JP2582951Y2 - ノッチングプレス機 - Google Patents

ノッチングプレス機

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JP2582951Y2
JP2582951Y2 JP5351192U JP5351192U JP2582951Y2 JP 2582951 Y2 JP2582951 Y2 JP 2582951Y2 JP 5351192 U JP5351192 U JP 5351192U JP 5351192 U JP5351192 U JP 5351192U JP 2582951 Y2 JP2582951 Y2 JP 2582951Y2
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press
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ram
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順一 田中
茂 砂山
恵太郎 丸山
明彦 岡
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倉敷機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係るノッチングプレス
機は、例えば電動モータの電機子を構成する輪状の磁極
鋼板の外周部分に切欠きを打抜き形成する場合に利用す
る。
【0002】
【従来の技術】電動モータの電機子を構成する場合、例
えば図4に示す様に輪状で外周部分に切り欠き1、1を
形成した磁性鋼板2を、各切り欠き1、1を整合させた
状態で多数枚重ね合わせ、中心の円孔3に回転軸を挿通
すると共に、切り欠き1、1の間に導線を巻き付ける。
【0003】上述の様な形状を有する磁性鋼板2を造る
為のノッチングプレス機として、例えば実公平1−28
897号公報には、図5に示す様な構造のものが記載さ
れている。ラム4を下端に設けたロッド5の上端は、偏
心カム6の外側面に枢支している。この偏心カム6を一
端に固定したプレス軸7の他端には段付プーリ8を固定
し、この段付プーリ8とプレスモータ9の出力軸に固定
した段付プーリ10との間に段付ベルト11を掛け渡し
ている。従って、プレスモータ9の出力軸とプレス軸7
とは互いにスリップする事なく連結され、両軸の回転数
の間には比例関係が成り立つ。
【0004】プレスモータ9には、このモータ9の出力
軸の回転数と回転角度とを検知するエンコーダ12を付
設し、上記出力軸の回転数及び回転角度から、ラム4の
昇降回数及び位置を検出自在としている。このエンコー
ダ12の出力信号は制御器に送られ、この制御器は予め
記憶したラム4の昇降回数に見合う出力軸の回転数と上
記出力信号とを比較して、ラム4が所定回数の昇降を終
了した段階でラム4を上死点に停止させる。
【0005】被加工物である磁性鋼板2を載置した割り
出しテーブル13は、上記ラム4の昇降に伴なって所定
角度ずつ間欠的に回転する。即ち、テーブル回転軸14
の下端に固定した歯車15と噛合する歯車16を、ラム
駆動用と別の割り出しモータ17の出力軸に固定し、こ
の割り出しモータ17の起動、停止により上記割り出し
テーブル13を、間欠的に回転自在としている。この割
り出しテーブル駆動用の割り出しモータ17にもエンコ
ーダ18を付設して、この割り出しモータ17の出力軸
の回転角度を検出自在とし、上記割り出しテーブル13
を所定角度ずつ間欠的に駆動する。
【0006】ところで、上述の様なノッチングプレス機
により、図4に示す様に磁性鋼板2の周縁部に切り欠き
1、1を打ち抜く場合、上記割り出しテーブル13の間
欠回転を、ラム4の動きと同期させて行なわなければな
らない。即ち、ラム4が下死点近傍に存在し、このラム
4に固定した上型の下端面が被加工物の上面よりも下方
に存在する間に上記割り出しテーブル13を回転させる
と、上記上型と被加工物及び下型とが干渉し、この被加
工物や上型及び下型が破損してしまう。
【0007】この為従来から、図6に示す様に、ラム4
が下死点近傍に存在する縦縞部分を、割り出しモータ1
7による割り出しテーブル13の回転を禁止する禁止域
とし、この禁止域の終端部(図6のA点)以降で上記割
り出しモータ17を起動させている。そして、この割り
出しモータ17による上記割り出しテーブル13の回転
を、上記ラム4が再度下死点近傍(図6のB点)に達す
る以前、即ち、図6の白抜き部分の間に完了させてい
