JP2004036328A - 耐火パネル、およびそれを備えた壁構造の製造方法 - Google Patents

耐火パネル、およびそれを備えた壁構造の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造を簡易な構成で精度良く実現することが可能である耐火パネル、およびそれを備えた壁構造の製造方法を提供する。
【解決手段】耐火パネル1は、平坦部3aに凸部3b・3c・3dを設けた金属補強板3と、耐火性能を有する表面材2とを積層して結合することにより構成されたものである。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建築物の外壁、集合住宅の界壁等の壁構造を構成する耐火パネル、およびそれを用いた壁構造の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅等の建築物の外壁や集合住宅等の界壁の壁構造には、所定の耐火性能、防音性能、および断熱性能が要求される。
例えば、建築基準法において、前記壁構造は、建築しようとする地域によって、45分の耐火性能を有する準耐火構造であることや、60分の耐火性能を有する防耐火構造であることが要求される。また、防音性能を確保するために、面材を含まない壁厚が100(mm)以上であることや、遮音等級がD40以上であることが要求される。更には、住宅金融公庫の融資を受けるためには、外壁の壁構造の室内から室外への熱伝達量が、地域によって定められた基準値以下であることが要求される。
【0003】
従来の耐火性能を有する壁構造としては、例えば、金属製間柱の両側に耐火性能を有する面材を積層したものが挙げられる。この面材は、立設された状態で自立するのに十分な剛性を有していないため、このように狭いピッチ(例えば、450mm)で配設された金属製間柱により支持されて壁構造とされる。
上記の構成であると、金属製間柱が熱橋(ヒートブリッジ)となり、面材間で熱を伝達するため断熱性能が劣化する。そうすると、外気と接する建築物の外壁において、十分な断熱性能を得ることができない。そのため、上記住宅金融公庫の断熱性能の基準値を満足するために、図15に示すように、金属製間柱12の両側に面材11・11が積層された壁構造の、外気に接する側に面材13を積層し、更に胴縁15を介してサイディング14を設けて壁構造16とする外断熱工法を使用する場合がある。
また、金属製間柱が音の橋(サウンドブリッジ)となり、面材間で音を伝達するため防音性能が劣化する。そうすると、特に隣戸間での遮音が要求される集合住宅等の界壁において、十分な防音性能を得ることができない。そのため、同じ金属製間柱の両側に面材を取付ける共通柱方式ではなく、図16に示すように、共通柱方式に用いられる間柱の倍の本数の間柱22を用いて、両側の面材21・21をそれぞれ異なる間柱22に取付けた壁構造26とする千鳥取付け工法を採用する場合がある。
【0004】
また、上記従来の壁構造において、壁構造を構成する面材には、ある周波数領域以上で急激に遮音性能が劣化してしまうコインシデンス現象が生じる。そこで、これを改善するために、図17に示すように、金属製間柱32の両側に面材31・31が積層された壁構造の、一方の面材31に、面材31とは板厚の異なる面材33を重ねて壁構造36とする場合がある。
こうして、板厚を変えることでコインシデンス現象が発生する臨界周波数を変化させた2枚の面材31・33を合わせ構造とすることで、一方の面材でコインシデンス現象が生じても、他方の面材では生じないこととなり、コインシデンス現象を改善することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の壁構造であると、何れの方法であっても、防音性能や断熱性能を得るためには、壁構造を構成する部品数や製造のための製造工程数が多くなり、輸送、施工性、建物の空間占有率等の見地から大きな問題点がある。また、壁構造の構成が複雑となるため、壁構造の製造に時間がかかり、精度良く製造するには一定の技術を要するものとなる。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造を簡易な構成で精度良く実現することが可能である耐火パネル、およびそれを備えた壁構造の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
請求項1に記載の耐火パネルは、少なくとも一つ以上の凸部を設けた補強板と、耐火性能を有する表面板とを積層して結合することにより構成されたことを特徴としている。
【0009】
