JPH05333648A - プロセスコントロール方法 - Google Patents
プロセスコントロール方法Info
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- JPH05333648A JPH05333648A JP4140484A JP14048492A JPH05333648A JP H05333648 A JPH05333648 A JP H05333648A JP 4140484 A JP4140484 A JP 4140484A JP 14048492 A JP14048492 A JP 14048492A JP H05333648 A JPH05333648 A JP H05333648A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- density
- photoconductor
- voltage
- image
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/02—Arrangements for laying down a uniform charge
- G03G2215/026—Arrangements for laying down a uniform charge by coronas
- G03G2215/028—Arrangements for laying down a uniform charge by coronas using pointed electrodes
Landscapes
- Developing For Electrophotography (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】帯電チャージャ電圧,露光量等のプロセス条件
の補正精度を向上させる。 【構成】感光体表面にくし歯状のトナー像を形成し、ト
ナー像のトナー密度と幅とからトナー濃度を検出する。
の補正精度を向上させる。 【構成】感光体表面にくし歯状のトナー像を形成し、ト
ナー像のトナー密度と幅とからトナー濃度を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トナーを用いて像形
成を行う電子写真式の画像形成装置において、最適な濃
度で像形成を行うためのプロセス条件を設定するプロセ
スコントロール方法に関する。
成を行う電子写真式の画像形成装置において、最適な濃
度で像形成を行うためのプロセス条件を設定するプロセ
スコントロール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、環境条件(温度,湿度)や、感光体,現像剤等の経
時変化が形成画像の品質(画像の濃度)に影響を与え
る。しかしながら環境条件,経時変化等によって画質が
変わってしまうのは好ましいことではなく、従来、画像
品質が安定するような制御を行っていた。
は、環境条件(温度,湿度)や、感光体,現像剤等の経
時変化が形成画像の品質(画像の濃度)に影響を与え
る。しかしながら環境条件,経時変化等によって画質が
変わってしまうのは好ましいことではなく、従来、画像
品質が安定するような制御を行っていた。
【0003】感光体を帯電させる帯電チャージャ電圧や
現像バイアス電位等プロセス条件を一定の値に設定して
感光体上にトナー像を形成すると、常に同じ濃度のトナ
ー像が得られるはずである。しかし実際には、環境条
件、感光体,現像剤等の経時変化等により、トナー像の
濃度は変化する。このようなトナー像の濃度の変化は画
像品質に悪影響を与える。そこでトナー像の濃度(画像
品質)を安定させるために、形成されたトナー像の濃度
に基づいて帯電チャージャ電圧等のプロセス条件を適宜
設定していた。例えばプロセス条件として帯電チャージ
ャ電圧を変化させる場合であると、一定のプロセス条件
でトナー像を形成しこのトナー像の濃度が淡い場合には
帯電チャージャ電圧を高くし、トナー像の濃度が濃い場
合には帯電チャージャ電圧を低くしていた。これがプロ
セスコントロールである。
現像バイアス電位等プロセス条件を一定の値に設定して
感光体上にトナー像を形成すると、常に同じ濃度のトナ
ー像が得られるはずである。しかし実際には、環境条
件、感光体,現像剤等の経時変化等により、トナー像の
濃度は変化する。このようなトナー像の濃度の変化は画
像品質に悪影響を与える。そこでトナー像の濃度(画像
品質)を安定させるために、形成されたトナー像の濃度
に基づいて帯電チャージャ電圧等のプロセス条件を適宜
設定していた。例えばプロセス条件として帯電チャージ
ャ電圧を変化させる場合であると、一定のプロセス条件
でトナー像を形成しこのトナー像の濃度が淡い場合には
帯電チャージャ電圧を高くし、トナー像の濃度が濃い場
合には帯電チャージャ電圧を低くしていた。これがプロ
セスコントロールである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のプロセ
スコントロール方法は精度的に問題があり、しかも、非
常に濃い濃度のトナー像が形成される場合や非常に淡い
濃度のトナー像が形成される場合に画像品質の安定性が
低下してしまう問題があった。
スコントロール方法は精度的に問題があり、しかも、非
常に濃い濃度のトナー像が形成される場合や非常に淡い
濃度のトナー像が形成される場合に画像品質の安定性が
低下してしまう問題があった。
【0005】図9に示したように感光体の表面電位(帯
電チャージャによって帯電された後の感光表面の電位)
と、トナー濃度検出用のセンサ出力との関係が比例関係
でなく、しかも、低濃度部では感光体の表面電位がわず
かに変わっただけでセンサ出力が大きく変わってしま
