PCパネルの実施の形態を図により説明する。
図1(a),(b)は、本発明の石張り電波吸収PCパネルの一実施形態を示すものである。石張り電波吸収PCパネル1は、外装用板状石材2の裏面に電波吸収材としての短冊状フェライトボード3を所定幅の間隙部4をおいて等間隔に複数配置し、電波反射鉄筋又は電波反射板(図示せず)を設置した後、未硬化のコンクリート5を打設し硬化させ一体に成形する。コンクリート5としてはパネル全体の重量を軽量化するために軽量コンクリートを用いるのが好ましい。この実施形態においては、対象とする電波をテレビ電波としているので、電波吸収材としての短冊状フェライトボード3は、垂直方向に所定幅の間隙部4をおいて等間隔に配置する。外装用板状石材2の裏面の短冊状フェライトボード3間の間隙部4に対応する位置に蟻溝6を形成する。蟻溝6の奥行きの幅は間隙部4の幅とほぼ同じ幅とし、外装用板状石材2の裏面部での幅は、奥行きの幅のほぼ70%程度とする。蟻溝6の深さは外装用板状石材2の厚みの20%程度とする。蟻溝6、間隙部4、短冊状フェライトボード3の裏面に所定厚みの未硬化コンクリート5を打設し硬化させ、短冊状フェライトボード3の間の間隙部4に、外装用板状石材とコンクリート5との結合強度を増加させる機械的係合手段を形成する。
図2(a),(b)は、本発明の石張り電波吸収PCパネル1の他の実施形態を示すものである。この実施形態においても、外装用板状石材2の裏面の短冊状フェライトボード3間の間隙部4に対応する位置に蟻溝6を形成する。この実施形態においては、短冊状フェライトボード3間の間隙部4の幅は、図1に示される実施形態の間隙部4の幅より狭くし、蟻溝6の奥行きの幅は、間隙部4の幅より広くし、蟻溝6の入口部の幅は間隙部4の幅とほぼ同じ幅とする。外装用板状石材2と短冊状フェライトボード3との間に、繊維強化プラスチック薄板7を配置する。繊維強化プラスチック薄板7の一方の面には、前記外装用板状石材2の裏面に形成した蟻溝6と係合する蟻ほぞ8を形成し、他方の面には、間隙部4の幅と同じ裏足9を形成し、裏足9には、その先端に間隙部4の幅より広い幅広部10を形成する。前記繊維強化プラスチック薄板7を外装用板状石材2と短冊状フェライトボード3との間に配置し、電波反射鉄筋又は電波反射板を配置し、未硬化のコンクリートを打設し、硬化させて短冊状フェライトボード3間の間隙部4に機械的係合手段を形成し、外装用板状石材2とコンクリート5との結合強度を高める。また、繊維強化プラスチック薄板7の他方の面に形成した裏足9により短冊状フェライトボード3を同じ間隙部4をおいて正確に等間隔に配列することができる。繊維補強プラスチック薄板7と外装用板状石材との接触面積が大きいので、外装用板状石材2とコンクリート5との結合強度は、短冊状フェライトボード3間の間隙部4の幅を狭くしても図1に示される実施形態のものより高いものとなる。
図3(a),(b)は、本発明の石張り電波吸収PCパネル1の別の実施形態を示すものである。この実施形態では、外装用板状石材2の裏面の短冊状フェライトボード3間の間隙部4に対応する位置に間隙部4の幅と同じ幅の裏足11を形成し、裏足11には、その先端に間隙部4の幅より広い幅広部12を形成する。短冊状フェライトボード3の裏面に電波反射鉄筋又は電波反射板を配置し、未硬化のコンクリート5を打設、硬化させて短冊状フェライト間隙部4に機械的係合手段を形成し外装用板状石材2とコンクリート5との結合強度を高めることができる。
図4(a),(b)は、本発明の石張り電波吸収PCパネル1のさらに別の実施形態を示すものである。
この実施形態では、外装用板状石材2の裏面の短冊状フェライトボード3間の間隙部4に対応する位置に間隙部4の幅と同じ幅の裏足11を形成し、裏足11には、その先端にアンカー材13を設置する。短冊状フェライトボード3の裏面に電波反射鉄筋又は電波反射板を配置し、未硬化のコンクリート5を打設、硬化させて短冊状フェライト間隙部4に機械的係合手段を形成し外装用板状石材2とコンクリート5との結合強度を高めることができる。アンカー材13として金属製のものを用いても、電波反射鉄筋又は電波反射板の設置された位置より深い位置であれば電波吸収性能に影響を与えない。
(a)(b)本発明の一実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の他の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の別の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明のさらに別の実施形態を示す図である。
符号の説明
1:石張り電波吸収PCパネル
2:外装用板状石材
3:短冊状フェライトボード
4:間隙部
5:コンクリート
6:蟻溝
7:繊維強化プラスチック薄板
8:蟻ほぞ
9:裏足
10:幅広部
11:裏足
12:幅広部
13:アンカー材





























Claims (1)

  1. 外装用板状石材の裏面に電波吸収材としての短冊状フェライトボードを対象とする電波の偏波方向に合わせて所定幅の間隙部を設けて等間隔に複数配置し、前記短冊状フェライトボードの裏面に電波反射鉄筋又は電波反射板を配置してコンクリートを打設し、コンクリートの付着力により一体に成形される石張り電波吸収PCパネルであって、前記外装用板状石材裏面の短冊状フェライトボードの間隙部に対応する位置に蟻溝を形成し、一方の面に前記蟻溝に係合する蟻ほぞを形成し、他方の面に前記短冊状フェライトボードの間隙部の幅と同じ幅で先端に幅広部を有する裏足を形成した繊維補強プラスチック薄板を前記外装用板状石材と短冊状フェライトボードとの間に配置することにより外装用板状石材とコンクリートとの機械的係合手段を形成し、外装用板状石材とコンクリートの結合強度を高めることを特徴とする石張り電波吸収PCパネル。
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