上記の構成によると、耐火パネルは剛性を有するため、間柱となる金属形鋼で支持しなくても立設された状態で自立することができる。そのため、耐火パネルの表面板を外側にして設置するのみで、壁構造を構成することができる。従って、壁構造において、対向する表面板の間が熱や音を伝達してしまう金属により連結されないものとすることができ、効率良く断熱性能、防音性能を得ることができる。そのため、断熱性能、防音性能を得るための追加工事を最小限に抑えることができる。従って、耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造を簡易な構成で精度良く実現することが可能である。
【0010】
また、補強板に設けられる凸部の高さ、数、凸部同士の間隔を適宜調整することにより、耐火パネルの剛性を設定することができる。
更には、補強板は、凸部を設けることによって、面密度を変化させることなく剛性のみを高めて、コインシデンス周波数を任意の値に設定することができる。そのため、材質・板厚により決定する表面板のコインシデンス周波数と大きく異なるように補強板のコインシデンス周波数を設定し、表面板と補強板との合わせ構造とすることで、耐火パネルのコインシデンス現象を改善することができる。
【0011】
なお、補強板の凸部の頂部と表面板とを結合して、補強板と表面板との間に中空部を設けることで、この中空部により振動エネルギーを吸収することができる。そのため、上述したコインシデンス現象の改善に加え、その他の周波数での遮音性能を高めることが出来る。また、表面板と補強板との接触面積を小さくすることで、表面板と補強板との間の伝熱量が減少するため、耐火断熱性能が向上される。
【0012】
請求項2に記載の耐火パネルは、請求項1において、前記凸部の高さよりも低い凸部を前記補強板に設けたことを特徴としている。
【0013】
上記の構成によると、表面板と補強板との接触面積を軽減することができると共に、補強板の剛性を高めてコインシデンス周波数を変化させながら、表面板と補強板との合わせ構造とすることができる。そのため、耐火断熱性能を高めることと、コインシデンス現象の改善を同時に実現することができる。
【0014】
請求項3に記載の耐火パネルは、請求項1または2において、前記補強板と前記表面板との間に形成された中空部に、耐熱性のある粒状体、繊維集合体、または発泡体を充填したことを特徴としている。
【0015】
上記の構成によると、耐熱性のある粒状体、繊維集合体、または発泡体で振動エネルギーを吸収されるため、制振性能が向上する。また、表面板と補強板との間の中空部に生じる共鳴現象による防音性能の劣化を防止することができる。更には、凸部を介して、表面板から補強板の表面板との結合部以外の部分に伝達する音や熱を吸収することができるため、防音性能、断熱性能が向上する。
【0016】
請求項4に記載の耐火パネルは、請求項1〜3の何れか1項において、前記凸部が長手方向に延材する直線状で、壁構造の間柱を兼ねることが可能であることを特徴としている。
【0017】
上記の構成によると、凸部が高い剛性および強度を有するため、柱としての機能を十分に果たすことができる。そのため、凸部の断面形状、寸法、補強板の材質・板厚を変更することで、耐力壁として耐火パネルの剛性および強度を設定することができる。
【0018】
請求項5に記載の耐火パネルは、請求項1〜4の何れか1項において、前記凸部の断面形状に、斜面を設けたことを特徴としている。
【0019】
上記の構成によると、耐火パネルを構成する補強板を搬送するときに、凸部を設けた複数枚の補強板を、同じ方向にして凸部同士が嵌合するように重ねることで密着して積層することができる。そのため、限られた容積内で効率良く補強板を収容することができる。また、凸部同士が嵌合した状態で密着して積層されるため、運搬中の振動による傷付きを防止することができる。
【0020】
請求項6に記載の耐火パネルは、請求項1〜5の何れか1項において、前記補強板の端部に、長手方向に延在する概V字形の断面形状の凸部を設けたことを特徴としている。
【0021】
上記の構成によると、複数枚の補強板を連結するときに、隣接する補強板の端部の凸部同士や、一方の補強板の凸部の斜面と他方の補強板の凸部とを重ねて結合面とし、この結合面をネジ等で固定することができる。このように、補強板同士の結合面を耐火パネルの面に対して斜めにすることができるため、結合面が耐火パネルの面に対して垂直である場合と比べて、結合作業を結合面に対して垂直に行うことができる。従って、補強板同士の結合部の剛性を高くすることができると共に、結合作業を容易に確実に行うことができる。