い、高濃度部ではセンサ出力がほぼ飽和状態に達して感
光体の表面電位の変化を出力値から正確に求めることが
困難になる。帯電チャージャ電圧はセンサ出力(トナー
濃度)に基づいて設定され、感光体表面電位とセンサ出
力とが比例関係でないとコントロール精度が悪くなって
しまう。特に高濃度部,低濃度部では非常に精度が悪い
問題があった。従来のプロセスコントロールではコント
ロール精度をなるべく良くするために、図9においてA
で示した中間濃度の領域がプロセスコントロール行って
いた。しかし実際の画像形成処理時の濃度から考えると
Aの領域よりも高い濃度領域で行うことが望ましかっ
た。
電チャージャによって帯電された後の感光表面の電位)
と、トナー濃度検出用のセンサ出力との関係が比例関係
でなく、しかも、低濃度部では感光体の表面電位がわず
かに変わっただけでセンサ出力が大きく変わってしま
い、高濃度部ではセンサ出力がほぼ飽和状態に達して感
光体の表面電位の変化を出力値から正確に求めることが
困難になる。帯電チャージャ電圧はセンサ出力(トナー
濃度)に基づいて設定され、感光体表面電位とセンサ出
力とが比例関係でないとコントロール精度が悪くなって
しまう。特に高濃度部,低濃度部では非常に精度が悪い
問題があった。従来のプロセスコントロールではコント
ロール精度をなるべく良くするために、図9においてA
で示した中間濃度の領域がプロセスコントロール行って
いた。しかし実際の画像形成処理時の濃度から考えると
Aの領域よりも高い濃度領域で行うことが望ましかっ
た。
【0006】この発明の目的は、精度良く画像濃度補正
を行えるプロセスコントロール方法を提供することにあ
る。
を行えるプロセスコントロール方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、感光体表面
を帯電させる工程と、感光体表面をくし歯状に露光する
工程と、前記露光領域にトナーを付着させる工程と、前
記感光体上に付着されたトナーの濃度を検出する工程
と、検出されたトナー濃度に基づいて帯電チャージャ電
圧,露光光量等のプロセス条件を設定する工程と、を備
えたことを特徴とする。
を帯電させる工程と、感光体表面をくし歯状に露光する
工程と、前記露光領域にトナーを付着させる工程と、前
記感光体上に付着されたトナーの濃度を検出する工程
と、検出されたトナー濃度に基づいて帯電チャージャ電
圧,露光光量等のプロセス条件を設定する工程と、を備
えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】帯電工程後に感光体表面をくし歯状に露光する
と、感光体表面にはくし歯状の潜像が形成される。この
潜像の電位状態の例を図5に示している。
と、感光体表面にはくし歯状の潜像が形成される。この
潜像の電位状態の例を図5に示している。
【0009】ここで、例えば感光体の表面がV1のレベ
ルに均一帯電されている場合とV2のレベルに均一帯電
されている場合とを考える。V1,V2は高電位であ
り、トナーを付着させた場合には高濃度になるとする。
すると、感光体の表面電位ではV2−V1のレベル差が
あるにもかかわらず、実際に感光体表面にトナーを付着
させた場合にはトナー密度があまり変わらないため検出
トナー濃度に明確な差が現れない。
ルに均一帯電されている場合とV2のレベルに均一帯電
されている場合とを考える。V1,V2は高電位であ
り、トナーを付着させた場合には高濃度になるとする。
すると、感光体の表面電位ではV2−V1のレベル差が
あるにもかかわらず、実際に感光体表面にトナーを付着
させた場合にはトナー密度があまり変わらないため検出
トナー濃度に明確な差が現れない。
【0010】一方感光体表面をくし歯状に露光して図中
一点鎖線の状態や実線の状態にしたとすると、感光体の
表面電位は電位レベルに差があるばかりでなく、潜像の
幅事態も変わるようになる。これは表面電位が低いレベ
ルのときには単位電位あたりの光量が増加することにな
り、露光時に潜像の両端部の電位がキャンセルされるた
めであると考えられる。電位レベルのみでなく潜像の幅
も変わると、トナーを付着したときにトナー密度がほぼ
同じであってもトナー像の幅が変わるから検出トナー濃
度に明確な差が現れるようになる。
一点鎖線の状態や実線の状態にしたとすると、感光体の
表面電位は電位レベルに差があるばかりでなく、潜像の
幅事態も変わるようになる。これは表面電位が低いレベ
ルのときには単位電位あたりの光量が増加することにな
り、露光時に潜像の両端部の電位がキャンセルされるた
めであると考えられる。電位レベルのみでなく潜像の幅
も変わると、トナーを付着したときにトナー密度がほぼ
同じであってもトナー像の幅が変わるから検出トナー濃
度に明確な差が現れるようになる。
【0011】このような状態は表面電位が低い領域から
高い領域までの全ての領域で生じ、感光体の表面電位と
検出されるトナー濃度とが対応するようになる。
高い領域までの全ての領域で生じ、感光体の表面電位と
検出されるトナー濃度とが対応するようになる。
【0012】
【実施例】図2は一般的な複写機の概略構成を示した図
である。まずこの複写機の概略の構成を説明する。
である。まずこの複写機の概略の構成を説明する。
【0013】複写機本体1のほぼ中央部にはベルト状の
感光体2が2個のローラ間に張架されている。感光体2
の周囲には帯電チャージャ21、ブランクランプ22、
現像装置23a〜23d、転写前除電ランプ24、転写
体25、クリーニング装置26、除電ランプ27が以上
の順に配置されている。帯電チャージャ21はコロナ放
電を発生することにより感光体2表面を帯電させるもの
で、チャージャ線への印加電圧を変えることにより感光
体2の帯電電位が調節される。ブランクランプ22は感
光体2の軸方向に沿って並べられた複数のLEDを備え
