JP2585354B2 - 画像濃度設定方法 - Google Patents
画像濃度設定方法Info
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- JP2585354B2 JP2585354B2 JP63081813A JP8181388A JP2585354B2 JP 2585354 B2 JP2585354 B2 JP 2585354B2 JP 63081813 A JP63081813 A JP 63081813A JP 8181388 A JP8181388 A JP 8181388A JP 2585354 B2 JP2585354 B2 JP 2585354B2
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- toner
- photoconductor
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- charging potential
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、トナーを用いて画像形成を行う画像形成
装置において、良好な画像濃度の設定を行う画像濃度設
定方法に関する。
装置において、良好な画像濃度の設定を行う画像濃度設
定方法に関する。
(b)従来の技術 電子写真方式を用いた画像形成装置では現像装置にお
けるトナー濃度の変化,現像剤の疲労によるトナー帯電
電荷の変化,感光体の疲労による感光体の帯電電位の変
化等によって感光体上に付着されるトナー量が変わり、
形成画像濃度が不安定になってしまうことがある。そこ
で従来は、たとえばメインテナンス時に、帯電器による
感光体の帯電電位を測定してその値に応じて帯電チャー
ジャ電圧を調整して感光体の帯電電位を適切なものにし
たり、感光体へのトナー付着量を測定してその値に応じ
て現像装置におけるトナー濃度を調整することによっ
て、感光体上に付着されるトナーの濃度が著しく変わっ
てしまうのを防止していた。
けるトナー濃度の変化,現像剤の疲労によるトナー帯電
電荷の変化,感光体の疲労による感光体の帯電電位の変
化等によって感光体上に付着されるトナー量が変わり、
形成画像濃度が不安定になってしまうことがある。そこ
で従来は、たとえばメインテナンス時に、帯電器による
感光体の帯電電位を測定してその値に応じて帯電チャー
ジャ電圧を調整して感光体の帯電電位を適切なものにし
たり、感光体へのトナー付着量を測定してその値に応じ
て現像装置におけるトナー濃度を調整することによっ
て、感光体上に付着されるトナーの濃度が著しく変わっ
てしまうのを防止していた。
また、トナー付着量(画像濃度)は環境湿度の影響も
受け、環境湿度が高くなるとトナー付着量が増大して画
像濃度が高くなってしまう。そこで従来、画像形成装置
本体内に除湿ヒータ等を設けることによって、環境湿度
の形成画像への影響を防止していた。
受け、環境湿度が高くなるとトナー付着量が増大して画
像濃度が高くなってしまう。そこで従来、画像形成装置
本体内に除湿ヒータ等を設けることによって、環境湿度
の形成画像への影響を防止していた。
(c)発明が解決しようとする課題 しかしながら、除湿ヒータを設けるだけでは環境湿度
の変化に十分に対応することができず、天候の変化等に
より急激に湿度が増した場合などには画像品質が低下し
てしまうことがあった。第7図は画像のガンマ特性(原
稿濃度と複写画像濃度との関係)への湿度の影響を表し
た図である。図中実線は常温・常湿下、一点鎖線は低温
・低湿下、二点鎖線は高温・高湿下での結果を示してい
る。この図から、複写画像の濃度は環境湿度の影響を受
け、湿度が高くなった場合には濃度が濃過ぎ、湿度が低
くなった場合には濃度が淡くなり過ぎることが分かる。
の変化に十分に対応することができず、天候の変化等に
より急激に湿度が増した場合などには画像品質が低下し
てしまうことがあった。第7図は画像のガンマ特性(原
稿濃度と複写画像濃度との関係)への湿度の影響を表し
た図である。図中実線は常温・常湿下、一点鎖線は低温
・低湿下、二点鎖線は高温・高湿下での結果を示してい
る。この図から、複写画像の濃度は環境湿度の影響を受
け、湿度が高くなった場合には濃度が濃過ぎ、湿度が低
くなった場合には濃度が淡くなり過ぎることが分かる。
また従来、感光体の帯電電位,現像装置のトナー濃度
等はそれぞれの検出に基づいて個別に制御され、またそ
の調整期間の間隔も長かったので感光体、現像剤の疲労
等に十分に対処することができず、画像品質の安定性に
欠ける問題があった。さらに従来は、感光体の帯電電
位,現像装置のトナー濃度等がそれぞれ個別に制御さ
れ、感光体の帯電電位に対応する感光体露光量の調整も
