JPH08120890A - 内装材の取付構造 - Google Patents

内装材の取付構造

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JPH08120890A
JPH08120890A JP23109994A JP23109994A JPH08120890A JP H08120890 A JPH08120890 A JP H08120890A JP 23109994 A JP23109994 A JP 23109994A JP 23109994 A JP23109994 A JP 23109994A JP H08120890 A JPH08120890 A JP H08120890A
Authority
JP
Japan
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wall
interior
steel plate
corrugated steel
steel sheet
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Withdrawn
Application number
JP23109994A
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English (en)
Inventor
Takao Koyama
高夫 小山
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08120890A publication Critical patent/JPH08120890A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外壁に沿った内壁,界壁,間仕切壁等を構成す
る際の施工性の向上を図ると共に壁厚を薄くする。 【構成】底部1aと凸部1bからなる波型に成形した波
型鋼板1を構成すべき壁面の全面にわたって配置するこ
とによって内装下地を構成し、この波型鋼板1に石膏ボ
ード等の内装ボード2を取り付ける。 【効果】波型鋼板が高い強度と剛性を有するため、木材
を枠状に組み合わせた木製の内装下地と比較して壁厚を
薄くすることが出来る。鋼板の遮音性能が良好なため隣
室の音を伝導することがなく、且つ不燃性と耐火性を有
するため界壁として要求される耐火性を満足することが
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波型鋼板によって構成
された内装下地に内装材を取り付けて構成した内装材の
取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の内装を行う場合、構成すべき壁の
位置に内装下地が形成され、この内装下地に断熱材や壁
材等が取り付けられる。内装下地としては木材を枠状に
組み合わせて構成するのが一般である。然し、前記内装
下地を構成する場合、現場で間柱や胴縁を枠状に組み立
てるため、ブレースが配置されているとこれを回避する
ための切欠を形成する必要があり、設備配管や電気配線
をし難い等施工性が悪いという問題がある。
【0003】本件出願人は上記問題を解決するために、
木製の縦材と横桟を組み合わせて木下地パネルを所定距
離離隔させた状態で挟み込んで起立設置した間仕切用の
下地構造を開発して特許出願している(特願平3−3583
43号)。この技術によれば、ブレースが配置されている
ような箇所であっても切欠を形成する必要がなく、且つ
設備配管や電気配線を容易に実施することが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記技術であっ
ても完全なものではなく、改良すべき幾つかの問題を有
している。例えば、木下地パネルが木製の縦材と横桟を
枠状に組み合わせて構成されるため、施工に手間が掛か
るという問題がある。また壁面に対する強度を考慮した
とき構成部材の寸法を確保することが必要となり、壁の
厚さを薄くするには限界があるという問題がある。この
問題は室内や廊下の有効面積が狭くなるという問題を派
生する。
【0005】本発明の目的は、施工性の向上と壁厚を薄
くすることが出来る内装材の取付構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る内装材の取付構造は、波型に成形した鋼
板によって内装下地を構成し、該鋼板に内装材を取り付
けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記内装材の取付構造では、内装下地を波型に
成形した鋼板(波型鋼板)によって構成し、この波型鋼
板に内装材を取り付けたので、施工性の向上をはかると
共に壁厚を薄くすることが出来る。即ち、波型鋼板は波
型の断面に対し垂直方向に高い剛性と強度を有し、特
に、材料の厚さと波型の高低差(成形された波型に於け
る凸部と凹部との間の寸法)を適宜設定することで、壁
面に対する必要な強度を発揮させることが出来る。この
ため、波型鋼板を壁面の全面にわたって配置すること