ている。ブランクランプ22は帯電チャージャ21によ
って帯電された後の感光体2を部分的に露光し、感光体
2表面の電荷を部分的にキャンセルする。現像装置23
a〜23dにはトナーが収納されている。現像装置23
aにはイエローのトナー、現像装置23bにはマゼンタ
のトナー、現像装置23cにはシアンのトナー、現像装
置23dにはブラックのトナーがそれぞれ収納されてい
る。現像装置23a〜23dは感光体2表面の電荷に対
して静電的にトナーを付着させてトナー像を形成させ
る。転写前除電ランプ24はトナー像の形成後、感光体
2を露光することによって感光体2の表面電荷を除電す
る。これによって感光体2上のトナー像は感光体2から
離れ易くなり、転写体25に対して効率良く転写され
る。クリーニング装置26は転写体25へのトナー像転
写後に感光体2上に残留したトナーを回収,除去する。
除電ランプ27は感光体2表面の残留電位を除電する。
感光体2が2個のローラ間に張架されている。感光体2
の周囲には帯電チャージャ21、ブランクランプ22、
現像装置23a〜23d、転写前除電ランプ24、転写
体25、クリーニング装置26、除電ランプ27が以上
の順に配置されている。帯電チャージャ21はコロナ放
電を発生することにより感光体2表面を帯電させるもの
で、チャージャ線への印加電圧を変えることにより感光
体2の帯電電位が調節される。ブランクランプ22は感
光体2の軸方向に沿って並べられた複数のLEDを備え
ている。ブランクランプ22は帯電チャージャ21によ
って帯電された後の感光体2を部分的に露光し、感光体
2表面の電荷を部分的にキャンセルする。現像装置23
a〜23dにはトナーが収納されている。現像装置23
aにはイエローのトナー、現像装置23bにはマゼンタ
のトナー、現像装置23cにはシアンのトナー、現像装
置23dにはブラックのトナーがそれぞれ収納されてい
る。現像装置23a〜23dは感光体2表面の電荷に対
して静電的にトナーを付着させてトナー像を形成させ
る。転写前除電ランプ24はトナー像の形成後、感光体
2を露光することによって感光体2の表面電荷を除電す
る。これによって感光体2上のトナー像は感光体2から
離れ易くなり、転写体25に対して効率良く転写され
る。クリーニング装置26は転写体25へのトナー像転
写後に感光体2上に残留したトナーを回収,除去する。
除電ランプ27は感光体2表面の残留電位を除電する。
【0014】転写体25は3個のローラ間に張架された
誘電体シートからなる。転写体25は、感光体2の周速
度と同速度で回転される。転写体25には感光体2が当
接されてその当接位置に1次転写ローラ25aが配設さ
れている一次転写ローラ25aは感光体2上に形成され
たトナー像を転写体25に転写させる。転写体25の周
囲には一次転写ローラ25aの他に、ガンマセンサ25
b、二次転写ローラ25c、クリーニング装置25dが
配置されている。一次転写ローラ25aは上記したよう
に感光体2上のトナー像を転写体25に転写する。そし
て二次転写ローラ25cは転写体25上のトナー像を用
紙に転写する。クリーニング装置25dは転写体25上
の残留トナーを除去する。なおガンマセンサ25bは後
述するテストモード時に転写体25上に形成されるトナ
ーパッチのトナー濃度を検出するものである。ガンマセ
ンサ25bは反射型の光センサであり、転写体25上の
トナーの濃度を検出する。
誘電体シートからなる。転写体25は、感光体2の周速
度と同速度で回転される。転写体25には感光体2が当
接されてその当接位置に1次転写ローラ25aが配設さ
れている一次転写ローラ25aは感光体2上に形成され
たトナー像を転写体25に転写させる。転写体25の周
囲には一次転写ローラ25aの他に、ガンマセンサ25
b、二次転写ローラ25c、クリーニング装置25dが
配置されている。一次転写ローラ25aは上記したよう
に感光体2上のトナー像を転写体25に転写する。そし
て二次転写ローラ25cは転写体25上のトナー像を用
紙に転写する。クリーニング装置25dは転写体25上
の残留トナーを除去する。なおガンマセンサ25bは後
述するテストモード時に転写体25上に形成されるトナ
ーパッチのトナー濃度を検出するものである。ガンマセ
ンサ25bは反射型の光センサであり、転写体25上の
トナーの濃度を検出する。
【0015】複写機本体1内の上面には原稿台61が設
けられている。原稿台61の下方には、光源6a,6
b、ミラー6c〜6g、色分解フィルタ6h、レンズ6
iを含む光学系6が設けられている。光学系6は、複写
プロセス時に原稿体61上の原稿を走査して原稿の反射
光を感光体2上に導く(図中一点鎖線)。複写機本体1
の右側面部には用紙カセット3a,3b、手差しトレイ
3cを含む給紙部3が設けられている。用紙カセット3
aまたは3bあるいは手差しトレイ3cのいずれかに収
納されている用紙は、転写体25の二次転写ローラ25
cの位置へ給送される。この用紙に転写体25上のトナ
ー像が転写される。複写機本体1内の左側部には定着装
置4が設けられている。定着装置はヒータを内包するロ
ーラ(上定着ローラ)4aと上定着ローラ4aに圧接す
る下定着ローラ4bとを備えている。複写機本体1の左
側面には排紙トレイ5が設けられている。
けられている。原稿台61の下方には、光源6a,6
b、ミラー6c〜6g、色分解フィルタ6h、レンズ6
iを含む光学系6が設けられている。光学系6は、複写
プロセス時に原稿体61上の原稿を走査して原稿の反射
光を感光体2上に導く(図中一点鎖線)。複写機本体1
の右側面部には用紙カセット3a,3b、手差しトレイ
3cを含む給紙部3が設けられている。用紙カセット3
aまたは3bあるいは手差しトレイ3cのいずれかに収
納されている用紙は、転写体25の二次転写ローラ25