る。
【0008】又、工場で多数の磁性鋼板にノッチングプ
レス加工を施す際には、1枚の磁性鋼板2に対するノッ
チングプレス加工を完了した後、この磁性鋼板2を割り
出しテーブル13の上面から取り出し、未加工の磁性鋼
板をこの割り出しテーブル13の上面に載せてから、こ
の磁性鋼板に対して同様のノッチングプレス加工を施
す。
【0009】この様に複数枚の磁性鋼板に対して、同様
のノッチングプレス加工を施す場合には、1枚の磁性鋼
板へのノッチングプレス加工を完了した後、次の未加工
の磁性鋼板を割り出しテーブル13上に送り込む迄の
間、上記ラム4を上死点で停止させておく必要がある。
【0010】一方、多数の切り欠き1、1を短時間で打
ち抜き形成すべく、プレス軸7の回転に伴なって高速で
昇降するラム4を上死点で正確に停止させる事は難しい
為、このラム4を昇降させる為のプレスモータ9の回転
速度を、加工完了直前に於いて遅くする事も、前記実公
平1−28897号公報に記載されている様に、従来か
ら行なわれている。
【0011】即ち、磁性鋼板2に切り欠き1、1を形成
する際には、ノッチングプレス加工の開始を指示する信
号に基づいて上記プレスモータ9の回転速度を、所望の
打ち抜き速度に迄上昇させ、所定回数の打ち抜き加工を
行なう。その後、上記打ち抜き速度よりも遅い減速速度
による打ち抜き加工を行なう事により、上記磁性鋼板2
に形成すべき数の打ち抜き加工を行なってから、上記ラ
ム4を上記上死点で停止させるべく、上記プレスモータ
9を停止させる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】本考案のノッチングプ
レス機は、ラム4の昇降速度を高くした場合でも、この
ラム4の昇降と割り出しテーブル13の間欠回転とを確
実に同期可能な構造を得る事で、加工速度の向上を可能
とし、磁性鋼板等の加工作業の能率化を図るものであ
る。
【0013】上記ラム4の昇降速度を速くすべく、プレ
スモータ9の回転速度を速くした場合には、図6に白抜
き部分で示した、割り出しテーブル13が移動可能な時
間が短くなる。これに対して、この割り出しテーブル1
3を所定ピッチだけ移動させる為に要する時間を短縮す
る事は難しい。
【0014】この為、従来構造の場合には、ラム4の昇
降速度を高めるのに限度があり、従って加工作業の高速
化が限度に達しているのが現状である。
【0015】本考案のノッチングプレス機は、上述の様
な事情に鑑みて考案されたものである。
【0016】
【課題を解決する為の手段】本考案のノッチングプレス
機は、回転速度調節自在なプレスモータと、このプレス
モータの回転速度を制御するサーボユニットと、上記プ
レスモータによって回転駆動されるプレス軸と、このプ
レス軸の回転に伴なって昇降するラムと、所定角度ずつ
間欠的に回転自在な割り出しモータと、この割り出しモ
ータにより回転駆動されるテーブル回転軸と、このテー
ブル回転軸の上端部にその中心部を固定され、被加工物
を載せた状態で、上記ラムの下方で回転する割り出しテ
ーブルと、上記プレス軸の回転角度を、360度以内の
絶対値で検出するアブソコーダと、上記プレス軸の回転
角度を、360度を越えて、起動時からの累積値で検出
するポジションコーダと、上記ラムが上死点位置にある
事を検出すべく、このラムの位置をポジションコーダの
累積値に対応させる原点センサと、上記割り出しモータ
の回転を制御する数値制御器と、上記アブソコーダの検
出信号に基づいてこの数値制御器に信号を送り、上記割
り出しモータが起動するタイミングを制御する進角装置
と、上記原点センサ及び上記ポジションコーダから送り
込まれる信号に基づいて、上記サーボユニットによる上
記プレスモータの制御状態を変更させる第一のシーケン
スコントローラと、上記被加工物への打ち抜き加工数を
設定する為の入力器と、この入力器及び上記第一のシー
ケンスコントローラから送り込まれる信号に基づいて、
上記数値制御器による上記割り出しモータの制御状態を
変更させる、上記第一のシーケンスコントローラとは別
に設けられた、第二のシーケンスコントローラと、加工
作業の開始を指示する為のスイッチとを備える。
【0017】そして、上記第一のシーケンスコントロー
ラは、上記スイッチによる開始の指示に基づき、上記サ
ーボユニットを介して上記プレスモータの速度を所望の
打ち抜き速度に迄上昇させ、所定回数の打ち抜き加工を
行なった後、上記打ち抜き速度よりも遅い減速速度によ
る打ち抜き加工を行なう事により、上記入力器により設