また、隣接する補強板を結合するときに、ネジ結合する場合、ドリル等の工具により結合面を押さえ付けることになるが、凸部が概V字断面形状であれば、結合面が耐火パネルに対して垂直である場合と比べて、力が加わることで隣接する補強板の結合面がスライドしてしまうことが防止される。
【0022】
請求項7に記載の耐火パネルは、請求項1〜6の何れか1項において、前記補強板が金属補強板であることを特徴としている。
【0023】
上記の構成によると、火災が起こり、火災の加熱によって表面板が燃えて剥がれても、金属補強板が存在するため火災の延焼を防止することができ、所定の耐火性能を得ることができる。
【0024】
請求項8に記載の耐火パネルは、請求項7において、前記金属補強板が鋼板であることを特徴としている。
【0025】
上記の構成によると、耐力壁として十分な強度を剛性を確保することができる。
【0026】
請求項9に記載の耐火パネルは、請求項1〜8の何れか1項において、前記表面板が石膏ボードであることを特徴としている。
【0027】
上記の構成によると、十分な耐火性能を確保することができる。なお、耐火性能を有する表面板としては、石膏ボードの他、セメント板、コンクリート板、発泡コンクリート板、木毛セメント板等を用いることができる。
【0028】
請求項10に記載の耐火パネルを備えた壁構造の製造方法は、凸部を設けた金属板を、結合して所要の大きさとして金属補強板とする第1工程と、前記金属補強板を2枚形成し、前記凸部を内側にして対向配置し、スペーサを介して両者を結合する第2工程と、前記金属補強板の断面方向の両端部を形材で挟み、該形材と前記スペーサとを結合する第3工程と、前記第3工程で一体化された金属補強板の両面側に、耐火性能を有する表面板を取付ける第4工程とを有することを特徴としている。
【0029】
上記の構成によると、耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造を、簡単な構成で容易に実現することができる。また、第3工程までを工場で行い、施工場所で第4工程を行うことができ、容易に精度良く壁構造を製造し施工することができる。
【0030】
請求項11に記載の耐火パネルを備えた壁構造の製造方法は、請求項10において、前記第2工程において、2枚の前記金属補強板の間、および/または、前記第4工程において、前記金属補強板と表面板との間に、耐熱性を有する粒状体、繊維集合体、または発泡体を充填したことを特徴としている。
【0031】
上記の構成によると、断熱性能、防音性能に優れた壁構造を、容易に製造し施工することができる。また、壁構造の性能や施工される状況に応じて、粒状体、繊維集合体、または発泡体の充填量を調節することができる。その場合、量を変えるのみの手間で行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を、添付の図面を参照して具体的に説明する。
本発明の一実施形態としての耐火パネル1を、図1および図2を参照して説明する。耐火パネル1は、図1に示すように、平坦部3aに凸部3b・3c・3dを設けた金属補強板3と、耐火性能を有する表面板2とを積層して結合することにより構成されている。
【0033】
上記の表面材2は、耐火性能を有する平板であればよい。例えば、石膏ボードや、セメント板、コンクリート板、発泡コンクリート、木毛セメント板等を用いることができる。
【0034】
上記の金属補強板3は、金属板3X・3Y・3Zが結合されて形成されている。この金属板3Xには、断面方向一端部に凸部3cが、他端部に凸部3dが、凸部3cと凸部3dの間の中心から偏った位置に凸部3bが設けられている。それぞれの断面形状は、凸部3bは概台形であり、凸部3cは概V字形であり、凸部3dは前記凸部3cのV字形の一方の斜面に平坦部3aと平行な面が連続するようにされている。この金属板3Xと金属板3Xと同じ形状の金属板3Y・3Zとが、同じ方向となるように並べられ、隣接する一方の金属板の凸部3cと他方の金属板の凸部3dとが嵌合されて結合されている。
【0035】
次に、上記の耐火パネル1を備えた壁構造の製造方法について、図3〜図14を参照して説明する。
【0036】
(第1工程)
先ず、金属板3X・3Y・3Zが連結されて所要の大きさとされ、金属補強板3とされる。なお、金属板3X・3Y・3Zには、ロールフォーミング等により、予め平坦部3aに上述した形状の凸部3b・3c・3dが設けられている。
【0037】
(第2工程)
