JP2570243B2 - 物品収集設備 - Google Patents

物品収集設備

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JP2570243B2
JP2570243B2 JP6274783A JP27478394A JP2570243B2 JP 2570243 B2 JP2570243 B2 JP 2570243B2 JP 6274783 A JP6274783 A JP 6274783A JP 27478394 A JP27478394 A JP 27478394A JP 2570243 B2 JP2570243 B2 JP 2570243B2
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方則 辻本
佳弘 吉田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/137Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed
    • B65G1/1373Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed for fulfilling orders in warehouses
    • B65G1/1375Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed for fulfilling orders in warehouses the orders being assembled on a commissioning stacker-crane or truck

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の物品を区分け
状態で収納する棚が、前記棚から取り出した物品を収納
する物品収納部を備える移動車の走行路に沿って設けら
れ、前記移動車には、前記棚から取り出す物品の種類と
取り出し数量とからなる物品取り出し情報を記憶する記
憶手段と、前記記憶手段の記憶情報に基づいて、収集す
べき物品が収納される棚からの前記物品取り出し情報を
表示する表示手段を作動させる制御手段とが設けられて
いる物品収集設備に関する。
【0002】
【従来の技術】上記この種の物品収集設備は、取り出す
べき物品を収納している棚部分に移動車を走行させなが
ら、作業員によって、取り出した物品を物品収納部に収
納する手順で作業が行われることになる。ちなみに、移
動車を走行させるに、記憶手段の情報に基づいて行先情
報を指示する行先情報指示手段を移動車に備えさせて、
指示させた行先情報に基づいて作業者が運転していく、
いわゆる手動運転型と、記憶手段の情報に基づいて移動
車を自動走行させる走行制御手段を移動車に備えさせる
ようにする、いわゆる自動運転型とがある。
【0003】また、物品取出し情報を指示させるに、記
憶手段の情報に基づいて取り出し物品の種類や取り出し
数量等の取出し情報を表示する表示手段を移動車に備え
させて行っている。さらには、各物品収納部への物品収
納情報を指示させるに、記憶手段の情報に基づいて収納
情報を指示させる収納情報指示手段を移動車に備えさせ
て行うことが多い。
【0004】ところで、上記表示手段にて取り出し指示
された物品を、指示された数量、棚から移動車側に取り
出したか否かを作業員によって管理させるようにする
と、熟練者でも作業ミスを起こす虞がある。このため、
従来では、物品収集作業後に、伝票等に基づいて作業員
によって検品作業を行わせるようにしていた(例えば、
特開昭63−112302号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来では、物品収集作
業後に検品作業を行うものであるため、単位物品収集処
理量に対する作業員の作業量が大であり、換言すれば所
定量の物品収集作業を行わせるのに多数の作業員を要す
るものとなり、設備の運行コストが高くなる不利があ
る。また、検品作業を人為的に行うものであるため、検
品作業にもミスが発生する虞もあった。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、物品収集作業後の検品作業を省
略しながらも、表示手段にて取り出し指示された物品
を、指示された数量、棚から移動車側に確実に取り出す
ことができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の物品収集設備