行われていなかったため、形成画像が硬調なものになっ
てしまうことがあった。例えば感光体の帯電電位が高く
なっても、感光体露光量が少ないままであると白色部の
電荷キャンセル量が不足して、形成画像が全体に濃く硬
調なものになってしまう。
等はそれぞれの検出に基づいて個別に制御され、またそ
の調整期間の間隔も長かったので感光体、現像剤の疲労
等に十分に対処することができず、画像品質の安定性に
欠ける問題があった。さらに従来は、感光体の帯電電
位,現像装置のトナー濃度等がそれぞれ個別に制御さ
れ、感光体の帯電電位に対応する感光体露光量の調整も
行われていなかったため、形成画像が硬調なものになっ
てしまうことがあった。例えば感光体の帯電電位が高く
なっても、感光体露光量が少ないままであると白色部の
電荷キャンセル量が不足して、形成画像が全体に濃く硬
調なものになってしまう。
この発明は、比較的短期間毎に感光体または感光体か
ら転写される転写体上のトナー濃度を検出し、その検出
値に応じて感光体の帯電電位や感光体露光量を設定する
ことにより、常時安定した良好な画像を得ることのでき
る画像濃度設定方法を提供することを目的とする。
ら転写される転写体上のトナー濃度を検出し、その検出
値に応じて感光体の帯電電位や感光体露光量を設定する
ことにより、常時安定した良好な画像を得ることのでき
る画像濃度設定方法を提供することを目的とする。
(d)課題を解決するための手段 この発明は、未使用状態検出ステップにより未使用状
態で所定時間経過したことを検出したとき、異なる複数
の電位に感光体を帯電させてトナーを付着させ、各電位
における感光体上のトナー量または感光体から転写体に
転写されたトナー量を検出し、基準となるトナー量と略
等しいトナー量が検出された電位を感光体の帯電電位と
して設定するとともに、この設定した帯電電位に基づい
て感光体露光量を設定することを特徴とする。
態で所定時間経過したことを検出したとき、異なる複数
の電位に感光体を帯電させてトナーを付着させ、各電位
における感光体上のトナー量または感光体から転写体に
転写されたトナー量を検出し、基準となるトナー量と略
等しいトナー量が検出された電位を感光体の帯電電位と
して設定するとともに、この設定した帯電電位に基づい
て感光体露光量を設定することを特徴とする。
(e)作用 この発明によれば、未使用状態で所定時間が経過した
ときに異なる複数の電位に感光体を帯電させて、各電位
における感光体上に付着または転写体に転写されたトナ
ー量を検出し、基準となるトナー量と略等しいトナー量
が検出された電位を感光体の帯電電位として設定すると
ともに、この帯電電位に基づいて感光体露光量が設定さ
れるため、比較的短時間ごとに感光体の帯電電位,感光
体露光量の補正がなされ、感光体,現像剤の疲労はもち
ろん、湿度等の環境変化にも十分に対応する。また、ト
ナー量に応じて感光体の帯電電位が設定されるためトナ
ーの付着量が適切量に設定されるとともに、感光体露光
量の設定も行われるため必要十分な露光が行われて、形
成画像が硬調になってしまうことがない。また、異なる
複数の電位に感光体を帯電させ、各電位における感光体
上のトナー量または感光体から転写体に転写されたトナ
ー量を検出し、基準となるトナー量と略等しいトナー量
が得られた電位が感光体の帯電電位として設定される。
すなわち、感光体上または感光体から転写体に転写され
たトナー量が所望のトナー量となる感光体の帯電電位を
実際に検出しているので、確実に良好な画像を得ること
ができる感光体の帯電電位および感光体露光量を設定す
ることができる。
ときに異なる複数の電位に感光体を帯電させて、各電位
における感光体上に付着または転写体に転写されたトナ
ー量を検出し、基準となるトナー量と略等しいトナー量
が検出された電位を感光体の帯電電位として設定すると
ともに、この帯電電位に基づいて感光体露光量が設定さ
れるため、比較的短時間ごとに感光体の帯電電位,感光
体露光量の補正がなされ、感光体,現像剤の疲労はもち
ろん、湿度等の環境変化にも十分に対応する。また、ト
ナー量に応じて感光体の帯電電位が設定されるためトナ
ーの付着量が適切量に設定されるとともに、感光体露光
量の設定も行われるため必要十分な露光が行われて、形
成画像が硬調になってしまうことがない。また、異なる
複数の電位に感光体を帯電させ、各電位における感光体
上のトナー量または感光体から転写体に転写されたトナ
ー量を検出し、基準となるトナー量と略等しいトナー量
が得られた電位が感光体の帯電電位として設定される。
すなわち、感光体上または感光体から転写体に転写され
たトナー量が所望のトナー量となる感光体の帯電電位を
実際に検出しているので、確実に良好な画像を得ること
ができる感光体の帯電電位および感光体露光量を設定す
