JPH11255321A - 手押し台車 - Google Patents

手押し台車

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Publication number
JPH11255321A
JPH11255321A JP10060124A JP6012498A JPH11255321A JP H11255321 A JPH11255321 A JP H11255321A JP 10060124 A JP10060124 A JP 10060124A JP 6012498 A JP6012498 A JP 6012498A JP H11255321 A JPH11255321 A JP H11255321A
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JP
Japan
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carrier
transfer
hand cart
positioning
cart
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Application number
JP10060124A
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English (en)
Inventor
Masanao Murata
正直 村田
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被移載物の処理装置への移載動作を、作業者
の負担なく、迅速かつ正確に実施可能にする。 【解決手段】 手押し台車11に、処理装置15の給電
端子43,44に接続されて電力の供給を受ける受電端
子を設ける。また、処理装置15に対して位置決めを行
う位置決め手段19を設けたものである。また、被移載
物34を載置するテーブル12とこれを昇降するモータ
を設けたものである。また、処理装置側の送信器から送
信される被移載物の搬送先データを受信する受信器を設
け、受信された搬送先データを表示器に表示させるよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クリーンルーム
中で手動により搬送されて、半導体基板や液晶基板など
の処理物を収納したキャリアを処理装置に移載するのに
利用される手押し台車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイス,半導体ウェー
ハ,液晶基板などの製品の生産は、これらに塵や埃、あ
るいは有機物などが付着することによって品質劣化や歩
留りの悪化を招くのを回避するために、クリーンルーム
で実施される。このクリーンルーム内は、例えば、図9
に示すように、工程間搬送部1を挟むようにして、複数
の工程内搬送部2が設けられ、これらの工程内搬送部2
を挟むようにして、処理装置としての、露光・描画,レ
ジスト処理,エッチング処理,熱処理,洗浄等々の製造
装置3とストッカ4がそれぞれ並置されている。
【0003】すなわち、クリーンルームでは、工程ごと
に前記工程内搬送部2であるベイと呼ばれるエリアに沿
って製造装置3などの処理装置が並べて設置され、各工
程で固有の処理が行われる。このとき、工程によってス
ループットが異なるので、工程間を通してウェーハのや
りとりを行う場合に、バッファを兼ねる前記ストッカ4
が設けられている。ここで、ストッカ4およびストッカ
4間のウェーハ等の搬送、各ベイにおけるストッカ4お
よび製造装置3間のウェーハ等の搬送が、それぞれ工程
間搬送および工程内搬送と呼ばれている。
【0004】これらのうち、工程内搬送では、例えば被
処理物である複数のウェーハの入ったキャリア(被移載
物)を工程内搬送部2において手で運んで、各製造装置
3にセットする方法が従来から広く採用されている。と
ころが、チップの集積度の高まりとともに、高性能で安
価な半導体デバイスを効率的に得るために、ウェーハの
大口径(300ミリ)化が進められ、これに伴ってこの
ウェーハを収納するキャリアも大形化,重量化し、人が
手で運ぶことが困難になってきている。このため、前記
ウェーハやキャリアを手押し台車に載せて運び、製造装
置側へ移載する方法が採用されつつある。
【0005】また、このようなウェーハやキャリアの移
載には、人手のほか、手押し台車に設けられた移載装置
を動作させることにより行われる。このときの移載の動
力源は作業者であり、この作業者がハンドルを回転操作
したり、ペダルを踏んだりする入力となる。
