JP2584727Y2 - 組立屋根体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は組立屋根体に関し、特に
屋根体を支持する桁を複数の桁材の連結により形成して
折曲げあるいは屈曲させた形態のもので、施工現場等に
おいて組み立て作業を必要とする構造の組立屋根体に関
する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来、
上述のような組立屋根体において、桁を構成する複数の
桁材を連結する構造としては継手構造やピン結合構造な
どが知られている。しかしながらこれら従来の組立屋根
体にあっては、特に上下方向で桁材間に角度を付ける場
合に角度出しが難しく、連結部位に隙間ができてしまい
やすく、これを解決するために継手や連結しようとする
桁材端部を施工現場で合わせ加工するという面倒な作業
が必要になることがあった。

【０００３】本考案はこのような従来の問題点に鑑みて
なしたもので、連結しようとする桁材間における角度出
し及び角度変更が容易で、また桁材間の隙間処理も簡単
に行なえる組立屋根体を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案に係る組立屋根体
は上記目的を達成するために、複数の桁材を連結して形
成した桁上に屋根体を支持する組立屋根体であって、一
対の対向する桁材端部にそれぞれ継手を取り付け、該継
手により桁材を連結し、継手は、部材端に取り付ける基
端部と、複数の連結孔を有する連結部とからなり、対向
する継手は、少なくとも一対ずつの連結孔同士を組み合
わせ、ボルトやピン等の連結具を対応する連結孔間に挿
し通して連結するものであり、これら継手の連結角度
は、連結孔の組み合わせを変えることにより可変する構
成とし、上記連結孔の組み合わせを変えることによる連
結角度の可変値を所定角度の整数倍とし、上記所定角度
の整数倍で可変する継手の連結角度に応じて対向する桁
材端部の間隙を所定値で可変させ、該間隙にスペーサを
配してなる構成とすることができる。

【０００５】

【０００６】

【０００７】本考案に係る組立屋根体は、上記スペーサ
が少なくとも一面側に連結凹部を備えるとともに他面側
に連結凹部もしくは連結凸部を備え、かつ一方の面を他
方の面に対して上記所定角度だけ傾斜させてなり、上記
対向する桁材端部間の間隙に対応する個数のスペーサを
凹凸嵌合により組み合わせて配置するようにした構成と
することができる。

【０００８】

【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。なお以下に説明する実施例は、渡り廊下などの建物
間の通路、門と玄関の間のアプローチなどの傾斜地にお
いて、雨よけ、日よけ用の屋根として設けられる組立屋
根に関するが、本考案がこの例のものに限定されること
を意味するものではない。

【０００９】まず本考案の一実施例に係る組立屋根体の
構造を説明する。図２に示すようにこの組立屋根体は、
屋根体１を複数本の支柱２の上端に取り付けた桁材３、
３ａからなる桁上に掛け渡して構成したものである。

【００１０】屋根体１は傾斜部分４、水平部分５及び両
部分を連結する屈曲部分６からなる。各部分４〜６とも
ほぼ同様の構成を有し、主に梁７、母屋８、ブラケット
９、パネル受け部材１０及びパネル材１１から構成さ
れ、これら各構成部品はアルミニウムの押し出し型材や
型鋼材などから形成してある。

【００１１】梁７は概ね矩形の断面形状を有し（図５参
照）、偏平なかまぼこ屋根状のアーチを形成するため
に、比較的大きな曲率半径の円弧形状を有する（図４参
照）。また母屋８は、梁７と同様に概ね矩形の断面形状
を有し、ブラケット１２を介して梁７に連結してある。
ブラケット９は連結金具１３により桁３上に取り付けた
もので、その先端には水返し１４がねじ止めしてある。
パネル受け部材１０は概ね逆Ｌ字形状の断面形状を有
し、折り返して溝状とした端縁部１０ａにパネル材１１
の下端縁を受け入れて保持している。パネル材１１に
は、例えば透光性を有する合成樹脂平板等を用いる。