ることができる。
(f)実施例 第2図はこの発明の画像濃度設定方法を適用した複写
機の正面概略図である。この複写機においては、未使用
状態で所定時間が経過したことを検知するために定着装
置の温度を検出し、その温度が所定温度(70℃)以下に
なったときにトナー量検出プロセスを行うようにしてい
る。トナー量の検出は後述する転写体上で行われその検
出結果に応じて感光体を帯電させる帯電チャージャの電
圧(感光体の帯電電位)と、原稿を走査する光源の電圧
(感光体露光量)とが設定される。
機の正面概略図である。この複写機においては、未使用
状態で所定時間が経過したことを検知するために定着装
置の温度を検出し、その温度が所定温度(70℃)以下に
なったときにトナー量検出プロセスを行うようにしてい
る。トナー量の検出は後述する転写体上で行われその検
出結果に応じて感光体を帯電させる帯電チャージャの電
圧(感光体の帯電電位)と、原稿を走査する光源の電圧
(感光体露光量)とが設定される。
複写機本体1のほぼ中央部にはベルト状の感光体2が
2個のローラに張架されて設けられている。感光体2の
周囲には、帯電器21、ブランクランプ22、現像装置23a
〜23c、転写体24、クリーニング装置25、除電ランプ26
が以上の順に配置されている。転写体24は3個のローラ
に張架されたベルト状の誘電体シートで、一部が感光体
2に当接している。その当接部には第1転写チャージャ
24aが設けられ、感光体2上のトナーが転写体24に転写
される。また転写体24の周囲には第2転写チャージャ24
b、剥離チャージャ24c、除電ランプ24d、クリーニング
装置24eが以上の順に配置されている。また第1転写チ
ャージャ24aの下流部にトナー量センサ24fが転写体24に
対向配置されている。なお第4図はトナー量センサ24f
の特性を表した図である。
2個のローラに張架されて設けられている。感光体2の
周囲には、帯電器21、ブランクランプ22、現像装置23a
〜23c、転写体24、クリーニング装置25、除電ランプ26
が以上の順に配置されている。転写体24は3個のローラ
に張架されたベルト状の誘電体シートで、一部が感光体
2に当接している。その当接部には第1転写チャージャ
24aが設けられ、感光体2上のトナーが転写体24に転写
される。また転写体24の周囲には第2転写チャージャ24
b、剥離チャージャ24c、除電ランプ24d、クリーニング
装置24eが以上の順に配置されている。また第1転写チ
ャージャ24aの下流部にトナー量センサ24fが転写体24に
対向配置されている。なお第4図はトナー量センサ24f
の特性を表した図である。
複写機本体1上面には原稿台69が設けられ、複写すべ
き原稿が載置される。原稿台69の下方部に光源61、ミラ
ー62〜66、レンズ67、色分解フィルタ68を含む光学系が
設けられている。光源61およびミラー62〜64は原稿台69
に沿って移動し、原稿台69上の原稿を走査してその反射
光をレンズ67、色分解フィルタ68、ミラー65,66を介し
て、感光体2上の露光点Pに導く。
き原稿が載置される。原稿台69の下方部に光源61、ミラ
ー62〜66、レンズ67、色分解フィルタ68を含む光学系が
設けられている。光源61およびミラー62〜64は原稿台69
に沿って移動し、原稿台69上の原稿を走査してその反射
光をレンズ67、色分解フィルタ68、ミラー65,66を介し
て、感光体2上の露光点Pに導く。
複写機本体1の右側部には用紙カセット31a,31bが設
けられ、いずれかの用紙カセットから用紙が給送されて
第2転写チャージャ24bに送られる。この用紙には第2
転写チャージャ24bにより、転写体24上のトナーが転写
され、トナー転写がされた用紙が剥離チャージャ24cに
よって転写体24から分離されて、定着装置4により定着
され、排紙トレイ5へ排紙される。なお、定着装置4は
ヒートローラを有し、その表面温度が温度センサにより
検出されている。ヒートローラ表面の温度は使用時には
百数十度の温度に制御されるが、未使用状態で長時間放
置されると環境温度程度にまで低下する。
けられ、いずれかの用紙カセットから用紙が給送されて
第2転写チャージャ24bに送られる。この用紙には第2
転写チャージャ24bにより、転写体24上のトナーが転写
され、トナー転写がされた用紙が剥離チャージャ24cに
よって転写体24から分離されて、定着装置4により定着
され、排紙トレイ5へ排紙される。なお、定着装置4は
ヒートローラを有し、その表面温度が温度センサにより
検出されている。ヒートローラ表面の温度は使用時には
百数十度の温度に制御されるが、未使用状態で長時間放
置されると環境温度程度にまで低下する。
第3図は同複写機の制御部のブロック図である。
全体の制御はCPU40によってなされ、その処理プログ