cの位置へ給送される。この用紙に転写体25上のトナ
ー像が転写される。複写機本体1内の左側部には定着装
置4が設けられている。定着装置はヒータを内包するロ
ーラ(上定着ローラ)4aと上定着ローラ4aに圧接す
る下定着ローラ4bとを備えている。複写機本体1の左
側面には排紙トレイ5が設けられている。
【0016】通常の複写プロセスを簡単に説明する。通
常の複写プロセスはまず、感光体2が帯電チャージャ2
1によって帯電され、この感光体2に光学系6によって
原稿反射光が導かれる。すると感光体2上には静電潜像
が形成される。このとき、原稿反射光が照射された領域
の外側(画像領域外)はブランクランプ22によって露
光され、表面電荷がキャンセルされる。前記静電潜像に
は現像装置23a〜23dのいずれかによってトナーが
付着され、トナー像が形成される。このようにして形成
されたこのトナー像は一次転写ローラ25aによって転
写体25に転写される。さらに転写体25上のトナー像
は二次転写ローラ25cによって、給紙部3から給紙さ
れてきた用紙に転写される。この用紙は定着装置4に送
られて定着処理された後、排紙トレイ5に排出される。
常の複写プロセスはまず、感光体2が帯電チャージャ2
1によって帯電され、この感光体2に光学系6によって
原稿反射光が導かれる。すると感光体2上には静電潜像
が形成される。このとき、原稿反射光が照射された領域
の外側(画像領域外)はブランクランプ22によって露
光され、表面電荷がキャンセルされる。前記静電潜像に
は現像装置23a〜23dのいずれかによってトナーが
付着され、トナー像が形成される。このようにして形成
されたこのトナー像は一次転写ローラ25aによって転
写体25に転写される。さらに転写体25上のトナー像
は二次転写ローラ25cによって、給紙部3から給紙さ
れてきた用紙に転写される。この用紙は定着装置4に送
られて定着処理された後、排紙トレイ5に排出される。
【0017】上記の通常の複写プロセスはプリントスイ
ッチを操作することによって行われる。一方長時間複写
プロセスが行われなかったときにはテストモードに入る
ようになっている。複写機の電源がオンされたときや、
電源オン中でも複写プロセスが行われなかったときであ
る。テストモードはプロセス条件(帯電電圧,露光電
圧,現像バイアス電圧等)を設定(変更)するためのモ
ードである。テストモードにより感光体の劣化状態,露
光用光源の劣化状態,現像剤の劣化状態等に応じたプロ
セス条件が設定され、常に安定した品質(濃度)の画像
を得ることができるようになる。テストモードが設定さ
れたときには感光体2上にトナー濃度検出用のテストパ
ッチ(トナー像)が形成され、このテストパッチが転写
体25に転写される。そして、該テストパッチのトナー
濃度が転写体25に対向配置されているガンマセンサ2
5bにより検出され、検出されたトナー濃度に基づいて
プロセス条件が設定される(プロセスコントロール)。
なお、テストパッチは用紙に転写されることなく、クリ
ーニング装置25dによって回収される。
ッチを操作することによって行われる。一方長時間複写
プロセスが行われなかったときにはテストモードに入る
ようになっている。複写機の電源がオンされたときや、
電源オン中でも複写プロセスが行われなかったときであ
る。テストモードはプロセス条件(帯電電圧,露光電
圧,現像バイアス電圧等)を設定(変更)するためのモ
ードである。テストモードにより感光体の劣化状態,露
光用光源の劣化状態,現像剤の劣化状態等に応じたプロ
セス条件が設定され、常に安定した品質(濃度)の画像
を得ることができるようになる。テストモードが設定さ
れたときには感光体2上にトナー濃度検出用のテストパ
ッチ(トナー像)が形成され、このテストパッチが転写
体25に転写される。そして、該テストパッチのトナー
濃度が転写体25に対向配置されているガンマセンサ2
5bにより検出され、検出されたトナー濃度に基づいて
プロセス条件が設定される(プロセスコントロール)。
なお、テストパッチは用紙に転写されることなく、クリ
ーニング装置25dによって回収される。
【0018】テストモード時の動作を帯電電位のコント
ロールを例に説明する。
ロールを例に説明する。
【0019】図3は感光体2上にテストパッチを形成す
るための構成を示した図である。ブランクランプ22は
前記したように感光体2の軸方向に沿って複数のLED
を並べたものである。ブランクランプ22と感光体2と
の間にはスクリーンスリット22aが設けられている。
スクリーンスリット22aは、ブランクランプ22の前
面に設けられた板状体に、感光体2の周面方向に沿って
複数のスリット22bを形成したものである。スクリー
ンスリット22aは、ブランクランプ22の前面部から
退避可能に設けられており、図中実線の位置または破線
の位置に移動する。ブランクランプ22が実線の位置に
あるときには、ブランクランプ22の光はスリット22
bの部分だけ感光体を露光する。すなわち感光体2はく
し歯状に露光される。またブランクランプ22が破線の
位置にあるときには、ブランクランプ22の光は感光体
2の表面を均一に露光する。ブランクランプ22および
スクリーンスリット22aを制御することによって図4
に示したように感光体の表面に電荷を形成することがで
きる。図4は感光体2を切り開いた状態を示しており、
図中長手方向は感光体2の周面方向を示している。図中
ハッチングで示した領域2a,2b,2cはブランクラ
ンプ22の位置を通過後に電荷が載っている領域を示し
ている。したがってハッチング以外の領域がブランクラ
ンプ22によって露光された領域である。領域2a,2
b,2cにトナーが付着されテストパッチが形成され
る。
るための構成を示した図である。ブランクランプ22は