は、複数種の物品を区分け状態で収納する棚が、前記棚
から取り出した物品を収納する物品収納部を備える移動
車の走行路に沿って設けられ、前記移動車には、前記棚
から取り出す物品の種類と取り出し数量とからなる物品
取り出し情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記
憶情報に基づいて、収集すべき物品が収納される棚から
の前記物品取り出し情報を表示する表示手段を作動させ
る制御手段とが設けられているものであって、その第1
の特徴構成は、前記棚に収納される各物品には、物品の
種類を表示するマークが設けられ、前記移動車には、移
動車側に取り出された物品の前記マークを読み取るマー
ク読み取り手段が設けられ、前記制御手段は、前記記憶
手段及び前記マーク読み取り手段の情報に基づいて、
動車側に取り出された物品が前記棚から取り出すべき物
品の種類であるか否かを判別し、且つ、その棚から取り
出すべき物品の種類として前記マーク読み取り手段にて
検出された検出回数が前記取り出し数量になるか否かを
管理するように構成されている点にある。
【0008】又、第2の特徴構成は、前記制御手段は、
前記棚から取り出すべき物品の種類として前記マーク読
み取り手段にて検出された検出回数が前記取り出し数量
になるに伴って、前記表示手段の表示を次に収集すべき
物品の取り出し情報を表示する状態に変更させるように
構成されている点にある。
【0009】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、棚から取り
出す物品の種類と取り出し数量とが移動車側の表示手段
にて表示され、その表示に基づいて棚から移動車側に取
り出した物品のマークをマーク読み取り手段で読み取っ
て、その取り出した物品が棚から取り出すべき物品の種
類であるか否かが判別される。そして、その取り出した
物品が棚から取り出すべき物品の種類である場合に、そ
のマーク読み取り手段による検出回数が棚から取り出す
べき物品の取り出し数量になるか否かが管理される。
【0010】又、第2の特徴構成によれば、第1の特徴
構成において、マーク読み取り手段にて種類が検出され
た物品が棚から取り出すべき物品であって、そのマーク
読み取り手段による検出回数が棚から取り出すべき物品
の取り出し数量になると、表示手段の表示状態が次に収
集すべき物品の取り出し情報を表示する状態に変更され
る。
【0011】
【発明の効果】従って、第1の特徴構成によれば、移動
車側に取り出した物品が棚から取り出すべき種類の物品
であることを検出しながら、同時に、その取り出した物
品数が棚からの取り出し数量になるか否かが自動的に管
理されるので、表示手段にて取り出し指示された物品
を、過不足なく棚から移動車側に確実に取り出すことが
でき、もって、物品収集作業後の検品作業を省略しなが
らも、良好な物品収集作業を行わせることができるに至
った。
【0012】又、第2の特徴構成によれば、1つの種類
の物品の取り出し作業が終了すると、次に棚から取り出
すべき物品の取り出し情報が、自動的に表示手段に表示
されるので、例えば、上記1つの種類の物品の取り出し
作業終了時に作業員が完了スイッチを押して、次に棚か
ら取り出すべき物品の取り出し情報を表示手段に表示さ
せるものに比べて、作業員の操作負担を軽くしながら
も、より迅速に次の物品収集作業に移ることができ、も
って、上記第1の特徴構成を実施する際の好適な手段が
得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4及び図5に示すように、物品収集設備には、
物品収納用の収納枠1を備える移動車Aと、複数種の物
品を区分け状態で収納し、且つ、移動車Aの走行路の長
手方向に沿わせて配置される棚Bとが設けられている。
【0014】前記各棚Bは、その長手方向に沿って複数
個に区画され、区画された各棚部分2の夫々に上下3段
の荷載置部が備えられ、そして、各荷載置部の夫々は、
横方向に3種類の物品Xを収納できるようになってい
る。
【0015】図1乃至図3にも示すように、前記移動車
Aは、前後端部の夫々に左右一対配置される遊転輪3
と、操縦用の左右一対の把手部4とを備えた、いわゆる
手押し台車式に構成されるものであって、前記把手部4
の近くには、物品取り出し情報を表示する設定盤兼用の
表示盤5が設けられている。前記収納枠1は、上下2段
の棚部を備えるものであり、各棚部には、物品収納部と