次に、前記金属補強板3を2枚形成し、図3に示すように、凸部3b・3c・3dを内側にして対向配置する。このとき、スペーサ5を、金属補強板3の長手方向両端部の凸部3bの頂部に載置する。また、繊維集合体4を金属補強板3の平坦部3aの上に載置する。そして、金属補強板3・3とスペーサ5とを接着剤等により固定すると、図4に示すように、金属補強板3・3は、繊維集合体4を挟んだ状態で、スペーサ5を介して接合一体化される。
【0038】
(第3工程)
そして、図5に示すように、上記工程2で一体化された金属補強板3・3を、の長手方向両端部からコの字形の断面形状の形材6・6で挟む。そして、図6に示すように、この形材6・6と、金属補強板3・3を固定しているスペーサ5とを結合する。
【0039】
(第4工程)
その次に、図7に示すように、前記第3工程で一体化された金属補強板3・3の両面側から、耐火性能を有する表面材2を取付ける。こうして、図8に示す壁構造7が製造される。この壁構造7は、図9に示すように、上記耐火パネル1を備えたものとされている。
この壁構造7は、長手方向を上下方向として(形材6・6を上下端として)、住宅等の建築物の壁構造に用いられる。この壁構造7の金属補強板3の凸部3bは、間柱を兼ねることが可能である。
【0040】
以上で説明したように、住宅等の建築物の外壁や集合住宅の界壁等の壁構造には、所定の耐火性能、断熱性能、および防音性能が要求される。しかも、それらの条件を満たしながら、簡易な構成として構成部品数を少なくし、容易に精度良く製造することが可能であることが望まれる。
【0041】
この点、本実施形態例においては、耐火パネル1は、凸部3b・3c・3dを設けた金属補強板3と、耐火性能を有する表面板2とを積層して結合することにより構成されている。これにより、耐火パネル1は剛性を有するため、間柱や金属形鋼で支持しなくても立設された状態で自立することができる。そのため、耐火パネル1の表面板2を外側にして設置するのみで、壁構造7を構成することができる。従って、壁構造7において、対向する表面板2の間が熱や音を伝達してしまう金属により連結されないものとすることができ、効率良く断熱性能、防音性能を得ることができる。そのため、断熱性能、防音性能を得るための追加工事を最小限に抑えることができる。更には、火災が起こり、火災の加熱によって表面板2が燃えて剥がれても、金属補強板3が存在するため火災の延焼を防止することができ、所定の耐火性能を得ることができる。従って、耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造7を簡易な構成で精度良く実現することが可能である。
【0042】
また、金属補強板3に設けられる凸部3b・3c・3dの高さ、数、凸部同士の間隔を適宜調整することにより、耐火パネル1の剛性を設定することができる。更には、金属補強板3は、凸部3b・3c・3dを設けることによって、面密度を変化させることなく剛性のみを高めて、コインシデンス周波数を任意の値に設定することができる。そのため、材質・板厚により決定する表面板2のコインシデンス周波数と大きく異なるように金属補強板3のコインシデンス周波数を設定し、表面板2と金属補強板3との合わせ構造とすることで、耐火パネル1のコインシデンス現象を改善することができる。
【0043】
なお、本実施形体の耐火パネル1において、金属補強板3の凸部3bの頂部と表面板2とを結合して、金属補強板3と表面板2との間に中空部を設けることで、この中空部により振動エネルギーを吸収することができる。そのため、上述したコインシデンス現象の改善に加え、その他の周波数での遮音性能を高めることが出来る。また、表面板2と金属補強板3との接触面積を小さくすることで、表面板2と金属補強板3との間の伝熱量が減少するため、耐火断熱性能が向上される。
【0044】
また、本実施形態の耐火パネル1において、凸部3bよりも平坦部3aからの高さの低い凸部が設けられてもよい。そうすると、表面板2と金属補強板3との接触面積を軽減することができると共に、金属板3の剛性を高めてコインシデンス周波数を変化させながら、表面板2と金属補強板3との合わせ構造とすることができる。そのため、耐火断熱性能を高めることと、コインシデンス現象の改善を同時に実現することができる。
【0045】
更には、本実施形体の耐火パネル1において、金属補強板3と表面材2との間に形成された中空部に、耐熱性のある粒状体、繊維集合体、または発泡体を充填してもよい。そうすると、耐熱性のある粒状体、繊維集合体、または発泡体で振動エネルギーが吸収されるため、制振性能が向上する。また、表面板2と金属補強板3との間の中空部に生じる共鳴現象による防音性能の劣化を防止することができる。更には、凸部3b・3c・3dを介して、表面板2から金属補強板3の表面板2との結合部以外の部分に伝達する音や熱を吸収することができるため、防音性能、断熱性能を向上する。