【0006】図10はかかる従来の手押し台車を示す斜
視図であり、同図において、11はウェーハを収納する
被移載物としてのキャリア34を載置するためのテーブ
ル12を持った手押し台車で、上部には把手部13が設
けられ、下面の4箇所にローラ14が回転自在に取り付
けられている。従って、この手押し台車11は、作業者
が把手部13を手で握って押すことにより、前記ベイの
工程内搬送部2内を処理装置としての所定の製造装置1
5がある方向へ搬送可能とされる。この製造装置15に
はウェーハやこれを収納するキャリアを載置する載置台
16が設けられている。
【0007】一方、前記手押し台車11の下部には、図
11に示すような位置決め孔17を持った位置決め板1
8が取り付けられており、前記製造装置15には、その
位置決め孔17に対向する位置に位置決めピン19を持
った他の位置決め部材20が、取り付けられている。な
お、前記製造装置15の、前記手押し台車11の基板1
1aに対向する位置に形成された切欠部21内に、前記
位置決め部材20が例えば衝撃緩衝用のばね(図示しな
い)などを介して取り付けられている。
【0008】図12は前記位置決め板18および位置決
め部材20に代えて、手押し台車11の基板11a端お
よび製造装置15の切欠部21内に取り付けられる位置
決め部材22,23を示し、これらは互いに他を位置決
め可能に嵌合する位置決め手段としての突起24および
凹所25をそれぞれ有する。
【0009】また、手押し台車11には、前記テーブル
12を昇降させる回転式の操作部材26が取り付けられ
ている。図13は、この操作部材26によるテーブル1
2の昇降機構を概念的に示し、26aおよび26bは前
記操作部材26を構成するハンドルおよび回転板で、こ
の回転板26bの中心に取り付けられたシャフト27に
はピニオン28が取り付けられている。また、このピニ
オン28は、ガイド29によって昇降自在に案内され、
かつ前記テーブル12端を支持するラック30に噛合さ
れている。従って、ハンドル26aの回転操作によって
テーブル12は所定レベルに昇降可能とされる。
【0010】図14はテーブル12の別の昇降機構であ
る。これは、前記同様のハンドル26aおよび回転板2
6bを有し、回転板26bの中心に取り付けられたシャ
フト27には、紐,ワイヤ,チェーンなどの索条31の
一端側を巻き付けたドラム32が取り付けられている。
また、前記索条31はプーリ33に吊持され、その他端
は、ガイド29に案内されて昇降するテーブル12の基
端に止着されている。従って、ハンドル26aの回転操
作によって、索条31をドラム32に巻き取らせたり、
巻き戻させたりすることで、テーブル12を所定レベル
の高さに昇降させることができる。
【0011】なお、図10において、34はテーブル1
2上に載置されて、前記製造装置15の載置台16へ移
載されるキャリア(例えば300mmウェーハ用)であ
る。また、図10では省いてあるが、図15に示すよう
に、前記テーブル12とともに移載手段を構成する移載
装置35を有する。この移載装置35は、テーブル12
上に起立するL形アーム35aと、このL形アーム35
aに沿って水平移動するスライド部35bと、このスラ
イド部35b端に上下動自在に取り付けられて、前記キ
ャリア34の上面を把持するグリップ部35cとを有す
る。
【0012】従って、かかる構成になる手押し台車11
を用いて被移載物であるキャリア34を移載しようとす
る場合には、まず、テーブル12上に所定サイズ,枚数
のウェーハを収納したキャリア34がテーブル12上に
移載された手押し台車11を、作業者が把手部13を掴
んで手で押し、これを製造装置15方向へ走行させなが
ら運搬する。また、手押し台車11が製造装置15に最
も接近したとき、手押し台車11の基板11a端を製造
装置15下部の切欠部21内に挿し込む。このとき、図
11に示す位置決め部材20上の位置決めピン19が、
位置決め板18上の位置決め孔17内に挿入されるよう
にする。あるいは、図12に示す位置決め部材23の凹
所25内に位置決め部材22の突起24を嵌合させるよ
うにする。
【0013】これにより、製造装置15に対する手押し
台車11の位置、詳しくは、前記載置台16位置に対す
るテーブル12の位置決めが行われる。続いて、前記操
作部材26のハンドル26aを回転操作し、テーブル1
2の高さ調整を行って、キャリア34を移載に適する高
さのレベルに設定し、前記移載装置35のグリップ部3
5cにキャリア34を把持させる。そして、前記スライ
ド部35bを伸長作動させて、キャリア34を前記製造
装置15の載置台16上に移動させ、前記グリップ部3
5cによる把持を解除して、そのキャリア34を載置台