しての物品収納用容器6の4個を車体前後方向に並べて
収納している。また、移動車側に取り出された物品を前
記各容器6に分配供給する分配供給手段Kが、収納枠1
に設けられている。尚、各容器6は、出荷先の夫々に対
応するものである。
【0016】そして、図4に示すように、作業員は、空
容器積込み箇所Dにおいて、空の容器6を前記移動車A
の収納枠1に積込んだ後、データ受取箇所Fにおいて、
行先情報、前記物品取り出し情報、及び、前記物品収納
情報の夫々を有する物品収集用の作業データを移動車A
に入力する。そして、行先情報に基づいて取り出すべき
物品が収納されている棚部分2に走行し、その棚部分2
から物品取り出し情報に基づいて移動車側に物品を取り
出すことになる。移動車側に取り出された物品は分配供
給手段Kによって物品収納用の各容器6に供給される。
また、全ての作業が完了すると、容器卸し箇所Eに走行
し、物品が収納された容器6を回収用のコンベヤ10に
供給することになる。
【0017】次に、図6に示すブロック図に基づいて、
制御構成を述べながら物品収集作業について説明を加え
る。すなわち、客先等から発行される注文書11の内容
がホストコントローラHCに入力されると、そのホスト
コントローラHCにて前記注文書11の内容に合わせて
発注書12が作成され、その発注書12の内容に合わせ
て物品の購入が行われると共に、購入された物品の入庫
データ13も前記ホストコントローラHCに入力され
る。
【0018】前記ホストコントローラHCは、前記発注
書12や前記入庫データ13の内容に基づいて各種物品
の在庫管理を行いながら、事前に入力された注文書11
の内容に基づいて、物品収集用の作業データを作成し、
その作業データを作業コントローラSCに出力するよう
に構成されている。この物品収集用の作業データは、前
記行先情報を作成するために必要となる、収集すべき物
品が収納されている棚部分2の位置情報と、前記物品取
り出し情報を作成するために必要となる、棚部分2から
取り出す物品の種類や取り出し数量とを示す情報と、前
記物品収納情報を作成するために必要となる、各物品収
納用の容器6に収納する物品の種類とその数量を示す情
報とからなる。また、この作業データは、一台の移動車
Aによる作業量毎に区分けできる状態で形成されること
になる。
【0019】前記作業コントローラSCは、移動車Aに
備えさせた移動車コントローラICと作業データ等の各
種情報を交換しながら、物品収集の運行を総合的に管理
するように構成されている。前記作業コントローラSC
と前記移動車コントローラICとの情報交換は、読み書
き制御用のコントローラ14A、ROM14B、及び、
RAM14Cを備えるICカード14を利用しながら行
われるものであって、前記ICカード14に作業データ
を書き込むカードライター15aと書き込まれた各種デ
ータを読み出すカードリーダー15bとが、前記作業コ
ントローラSCに付設されると共に、前記ICカード1
4の記憶情報を読み取るカードリーダー16aと書き込
み用のカードライター16bとが、前記移動車コントロ
ーラICに付設されている。ちなみに、前記ICカード
14が、移動車側にて物品収集用の作業データを記憶す
る記憶手段に対応することになる。
【0020】前記表示盤5は、CRTディスプレイを利
用したモニタ18と、そのモニタ18の前面側に設置さ
れるタッチパネル19とを備え、いわゆるタッチスクリ
ーン式に構成されている。尚、前記タッチパネル19
は、前記モニタ18の表示面を縦横に横切る複数個の光
信号を投射させておき、作業者の接触に伴って光が遮断
される領域の位置に基づいて接触位置を読み取る光式
等、各種のものを利用できる。
【0021】前記移動車コントローラICは、前述の物
品収集用の作業データ、各棚部分2に収納した物品の記
憶情報、及び、各棚部分2の何れであるかを分別するた
めの分別情報に基づいて、移動車Aを走行させるための
行先情報、移動車Aが走行した棚部分2からの物品取り
出し情報、及び、取り出した物品を収納する容器6や収
納数量を指示する物品収納情報の夫々を判別する。そし
て、行先情報や物品取り出し情報を前記表示盤5や数量
表示器30に出力すると共に、物品収納情報を分配供給
手段Kを作動させるための情報として用いるようになっ
ている。
【0022】前記分配供給手段Kを作動させるために
は、上述の物品収納情報の他、移動車側に取り出された
物品の種類の情報も必要になる。このため、前記棚Bに
収納される各物品Xには、物品の種類を表示するバーコ