【0046】
また、本実施形態の耐火パネル1は、金属補強板3の凸部は、長手方向に延在する直線状で、壁構造の間柱を兼ねることが可能である。これにより、凸部3bが高い剛性および強度を有するため、柱としての機能を十分に果たすことができる。そのため、凸部3bの断面形状、寸法、金属補強板の材質・板厚を変更することで、耐力壁として耐火パネル1の剛性および強度を設定することができる。
【0047】
なお、金属補強板に設けられる凸部は、耐火パネル1の長手方向に直線状に設けられるものに限定されるものではない。即ち、点状にまばらに設けられるものであってもよく、または、両者が混在するものであってもよい。
【0048】
更には、本実施形態の耐火パネル1は、凸部3b・3c・3dの断面形状に、斜面を設けた。これにより、耐火パネル1を構成する金属補強板3を搬送するときに、凸部3b・3c・3dを設けた複数枚の金属補強板3を、同じ方向にして凸部3b・3c・3d同士が嵌合するように重ねることで密着して積層することができる。そのため、限られた容積内で効率良く金属補強板3を収容することができる。また、凸部3b・3c・3d同士が嵌合した状態で密着して積層されるため、運搬中の振動による傷付きを防止することができる。
【0049】
また、本実施形態の耐火パネル1は、金属補強板3の端部に、長手方向に延在する概V字形の断面形状の凸部3cを設けた。これにより、複数枚の金属補強板3を連結するときに、隣接する金属補強板3の端部の凸部3c・3c同士や、一方の金属補強板3の凸部3dの斜面と他方の金属補強板3の凸部3dとを重ねて結合面とし、この結合面をネジ等で固定することができる。このように、図10、図11に示すように、金属補強板3同士の結合面を耐火パネル1の面に対して斜めにすることができるため、結合作業を結合面に対して垂直に行うことができる。従って、金属補強板3・3同士の結合部の剛性を高くすることができると共に、結合作業を容易に確実に行うことができる。仮に、金属補強板3・3同士の結合面が耐火パネル1の面に対して垂直であると、図12に示すように、結合面に対して結合作業が斜めに行われることになり、図13に示すように、ネジ結合する場合、結合面に対して斜めに螺合されることとなる。そうすると、結合された状態の金属補強板3に振動が加わると、ネジが緩んでしまう事態が発生する。また、隣接する金属補強板3・3を結合するときに、ネジ結合する場合、ドリル等の工具により結合面を押さえ付けることになるが、本実施形態のように、凸部3cが概V字断面形状であれば、V字断面の頂部で金属補強板3の移動が抑止され、力が加わることで隣接する金属補強板3・3の結合面がスライドしてしまうことが防止される。仮に、金属補強板3・3の結合面が耐火パネル1に対して垂直であると、図14に示すように、金属補強板3の平坦部3aの面がずれてしまう事態が発生する。
【0050】
また、本実施形態の耐火パネル1の金属補強板3には、鋼板が好適に用いられる。これにより、耐力壁として十分な強度と剛性を確保することができる。
なお、金属補強板3は、鋼板に限定されるものではなく、例えば、アルミ合金板等であってもよい。また、金属製に限定されるものではなく、例えば、プラスチック板等であってもよい。
【0051】
更には、本実施形体の耐火パネル1の表面材2には、石膏ボードが好適に用いられる。これにより、十分な耐火性能を確保することができる。なお、耐火性能を有する表面板2としては、石膏ボードの他、セメント板、コンクリート板、発泡コンクリート板、木毛セメント板等を用いることができる。
【0052】
また、本実施形体の耐火パネル1を備えた壁構造7の製造方法は、凸部3b・3c・3dを設けた金属板3X・3Y・3Zを、結合して所要の大きさとして金属補強板3とする第1工程と、金属補強板3を2枚形成し、凸部3b・3c・3dを内側にして対向配置し、スペーサ5を介して両者3・3を結合する第2工程と、金属補強板3の断面方向の両端部を形材6で挟み、該形材6とスペーサ5とを結合する第3工程と、第3工程で一体化された金属補強板3・3の両面側に、耐火性能を有する表面板2を取付ける第4工程とを有する。これにより、耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造7を、簡単な構成で容易に実現することができる。また、第3工程までを工場で行い、施工場所で第4工程を行うことができ、容易に精度良く壁構造7を製造し施工することができる。
【0053】