16上の所定位置に設置する。これに続いて製造装置1
5内に前記キャリア34が案内され、これに装填された
ウェーハは例えば半導体前処理が実施される。
【0014】一方、前記被移載物であるキャリア34に
は、製造上のロット番号,レシピ,プロセスのステップ
などとともに、このキャリア34の行き先の製造装置1
5を記録したID(識別)タグ37が装着される。一般
に、半導体デバイスの製造では、数100もの工程を実
行する各製造装置15へ前記キャリア34を順次運ぶ場
合に、その行き先を誤るのを防止するために、かかるI
Dタグ37がキャリア34に付けられる。従って、作業
者はこのIDタグ37が表示する行き先を看取して、そ
の行き先の製造装置15へ手押し台車11上のキャリア
34を運んで、これを載置台16上へ誤りなく移載する
ことができる。
【0015】図16は前記IDタグ37を示すブロック
接続図であり、これが、外部からのID入力の受信器1
01および応答を返す送信器102を制御する制御部1
03と、前記ID入力を記憶するメモリ104と、その
ID入力の内容を表示する表示器105と、電源(バッ
テリなどの)106とを有する。なお、電源としてバッ
テリを設けてもよいが、ここでは前記のように製造装置
15から接触状態または非接触状態にて電力を受けるよ
うにする。
【0016】図17はかかるIDタグ37を背面に取り
付けてキャリア34を、前記とは異なる他の手押し台車
11Aの昇降自在な2段のテーブル12a,12b上
に、それぞれ載置した例を示す。これらのテーブル12
a,12bは図13の移載装置35とともに移載手段を
構成している。また、テーブル12a,12b上に載置
されたキャリア34のうち、テーブル12a,12b上
のキャリア34が、図13に示すような既述の移載装置
35によって製造装置15の載置台16上に移載された
後に、テーブル12bが再び所定レベルまで上昇され
て、そのテーブル12b上のキャリア34が、移載装置
35によって前記載置台16上に移載される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の手押し台車にあっては、300ミリもある大径で
重量のある被処理物としてのウェーハをキャリア34に
収納し、処理装置としての製造装置15へ搬送,移載す
る上で有効であるものの、移載作業が作業者によるテー
ブル12昇降のためのハンドル操作を伴うため、移載効
率が悪く、結果としてウェーハの前処理効率などの悪化
をもたらすほか、作業者にとって大きな負担になるとい
う課題があった。
【0018】また、図17に示すように、テーブル12
a,12bに載置されたキャリア34に行き先を示すI
Dタグ37を付けて、その行き先を表示させることによ
り、キャリア34を載置した手押し台車11Aの搬送を
迅速,正確に行えるようにしているものの、そのIDタ
グ37の取付位置によっては、これが手押し台車11A
の一部や把手部13に隠れてしまい、結果的に行き先を
見誤ったり、思い違いで目的の行き先の製造装置15へ
キャリア34を正しく移載できなくなり、場合によって
はキャリア34内のウェーハに対する処理を誤るなどの
課題があった。
【0019】この発明は前記のような課題を解決するも
のであり、処理装置側から電源の供給を受けられるよう
にすることで、スイッチ操作によりキャリアなどを載置
するテーブルを含む移載手段による移載動作を、作業者
の負担なく、迅速かつ正確に実施できる手押し台車を得
ることを目的とする。
【0020】また、この発明は作業者にIDタグの内容
を見易くすることによって、誤った行き先の製造装置等
へキャリアを搬送したり、行き先の異なる製造装置へそ
のキャリアを移載するのを未然に防止でき、これにより
移載作業効率の向上とキャリア内のウェーハなどの製造
上の歩留りを向上できる手押し台車を得ることを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1の発明にかかる手押し台車は、処理装置の給電端
子に接続されて電力の供給を受ける受電端子を設けたも
のである。
【0022】また、請求項2の発明にかかる手押し台車
は、前記処理装置に対して位置決めを行う位置決め手段
を設けたものである。
【0023】また、請求項3の発明にかかる手押し台車
は、前記被移載物を載置するテーブルおよび該テーブル
を昇降するモータを設けたものである。
【0024】また、請求項4の発明にかかる手押し台車
は、前記処理装置側の送信器から送信される被移載物の
搬送先データを受信する受信器を設け、該受信器により
受信された搬送先データを表示器に表示させるようにし
たものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1はこの発明の手押し台車を示
す斜視図であり、全体形状は基本的に図10に示したも
のと同一である。しかし、この図1において、手押し台
車11の基板11a端および処理装置としての製造装置
15の切欠部21には、それぞれ図2に示すような絶縁
部材からなる位置決め板18A,20Aが取り付けられ
ている。そして、位置決め板18Aには、前記同様の2
つの位置決め孔17のほかに、受電端子としての2つの
(一対の)電極41,42が設けられ、これらの電極4
1,42は後述の制御回路に導かれている。
【0026】また、他方の位置決め板20Aには、前記
同様の2つの位置決めピン19のほかに、給電端子とし
ての2つの(一対の)電極43,44が設けられてい
る。なお、これらの位置決め手段としての位置決めピン
19は、位置決め手段としての位置決め孔17に対向す
る位置にあり、また、電極41,42は電極43,44
に対向する位置にあって、それぞれが嵌合可能および接
触可能とされている。
【0027】図3および図4は前記電極41,42の構
成例を示す断面図である。このうち、図3は、銅,銀,
真ちゅうなどからなるキャップ部材51内の中心部に突
設したピン52を、位置決め板18Aに対し抜け止め可
能に貫通し、そのキャップ部材51と位置決め板18A
との間に圧縮ばね53を介在したものからなる。従っ
て、これらの電極41,42を他方の位置決め板20A
上の電極43,44に接触するように押圧したとき、前
記圧縮ばね53が収縮することで、各電極41,42の
電極43,44に対する接触が密にかつ安定的に行われ
る。なお、前記ピン52の位置決め板18Aからの突出
端に、前記制御回路へのリード線54端が接続されてい
る。
【0028】また、図4はリン青銅,銅などやこれらに
金や銀のメッキを施したU字板ばね61の一端を、位置
決め板18Aに貫通固着したピン62の一端に固定した
ものからなり、その位置決め板18Aからのピン62の
突出端に、リード線63が接続されている。これによっ
ても、電極41,42たるU字板ばね61を電極43,
44に接触するように押圧したとき、そのU字板ばね6
1自身の弾発力を受けて、これらが密にかつ安定的に接
触することとなる。
【0029】また、図1において、71はテーブル12
の上昇スイッチ、72はテーブル12の下降スイッチ、
73は図15に示すような移載装置35を作動するため
の移載積みスイッチ、74は移載降しスイッチである。
また、図示しないが、前記手押し台車11の内部には、
前記電極41,42にリード線54を介して接続され
て、前記テーブル12昇降用のモータ,キャリア移載用
の他のモータあるいはグリップ手段などを制御する制御
装置(図示しない)が、前記各モータやグリップ手段と
ともに設けられている。
【0030】図5は手押し台車11側に設けられた電気
回路を示し、81は前記手押し台車11内に設けられた
制御装置、82は前記テーブル12を昇降駆動するため
のモータ、83は前記キャリア移載装置用の他のモータ
である。これらのモータ82,83は前記電極41,4
2間に印加される電源電圧を、前記上昇スイッチ71お
よび下降スイッチ72の操作や、移載積みスイッチ73
および移載降しスイッチ74の操作によって切り換える
ことで、前記制御装置81の制御のもとで、選択的に正
転駆動または逆転駆動される。
【0031】従って、かかる構成になる手押し台車11
では、テーブル12上にある図1に示すようなキャリア
34を、製造装置15の載置台16上に移す場合には、
まず、作業者は手押し台車11を、把手部13を手で掴
むことにより押し、製造装置15の前に近づける。そし
て、その手押し台車11の基板11a端を製造装置15
下部の切欠部21内に挿入し、その基板11a端の位置
決め板18Bに設けた位置決め孔17に、製造装置15
下部の位置決め板20Bに設けた位置決めピン19を挿
入させる。
【0032】この挿入操作によって、手押し台車11の
製造装置15に対する位置決めがなされ、このとき位置
決め板18A上の電極41,42が位置決め板20A上
の電極43,44にそれぞれ密に接触する。このため、
クリーンルームの床に固定された製造装置15側の電源
から、手押し台車11内の制御装置81に電力が供給さ
れる。ここで、作業者が前記上昇スイッチ71または下
降スイッチ72のいずれかを操作することで、モータ8
2を正転または逆転駆動することができ、手押し台車1
1のテーブル12を所定レベルに昇降可能にし、そのテ
ーブル12をキャリア34の移載に適する高さまで移動
させることができる。
【0033】また、移載積みスイッチ73または移載降
しスイッチ74のいずれかを操作することで、モータ8