ラムは予めRAM41に記憶されている。プログラムの実行
に際してはRAM42がワーキングエリアとして用いられ
る。CPU61にはI/O45を介して定着装置4の温度が入力さ
れ、またI/O47を介してトナー量センサ24fの検出結果が
入力される。CPU40はトナー量センサ24fからの入力に応
じて、帯電チャージャ21の帯電電圧(感光体2の帯電電
位)や光源61の露光量(感光体露光量)を設定し、それ
ぞれの制御部48,49に設定値を出力する。
ラムは予めRAM41に記憶されている。プログラムの実行
に際してはRAM42がワーキングエリアとして用いられ
る。CPU61にはI/O45を介して定着装置4の温度が入力さ
れ、またI/O47を介してトナー量センサ24fの検出結果が
入力される。CPU40はトナー量センサ24fからの入力に応
じて、帯電チャージャ21の帯電電圧(感光体2の帯電電
位)や光源61の露光量(感光体露光量)を設定し、それ
ぞれの制御部48,49に設定値を出力する。
第5図(A)は感光体の帯電電位を変化させたときの
原稿濃度と複写画像濃度との関係(ガンマ特性)を表し
た図、同図(B)は光源61の露光量を変化させたときの
原稿濃度と複写画像濃度との関係(ガンマ特性)を表し
た図である。
原稿濃度と複写画像濃度との関係(ガンマ特性)を表し
た図、同図(B)は光源61の露光量を変化させたときの
原稿濃度と複写画像濃度との関係(ガンマ特性)を表し
た図である。
同図(A)において、帯電チャージャの帯電電圧を上
げると感光体の帯電電位が全体的に高くなる。そのた
め、露光量が低いままであると残留電位レベル(露光部
の電位)が高くなって低濃度領域の濃度も高くなり硬調
な画像となってしまう。同図(B)において、原稿露光
量を上げると原稿の低濃度域における電荷のキャンセル
量は増すが、高濃度域における電荷のキャンセル量はほ
とんど変わらず、そのため露光量を上げれば低濃度域で
の画像濃度が淡くなって画像が硬調なものになってしま
うのが防止される。
げると感光体の帯電電位が全体的に高くなる。そのた
め、露光量が低いままであると残留電位レベル(露光部
の電位)が高くなって低濃度領域の濃度も高くなり硬調
な画像となってしまう。同図(B)において、原稿露光
量を上げると原稿の低濃度域における電荷のキャンセル
量は増すが、高濃度域における電荷のキャンセル量はほ
とんど変わらず、そのため露光量を上げれば低濃度域で
の画像濃度が淡くなって画像が硬調なものになってしま
うのが防止される。
第6図はこれらのことから求められる感光体の帯電電
位補正量と露光量補正量との関係を表した図である。
位補正量と露光量補正量との関係を表した図である。
トナー量センサ24fによる検出結果に応じて感光体の
帯電電位(帯電チャージャ21の電圧)を補正し、それと
ともに図に示すような関係から光源61の露光量の補正を
行う。この帯電電圧と露光量との関係はRAM42に記憶さ
れており、トナー量センサ24fの検出結果に応じて帯電
電位が設定され、それに応じて露光量の設定が行われ
る。
帯電電位(帯電チャージャ21の電圧)を補正し、それと
ともに図に示すような関係から光源61の露光量の補正を
行う。この帯電電圧と露光量との関係はRAM42に記憶さ
れており、トナー量センサ24fの検出結果に応じて帯電
電位が設定され、それに応じて露光量の設定が行われ
る。
またRAM42には転写体24に付着される標準的なトナー
量(S0)も記憶されている。すなわち、感光体および現
像剤の使用初期時に、常温・常湿下で感光体2の帯電電
位(VD)を500Vに設定し、感光体2の帯電→感光体2へ
のトナー付着→転写体へのトナー転写が行われて転写体
24上のトナー量がトナー量センサ24fで検出され、その
結果が記憶されている。
量(S0)も記憶されている。すなわち、感光体および現
像剤の使用初期時に、常温・常湿下で感光体2の帯電電
位(VD)を500Vに設定し、感光体2の帯電→感光体2へ
のトナー付着→転写体へのトナー転写が行われて転写体
24上のトナー量がトナー量センサ24fで検出され、その
結果が記憶されている。
第1図はROMに記憶されている同複写機の処理手順を
表したフローチャートである。
表したフローチャートである。
まず、複写機本体の電源が投入されるとn1にてメモリ
の初期化や予備動作処理を行うとともに定着装置4のウ
ォームアップ(温度上昇)を開始する。定着装置4の温
度Tが70℃以下であれば、長時間放置されたとしてn3に
進んで感光体の帯電電位,光源61の露光量を設定する処
理を開始する。
の初期化や予備動作処理を行うとともに定着装置4のウ
ォームアップ(温度上昇)を開始する。定着装置4の温
度Tが70℃以下であれば、長時間放置されたとしてn3に
進んで感光体の帯電電位,光源61の露光量を設定する処