前記したように感光体2の軸方向に沿って複数のLED
を並べたものである。ブランクランプ22と感光体2と
の間にはスクリーンスリット22aが設けられている。
スクリーンスリット22aは、ブランクランプ22の前
面に設けられた板状体に、感光体2の周面方向に沿って
複数のスリット22bを形成したものである。スクリー
ンスリット22aは、ブランクランプ22の前面部から
退避可能に設けられており、図中実線の位置または破線
の位置に移動する。ブランクランプ22が実線の位置に
あるときには、ブランクランプ22の光はスリット22
bの部分だけ感光体を露光する。すなわち感光体2はく
し歯状に露光される。またブランクランプ22が破線の
位置にあるときには、ブランクランプ22の光は感光体
2の表面を均一に露光する。ブランクランプ22および
スクリーンスリット22aを制御することによって図4
に示したように感光体の表面に電荷を形成することがで
きる。図4は感光体2を切り開いた状態を示しており、
図中長手方向は感光体2の周面方向を示している。図中
ハッチングで示した領域2a,2b,2cはブランクラ
ンプ22の位置を通過後に電荷が載っている領域を示し
ている。したがってハッチング以外の領域がブランクラ
ンプ22によって露光された領域である。領域2a,2
b,2cにトナーが付着されテストパッチが形成され
る。
【0020】ここで領域2a,2b,2cの表面電位状
態を説明する。例えば、上記の領域2a,2b,2cの
表面電位がそれぞれ、2a=560V、2b=580
V、2c=540Vに帯電されている場合、各テストパ
ッチの電位状態は図5のようになっている。図中実線は
領域2aの電位、一点鎖線は領域2bの電位、二点鎖線
は領域2cの電位を示している。図からわかるようにテ
ストパッチの潜像電荷(スリット露光された後に残って
いる電荷)の幅は露光前の感光体表面電位によって変化
し、表面電位が低いほど狭くなる。これは表面電位が低
くなると単位電位あたりの光量が増加して潜像形成時に
潜像のエッジ部の電荷キャンセル量が変化するためであ
ると考えられる。このようにして表面電位に応じてテス
トパッチの潜像電荷部分の幅が変化する。
態を説明する。例えば、上記の領域2a,2b,2cの
表面電位がそれぞれ、2a=560V、2b=580
V、2c=540Vに帯電されている場合、各テストパ
ッチの電位状態は図5のようになっている。図中実線は
領域2aの電位、一点鎖線は領域2bの電位、二点鎖線
は領域2cの電位を示している。図からわかるようにテ
ストパッチの潜像電荷(スリット露光された後に残って
いる電荷)の幅は露光前の感光体表面電位によって変化
し、表面電位が低いほど狭くなる。これは表面電位が低
くなると単位電位あたりの光量が増加して潜像形成時に
潜像のエッジ部の電荷キャンセル量が変化するためであ
ると考えられる。このようにして表面電位に応じてテス
トパッチの潜像電荷部分の幅が変化する。
【0021】上記の2a,2b,2cの領域の潜像電荷
にトナーが付着される。このトナー像がテストパッチで
ある(以下テストパッチを2a,2b,2cと示す)。
テストパッチ2a,2b,2cは転写体25に転写さ
れ、該テストパッチ2a,2b,2cの濃度がガンマセ
ンサ25bによって検出される。ガンマセンサ25bは
転写体の軸方向に沿って設けられたラインセンサからな
る。上記したように2a,2b,2cの幅は感光体の表
面電位に応じて変わり、表面電位か高いほど広くなる。
この結果、図6に示したように、感光体の表面電位が低
い領域から高い領域までの広い範囲で、感光体の表面電
位と(実際のトナー付着量)とセンサ出力とが比例する
ようになり、感光体表面電位レベルが高い状態でも正確
な検知を行うことができるようになる。このようにして
トナー濃度が高い場合でも低い場合であっても感光体上
のトナー付着量を正確に検出できるようになる。このよ
うにして検出されたトナー濃度に基づいて帯電チャージ
ャの電圧が設定される。すなわち検出されるトナー濃度
が一定値になるように帯電チャージャの電圧を設定す
る。帯電チャージャの電圧が高くなるようにするとトナ
ー濃度が高くなり、帯電チャージャの電圧が低くなるよ
うにするとトナー濃度が低くなる。複写機本体の制御部
には標準のトナー濃度が記憶されており、テストパッチ
の濃度とこの標準トナー濃度とが比較される。そして標
準トナー濃度と近似する濃度のテストパッチが得られた
ときの帯電チャージャ電圧がプロセス条件(複写処理時
の電圧)として設定される。
にトナーが付着される。このトナー像がテストパッチで
ある(以下テストパッチを2a,2b,2cと示す)。
テストパッチ2a,2b,2cは転写体25に転写さ
れ、該テストパッチ2a,2b,2cの濃度がガンマセ
ンサ25bによって検出される。ガンマセンサ25bは
転写体の軸方向に沿って設けられたラインセンサからな
る。上記したように2a,2b,2cの幅は感光体の表
面電位に応じて変わり、表面電位か高いほど広くなる。
この結果、図6に示したように、感光体の表面電位が低
い領域から高い領域までの広い範囲で、感光体の表面電
位と(実際のトナー付着量)とセンサ出力とが比例する
ようになり、感光体表面電位レベルが高い状態でも正確
な検知を行うことができるようになる。このようにして
トナー濃度が高い場合でも低い場合であっても感光体上
のトナー付着量を正確に検出できるようになる。このよ
うにして検出されたトナー濃度に基づいて帯電チャージ
ャの電圧が設定される。すなわち検出されるトナー濃度
が一定値になるように帯電チャージャの電圧を設定す
る。帯電チャージャの電圧が高くなるようにするとトナ
ー濃度が高くなり、帯電チャージャの電圧が低くなるよ
うにするとトナー濃度が低くなる。複写機本体の制御部
には標準のトナー濃度が記憶されており、テストパッチ