【００１２】桁３、３ａは、上面に屋根体１を取り付け
る連結金具１３を固定する矩形部１５を内側に、雨樋と
なる溝部１６を外側に形成したもので、連結装置１７を
介して支柱２の上端に取り付けてある（図４参照）。連
結装置１７は図４及び図２０に示すように、桁３、３ａ
の下面にねじ止めする上連結板１８と、支柱２の上端面
にねじ止めする下連結板１９とからなり、両連結板１
８、１９に連結ボルト２０を挿通させ、連結ボルト２０
を回転中心とするピン結合構造を有している。但しこの
ピン結合構造は屋根体１の傾斜部分４を設置する傾斜面
に沿わせて屋根体１及び桁３の傾斜角度を可変させるた
めのもので、屋根体１の水平部分５を支持する支柱２と
はこのようなピン結合構造による連結を採用していない
（図２参照）。

【００１３】次に屋根体１の屈曲部分６の構造を説明す
る。この部分には本考案に係る組立屋根体の一実施例が
傾斜部分４の桁３と短尺状の桁３ａ、及び水平部分５の
短尺状の桁３ａの連結に用いられている。図１、図３で
はこれらを代表して傾斜部分４の桁３と短尺状の桁３ａ
の連結構造を示してある。なお傾斜部分４及び水平部分
５の桁３と屈曲部分６の桁３ａとは図４に示す同一の断
面構造を有する。

【００１４】桁３、３ａの連結には、一対の継手２１
ａ、２１ｂを用いている。桁３に取り付ける継手２１ａ
を図６に、桁３ａに取り付ける継手２１ｂを図７に示
す。これら継手２１ａ、２１ｂはそれぞれ、桁３、３ａ
端に取り付ける基端部２２と、相手方の継手と連結する
ための連結部２３とからなり、基端部２２を概ね桁３、
３ａの矩形部１５内に挿入して桁３、３ａの外側からボ
ルト止めもしくは接着等し、連結部２３を対向させて外
部に突出させ、そして複数形成した連結孔２４のうちの
少なくとも一対ずつを組み合わせ、ボルト２５を挿し通
して連結し（図１）、桁３、３ａ間にできる隙間を複数
のスペーサ２６ａ、２６ｂ・・・により埋めたものであ
る。

【００１５】それぞれの基端部２２はアングル状にプレ
ート材を折曲げて形成したもので、連結部２３は先端が
半円形を有する。継手２１ａにあっては連結部２３の範
囲内に６個の連結孔２４を６角形の頂点位置に設け、継
手２１ｂにあっては連結部２３から基端部２２先端にか
けて長円形をなすように１４個の連結孔２４を設けてあ
る。なお図示は省略するが、基端部２２の先端から連結
部２３にかけて連結の際の補強となるリブ等をいくつか
設けるとよい。

【００１６】継手２１ａ、２１ｂ間の連結角度θ及び間
隔ｓは、連結孔２４の組み合わせを変えることにより変
えることができる。図８ないし図１４は連結角度θ及び
間隔ｓの変化例を示す。

【００１７】まず角度θの変化を説明すると、図８は連
結角度θが３度、図９は６度、図１０は９度、図１１は
１２度、図１２は１５度、図１３は１８度、そして図１
４は２１度と、それぞれ３度ずつ異なる角度となってい
る。即ち、継手２１ａ、２１ｂの組み合わせ角度を変え
ても少なくとも一対ずつの連結孔２４の位置を合致させ
ることができるようになっており、これによって３度ず
つ連結角度θを変更できる。図８〜図１４において合致
している連結孔２４にはＸ印を付してある。もちろん連
結孔２４を設ける位置をいろいろ変えることによって３
度以外の角度の整数倍で可変するように容易に設定でき
るので、本考案がこの例の配置態様、個数等に限定され
ることはない。また継手２１ａ、２１ｂを桁３、３ａの
どちらに組み合わせるかも設置状態に応じて自由に選定
できる。

【００１８】次に間隔ｓの変化と、この変化への対応手
段について説明する。継手２１ａ、２１ｂの間隔ｓは、
角度変化に応じて所定寸法ずつ異なるように連結孔２４
の位置が定めてあり、この間隔ｓに合わせた個数のスペ
ーサ２６ａ、２６ｂを用いるようになっている。