3を正転または逆転駆動することにより、図15に示す
ようなスライド部35bを作動するとともに、グリップ
部35cによるキャリア34の持ち上げおよび積み降し
を実現できる。なお、このキャリア34の持ち上げおよ
び積み降しは、電磁力等を利用する別の駆動源(動力
源)を用いて実施することは任意である。また、前記移
載動作をモニタする表示部を手押し台車側に設けること
も任意である。
【0034】なお、前記実施の形態では、製造装置15
から、電極43,44と電極41,42との接触により
電力の供給を受けるものを示したが、図6に示すよう
に、手押し台車11側の位置決め板18Bにコイル91
aを巻装したコア91bを有する、受電手段としての電
磁誘導部91を設け、他の位置決め板20Bにコイル9
2aを巻装したコア92bを有する、給電手段としての
電磁誘導部92を設けることで、非接触状態にて、製造
装置15側から手押し台車11側の制御装置81へ電源
電力を供給することが可能になる。この場合において、
各電磁誘導部91,92を小形化するために、給電周波
数を例えば10KHzに上げるようにしてもよい。その
際には、地上側に周波数変換のためのインバータが設置
される。
【0035】また、手押し台車11にバッテリを積んで
もよく、この場合には、地上からの前記のような給電の
際に、このバッテリに充電を行えるようにする。
【0036】また、図7はこの発明の手押し台車に設け
られる行き先表示器能を持った制御装置のブロック図で
あり、同図において、111は図8に示すような手押し
台車11Aおよびこの手押し台車11Aに対し昇降自在
なテーブル12a,12bに取り付けられる前記の制御
装置である。この制御装置111は、送信器112およ
び受信器113と、これらの送信器112および受信器
113による送受信を制御する制御部114と、この制
御部114の制御下で送受信データを記憶するメモリ1
15と、その制御部114の制御下で送受信の内容、特
に、手押し台車11Aの行き先の製造装置などを表示す
る表示器116と、バッテリやAC電源などの電源11
7とを有する。
【0037】そして、前記受信器113および送信器1
12は、図8に示すように、各テーブル12a,12b
上であって、各キャリア34に取り付けられたIDタグ
37に対向する位置に設置されている。また、前記表示
器116は手押し台車11Aの把手部13付近であっ
て、作業者が目視し易い位置に所定の角度をつけて配置
されている。従って、制御装置111の受信器113
は、キャリア34に取り付けられた、図16に示すよう
なIDタグ37中の送信器102から、このキャリア3
4の行き先情報を受信し、これを制御部114の制御の
もとで、表示器116に表示可能にしている。なお、制
御装置111の送信器112からは、前記IDタグ37
が必要とする情報を受信器101を通じて、IDタグ3
7内へ送出する。
【0038】かかる構成になる手押し台車では、手押し
台車11Aを用いて、被移載物としてのウェーハを収容
したキャリア34製造装置15へ移載しようとする場合
には、まず、上下2段のテーブル12a,12b上の所
定位置にキャリア34を載せ、作業者がこの手押し台車
11Aを、把手部13を手で掴んで製造装置15方向へ
運搬する。
【0039】このとき、前記キャリア34に取り付けら
れたIDタグ37が、各テーブル12a,12b上の送
信器112および受信器113に臨み、そのIDタグ3
7の送信器102から送信されるキャリア34の行き先
情報が、受信器113により受信される。このため、こ
の受信器113で受信された行き先情報は、制御部11
4の制御下で、手押し台車11Aに設けられた前記表示
器116に表示される。これにより、作業者はその表示
された特定の行き先の製造装置15へ、手押し台車11
Aを運搬して、この手押し台車11Aのテーブル12
a,12b上に設置されたキャリア34を、このテーブ
ル12a,12bの昇降調節を行うとともに、図13に
示すような移載装置35を利用することにより、前記載
置台16の所定位置に正しく移載できる。
【0040】従って、前記のように、IDタグ37が手
押し台車11Aの一部や把手部13の陰に隠れるよう
に、キャリア34が各テーブル12a,12b上に設置
された場合にも、そのIDタグ37に記録された内容、
特に、このキャリア34の行き先を、作業者が見易い位
置にある表示器116にて看取でき、その行き先の判断
ミスや思い違いを確実に防止できることとなる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、クリ
ーンルーム中で手動により搬送されて、被移載物を処理