理を開始する。
まずn3にて感光体の帯電電位としてVD1〜VD3の3種類
の帯電電位を設定する。この帯電電位はVD1を中間値と
してVD2,VD3を上下に設定している。なおこのときにはV
D1が500Vの標準値に設定されている。n4にてそれぞれの
帯電電位でトナー量検出プロセスを行い、それぞれのト
ナー量S1〜S3を測定する。そしてそのトナー量と標準ト
ナー量S0とを比較し(n5,n6,n7)、S1〜S3のいずれかが
標準トナー量とほぼ等しければn8〜n10にて同等のトナ
ー量か得られた帯電電位を感光体の帯電電位VD′として
設定する。しかし、S1〜S3がS0と大きく異なっている場
合にはn13またはn14にて別の帯電電位VD1〜VD3を設定
し、n4にて再びトナー量検出プロセスを行い、その結果
適切なトナー量が得られた帯電電位を感光体の帯電電位
VD′として設定する(n8〜n10)。しかし、2度の設定
を行ってもなお適切なトナー量が得られない場合には、
何等かのエラーであるとしてエラー処理を行う。以上の
ようにして感光体の帯電電位が設定されれば、その帯電
電位に応じて光源61の露光量を設定し(n15)、セン
サ,キーの読み込みに戻る。
の帯電電位を設定する。この帯電電位はVD1を中間値と
してVD2,VD3を上下に設定している。なおこのときにはV
D1が500Vの標準値に設定されている。n4にてそれぞれの
帯電電位でトナー量検出プロセスを行い、それぞれのト
ナー量S1〜S3を測定する。そしてそのトナー量と標準ト
ナー量S0とを比較し(n5,n6,n7)、S1〜S3のいずれかが
標準トナー量とほぼ等しければn8〜n10にて同等のトナ
ー量か得られた帯電電位を感光体の帯電電位VD′として
設定する。しかし、S1〜S3がS0と大きく異なっている場
合にはn13またはn14にて別の帯電電位VD1〜VD3を設定
し、n4にて再びトナー量検出プロセスを行い、その結果
適切なトナー量が得られた帯電電位を感光体の帯電電位
VD′として設定する(n8〜n10)。しかし、2度の設定
を行ってもなお適切なトナー量が得られない場合には、
何等かのエラーであるとしてエラー処理を行う。以上の
ようにして感光体の帯電電位が設定されれば、その帯電
電位に応じて光源61の露光量を設定し(n15)、セン
サ,キーの読み込みに戻る。
n16にてセンサ,キーの読み込みを行い、何等かの入
力が行われれば(n17)以下にその入力に応じた処理を
行うが、何の入力も行われないまま定着装置の温度が70
℃以下になれば(未使用状態で所定時間経過すれば)、
n3に進んで上述したような帯電電位,露光量設定の処理
を行う。センサ,キーからの入力がプリントスイッチで
あれば(n18)n19にて複写処理を行う。
力が行われれば(n17)以下にその入力に応じた処理を
行うが、何の入力も行われないまま定着装置の温度が70
℃以下になれば(未使用状態で所定時間経過すれば)、
n3に進んで上述したような帯電電位,露光量設定の処理
を行う。センサ,キーからの入力がプリントスイッチで
あれば(n18)n19にて複写処理を行う。
以上のようにして定着装置4の温度が70℃以下まで低
下したときに、所定時間未使用状態であったとして帯電
電位,露光量設定の処理を行うことにより、比較的短時
間ごとに帯電電位,露光量の設定を行うことができ、感
光体,現像剤の疲労はもちろん、湿度等の環境変化にも
十分に対応することができる。また、異なる複数の電位
に感光体を帯電させ、各電位における感光体上または転
写体に転写されたトナー量を検出し、基準となるトナー
量と略等しいトナー量が得られた電位を感光体の電位と
して設定するので、確実に良好な画像を得ることができ
る感光体の帯電電位および感光体露光量を設定すること
ができる。
下したときに、所定時間未使用状態であったとして帯電
電位,露光量設定の処理を行うことにより、比較的短時
間ごとに帯電電位,露光量の設定を行うことができ、感
光体,現像剤の疲労はもちろん、湿度等の環境変化にも
十分に対応することができる。また、異なる複数の電位
に感光体を帯電させ、各電位における感光体上または転
写体に転写されたトナー量を検出し、基準となるトナー
量と略等しいトナー量が得られた電位を感光体の電位と
して設定するので、確実に良好な画像を得ることができ
る感光体の帯電電位および感光体露光量を設定すること
ができる。
なおこの実施例では定着装置4の温度が所定温度(70
℃)以下になったときに未使用状態で所定時間が経過し
たとして帯電電位,露光量設定の処理を行うようにして
いるが、タイマを設け、実際に未使用状態での時間を計
時しても良い。その場合タイマによる計時時間は例えば
2時間程度に設定される。
℃)以下になったときに未使用状態で所定時間が経過し