ード利用のマークmが設けられ、移動車Aには、移動車
側に取り出された物品のマークmを読み取るマーク読み
取り手段としての手動操作式のバーコードリーダ23が
設けられている。ちなみに、バーコードリーダー23の
読み取り情報は、取り出した物品が取り出すべき物品で
あるか否かをチェツクする情報としても利用される。つ
まり、取り出し物品の検品を自動的に行うように構成さ
れている。
【0023】尚、前記移動車コントローラICは、マイ
クロコンピュータを用いて構成されるものであって、メ
モリ20を備えており、前記ICカード14が移動車側
にセットされた状態において、前記ICカード14に記
憶される物品収集用の作業データが前記メモリ20に転
送されることになる。つまり、前記移動車コントローラ
ICは、前記メモリ20に転送された前記ICカード1
4の記憶情報に基づいて、前記モニタ18によって行先
情報、及び、物品取り出し情報の夫々を表示するように
制御すると共に、その表示状態の選択を、前記タッチパ
ネル19による入力情報に基づいて制御することにな
る。従って、移動車コントローラICが、ICカード1
4の記憶情報に基づいて、収集すべき物品が収納される
棚Bからの前記物品取り出し情報を表示する表示手段と
してのモニタ18を作動させる制御手段に対応すること
になる。
【0024】尚、図6中、21は、前記モニタ18に表
示される表示内容に対応した情報を音声で出力するため
の音声出力装置であって、後で述べるように、移動車側
に取り出した物品の種類と取り出しを指示した物品の種
類とが不一致であることを判別した場合に、その不一致
を報知する報知手段としても機能するようになってい
る。
【0025】前記モニタ18による表示状態について説
明すれば、取り出し物品が収納される棚部分2に対応す
る箇所のみが点灯する状態で、前記棚Bのレイアウトに
対応した状態で全棚部分2を同時に表示する棚部分位置
表示状態(図8(イ)参照)と、その棚部分位置表示状
態において選択指示された一つの棚部分内で取り出し物
品が有る荷載置部つまり取り出すべき物品に対応する箇
所のみが点灯する状態で、一つの棚部分を図形表示する
物品表示状態(図8(ロ)参照)と、その物品表示状態
において選択指示された一つの荷載置部つまり取り出し
物品の種類と数量とを表示する数量表示状態(図8
(ハ) 参照)との3状態に切り換えられるようになって
いる。尚、各表示状態は、前記タッチパネル19にて読
み取られる作業者の接触位置の検出情報に基づいて、点
灯状態で表示されている棚部分2や荷載置部に対応する
位置が選択指示されるに伴って、次の作業に対応する表
示状態に切り換えられることになる。
【0026】前記分配供給手段Kについて説明すると、
図1乃至図3に示すように、上段側の物品収納用の容器
6に対応する上段側の供給部K1と下段側の物品収納用
の容器6に対応する下段側の供給部K2とを備えてい
る。各供給部K1,K2は、物品搬送面を傾斜させた搬
送用のコンベヤ24と、搬送物品が傾斜下位側に落下す
るのを受け止め、かつ、各容器6の夫々に対応して1個
づつ配置される板状の受け枠25とからなる。各受け枠
25は、下端側を支点にして開放揺動自在に枢支され、
各受け枠25を開閉操作する流体圧シリンダ26が設け
られている。前記搬送用のコンベヤ24を駆動する電動
モータ27が設けられ、前記コンベヤ24の搬送量を検
出するためのエンコーダ28が設けられている(図6参
照)。物品搬送の開始点を決めるために、物品の通過を
検出する光式のセンサ29が設けられている。尚、上下
の各供給部K1,K2に対応させて数量表示器30が設
けられており、これにより取り出した物品を上下の供給
部K1,K2のいずれの側に供給すべきかが判別でき
る。
【0027】以下作動を説明しながら分配供給について
詳述すると、作業員は移動車側に取り出した物品の種類
をバーコードリーダ23によって検出させると共に、前
記数量表示器30の表示内容に基づいて上下の供給部K
1,K2のいずれかに物品を供給することになる。但
し、バーコードリーダ23によって検出した物品の種類
が、容器6に収納する物品でないことが判別されると、
そのことが前述の如く音声によって報知される。
【0028】また、上述の如く物品の種類が判別される
に伴って、その物品を所望の容器6に搬送するに要する
搬送距離が設定される。ちなみに、各容器6への物品の
分配供給は、車体前後方向に並ぶ容器6のうちの最も後
方のものから前方のものに向けて行う又は最も前方のも
のから後方のものに向けて行うものであって、前記搬送