【００１９】スペーサ２６ａ、２６ｂは合成樹脂等を用
いて断面形状を桁３と同一に形成したもので（図１参
照。）、詳細には図１５（Ａ）、（Ｂ）に示すように２
種類の外形状を有するものを用いている。図１５（Ａ）
に示すスペーサ２６ａは、一面側に連結凹部２７を、他
面側に連結凸部２８を備え、連結凸部２８を設けた面を
連結凹部２７を設けた面に対して３度傾斜させてあり、
また図１５（Ｂ）に示すスペーサ２６ｂは、両面側に連
結凹部２９を設け、一方の面（図中右側の面）を他方の
面（図中左側の面）に対して３度傾斜させてある。連結
凹部２７、２９は、桁３、３ａ及び連結凸部２８の外周
にすっぽり嵌められるように窪ませてあり、これによっ
てスペーサ２６ｂを桁３、３ａと凹凸嵌合させ、これら
の間にスペーサ２６ａを嵌合させて連結して継手２１
ａ、２１ｂの外周を覆い、桁３、３ａ間に生じる隙間を
塞いでいる。図１６は図１４に相当する連結角度θが２
１度の場合のスペーサ２６ａ、２６ｂの連結状態を側面
から示し、図１７は同じく上側から見て示してある。但
し図１７ではスペーサ２６ａを一部のみ示してある。

【００２０】図１５に示すように、スペーサ２６ａ、２
６ｂの一側に３度の傾斜を付けてあるので、一つのスペ
ーサを用いることによって３度ずつ角度の変化と、組み
合わせたスペーサ全体としての所定値の幅寸法の変化を
付けることができる。図の例のように２１度の傾斜を付
ける場合には、桁３あるいは桁３ａ側にスペーサ２６ｂ
を用い、これに６個のスペーサ２６ａを連結し、最後の
スペーサ２６ａに桁３ａもしくは桁３を連結する。なお
図８のように連結角度θが３度の場合にはスペーサ２６
ｂを１個だけ用い、傾斜角度を３度増やすごとにスペー
サ２６ａを増やしていけば図９〜図１４の角度及び間隔
の変化に対応できる。

【００２１】次に梁７と母屋８をブラケット１２により
連結する構造について説明する。図１８に示すように、
ブラケット１２は、梁７の母屋８を取り付ける位置に固
定する梁側部２９と、母屋８の端部に取り付ける母屋側
部３０とからなる。梁側部２９は、回転軸が梁の長手方
向に沿う略半円筒状の凸部である回動ガイド部３１を有
する。また母屋側部３０は、凹凸嵌合により回動ガイド
部３１と組み合わせる被ガイド部３２を有し、この凹凸
嵌合により回動ガイド部３１と組み合わせる被ガイド部
３２には略半円筒状に凹んだ凹面部３２ａが形成してあ
る。

【００２２】図１９に示すように、母屋側部３０は被ガ
イド部３２の長手方向中央に箱体状の連結固定部３３を
備えており、この連結固定部３３の内側から回動ガイド
部３１にボルト３４を挿し通し、回動ガイド部３１の対
応位置に設けた溝３５内側で抜け止めプレート３６にね
じ込んで梁側部２９と母屋側部３０とを連結してある。
そして、母屋側部３０全体が溝３５の範囲内で回動ガイ
ド部３１の回転軸の周りでスムーズに回動可能になって
おり、梁７に対して取るべき母屋８の角度に応じて母屋
側部３０を回動ガイド部３１の回転軸の周りで回動さ
せ、角度調整を行なえるようになっている。

【００２３】母屋８は端部を連結固定部３３の外周に嵌
合させることにより取り付けてあり、屋根体１の屈曲部
分６における傾斜状態に対応して梁７に取り付けること
ができるようになっている。もちろん屋根体１の傾斜部
４や水平部５においては梁７と母屋８の取り付け角度が
一定角度に定まるのでこのような構造を用いる必要はな
いが（図５参照）、もちろん採用することも可能であ
る。