たとして帯電電位,露光量設定の処理を行うようにして
いるが、タイマを設け、実際に未使用状態での時間を計
時しても良い。その場合タイマによる計時時間は例えば
2時間程度に設定される。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、未使用状態で所定時
間が経過したときに感光体の帯電電位,感光体露光量の
設定がされるため比較的短時間ごとに環境条件や感光
体,現像剤の疲労度等に対応した帯電電位,感光体露光
量が設定され、常に良好な画像形成を行うことができる
とともに、これらの設定動作が行われるのは、複写プロ
セスの行われていないときなので複写速度を低下させな
い。また、感光体の帯電電位と感光体露光量との両方が
トナー量に応じて設定されるため、形成画像が硬調なも
のになってしまうのを防止することができる。また、異
なる複数の電位に感光体を帯電させ、各電位における感
光体上または転写体に転写されたトナー量を検出し、基
準となるトナー量と略等しいトナー量が得られた電位が
感光体の帯電電位として設定されるので、確実に良好な
画像を得ることができる感光体の電位および露光体露光
量を設定することができる。
間が経過したときに感光体の帯電電位,感光体露光量の
設定がされるため比較的短時間ごとに環境条件や感光
体,現像剤の疲労度等に対応した帯電電位,感光体露光
量が設定され、常に良好な画像形成を行うことができる
とともに、これらの設定動作が行われるのは、複写プロ
セスの行われていないときなので複写速度を低下させな
い。また、感光体の帯電電位と感光体露光量との両方が
トナー量に応じて設定されるため、形成画像が硬調なも
のになってしまうのを防止することができる。また、異
なる複数の電位に感光体を帯電させ、各電位における感
光体上または転写体に転写されたトナー量を検出し、基
準となるトナー量と略等しいトナー量が得られた電位が
感光体の帯電電位として設定されるので、確実に良好な
画像を得ることができる感光体の電位および露光体露光
量を設定することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例である複写機の処理手順を表
したフローチャート、第2図は同複写機の正面概略図、
第3図は同複写機の制御部のブロック図、第4図は同複
写機に使用されているトナー量センサの特性を表した
図、第5図(A),(B)はそれぞれ感光体の帯電電位
を変えたときのガンマ特性の移り変わり,原稿露光量を
変えたときのガンマ特性の移り変わりを表した図、第6
図は感光体の帯電電位の補正量と露光量補正量との関係
を表した図である。また、第7図はガンマ特性への湿度
の影響を表した図である。 2……感光体、 21……帯電チャージャ、 24……転写体、 24f……トナー量センサ、 61……光源。
したフローチャート、第2図は同複写機の正面概略図、
第3図は同複写機の制御部のブロック図、第4図は同複
写機に使用されているトナー量センサの特性を表した
図、第5図(A),(B)はそれぞれ感光体の帯電電位
を変えたときのガンマ特性の移り変わり,原稿露光量を
変えたときのガンマ特性の移り変わりを表した図、第6
図は感光体の帯電電位の補正量と露光量補正量との関係
を表した図である。また、第7図はガンマ特性への湿度
の影響を表した図である。 2……感光体、 21……帯電チャージャ、 24……転写体、 24f……トナー量センサ、 61……光源。
フロントページの続き (72)発明者 上野 幸彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 稲本 潔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 大西 一幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−169(JP,A) 特開 昭61−215576(JP,A) 特開 昭58−106573(JP,A) 特開 昭59−148069(JP,A) 特開 昭60−232560(JP,A) 特開 昭60−57868(JP,A) 特開 昭57−124363(JP,A) 特開 昭63−200169(JP,A) 特開 昭60−146256(JP,A) 特開 昭60−260066(JP,A) 特開 昭57−60348(JP,A) 特開 昭63−200168(JP,A) 実開 昭59−149149(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】未使用状態検出ステップにより未使用状態
で所定時間経過したことを検出したとき、異なる複数の
電位に感光体を帯電させてトナーを付着させ、各電位に
おける感光体上のトナー量または感光体から転写体に転