距離の設定は、その供給順序にしたがって行われる。前
述の如く上下の供給部K1,K2のいずれかに供給され
た物品はコンベヤ24にて搬送されることになる。その
搬送に伴って、光式のセンサ29が物品の通過を検出す
ると、その時点からの搬送距離がエンコーダ28の情報
から求められる。そして、検出される搬送距離が設定さ
れた搬送距離に達すると、前記受け枠25が開放され
て、物品が容器6に落下供給されることになる。ちなみ
に、搬送コンベヤ24の駆動は、最初にバーコードリー
ダ23が物品を検出すると開始され、順次供給される物
品の収納が全て終了するまで継続される。
【0029】次に、図7に示すフローチャートに基づい
て、前記移動車コントローラICの制御作動を述べなが
ら、前記移動車Aの運行について説明を加える。先ず、
セットされたICカード14の情報を読み込む作業デー
タ読み込み処理を実行する。情報読み込み後、作業の有
る棚部分のみが点灯する状態で、全部の棚部分を、前記
棚Bのレイアウトに対応する状態で図形表示する棚部分
表示処理を実行し、作業者が作業の有る棚部分に前記移
動車Aを走行させて、前記タッチパネル19にて、その
作業の有る棚部分を選択するまで待機する(図8(イ)
参照)。つまり、作業のある棚部分2の全体を図形表示
する処理によって、前記移動車Aの行先情報つまり収集
すべき物品が収納される棚部分2の位置情報を指示する
ことになる。
【0030】作業のある棚部分が選択されるに伴って、
その選択された棚部分2のうちの取り出し物品がある荷
載置部のみが点灯する状態で、棚部分の全体を表示する
物品表示状態に切り換えた後、前記棚部分2の選択と同
様に、前記タッチパネル19にて、表示された荷載置部
の何れかが選択されるまで待機する(図8(ロ)参
照)。作業の有る荷載置部が選択されるに伴って、その
選択された荷載置部が所属する棚部分Noと荷載置部No
と、取り出し物品の種類を示す品番及び品名と、取り出
し数量とを表示する表示状態に切り換えると共に、前記
音声出力装置21を作動させて、前記モニタ18に表示
される物品取り出し情報を音声によっても出力する(図
8(ハ)参照)。又、分配供給用の数量表示器30をも
作動させる。つまり、作業のある棚部分が選択されるに
伴って、その選択された棚部分2のうちの取り出し物品
がある荷載置部のみが点灯する状態で、棚部分を図形表
示し、そして、作業の有る荷載置部が選択されるに伴っ
て、取り出し物品の種類を示す品番及び品名と取り出し
数量とを表示する処理によって、物品取り出し情報を指
示することになり、それと同時に上下の供給部K1,K
2に供給すべき物品の数量も指示される。
【0031】作業員は選択した荷載置部から移動車側に
物品を取り出すと共に、バーコードリーダー23を用い
て取り出した各物品の種類を検出し、分配供給手段Kに
供給する。尚、取り出し物品の種類と現在取り出しを指
示されている物品の種類とが不一致であると、上述の如
く音声出力装置21によりそのことが報知され、間違っ
た物品が分配供給手段Kに供給されることが回避され
る。次に、上下の供給部K1,K2に供給された物品を
前述した如く、各容器6に供給する分配供給処理を行
う。
【0032】そして、バーコードリーダー23が検出し
た物品の数が収納すべき物品の数になるに伴って、一つ
の荷載置部における物品取り出し作業が完了したものと
判断して、他の荷載置部に取り出し物品があるか否かを
判別する。他の荷載置部に取り出し物品がある場合に
は、物品取り出し作業が完了した荷載置部の表示を消灯
した状態で、前記物品表示状態に移行する。選択された
棚部分における全物品の取り出し作業が完了している場
合には、他の棚部分での残作業があるか否かをチェック
し、有る場合には、作業が終了した棚部分の表示を消灯
させた状態で上述の棚部分位置表示状態からの処理を繰
り返すことになる。但し、全ての棚部分での作業が完了
している場合には、全処理を終了することになる。
【0033】以上より、前記移動車コントローラIC
が、前記ICカード14及び前記バーコードリーダー2
3の情報に基づいて、移動車側に取り出された物品が前
記棚Bから取り出すべき物品の種類であるか否かを判別
し、且つ、その棚Bから取り出すべき物品の種類として
前記バーコードリーダー23にて検出された検出回数
前記取り出し数量になるか否かを管理するとともに、さ
らに、前記棚Bから取り出すべき物品の種類として前記
バーコードリーダー23にて検出された検出回数が前記
取り出し数量になるに伴って、前記モニタ18の表示を