更には、本実施形態の耐火パネル1を備えた壁構造7の製造方法は、前記第2工程において、2枚の金属補強板3・3の間に繊維集合体を充填している。これにより、断熱性能、防音性能に優れた壁構造7を、容易に製造し施工することができる。また、壁構造7の性能や施工される状況に応じて、繊維集合体4の充填量を調節することができる。その場合、量を変えるのみの手間で行うことができる。
なお、上述の説明では、補強板3は3枚の金属板3X・3Y・3Zが連結されて所要の大きさとされているが、連結される金属板の枚数は3枚に限定されるものではなく、耐火パネル1の所定寸法となるように何枚連結されるものであってもよい。
【0054】
【実施例】
次に、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
【0055】
(実施例1)
図9に示す壁構造7において、一方の表面材2を構造用合板、他方の表面材2を石膏ボードとし、構造用合板の表面板2の外側に更にモルタルを積層した。また、繊維集合体4としてグラスウールを用いた。それぞれの熱伝導率、厚さを、表1に示す。
上記のような構成とされた壁構造の、凸部3bが設けられた部分を柱部とし、他を一般部として、それぞれの熱抵抗を求めた。そして、上記の柱部と一般部の熱貫流抵抗から熱貫流率を求め、壁構造としての実質熱貫流率を求めた。それぞれの値を表1に示す。
【0056】
【表1】
Figure 2004036328
【0057】
(比較例1)
図15に示す壁構造16において、一方の面材11を構造用合板、他方の面材11を石膏ボードとした。そして、サイディング14を金属製とし、面材13には硬質ウレタンボードを用いた。また、壁構造16の隙間に充填する繊維集合体としてグラスウールを用いた。それぞれの熱伝導率、厚さを、表2に示す。
上記のような構成とされた壁構造の、対向する面材11・11が金属製間柱12により連結された部分を熱橋部とし、金属製間柱12の連結しないが面材11に接触している部分を間柱フランジとし、その他の部分を一般部として、それぞれの熱抵抗を求めた。そして、上記の柱部と一般部の熱貫流抵抗から熱貫流率を求め、壁構造16としての実質熱貫流率を求めた。それぞれの値を表2に示す。
【0058】
【表2】
Figure 2004036328
【0059】
(比較例2)
図17に示す壁構造36において、一方の面材31を構造用合板、他方の面材31を石膏ボードとした。そして、構造用合板の面材31の外側に、モルタルを積層した。また、壁構造36の隙間に充填する繊維集合体としてグラスウールを用いた。それぞれの熱伝導率、厚さを、表3に示す。
上記のような構成とされた壁構造36の、対向する面材31・31が金属製間柱32により連結された部分を熱橋部とし、金属製間柱32の連結しないが面材31に接触している部分を間柱フランジとし、その他の部分を一般部として、それぞれの熱抵抗を求めた。そして、上記の柱部と一般部の熱貫流抵抗から熱貫流率を求め、壁構造36としての実質熱貫流率を求めた。それぞれの値を表3に示す。
【0060】
【表3】
Figure 2004036328
【0061】
表1の結果によると、実施例1は実質熱貫流率が0.28であった。これに比べて、比較例1は実質熱貫流率が0.29であり、同等に低いものとされているが、金属製間柱12の両側の面材11の外側に更にサイディング14等が施されており、構成部材や製造工程数が多いものとされている。また、比較例2は、壁構造36のコインシデンス現象を簡易な構成で軽減するものとされているが、実質熱貫流率が0.47であり、実施例1の壁構造よりも高かった。
以上の結果から、本発明の壁構造であると、簡易な構成で熱貫流率を低減し、耐火断熱性能に優れたものを実現することができると言える。
【0062】
(実施例2)
実施例1に示す壁構造7において、表面材2を板厚15(mm)の強化石膏ボードとし、金属補強板3を板厚0.8(mm)の鋼板とし、金属補強板3・3間に厚さ75(mm)、密度16(kg/m)のグラスウールを充填した。この壁構造の遮音性能の測定結果を、図18に示す。
【0063】
(実施例3)
また、実施例2の壁構造において、更に表面材2と金属補強板3との間にグラスウールを充填した壁構造とした。この壁構造の遮音性能の測定結果を、図18に示す。
【0064】
(比較例3)
図16に示す壁構造26において、面材21を、板厚12.5(mm)と板厚15.0(mm)の石膏ボードを2枚重ねたものとし、間柱22を板厚1.2(mm)の軽量形鋼とした。この壁構造26の遮音性能の測定結果を、図18に示す。
【0065】
図18に示すように、上記の実施例2と実施例3とを比較すると、壁構造において、対向する金属補強板の間のみではなく、表面材と金属補強板との間にも繊維集合体が充填されることにより、表面材への制振効果が付与され、表面材のコインシデンス現象が改善された結果、実施例2の遮音等級はD40に、実施例3の遮音等級はD45に改善されている。