の濃度とこの標準トナー濃度とが比較される。そして標
準トナー濃度と近似する濃度のテストパッチが得られた
ときの帯電チャージャ電圧がプロセス条件(複写処理時
の電圧)として設定される。
【0022】上記のようにテストパッチのトナー濃度に
基づいて帯電チャージャの電圧がコントロールされる。
通常複写機においては帯電チャージャの電圧を変えると
き、原稿の露光用光源6a,6bの露光量も変化させ
る。光源6a,6bの露光量は帯電チャージャの電圧に
基づいて設定され、その関係は例えば図7に示したもの
になる。このようにして帯電チャージャ電圧,露光量等
のプロセス条件を設定する。なお現像バイアス電圧,転
写電圧等も変えるようにしてもよい。
基づいて帯電チャージャの電圧がコントロールされる。
通常複写機においては帯電チャージャの電圧を変えると
き、原稿の露光用光源6a,6bの露光量も変化させ
る。光源6a,6bの露光量は帯電チャージャの電圧に
基づいて設定され、その関係は例えば図7に示したもの
になる。このようにして帯電チャージャ電圧,露光量等
のプロセス条件を設定する。なお現像バイアス電圧,転
写電圧等も変えるようにしてもよい。
【0023】図8は複写機の制御部のブロック図であ
る。
る。
【0024】全体の制御はCPU40によってなされ、
その処理プログラムは予めRAM41に記憶されてい
る。CPU40にはI/O45を介して定着装置4の温
度が入力され、また、I/O47を介してガンマセンサ
25bの検出結果が入力される。ガンマセンサ25bは
テストパッチのトナー像の濃度を検出する。CPU40
はトナー濃度を受け付け、その値に基づいて帯電チャー
ジャの21の電圧や原稿露光用の光源6a,6bの光量
を制御する。CPU40にはI/O46を介して帯電チ
ャージャ21の電圧制御部48や、光源6a,6bの制
御部49が接続されている。RAM42には標準トナー
濃度S0や、帯電チャージャの電圧と露光量との関係
(図7に示した関係)を示すテーブル等が記憶されてい
る。なお標準トナー濃度S0は、感光体および現像剤の
使用初期時に、像形成モード時のプロセス条件として帯
電チャージャ電圧(VD)を500Vに設定してテスト
パッチを形成したときにガンマセンサ25bによって検
出されるトナー濃度である。
その処理プログラムは予めRAM41に記憶されてい
る。CPU40にはI/O45を介して定着装置4の温
度が入力され、また、I/O47を介してガンマセンサ
25bの検出結果が入力される。ガンマセンサ25bは
テストパッチのトナー像の濃度を検出する。CPU40
はトナー濃度を受け付け、その値に基づいて帯電チャー
ジャの21の電圧や原稿露光用の光源6a,6bの光量
を制御する。CPU40にはI/O46を介して帯電チ
ャージャ21の電圧制御部48や、光源6a,6bの制
御部49が接続されている。RAM42には標準トナー
濃度S0や、帯電チャージャの電圧と露光量との関係
(図7に示した関係)を示すテーブル等が記憶されてい
る。なお標準トナー濃度S0は、感光体および現像剤の
使用初期時に、像形成モード時のプロセス条件として帯
電チャージャ電圧(VD)を500Vに設定してテスト
パッチを形成したときにガンマセンサ25bによって検
出されるトナー濃度である。
【0025】図1はプロセス条件(帯電チャージャ電圧
および露光量)を設定する処理手順を示したフローチャ
ートである。
および露光量)を設定する処理手順を示したフローチャ
ートである。
【0026】複写機本体の電源が投入されるとn1にて
メモリの初期化や予備動作処理等を行うとともに定着装
置4のウォームアップ(温度上昇)を開始する。定着装
置4の温度Tが70℃以下であれば、未使用状態で長時
間放置されたとしてn3に進んで帯電チャージャ電圧等
を設定するテストモードに進む。
メモリの初期化や予備動作処理等を行うとともに定着装
置4のウォームアップ(温度上昇)を開始する。定着装
置4の温度Tが70℃以下であれば、未使用状態で長時
間放置されたとしてn3に進んで帯電チャージャ電圧等
を設定するテストモードに進む。
【0027】まずn3にて3種類の帯電チャージャ電圧
VD1,VD2,VD3が設定される。VD1には現在
設定されている帯電チャージャ電圧が設定され、VD2
にはVD1より若干高い帯電チャージャ電圧が設定さ
れ、さらにVD3にはVD1より若干低い帯電チャージ
ャ電圧が設定される。具体的には例えば、VD1=50
0V、VD2=520V、VD3=480Vが設定され
る。このようにな条件で3種類のテストパッチ2a,2
b,2cを感光体2上に形成し、転写体25に転写した
後各テストパッチの濃度をガンマセンサ25bで読み込
む(n4)。ここでテストパッチ2aのトナー濃度をS
1、テストパッチ2bのトナー濃度をS2、テストパッ
チ2cのトナー濃度をS3とする。トナー濃度S1〜S
3はそれぞれ標準トナー濃度S0と比較される(n5〜
n7)。そしてS1〜S3のうち標準トナー濃度S0と
近似する値のトナー像が得られた帯電チャージャ電圧が
画像形成モード時の帯電チャージャ電圧として設定する
(n8〜n10)。
VD1,VD2,VD3が設定される。VD1には現在
設定されている帯電チャージャ電圧が設定され、VD2
にはVD1より若干高い帯電チャージャ電圧が設定さ
れ、さらにVD3にはVD1より若干低い帯電チャージ
ャ電圧が設定される。具体的には例えば、VD1=50
0V、VD2=520V、VD3=480Vが設定され
る。このようにな条件で3種類のテストパッチ2a,2
b,2cを感光体2上に形成し、転写体25に転写した
後各テストパッチの濃度をガンマセンサ25bで読み込
む(n4)。ここでテストパッチ2aのトナー濃度をS
1、テストパッチ2bのトナー濃度をS2、テストパッ
チ2cのトナー濃度をS3とする。トナー濃度S1〜S