次に収集すべき物品の取り出し情報を表示する状態に変
更させるように構成されることになる。
【0034】〔別実施例〕上記実施例では、表示盤5を
CRT型のモニタ18を用いて構成し、そして、タッチ
パネル19を用いて表示状態の切り換えや各種情報を入
力させるようにした場合を例示したが、例えば、取り出
すべき物品が収納されている棚部分2に対応する個数の
ランプを設けて行先情報を指示すると共に、一つの棚部
分2における荷載置部に対応した個数の照光式押釦を設
けて、取り出し物品を指示させ、そして、数値表示器を
用いて取り出し数量を指示させるように構成する等、表
示盤5の具体構成、並びに、行先情報指示及び物品取り
出し情報指示の具体構成は、各種変更できる。
【0035】又、上記実施例では、移動車Aを手押し台
車式に構成した場合を例示したが、電動式の推進車輪を
備えさせる等、具体構成は各種変更できる。
【0036】又、上記実施例では、容器6に物品を収納
させるようにしたが、収納枠1を区画して物品収納部を
構成して、収納させるようにしてもよい。
【0037】又、上記実施例では、物品取り出し情報の
指示を、移動車側でのみ行うように構成した場合を例示
したが、棚側でも指示させるようにしてもよい。
【0038】又、物品収集用の作業データを移動車側に
伝達するに、ICカード14を用いるに代えて、作業用
コントローラSCと移動車コントローラICとの間での
通信により伝達させる等、各種変更できる。
【0039】さらに、分配供給手段Kの具体構成は対象
物品や物品収納部6などの各種の条件に合わせて各種変
更できる。
【0040】その他、本発明を実施する上において必要
となる各部の具体構成も各種変更できる。尚、特許請求
の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す
が、該記入により本発明は添付図面の構成に限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動車の側面図
【図2】移動車の平面図
【図3】移動車の正面図
【図4】物品収集設備の概略平面図
【図5】棚及び移動車の概略構成を示す斜視図
【図6】制御構成を示すブロック図
【図7】制御作動を示すフローチャート
【図8】表示状態の説明図
【符号の説明】
B 棚 6 物品収納部 A 移動車 14 記憶手段 18 表示手段 IC 制御手段 m マーク 23 マーク読み取り手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の物品を区分け状態で収納する棚
    (B)が、前記棚(B)から取り出した物品を収納する
    物品収納部(6)を備える移動車(A)の走行路に沿っ
    て設けられ、前記移動車(A)には、前記棚(B)から
    取り出す物品の種類と取り出し数量とからなる物品取り
    出し情報を記憶する記憶手段(14)と、前記記憶手段
    (14)の記憶情報に基づいて、収集すべき物品が収納
    される棚(B)からの前記物品取り出し情報を表示する
    表示手段(18)を作動させる制御手段(IC)とが設
    けられている物品収集設備であって、 前記棚(B)に収納される各物品には、物品の種類を表
    示するマーク(m)が設けられ、前記移動車(A)に
    は、移動車側に取り出された物品の前記マーク(m)を
    読み取るマーク読み取り手段(23)が設けられ、 前記制御手段(IC)は、前記記憶手段(14)及び前
    記マーク読み取り手段(23)の情報に基づいて、移動
    車側に取り出された物品が前記棚(B)から取り出すべ
    き物品の種類であるか否かを判別し、且つ、その
    (B)から取り出すべき物品の種類として前記マーク読
    み取り手段(23)にて検出された検出回数が前記取り
    出し数量になるか否かを管理するように構成されている
    物品収集設備。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(IC)は、前記棚(B)
    から取り出すべき物品の種類として前記マーク読み取り
    手段(23)にて検出された検出回数が前記取り出し数
    量になるに伴って、前記表示手段(18)の表示を次に
    収集すべき物品の取り出し情報を表示する状態に変更さ
    せるように構成されている請求項1記載の物品収集設
    備。
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