また、上記の実施例2と比較例3とを比較すると、図18に示すように、実施例2は遮音等級D40を全周波数帯域において満たしているが、本発明にかかる壁構造であると、簡易な構成で十分な遮音性能を得ることができることが言える。
【0066】
【発明の効果】
以上で説明したように、請求項1の発明によると、耐火パネルは剛性を有するため、間柱となる金属形鋼で支持しなくても立設された状態で自立することができる。そのため、耐火パネルの表面板を外側にして設置するのみで、壁構造を構成することができる。従って、壁構造において、対向する表面板の間が熱や音を伝達してしまう金属により連結されないものとすることができ、効率良く断熱性能、防音性能を得ることができる。そのため、断熱性能、防音性能を得るための追加工事を最小限に抑えることができる。従って、耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造を簡易な構成で精度良く実現することが可能である。
【0067】
また、補強板に設けられる凸部の高さ、数、凸部同士の間隔を適宜調整することにより、耐火パネルの剛性を設定することができる。
更には、補強板は、凸部を設けることによって、面密度を変化させることなく剛性のみを高めて、コインシデンス周波数を任意の値に設定することができる。そのため、材質・板厚により決定する表面板のコインシデンス周波数と大きく異なるように補強板のコインシデンス周波数を設定し、表面板と補強板との合わせ構造とすることで、耐火パネルのコインシデンス現象を改善することができる。
【0068】
なお、補強板の凸部の頂部と表面板とを結合して、補強板と表面板との間に中空部を設けることで、この中空部により振動エネルギーを吸収することができる。そのため、上述したコインシデンス現象の改善に加え、その他の周波数での遮音性能を高めることが出来る。また、表面板と補強板との接触面積を小さくすることで、表面板と補強板との間の伝熱量が減少するため、耐火断熱性能が向上される。
【0069】
請求項2の発明によると、表面板と補強板との接触面積を軽減することができると共に、補強板の剛性を高めてコインシデンス周波数を変化させながら、表面板と補強板との合わせ構造とすることができる。そのため、耐火断熱性能を高めることと、コインシデンス現象の改善を同時に実現することができる。
【0070】
請求項3の発明によると、耐熱性のある粒状体、繊維集合体、または発泡体で振動エネルギーを吸収されるため、制振性能が向上する。また、表面板と補強板との間の中空部に生じる共鳴現象による防音性能の劣化を防止することができる。更には、凸部を介して、表面板から補強板の表面板との結合部以外の部分に伝達する音や熱を吸収することができるため、防音性能、断熱性能が向上する。
【0071】
請求項4の発明によると、凸部が高い剛性および強度を有するため、柱としての機能を十分に果たすことができる。そのため、凸部の断面形状、寸法、補強板の材質・板厚を変更することで、耐力壁として耐火パネルの剛性および強度を設定することができる。
【0072】
請求項5の発明によると、耐火パネルを構成する補強板を搬送するときに、凸部を設けた複数枚の補強板を、同じ方向にして凸部同士が嵌合するように重ねることで密着して積層することができる。そのため、限られた容積内で効率良く補強板を収容することができる。また、凸部同士が嵌合した状態で密着して積層されるため、運搬中の振動による傷付きを防止することができる。
【0073】
請求項6の発明によると、複数枚の補強板を連結するときに、隣接する補強板の端部の凸部同士や、一方の補強板の凸部の斜面と他方の補強板の凸部とを重ねて結合面とし、この結合面をネジ等で固定することができる。このように、補強板同士の結合面を耐火パネルの面に対して斜めにすることができるため、結合面が耐火パネルの面に対して垂直である場合と比べて、結合作業を結合面に対して垂直に行うことができる。従って、補強板同士の結合部の剛性を高くすることができると共に、結合作業を容易に確実に行うことができる。
また、隣接する補強板を結合するときに、ネジ結合する場合、ドリル等の工具により結合面を押さえ付けることになるが、凸部が概V字断面形状であれば、結合面が耐火パネルに対して垂直である場合と比べて、力が加わることで隣接する補強板の結合面がスライドしてしまうことが防止される。
【0074】
請求項7の発明によると、火災が起こり、火災の加熱によって表面板が燃えて剥がれても、金属補強板が存在するため火災の延焼を防止することができ、所定の耐火性能を得ることができる。