3はそれぞれ標準トナー濃度S0と比較される(n5〜
n7)。そしてS1〜S3のうち標準トナー濃度S0と
近似する値のトナー像が得られた帯電チャージャ電圧が
画像形成モード時の帯電チャージャ電圧として設定する
(n8〜n10)。
【0028】上記のようにS1〜S3のトナー濃度のう
ちのいずれかが標準トナー濃度S0と近似している場合
にはそのときの帯電チャージャ電圧が複写処理時の帯電
チャージャ電圧として設定される。しかし、いずれのト
ナー濃度も標準トナー濃度S0から大きくずれている場
合には帯電チャージャ電圧が再設定されて再度トナー濃
度の検出処理が行われる。再設定される帯電チャージャ
電圧はS1〜S3のトナー濃度の状態に基づいて設定さ
れる。トナー濃度S1〜S3は濃い順にS2,S1,S
3である。そこで例えば、テストパッチ2bの濃度S2
が標準トナー濃度S0に比してまだ淡すぎる場合にはテ
ストパッチ2bの帯電チャージャ電圧VD2よりもさら
に高い電圧を設定してテストパッチを形成させる。例え
ば、VD1′=560V、VD2′=580V、VD
3′=540Vに設定される。また、テストパッチ2c
の濃度S3が標準トナー濃度S0に比して濃すぎる場合
にはテストパッチ2cの帯電チャージャ電圧VD3より
もさらに低い電圧を設定してテストパッチを形成させ
る。例えば、VD1″=440V、VD2″=460
V、VD3″=420Vに設定される。
ちのいずれかが標準トナー濃度S0と近似している場合
にはそのときの帯電チャージャ電圧が複写処理時の帯電
チャージャ電圧として設定される。しかし、いずれのト
ナー濃度も標準トナー濃度S0から大きくずれている場
合には帯電チャージャ電圧が再設定されて再度トナー濃
度の検出処理が行われる。再設定される帯電チャージャ
電圧はS1〜S3のトナー濃度の状態に基づいて設定さ
れる。トナー濃度S1〜S3は濃い順にS2,S1,S
3である。そこで例えば、テストパッチ2bの濃度S2
が標準トナー濃度S0に比してまだ淡すぎる場合にはテ
ストパッチ2bの帯電チャージャ電圧VD2よりもさら
に高い電圧を設定してテストパッチを形成させる。例え
ば、VD1′=560V、VD2′=580V、VD
3′=540Vに設定される。また、テストパッチ2c
の濃度S3が標準トナー濃度S0に比して濃すぎる場合
にはテストパッチ2cの帯電チャージャ電圧VD3より
もさらに低い電圧を設定してテストパッチを形成させ
る。例えば、VD1″=440V、VD2″=460
V、VD3″=420Vに設定される。
【0029】このようにして再設定された帯電チャージ
ャ電圧によりテストパッチ2a〜2cが形成され、その
トナー濃度S1〜S3が検出される。そして検出された
トナー濃度のうち標準トナー濃度S0と近似しているト
ナー濃度になったテストパッチの帯電チャージャ電圧を
複写処理を行うときの帯電チャージャ電圧として設定す
る(n4〜n14)。このようにして設定された帯電チ
ャージャ電圧に応じて原稿露光用光源の露光量を設定す
る(n15)。
ャ電圧によりテストパッチ2a〜2cが形成され、その
トナー濃度S1〜S3が検出される。そして検出された
トナー濃度のうち標準トナー濃度S0と近似しているト
ナー濃度になったテストパッチの帯電チャージャ電圧を
複写処理を行うときの帯電チャージャ電圧として設定す
る(n4〜n14)。このようにして設定された帯電チ
ャージャ電圧に応じて原稿露光用光源の露光量を設定す
る(n15)。
【0030】以上のように設定された帯電チャージャ電
圧,露光量に基づいて複写プロセスが実行される(n1
6〜n19)。
圧,露光量に基づいて複写プロセスが実行される(n1
6〜n19)。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、帯電チャージャ電
圧,原稿露光量等のプロセス条件を設定するときに試験
的に形成されるトナー像(テストパッチ)がくし歯状に
なり、付着したトナーの密度と幅とからトナー像の濃度
が求められる。このため、密度からのみトナー像を求め
る方法に比して検出精度が向上し、特に、低濃度領域,
高濃度領域での検出精度が良くなって実際に画像を形成
する濃度領域でテスト用のトナー像を形成して画像の濃
度状態をテストすることができる。したがってプロセス
コントロールの精度を向上させることができる。
圧,原稿露光量等のプロセス条件を設定するときに試験
的に形成されるトナー像(テストパッチ)がくし歯状に
なり、付着したトナーの密度と幅とからトナー像の濃度
が求められる。このため、密度からのみトナー像を求め
る方法に比して検出精度が向上し、特に、低濃度領域,
高濃度領域での検出精度が良くなって実際に画像を形成
する濃度領域でテスト用のトナー像を形成して画像の濃
度状態をテストすることができる。したがってプロセス
コントロールの精度を向上させることができる。
【図1】プロセス条件の設定手順例を示したフローチャ
ート
ート
【図2】複写機の概略構成を示した図
【図3】ブランクランプ部の構成を示した図
【図4】テストパッチの例を示した図
【図5】テストパッチ部の感光体表面電圧状態例を示し
た図
た図
【図6】トナーパッチの感光体表面電位とセンサ出力と
の関係を示した図
の関係を示した図
【図7】帯電電圧補正量と露光補正量との関係を示した
図
図
【図8】複写機の制御部の部分ブロック図
【図9】従来の構成におけるトナーパッチの感光体表面
電位とセンサ出力との関係を示した図
電位とセンサ出力との関係を示した図
Claims (1)
- 【請求項1】感光体表面を帯電させる工程と、 感光体表面をくし歯状に露光する工程と、 前記露光領域にトナーを付着させる工程と、 前記感光体上に付着されたトナーの濃度を検出する工程
と、 検出されたトナー濃度に基づいて帯電チャージャ電圧,