装置へ移載する手押し台車において、前記処理装置の給
電端子に接続されて電力の供給を受ける受電端子を設け
たので、製造装置などの処理装置から電源の供給を受け
ることで、手押し台車側でのスイッチ操作のみで、キャ
リアなどを載置するテーブルを含む移載手段による移載
動作を、作業者の負担なく、迅速かつ正確に実施できる
という効果が得られる。また、前記処理装置に対して位
置決めを行う位置決め手段を設けたことにより、手押し
台車の処理装置に対する位置決めと同時に、手押し台車
側への電力供給を同時かつ確実に行え、従って被移載物
の移載作業を作業者の人力に頼ることなく、自動的に、
迅速かつ軽快に実施できるという効果が得られる。
【0042】さらに、前記被移載物を載置するテーブル
および該テーブルを昇降するモータを設けたことによ
り、人力では持ち上げたり降したりすることが困難なテ
ーブル上の重量のキャリア等を、軽快かつ自動的に正規
の高さへ移動できるという利点が得られる。また、前記
処理装置側の送信器から送信される被移載物の搬送先デ
ータを受信する受信器を設け、該受信器により受信され
た搬送先データを表示器に表示させるようにしたことに
よって作業者は手押し台車を押しながら、その手押し台
車上の被移載物の行き先を誤りなく確認でき、従って、
手押し台車から処理装置への移載ミスを確実に回避でき
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態による手押し台車を
示す斜視図である。
【図2】 この発明における位置決め手段および給電,
受電端子を示す要部の斜視図である。
【図3】 図2に示す受電端子の構造例を示す断面図で
ある。
【図4】 図2に示す受電端子の他の構造例を示す断面
図である。
【図5】 図1における手押し台車側の電気回路を示す
ブロック図である。
【図6】 この発明における他の位置決め手段および給
電,受電手段を示す要部の斜視図である。
【図7】 この発明における手押し台車側の制御装置を
示すブロック図である。
【図8】 この発明の手押し台車の他の形態を示す側面
図である。
【図9】 従来の一般的なクリーンルームにおける移載
物搬送システムを示す説明図である。
【図10】 従来の手押し台車を示す斜視図である。
【図11】 図9における位置決め手段を示す要部の斜
視図である。
【図12】 図9における他の位置決め手段を示す要部
の斜視図である。
【図13】 図9におけるテーブルの昇降機構を示す要
部の概念図である。
【図14】 図9におけるテーブルの他の昇降機構を示
す要部の概念図である。
【図15】 図9におけるキャリアの移載装置を示す概
念図である。
【図16】 図10に示すIDタグを示すブロック図で
ある。
【図17】 従来の他の手押し台車を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
11,11A 手押し台車 12,12a,12b テーブル 15 製造装置(処理装置) 17 位置決め孔(位置決め手段) 19 位置決めピン(位置決め手段) 34 キャリア(被移載物) 35 移載装置(移載手段) 41,42 電極(受電端子) 43,44 電極(給電端子) 113 受信器 116 表示器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/68 B62B 3/00 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルーム中で手動により搬送され
    て、被移載物を処理装置へ移載する手押し台車におい
    て、 前記処理装置の給電端子に接続されて電力の供給を受け
    る受電端子が設けられていることを特徴とする手押し台
    車。
  2. 【請求項2】 前記処理装置に対して位置決めを行う位
    置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の手押し台車。
  3. 【請求項3】 前記被移載物を載置するテーブルおよび
    該テーブルを昇降するモータが設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の手押し台車。
  4. 【請求項4】 前記処理装置側の送信器から送信される
    被移載物の搬送先データを受信する受信器と、 該受信器により受信された搬送先データを表示する表示
    器とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    に手押し台車。
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