写されたトナー量を検出し、基準となるトナー量と略等
しいトナー量が検出された電位を感光体の帯電電位とし
て設定するとともに、この設定した帯電電位に基づいて
感光体露光量を設定することを特徴とする画像濃度設定
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63081813A JP2585354B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 画像濃度設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63081813A JP2585354B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 画像濃度設定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01253767A JPH01253767A (ja) | 1989-10-11 |
JP2585354B2 true JP2585354B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=13756939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63081813A Expired - Fee Related JP2585354B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 画像濃度設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585354B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138989A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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JP3674614B2 (ja) * | 2002-11-22 | 2005-07-20 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置および画像形成方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59169A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-05 | Ricoh Co Ltd | 表面電位制御装置 |
JPS59148069A (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複写装置 |
JPS59149149U (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-05 | 株式会社リコー | 電子写真記録装置のプロセス制御装置 |
JPS6057868A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-03 | Canon Inc | 画像濃度制御方法 |
JPS60146256A (ja) * | 1984-01-11 | 1985-08-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 複写機の自動濃度調整方法 |
JPS60232560A (ja) * | 1984-05-04 | 1985-11-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 乾式電子写真複写機の画像濃度制御装置 |
JPS60260066A (ja) * | 1984-06-06 | 1985-12-23 | Canon Inc | 電子写真の制御方法 |
JPS61215576A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-25 | Sanyo Electric Co Ltd | トナー濃度制御装置 |
-
1988
- 1988-04-01 JP JP63081813A patent/JP2585354B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138989A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01253767A (ja) | 1989-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |