JP2585047B2 - 物品収集設備 - Google Patents

物品収集設備

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JP2585047B2
JP2585047B2 JP3595988A JP3595988A JP2585047B2 JP 2585047 B2 JP2585047 B2 JP 2585047B2 JP 3595988 A JP3595988 A JP 3595988A JP 3595988 A JP3595988 A JP 3595988A JP 2585047 B2 JP2585047 B2 JP 2585047B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数種の物品を同一種類の物品毎に区分け
した状態で保管し、且つ、取り出し物品の指示情報に基
づいて指示された物品を自動的に物品取り出し箇所に取
り出す保管設備と、その保管設備により前記物品取り出
し箇所に取り出され、且つ、その物品取り出し箇所から
作業員によって取り出された物品を収納する物品収納部
を備えた移動車とを利用して、複数種の物品を設定個数
毎に収集させるための物品収集設備に関する。
〔従来の技術〕
上記この種の物品収集設備は、保管設備が複数種の物
品を同一種類の物品毎に区分けした状態で保管し、且
つ、取り出し物品の指示情報に基づいて指示された物品
を自動的に物品取り出し箇所に取り出すように構成され
ていることを利用して、収集すべき物品が保管されてい
る保管設備の設置箇所まで移動車を走行させた後は、移
動車の停止状態で、作業員により複数種の物品収集作業
を行える利点があるが、このとき、保管設備に対して取
り出し物品の種類を指示する必要がある。
そこで、この種の物品収集設備において、従来では、
例えば、取り出し物品の種類と数量とを記載した物品取
り出し用の伝票等を設け、作業員によって、手動操作で
取り出し物品の種類を保管設備に指示させ、且つ、物品
取り出し箇所に取り出された物品から伝票に記載された
数量分を取り出させるようにすることが考えられてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、出荷伝票等に基づいて、保管設備に対
して取り出し物品の種類を手動操作で指示させるように
すると、作業員の操作ミス等に起因して、取り出し物品
を誤る虞れがある。しかも、作業員が物品を取り出すと
き、伝票を手で持ちながら取り出すべき数量について伝
票に記載された内容を確認しながら、物品を取り出す必
要があり、伝票と物品とを同時に持つ必要がある等取り
出し作業が煩わしいもになる虞もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、作業員による保管設備からの取り出し物品
を誤ることがないようにしながら、物品収集作業を能率
良く行えるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による物品収集設備の特徴構成は、複数種の物
品を同一種類の物品毎に区分けした状態で保管し、且
つ、取り出し物品の指示情報に基づいて指示された物品
を自動的に物品取り出し箇所に取り出す保管設備と、そ
の保管設備により前記物品取り出し箇所に取り出され、
且つ、その物品取り出し箇所から作業員によって取り出
された物品を収納する物品収納部を備えた移動車とが設
けられ、前記移動車には、前記物品収納部に収納すべき
物品の種類とその数量とからなる物品取り出し情報を記
憶する記憶手段と、前記保管設備に対して前記物品取り
出し情報を送信するための送信手段と、前記記憶手段の
記憶情報に基づいて前記送信手段の作動を制御する物品
取り出し情報指示手段とが設けられ、前記保管設備に
は、前記送信手段の送信情報を受信する受信手段と、取
り出し物品の数量を表示する取り出し数量表示手段とが
設けられ、前記保管設備は、前記受信手段の受信情報に
基づいて、前記取り出し数量表示手段にて指示された取
り出し物品の数量を表示させ、且つ、指示された物品を
自動的に前記物品取り出し箇所に取り出すように構成さ
れている点にある。
〔作 用〕
つまり、移動車側に物品収納部を収納すべき物品の種
類とその数量とからなる物品取り出し情報を記憶させ、
その記憶している物品取り出し情報を移動車から保管設
備に送信させることにより、収集すべき物品の取り出し
情報を的確に指示させるのである。そして、保管設備側
では、移動車から送信される物品取り出し情報の受信情
報に基づいて、収集すべき物品を自動的に物品取り出し
箇所に取り出して、その取り出し数量を表示させるので
ある。
〔発明の効果〕
従って、作業員は、移動車を収集すべき物品が保管さ
れている保管設備の物品取り出し箇所に走行させた後
は、移動車の停止状態で、保管設備から自動的に取り出
し箇所に取り出された物品から、取り出し数量表示手段
にて表示された数量分を取り出して、移動車側の物品収
納部に収納するという簡単な作業のみを行えばよいもの
となり、取り出された物品の種類の確認を行う必要がな
い状態で、複数種の物品の収集作業に集中できる。もっ
て、取り出し物品の間違い等の作業ミスを起こさないよ
うにしながら、効率良く物品収集させることができるに
至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、物品収集設備には、
物品収納部としての収納枠(1)(第2図参照)を備え
る移動車(A)と、複数種の物品を区分け状態で収納
し、且つ、物品取り出し情報に基づいて自動的に指示さ
れた物品を物品取り出し箇所(2)に取り出すように構
成された保管設備としての保管庫(B)の4個が、前記
移動車(A)の走行路の長手方向に沿わせて並置される
状態で、設けられている。
第3図に示すように、前記保管庫(B)は、無端帯状
に連結された容器載置台(U)に載置された物品保管用
の容器(3)の複数個を、搬送用の電動モータ(4)に
て前記保管庫(B)の長手方向に沿って水平循環式に搬
送させて、前記物品取り出し箇所(2)に移動させるよ
うに構成されている。
説明を加えると、前記容器載置台(U)は、その上下
が案内レール(図示せず)によって案内支持されてい
る。そして、上下方向に4段の載置部が設けられ、それ
ら各段の載置部に前記容器(3)が載せられることにな
る。又、各容器載置台(U)に連結される無端チェーン
(C)が設けられ、その無端チェーン(C)の駆動用ス
プロケットが、前記電動モータ(4)にて駆動されるよ
うになっている。尚、図中、(K)は、前記保管庫
(B)を覆うカバー体である。
第2図に示すように、前記移動車(A)は、前後端部
の夫々に左右一対配置される遊転輪(5)と、操縦用の
左右一対の把手部(6)とを備えた、いわゆる手押し台
車式に構成されているものであって、前記把手部(6)
の近くには、物品取り出し情報に表示する表示盤(7)
が設けられている。
前記収納枠(1)は、上下2段の棚部を備えるもので
あり、各棚部には、横方向に物品収納用の容器(8)の
2個を収納できるようになっている。但し、各容器
(8)は、出荷先の夫々に対応するものである。
従って、第1図に示すように、作業員は、空容器積込
み箇所(D)において、空の容器(8)を前記移動車
(A)の収納枠(1)に積込んだ後、データ受取箇所
(F)でICカーダにより移動車(A)に行先情報、前記
物品取り出し情報、及び、前記物品収納情報の夫々を指
示するための物品収集用の作業データを入力し、保管庫
(B)から物品取り出し情報に基づいて物品を取り出
し、取り出した物品を物品収納情報に基づいて各容器
(8)に収納する作業を行うことになる。そして、全て
の作業が完了すると、容器卸し箇所(E)において、物
品が収納された容器(8)を回収用のコンベヤ(11)に
供給する作業を行うことになる。
次に、第4図に示すブロック図に基づいて、制御構成
を述べながら物品収集作業について説明を加える。
すなわち、客先等から発行される注文書(12)の内容
がホストコントローラ(HC)に入力されると、そのホス
トコントローラ(HC)にて前記注文書(12)の内容に合
わせて発注書(13)が作成され、その発注書(13)の内
容に合わせて物品の購入が行われると共に、購入された
物品の入庫データ(14)も前記ホストコントローラ(H
C)に入力される。
前記ホストコントローラ(HC)は、前記発注書(13)
や前記入庫データ(14)の内容に基づいて在庫管理を行
いながら、事前に入力された注文書(12)の内容に基づ
いて、収集すべき物品が収納されている保管庫(B)の
位置を示す行先情報と、その保管庫(B)から取り出す
物品の種類や取り出し数量を示す物品取り出し情報とか
らなる物品収集用の作業データを作成し、その作業デー
タを、前記データ受取箇所(F)に設けられる作業コン
トローラ(SC)に出力するように構成されている。但
し、前記作業データは、一台の移動車(A)による作業
量毎に区分けでき、且つ、移動車(A)に搭載される各
容器(8)の夫々に収納すべき物品の種類及びその数量
を、各容器(8)毎に判別できる状態で形成されること
になる。
前記作業コントローラ(SC)は、移動車(A)に備え
させた移動車コントローラ(IC)と作業データ等の各種
情報を交換しながら、物品収集の運行を総合的に管理す
るように構成されている。
前記作業コントローラ(SC)と前記移動車コントロー
ラ(IC)との情報交換は、読み書き制御用のコントロー
ラ(15A)、ROM(15B)、及び、RAM(15C)を備えるIC
カード(15)を、物品取り出し情報としての作業データ
を記憶する記憶手段として利用しながら行われるもので
あって、前記ICカード(15)に作業データを書き込むカ
ードライター(16a)と書き込んだ作業データを読み出
すカードリーダー(16b)とが、前記作業コントローラ
(SC)に付設されると共に、前記ICカード(15)の記憶
情報を読み取るカードリーダー(17a)と書き込み用の
カードライター(17b)とが、前記移動車コントローラ
(IC)に付設されている。
尚、第4図中、(18)は、移動車(A)に収納する容
器(8)の夫々に各別に添付する物品伝票を作成するプ
リンターであって、前記カードライター(16a)の作動
に連動して作動されることになる。前記物品伝票は、物
品収集作業後において、検品のために使用されるもので
あって、空の容器(8)を収納枠(1)に積込む際に、
所定の順序で前記容器(8)に投入されることになる。
前記移動車コントローラ(IC)は、前述の作業デー
タ、及び、前記複数個の保管庫(B)のうちの何れであ
るかを分別するための分別情報に基づいて、前記移動車
(A)を走行させるための行先情報、前記移動車(A)
が走行した保管庫(B)からの物品取り出し情報、及
び、取り出した物品を収納する容器(8)や仕分け数量
を指示する収納情報の夫々を判別するように構成されて
いる。
つまり、前記移動車コントローラ(IC)を利用して、
行先情報指示手段、物品取り出し情報指示手段(10
0)、物品収納情報指示手段の夫々が構成されることに
なる。
尚、前記移動車コントローラ(IC)は、マイクロコン
ピュータを用いて構成されるものであって、メモリ
(M)を備えており、前記ICカード(15)が移動車側に
セットされた状態において、前記ICカード(15)に記憶
される作業データが前記メモリ(M)に転送されること
になる。
前記行先情報指示手段は、各保管庫(B)の夫々に予
め付与された保管庫Noを指示するものであり、第5図に
示すように、前記表示盤(7)には、各保管庫Noに対応
する部分を点灯表示する保管庫No表示部(19)が設けら
れている。
但し、前記保管庫No表示部(19)は、前記ICカード
(15)が移動車側にセットされるに伴って、物品取り出
し作業の有る保管庫Noの全てが点灯され、且つ、移動車
(A)が物品取り出し作業のある保管庫(B)の前面に
沿って走行するに伴って、対応する保管庫Noが点滅され
るようになっている。つまり、物品取り出し作業のある
保管庫Noの点滅によって、行先情報の指示における移動
車(A)の現在位置を的確に知らせるようにしてある。
物品取り出し作業のある保管庫が各保管庫(B)の何
れであるかの分別情報を移動車側に伝達するための構成
について説明すると、第2図にも示すように、各保管庫
(B)夫々の下部に、保管庫Noを光信号を用いて移動車
側に送信する通信手段としての光式の通信装置(20a)
が設けられると共に、その保管庫側の通信装置(20a)
の情報を受信する通信手段としての光式の通信装置(20
b)が、前記移動車(A)に設けられている。
そして、第4図にも示すように、前記保管庫側の通信
装置(20a)の作動を制御するマイクロコンピュータ利
用の保管庫コントローラ(TC)が、保管庫側に設けられ
ることになり、前記移動車側の通信装置(20b)は、そ
の受信情報を前記移動車コントローラ(IC)に伝達する
ことになる。
尚、前記両通信装置(20a),(20b)は、物品取り出
し情報指示のために、移動車側の情報を保管庫側に伝達
する手段を兼用されている。つまり、前記移動車側の通
信装置(20b)が物品取り出し情報を前記保管庫(B)
に送信する送信手段に対応し、且つ、前記保管庫側の通
信装置(20a)が移動車側からの送信情報を受信する受
信手段に対応することになる。
前記保管庫側の通信装置(20a)は、移動車(A)の
走行路側に向けて光信号を投射し、移動車側の通信装置
(20b)は、一つの保管庫側の通信装置(20a)の信号の
みを受信するように、前記両通信装置(20a),(20b)
の通信可能範囲を小さくしてあり、一つの保管庫(B)
での作業継続中に誤って移動車(A)を走行させると、
そのことを通信不能情報として検出できるようになって
いる。そして、詳述はしないが、通信不能状態を検出す
るに伴って、前記移動車(A)に付設の警報ブザー(2
1)(第4図参照)を作動させるように構成されてい
る。ちなみに、移動車(A)を復帰走行させるに伴い、
再び通信可能状態に復帰すれば、前記警報ブザー(21)
は停止されることになる。
前記物品取り出し情報指示手段(100)は、基本的に
は、取り出すべき物品の種類と取り出し数量とを指示す
るものであるが、取り出すべき物品の種類及び取り出し
数量は、後述の如く、前記両通信装置(20a),(20b)
によって自動的に前記保管庫(B)に伝達されることに
なる。
すなわち、第5図に示すように、前記表示盤(7)に
は、作業を要する保管庫(B)の位置を示す前記保管庫
No表示部(19)の他に、各保管庫(B)から取り出す物
品の取り出し数量を表示するピック数量表示部(22)
と、物品取り出し作業の開始を指示する作業スタート用
押釦(23)と、一つの物品の取り出し作業の完了を指示
するピック完了用押釦(24)とが設けられている。
ちなみに、物品取り出し情報指示手段(100)は、前
記作業スタート押釦(23)が押し操作されるに伴って、
前記保管庫(B)に対する物品取り出し情報の指示や前
記表示盤(7)での取り出し数量の表示を開始し、前記
表示盤(7)に設けられたピック完了用押釦(24)(第
5図参照)が押し操作されるに伴って、物品取り出し情
報の指示や前記表示盤(7)での取り出し数量の表示を
停止することになる。又、前記移動車コントローラ(I
C)のメモリは、前記両釦(23),(24)の指令に基づ
いて、取り出し作業が完了した物品と未完了の物品とを
区別して記憶するように構成されている。さらに、前記
メモリの記憶情報のうちの、物品の取り出し完了及び未
完了の情報は、適時、前記ICカード(15)にも転送され
ることになる。
前記収納情報指示手段は、基本的には、各容器(8)
の上側の収納枠部分に、数量を表示するものであって、
第2図にも示すように、各容器(8)の夫々に対応させ
て、複数個の仕分け数量表示部(25)が設けられてい
る。尚、この仕分け数量表示部(25)は、前記ピック完
了押釦(24)が押し操作されるに伴って消灯されるよう
になっている。
前記保管庫コントローラ(TC)の動作について説明を
加えれば、前記通信装置(20a)の作動の制御の他、前
記通信装置(20a)を介して移動車側から伝達される物
品取り出し情報に基づいて、前記搬送用電動モータ
(4)の作動を制御して、取り出し物品が収納された保
管用容器(3)を、前記物品取り出し箇所(2)に取り
出す物品取り出し処理を行うと共に、その取り出し箇所
(2)の上下に並ぶ容器(3)のうちの何れから取り出
すかの指示を行う取り出し位置指示の処理と、取り出し
数量を表示させる処理とを実行するように構成されてい
る。
すなわち、第2図にも示すように、前記保管庫(B)
の夫々の物品取り出し箇所(2)の上部に、取り出し数
量を表示する取り出し数量表示手段としての取り出し数
量表示器(26)が設けられ、そして、前記物品取り出し
箇所(2)の横側部に、取り出し物品がある段の位置を
点灯表示するための4個の取り出し位置表示用ランプ
(27)が設けられている。
但し、詳述はしないが、前記保管庫コントローラ(T
C)は、前記電動モータ(4)にて駆動される駆動用ス
プロケットの回転に連動するエンコーダ(28)(第4図
参照)の検出情報に基づいて、取り出すべき物品が収納
された保管用容器(3)の位置を管理するように構成さ
れ、前記移動車側から物品取り出し情報が伝達されるに
伴って、前記物品取り出し箇所(2)に最も近い位置に
ある物品から先に取り出すようになっている。
従って、何れの物品を取り出したかを示す情報を、前
記両通信装置(20a),(20b)を利用して前記移動車コ
ントローラ(IC)に伝達することになる。
尚、前記保管庫コントローラ(TC)は、前記ホストコ
ントローラ(HC)にも接続されている。そして、詳述は
しないが、取り出した物品の種類や数量の情報を前記ホ
ストコントローラ(HC)に伝達して、物品補充作業用の
データを自動的に収集できるようになっている。
次に、第6図に示すフローチャートに基づいて、前記
移動車コントローラ(IC)の動作を述べながら、前記移
動車(A)の運行について説明を加える。
電源が投入されて移動車(A)の使用が開始されるに
伴って、先ず、ランプチェックの処理を実行し、その
後、セットされたICカード(15)の情報を読込む処理を
実行する。
情報読込み後は、作業の有る保管庫Noを点灯表示させ
ると共に、その点灯表示した保管庫Noを受信したか否か
をチェックし、受信した場合には、対応する保管庫Noの
ランプを点滅させる処理を実行する。
但し、上述したチェックで作業の有る保管庫Noを受信
した後に、非受信状態に変化した場合には、その非受信
状態になった後において設定時間経過しているか否かを
チェックし、設定時間経過している場合においてのみ、
保管庫Noを点灯状態に切換える処理を実行するようにし
てある。
ちなみに、この部分の処理は、作業の有る保管庫に沿
って走行したにも拘らず、作業を行わずに、あるいは、
作業を残して別の保管庫に走行した場合の後処理として
設けられるものである。
尚、上記設定時間を判別させるのは、隣り合う保管庫
(B)を走行する間において、一旦通信不能状態になっ
ても、前回の表示状態を維持させておくためである。
作業の有る保管庫Noを受信した後において、前記作業
スタート用押釦(23)が押操作されるに伴って、前記IC
カード(15)から読み込んだ物品取り出し情報に基づい
て作業未完了の全物品の物品取り出し情報を、前記保管
庫(B)に送信すると共に、保管庫(B)から物品取り
出し完了の情報が受信されたか否かを判別する。
つまり、前記保管庫(B)は、前記移動車(A)から
送信される物品取り出し情報に基づいて、前記物品取り
出し箇所(2)に最も近い位置にある物品を取り出すこ
とから、作業未完了の全物品の物品取り出し作業を送信
させるのである。
但し、移動車側では、取り出された物品の種類が判ら
ない状態となるので、前記保管庫(B)側から、物品取
り出し完了の情報と共に、その取り出した物品の種類を
判別するための情報を返信させることになる。
物品取り出し完了を受信するに伴って、返信された情
報に基づいて、取り出された物品の種類を判別して、そ
の取り出し数量、及び、前記各容器(8)毎の収納数量
つまり仕分け数量を表示させる処理を実行する。
従って、作業員は、前記保管庫(B)の物品取り出し
箇所(2)に取り出された物品から、前記保管庫(B)
側の取り出し数量表示器(26)に表示される数量又は前
記移動車(A)側のピック数量表示部(22)に表示され
た数量分を取り出して、前記仕分け数量表示部(25)に
表示される数量に基づいて、各容器(8)に仕分けする
ことになる。
その後、前記ピック完了用押釦(24)が押されたか否
かをチェックし、前記ピック完了用押釦(24)が押され
ると、仕分け完了情報を前記保管庫(B)に送信して、
保管庫(B)側での前記取り出し数量の表示を消灯させ
た後、前記ピック数量表示部(19)及び収納数量表示部
(25)を消灯させる処理を実行する。
次に、他の取り出し物品があるか否か、つまり、現在
の保管庫での残作業があるか否かをチェックし、現在の
保管庫での残作業が有る場合には、上述の作業未完了物
品の物品取り出し情報を送信する送信処理からの各処理
を、残作業がなくなるまで繰り返し実行することにな
る。
他方、残作業が無い場合には、作業が終了した保管庫
Noを消灯させた後、他の保管庫での残作業が有るか否か
をチェックし、有る場合には、上述の保管庫Noの受信チ
ェックの処理からの各処理を、他の保管庫での残作業が
なくなるまで、繰り返し実行することになる。
但し、物品取り出し作業がある保管庫(B)の全部の
作業が完了した場合には、全処理を終了することにな
る。
次に、第7図に示すフローチャートに基づいて、前記
保管庫(B)における物品取り出し処理について説明す
る。
すなわち、制御作動が起動されるに伴って、前述の如
く、保管庫Noを送信した後、物品取り出し情報を受信し
たか否かを判別する処理を、物品取り出し情報を受信す
るまで繰り返すことになる。
物品取り出し情報を受信するに伴って、前述の如く、
その物品取り出し情報に基づいて、前記物品取り出し箇
所(2)に最も近い位置にある物品を判別し、そして、
前記電動モータ(4)を前記エンコーダ(28)の検出情
報に基づいて駆動して、その物品を前記物品取り出し箇
所(2)に搬送する物品取り出し処理を実行する。
物品を取り出した後は、その物品が上下4段の載置部
のうちの何れであるかを示すために、対応する段の前記
取り出し位置表示ランプ(27)を点灯させると共に、前
記取り出し数量表示器(26)を作動させて、取り出し数
量を表示し、且つ、物品取り出し完了情報、及び、何れ
の物品を取り出したかを示す情報を、前述の如く、前記
移動車(A)に送信する。
前記移動車(A)に取り出し完了情報を送信した後
は、前記仕分け完了情報を受信するまで待機した後、前
記仕分け完了情報を受信するに伴って、前記取り出し数
量表示器(26)、及び、前記取り出し位置表示ランプ
(27)を消灯させて、一つの物品に対する取り出し作業
を完了することになる。
取り出し作業が完了した後は、前記ホストコントーラ
(HC)から指令される情報に基づいて、作業終了か否か
を判別し、作業終了でない場合には、上述の保管庫Noの
送信処理からの各処理を、作業終了まで繰り返し実行す
ることになる。
ところで、以上の説明では、保管庫(B)に保管され
ている複数種の物品を、各仕分け先毎に仕分けながら物
品収集させる場合について例示したが、設備構成の全部
をそのまま利用して、前記保管庫(B)に対する保管物
品の補充作業を行わせることもできる。
すなわち、前記移動車(A)に記憶させる作業データ
を、物品取り出し情報として扱う代わりに、物品を補充
する保管庫の位置や補充物品の情報として扱うようにす
る。
そして、前記移動車(A)には、前記保管庫(B)に
補充すべき物品を、前記物品収納部(1)に載置される
各容器(8)の夫々に収納した状態で、物品の補充作業
を行う保管庫(B)に向けて走行させ、物品を取り出す
代わりに、移動車側の収納用容器(8)から、仕分け数
量又はピック数量ととして表示される補充数量分を取り
出して、物品取り出し箇所(2)に取り出された保管用
容器(3)に収納されるのである。
尚、移動車側の各収納用容器(8)には、同一物品を
収納させてもよく、容器毎に異なる物品を収納させるよ
うにしてもよい。そして、容器毎に異なる物品を収納さ
せる場合には、補充物品が収納されている容器(8)に
対応する前記仕分け数量表示部(25)に補充数量を表示
させればよい。
〔別実施例〕
上記実施例では、移動車(A)を手押し台車式に構成
した場合を例示したが、電動式の推進車輪を備えさせる
等、具体構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、容器(8)を用いて収集させる
場合を例示したが、収納枠(1)に直接収集させるよう
にしてもよい。
又、上記実施例では、複数個の保管庫(B)が設けら
れている場合を例示したが、本発明は、一個の保管庫
(B)から物品収集させる場合にも同様に実施できる。
又、物品収集用の作業データを移動車側に伝達する
に、ICカード(15)を用いるに代えて、作業用コントロ
ーラ(SC)と移動車コントローラ(IC)との間での通信
により伝達させる等、各種変更できる。
その他、本発明を実施する上において必要となる各部
の具体構成も各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る物品収集設備の実施例を示し、第1
図は物品収集設備の概略平面図、第2図は保管設備及び
移動車の斜視図、第3図は保管設備の概略構成を示す切
欠平面図、第4図は制御構成を示すブロック図、第5図
は表示盤の正面図、第6図は移動車側の制御作動を示す
フローチャート、第7図は保管設備側の制御作動を示す
フローチャートである。 (A)……移動車、(B)……保管設備、(1)……物
品収納部、(15)……記憶手段、(20a)……受信手
段、(20b)……送信手段、(26)……取り出し数量表
示手段、(100)……物品取り出し情報指示手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の物品を同一種類の物品毎に区分け
    した状態で保管し、且つ、取り出し物品の指示情報に基
    づいて指示された物品を自動的に物品取り出し箇所に取
    り出す保管設備(B)と、 その保管設備(B)により前記物品取り出し箇所に取り
    出され、且つ、その物品取り出し箇所から作業員によっ
    て取り出された物品を収納する物品収納部(1)を備え
    た移動車(A)とが設けられ、 前記移動車(A)には、 前記物品収納部(1)に収納すべき物品の種類とその数
    量とからなる物品取り出し情報を記憶する記憶手段(1
    5)と、 前記保管設備(B)に対して前記物品取り出し情報を送
    信するための送信手段(20b)と、 前記記憶手段(15)の記憶情報に基づいて前記送信手段
    (20b)の作動を制御する物品取り出し情報指示手段(1
    00)とが設けられ、 前記保管設備(B)には、 前記送信手段(20b)の送信情報を受信する受信手段(2
    0a)と、 取り出し物品の数量を表示する取り出し数量表示手段
    (26)とが設けられ、 前記保管設備(B)は、 前記受信手段(20a)の受信情報に基づいて、前記取り
    出し数量表示手段(26)にて、指示された取り出し物品
    の数量を表示させ、 且つ、指示された物品を自動的に前記物品取り出し箇所
    に取り出すように構成されている物品収集設備。
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