【0075】
請求項8の発明によると、耐力壁として十分な強度を剛性を確保することができる。
【0076】
請求項9の発明によると、十分な耐火性能を確保することができる。なお、耐火性能を有する表面板としては、石膏ボードの他、セメント板、コンクリート板、発泡コンクリート板、木毛セメント板等を用いることができる。
【0077】
請求項10の発明によると、耐火性能、断熱性能、および防音性能に優れた壁構造を、簡単な構成で容易に実現することができる。また、第3工程までを工場で行い、施工場所で第4工程を行うことができ、容易に精度良く壁構造を製造し施工することができる。
【0078】
請求項11の発明によると、断熱性能、防音性能に優れた壁構造を、容易に製造し施工することができる。また、壁構造の性能や施工される状況に応じて、粒状体、繊維集合体、または発泡体の充填量を調節することができる。その場合、量を変えるのみの手間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る耐火パネルの斜視図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に掛かる壁構造の製造工程を説明する斜視図である。
【図4】同じく壁構造の製造工程を説明する斜視図である。
【図5】同じく壁構造の製造工程を説明する斜視図である。
【図6】同じく壁構造の製造工程を説明する斜視図である。
【図7】同じく壁構造の製造工程を説明する斜視図である。
【図8】同じく壁構造の斜視図である。
【図9】同じく壁構造の断面図である。
【図10】同じく壁構造の製造工程を説明する部分拡大断面図である。
【図11】図7の拡大断面図である。
【図12】従来の壁構造の製造工程を説明する部分拡大断面図である。
【図13】図9の拡大断面図である。
【図14】図9の拡大断面図である。
【図15】従来の壁構造の断面図である。
【図16】従来の壁構造の断面図である。
【図17】従来の壁構造の断面図である。
【図18】壁構造の遮音性能を示すグラフである。
【符号の説明】
1 耐火パネル
2 表面板
3 金属補強板
3a 凸部

Claims (11)

  1. 少なくとも一つ以上の凸部を設けた補強板と、耐火性能を有する表面板とを積層して結合することにより構成されたことを特徴とする耐火パネル。
  2. 前記凸部の高さよりも低い凸部を前記補強板に設けたことを特徴とする請求項1に記載の耐火パネル。
  3. 前記補強板と前記表面板との間に形成された中空部に、耐熱性のある粒状体、繊維集合体、または発泡体を充填したことを特徴とする請求項1または2に記載の耐火パネル。
  4. 前記凸部が長手方向に延材する直線状で、壁構造の間柱を兼ねることが可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の耐火パネル。
  5. 前記凸部の断面形状に、斜面を設けたことを特徴とする請求鋼1〜4の何れか1項に記載の耐火パネル。
  6. 前記補強板の端部に、長手方向に延在する概V字形の断面形状の凸部を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の耐火パネル。
  7. 前記補強板が金属補強板であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の耐火パネル。
  8. 前記金属補強板が鋼板であることを特徴とする請求項7に記載の耐火パネル。
  9. 前記表面板が石膏ボードであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の耐火パネル。
  10. 凸部を設けた金属板を、結合して所要の大きさとして金属補強板とする第1工程と、
    前記金属補強板を2枚形成し、前記凸部を内側にして対向配置し、スペーサを介して両者を固定する第2工程と、
    前記金属補強板の長手方向両端部を形材で挟み、該形材と前記スペーサとを結合する第3工程と、
    前記第3工程で一体化された金属補強板の両面側に、耐火性能を有する表面板を取付ける第4工程と
    を有することを特徴とする耐火パネルを備えた壁構造の製造方法。
  11. 前記第2工程において、2枚の前記金属補強板の間、および/または、前記第4工程において、前記金属補強板と表面板との間に、耐熱性を有する粒状体、繊維集合体、または発泡体を充填したことを特徴とする請求項10に記載の耐火パネルを備えた壁構造の製造方法。
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