で、壁面の強度を維持して壁厚を薄くすることが出来
る。
【0008】また波型鋼板の寸法を構成すべき壁の高さ
に応じて設定し、壁面の幅方向に複数の波型鋼板を連続
して配置することで、構成すべき壁面の全面に波型鋼板
を配置して内装下地としての機能を発揮させることが出
来る。この作業は極めて容易であり、内装下地を構成す
る際の施工性を向上させることが出来る。
【0009】
【実施例】以下、上記内装材の取付構造の実施例につい
て図を用いて説明する。図1は内装材の取付構造の基本
的な構成を説明する模式図、図2は外壁に沿った内装材
の取付構造を説明する模式平面図、図3は外壁に沿った
内装材の取付構造の構成を説明する模式縦断面図、図4
は間仕切壁或いは界壁としての内装材の取付構造の構成
を説明する斜視図、図5は床及び天井との取り合い状態
を説明する図である。
【0010】本発明に係る内装材の取付構造の基本的な
構成は、図1に示すように、目的の壁面に全面にわたっ
て波型鋼板1を配置し、該波型鋼板1を内装下地として
石膏ボード等の内装ボード2を張り付けたものである。
そしてこの構成によって壁厚を薄くすると共に施工性を
向上させたものである。この内装材の取付構造は、図
2,図3に示す外壁に沿って構成される内壁,図4に示
す間仕切壁或いは界壁等に適用することが可能である。
【0011】波型鋼板1としては所定のピッチで台形状
の凹凸を繰り返して成形されたものを用いている。本実
施例では波型鋼板1として、厚さ 1.2mmの鋼板を凹凸の
高さ13mmに成形されたものを用いている。そして前記波
型鋼板1を波型の断面が壁面の上下になるように配置す
ると共に、壁面の全面を覆うように連続的に配置して固
定することで内装下地を構成している。
【0012】上記の如く配置された波型鋼板1では、壁
面の上下方向に作用する力、或いは壁面に垂直方向に作
用する力に対し高い強度と剛性を有する。従って、所定
の位置に固定された波型鋼板1に対し内装ボード2を取
り付けるに際し、タッピングビス3や釘等の締結部材を
用いた場合であっても波型鋼板1が変形するような虞は
ない。
【0013】また波型鋼板1からなる内装下地では木製
の内装下地の場合と比較して強度が充分に大きいため、
壁面に対し垂直方向に予め想定された力が作用したと
き、壁厚を薄くしても該力に対抗することが可能であ
る。即ち、木製の内装下地を用いた場合の壁厚よりも薄
くすることが可能となる。
【0014】また波型鋼板1は面密度が大きいため高い
遮音性能を発揮する。波型鋼板1の遮音性能は例えば石
膏ボードと比較した場合約10倍となり、 1.2mmの鋼板を
成形してなる波型鋼板1は12mmの石膏ボードと同等の遮
音性能を有する。このため、特に遮音性を重視する界壁
を構成する際に、該界壁を薄くすることが可能となる。
【0015】次に、本発明に係る内装材の取付構造を外
壁に沿った内壁に適用した場合について図2,図3によ
り説明する。図に於いて、例えばALCパネルやサイデ
ィング等のパネルからなる外壁材4は図示しない躯体に
取り付けられており、これ等の外壁材4によって建物の
外壁が構成されている。
【0016】外壁材4に沿って設定された内壁を構成す
べき位置に対応して床5の上面及び図示しない天井側の
梁に夫々断面がコ字状或いはL字状に形成されたランナ
ー6が固定されている。また内壁の上下に配置されたラ
ンナー6の間にはロックウール等の断熱材7が配置され
ている。
【0017】波型鋼板1は上下方向両端に於ける波型の
底部1aがランナー6のフランジ6aに当接され、複数
箇所でタッピングビス8によってランナー6に固着され
ている。このようにランナー6に固着された波型鋼板1
は上下方向及び面に対して垂直な方向に対し大きな強度
と剛性を発揮する。
【0018】上記の如くして波型鋼板1をランナー6に
固着した後、波型鋼板1の凸部1bに内装ボード2を当
接し、タッピングビス3によって固着することで外壁に
沿った内壁を構成することが可能である。
【0019】外壁に沿って内壁を構成する場合、内壁部
分に柱9及びブレース10が配置されることがある。この
場合、図2に示すように、波型鋼板1の柱9に対応する
部分を平面状に成形するか或いは平鋼板11を接続するこ
とで該柱9を回避することが可能である。またブレース
10は断熱材7を配置すべき位置に存在することとなり、
波型鋼板1に切欠等を形成することなく、ブレース10を
回避することが可能である。
【0020】尚、波型鋼板1をランナー6のフランジ6
aに固着するタッピングビス8はナベビスであることが
好ましく、また波型鋼板1に内装ボード2を取り付ける
タッピングビス3は皿ビスであることが好ましい。
【0021】次に、本発明に係る内装材の取付構造を界
壁或いは間仕切壁に適用した場合について図4,図5に
より説明する。尚、図に於いて前述の各実施例と同一部
分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0022】界壁或いは間仕切壁を構成すべき位置に対
応する床5及び天井梁12には夫々コ字状に形成されたラ
ンナー6が固定され、このランナー6の間に断熱材7が
配置されている。そしてランナー6の2つのフランジ6