露光光量等のプロセス条件を設定する工程と、 を備えたプロセスコントロール方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140484A JPH05333648A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | プロセスコントロール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140484A JPH05333648A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | プロセスコントロール方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05333648A true JPH05333648A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15269680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4140484A Pending JPH05333648A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | プロセスコントロール方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05333648A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08152767A (ja) * | 1994-09-28 | 1996-06-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6336008B1 (en) | 1999-07-28 | 2002-01-01 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus with adjustable image density and method |
US6341203B1 (en) | 1999-07-28 | 2002-01-22 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method with adjustable image density factor |
JP2002287440A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6483997B1 (en) | 1999-07-28 | 2002-11-19 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method for electrifying and developing bias control features |
JP2011221233A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP4140484A patent/JPH05333648A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08152767A (ja) * | 1994-09-28 | 1996-06-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6336008B1 (en) | 1999-07-28 | 2002-01-01 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus with adjustable image density and method |
US6341203B1 (en) | 1999-07-28 | 2002-01-22 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method with adjustable image density factor |
US6415114B1 (en) | 1999-07-28 | 2002-07-02 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method |
US6483997B1 (en) | 1999-07-28 | 2002-11-19 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method for electrifying and developing bias control features |
US6621991B2 (en) | 1999-07-28 | 2003-09-16 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus with predetermined target density and method |
JP2002287440A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4724305B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2011-07-13 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2011221233A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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