【００２４】さらに屋根体１の屈曲部分６における梁
７、７間の、パネル受け部材１０、水返し１４及びパネ
ル材１１の取り付け構造を説明する。屈曲部分６におい
ては図３に示されるように桁３、３ａ間に角度がついて
いるため、パネル受け部材１０、水返し１４及びパネル
材１１を傾斜部分４や水平部分５と同じように取り付け
ることができない。このため、隣り合うブラケット９、
９の先端それぞれに延設用の短尺水返し３７、３７を取
り付け、両短尺水返し３７、３７の間に回動連結体３８
を配して谷状に折れ曲がった連結態様を採用している。

【００２５】回動連結体３７は、一対の基部３９、３９
と、その先端それぞれに設けた円形の連結部４０、４０
とからなり、基部３９、３９を短尺水返し３７、３７の
下面側にボルトあるいはねじで固定し、連結部４０、４
０をボルトあるいはピン４１で結合することにより折れ
曲がり角度を可変としたものである。即ち、隣り合うブ
ラケット９、９の間隔に対応して折れ曲がり角度を変え
ることが自由にでき、屋根体１の屈曲部６の曲がりに自
由に対応し、かつ水返しの切れ目をできるだけ小さくす
ることができるようになっている。

【００２６】また上述の構造を採用した部分において隣
り合う梁７、７の先端にはそれぞれ半円形の受け部材４
２が固定してあり、この受け部材４２、４２の間に短尺
のパネル受け部材４３をピン４４で回動可能に取り付け
てある。即ち、屈曲部分６であってもパネル材１１を湾
曲させて取り付けることはできないので、屋根体１の屈
曲部６の折れ曲がり角度によらず隣り合う梁７、７間を
直線的に連結でき、パネル材１１を湾曲させることなく
傾斜部４や水平部５と同様にして取り付けることができ
るようになっている。

【００２７】なお以上説明してきた実施例では屋根体１
の傾斜部分４が水平部分５よりも下側に位置するように
なっているが、本考案においてはこれとは逆の態様の屋
根体、即ち屈曲部分の曲がりが下に凸ではなく上に凸の
場合についても適用できることは明らかであるので、説
明及び図示を省略する。

【００２８】

【考案の効果】請求項１に係る組立屋根体は以上説明し
てきたように、一対の対向する桁材を、該桁材端に取り
付ける基端部と複数の連結孔を有する連結部とからなる
一対の継手によって、少なくとも一対ずつの連結孔同士
を組み合わせてボルトやピン等の連結具を連結孔間に挿
し通して連結し、継手の連結角度を連結孔の組み合わせ
を変えることにより可変する構成とし、連結孔の組み合
わせを変えることによる連結角度の可変値を所定角度の
整数倍とし、対向する桁材端部の間隙を所定角度の整数
倍で可変する継手の連結角度に対応させて所定値で可変
させてスペーサを配設するようにしたので、連結しよう
とする桁材間における角度出し及び角度変更が簡単に行
なえるようになり、桁材の端部形状や長さ寸法が設計通
りでなかったり、桁材を切り詰めて連結角度が変わった
りした場合などにあっても施工現場で容易に対応できる
ようになり、作業負担を大幅に軽減でき、連結しようと
する桁材間における角度出し及び角度変更が正確に行な
え、面倒な合わせ加工などを必要とせずに桁材端部の間
隙に相当する幅でスペーサを連結すれば簡単に間隙を覆
うことができるようになるという効果がある。

【００２９】

【００３０】

【００３１】請求項４に係る組立屋根体は、一対の対向
する桁材間に両桁材端の間隙を埋める少なくとも一のス
ペーサを配してなり、このスペーサが少なくとも一面側
に連結凹部を備えるとともに他面側に連結凹部もしくは
連結凸部を備え、かつ一方の面を他方の面に対して所定
角度だけ傾斜させ、凹凸嵌合により他のスペーサもしく
は連結すべき桁材と連結可能としたので、上記共通の効
果に加え、連結しようとする桁材間の間隙の処理が簡単
かつ正確に行なえるようになるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る組立屋根体による組立
屋根の桁の連結構造を示す分解部分斜視図である。