aに夫々波型鋼板1がタッピングビス8によって固着さ
れ、該波型鋼板1によって内装下地が構成されている。
更に、波型鋼板1にタッピングビス3によって内装ボー
ド2が取り付けられて界壁或いは間仕切壁が構成されて
いる。
【0023】上記の如く構成された内装材の取付構造で
は、波型鋼板1が高い遮音性能を有するため隣室の音を
伝導することがない。また波型鋼板1が不燃性と耐火性
を有するため界壁に要求された防火性能を充分に満足す
ることが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
内装材の取付構造では、波型に成形された波型鋼板を構
成すべき壁面に配置して内装下地を構成し、この内装下
地に内装材が取り付けられる。このため、木製の内装下
地のように木材を枠状に組み合わせる必要がなく施工が
容易となる。また波型鋼板を建物の躯体側に固着するに
際し、波型の底部を利用することが可能であり、該波型
鋼板に内装ボードを取り付ける際にビス頭が干渉するこ
とがない。
【0025】波型鋼板によって構成された内装下地は、
上下方向及び壁面に対し垂直方向に高い強度と剛性を発
揮する。このため、内装下地自体の厚さを薄くすること
が可能となり、壁としての強度を保持して壁全体を薄く
することが出来る。また柱やブレースが配置されている
場所に壁面を構成するような場合であっても、これ等の
柱やブレースに干渉することなく容易に内装壁を構成す
ることが出来る。
【0026】また波型鋼板は木材と比較して面密度が高
く、良好な遮音性を有する。このため、界壁等に利用し
た場合、隣室の音を伝導することがない。更に、波型鋼
板は不燃性と耐火性を有するため、建築物に設定された
耐火性能を容易に満足することが出来る等の特徴を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】内装材の取付構造の基本的な構成を説明する模
式図である。
【図2】外壁に沿った内装材の取付構造の構成を説明す
る模式平面図である。
【図3】外壁に沿った内装材の取付構造の構成を説明す
る模式縦断面図である。
【図4】間仕切壁或いは界壁としての内装材の取付構造
の構成を説明する斜視図である。
【図5】床及び天井との取り合い状態を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 波型鋼板 1a 底部 1b 凸部 2 内装ボード 3,8 タッピングビス 4 外壁材 5 床 6 ランナー 6a フランジ 7 断熱材 9 柱 10 ブレース 12 天井梁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波型に成形した鋼板によって内装下地を
    構成し、該鋼板に内装材を取り付けたことを特徴とした
    内装材の取付構造。
JP23109994A 1994-09-27 1994-09-27 内装材の取付構造 Withdrawn JPH08120890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23109994A JPH08120890A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 内装材の取付構造

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JP23109994A JPH08120890A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 内装材の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH08120890A true JPH08120890A (ja) 1996-05-14

Family

ID=16918285

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23109994A Withdrawn JPH08120890A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 内装材の取付構造

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JP (1) JPH08120890A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040005553A (ko) * 2002-07-08 2004-01-16 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 내화 패널 및 이를 구비한 벽 구조의 제조 방법
JP2012215039A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Misawa Homes Co Ltd 引戸の戸袋および引戸の戸袋の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020115