【図２】本考案の一実施例に係る組立屋根体を用いたる
組立屋根を示す側面部分図である。

【図３】本考案の一実施例に係る組立屋根体による組立
屋根の桁の連結構造を示す斜視図である。

【図４】図２中の矢印IV−IV線に沿う拡大断面図であ
る。

【図５】図２に示す組立屋根の屈曲部分を拡大しかつ一
部破断して示す側面図である。

【図６】図１の継手の一方を拡大して示す側面図であ
る。

【図７】図１の継手の他方を拡大して示す側面図であ
る。

【図８】継手の連結態様の一例（傾斜角度３度）を示す
概念図である。

【図９】継手の連結態様の一例（傾斜角度６度）を示す
概念図である。

【図１０】継手の連結態様の一例（傾斜角度９度）を示
す概念図である。

【図１１】継手の連結態様の一例（傾斜角度１２度）を
示す概念図である。

【図１２】継手の連結態様の一例（傾斜角度１５度）を
示す概念図である。

【図１３】継手の連結態様の一例（傾斜角度１８度）を
示す概念図である。

【図１４】継手の連結態様の一例（傾斜角度２１度）を
示す概念図である。

【図１５】継手間に配するスペーサの側面図である。

【図１６】図１４に相当する連結角度の場合のスペーサ
の連結状態を示す側面図である。

【図１７】同平面図である。

【図１８】梁と母屋の連結構造を示す拡大斜視図であ
る。

【図１９】同断面図である。

【図２０】図２中の矢印XX部分における組立屋根の支柱
と桁の取付を示す拡大側面図である。

【符号の説明】

１ 屋根体 ２ 支柱 ３ 桁 ３ａ 短尺状の桁 ４ 屋根体の傾斜部分 ５ 同水平部分 ６ 同屈曲部分 ７ 梁 ８ 母屋 ９ ブラケット １０ パネル受け部材 １１ パネル材 １２ ブラケット １３ 連結金具 １４ 水返し １５ 桁の矩形部 ２１ａ、２１ｂ 継手 ２２ 基端部 ２３ 連結部 ２４ 連結孔 ２５ ボルト ２６ａ、２６ｂ スペーサ ２７、２９ 連結凹部 ２８ 連結凸部 ２９ 梁側部 ３０ 母屋側部 ３１ 回動ガイド部 ３２ 被ガイド部 ３２ａ 被ガイド部の凹面部 ３３ 連結固定部 ３４ ボルト ３５ 溝 ３６ 抜け止めプレート ３７ 短尺水返し ３８ 回動連結体 ４０ 円形の連結部 ４２ 受け部材 ４３ 短尺のパネル受け部材

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の桁材を連結して形成した桁上に屋
   根体を支持する以下の要件からなる組立屋根体。 （イ）一対の対向する桁材端部にそれぞれ継手を取り付
   け、該継手により桁材を連結する。 （ロ）継手は、部材端に取り付ける基端部と、複数の連
   結孔を有する連結部とからなる。 （ハ）対向する継手は、少なくとも一対ずつの連結孔同
   士を組み合わせ、ボルトやピン等の連結具を対応する連
   結孔間に挿し通して連結する。 （ニ）継手の連結角度は、連結孔の組み合わせを変える
   ことにより可変する。（ホ）上記連結孔の組み合わせを変えることによる連結
   角度の可変値を所定角度の整数倍とし、継手の連結角度
   に応じて対向する桁材端部の間隙を所定値で可変させ、
   該間隙にスペーサを配する。
2. 【請求項２】 上記スペーサは、少なくとも一面側に連
   結凹部を備えるとともに他面側に連結凹部もしくは連結
   凸部を備え、かつ一方の面を他方の面に対して上記所定
   角度だけ傾斜させてなり、上記対向する桁材端部間の間
   隙に対応する個数のスペーサを凹凸嵌合により組み合わ
   せて配置するようにしたことを特微とする請求項１の組
   立屋根体。