定した数の打ち抜き加工を行なってから、上記ラムを上
死点位置で停止させるべく、上記プレスモータを停止さ
せる機能を有する。又、上記第二のシーケンスコントロ
ーラは、上記ラムが下死点近傍以外の位置に存在する間
に上記数値制御器を介して上記割り出しモータを回転さ
せる機能を有する。
【0018】
【作用】上述の様に構成される本考案のノッチングプレ
ス機によれば、サーボユニットによるプレスモータの回
転速度制御と、数値制御器による割り出しモータの制御
とを、何れも短時間で適切に行なえる。従って、上記プ
レスモータを高速化する事が可能となり、ノッチングプ
レス加工の能率化を図れる。
【0019】
【実施例】図1〜3は本考案の実施例を示している。回
転速度調節自在なACスピンドルモータであるプレスモ
ータ9の出力軸に固定した段付プーリ10と、プレス軸
7の中間部に固定した段付プーリ8との間に、段付ベル
ト11を掛け渡して、上記プレス軸7を、上記プレスモ
ータ9の回転速度に比例した回転速度で、回転駆動自在
としている。上記プレス軸7の一端(図1の右端)には
偏心カム6を固定し、この偏心カム6の外側面にその上
端部を枢支したロッド5の下端部にラム4を枢支してい
る。従ってこのラム4は、上記プレス軸7が1回転する
毎に1回昇降する。
【0020】一方、上記プレス軸7の他端(図1の左
端)には原点センサ19を設けている。この原点センサ
19は上記ラム4の停止位置(上死点位置)を検出すべ
く、ラム4の任意の原点位置と次述するポジションコー
ダ24の累積値とを対応づけるものである。本実施例に
於いては、ラム4の上死点位置を原点とし、ラム4が上
死点位置で停止したならばホジションコーダ24の累積
値を初期化する様にしている。又、上記プレス軸7の中
間部に固定した傘歯車21と噛合した傘歯車22によっ
て、アブソコーダ23とポジションコーダ24とを回転
駆動する。この内のアブソコーダ23は、上記プレス軸
7の回転角度を360度以内の絶対値で検出する事で、
上記ラム4の上下方向位置を検出する。一方、上記ポジ
ションコーダ24は、上記プレス軸7の回転角度を、3
60度を越えて起動時からの累積値で検出する事で、上
記ラム4の往復回数(図4に示した切り欠き1、1の打
ち抜き数)を検出する。
【0021】上記プレスモータ9の回転速度は、サーボ
ユニット20により制御する。このサーボユニット20
には第一のシーケンスコントローラ25から指令信号が
送り込まれ、この指令信号に基づいて上記サーボユニッ
ト20が、上記プレスモータ9の回転速度を調節する。
上記第一のシーケンスコントローラ25には、上記原点
センサ19とポジションコーダ24とから、それぞれの
検出信号が送り込まれ、上述したラム4の位置とポジシ
ョンコーダ24の累積値との対応づけ、累積値の初期化
等を行なう。但し、一度ラム4の位置とポジションコー
ダ24の累積値との対応づけを行なった後は、ポジショ
ンコーダ24によりラム4の位置を検出自在となる為、
原点センサ19は使用しない。第一のシーケンスコント
ローラ25は、上記検出信号に基づいて、上記指令信号
を出す。
【0022】即ち、上記サーボユニット20は、後述す
るスイッチ33による、ノッチングプレス加工開始の指
示に基づいて、図7に示す様に上記プレスモータ9の速
度を所望の打ち抜き速度に迄上昇させ、所定回数の打ち
抜き加工を行なった後、上記打ち抜き速度よりも遅い減
速速度による打ち抜き加工を行なわせる。そして、やは
り後述する入力器31により設定した数の打ち抜き加工
を行なってから、上記ラム4を上死点で停止させるべ
く、上記プレスモータ9を停止させる。
【0023】一方、前記ラム4の下方には、被加工物で
ある磁性鋼板2(図4)を載置した状態で間欠的に回転
する、割り出しテーブル13を設けている。この割り出
しテーブル13は、テーブル回転軸14の上端部に固定
している。そして、このテーブル回転軸14の中間部に
固定した歯車15と噛合する歯車16を、割り出しモー
タ17の出力軸に固定し、この割り出しモータ17の起
動、停止により上記割り出しテーブル13を、間欠的に
回転自在としている。又、上記テーブル回転軸14にも
原点センサ26を付設し、ノッチングプレス加工完了後
に上記割り出しテーブル13を確実に原点位置に復帰さ
せるべく、上記割り出しテーブル13の原点位置を、次
述する数値制御器27に記憶させている。
【0024】上記割り出しモータ17の起動、停止、並
びに起動から停止迄の間の回転角度は、数値制御器27
により制御する。そして、この数値制御器27は、上記
ラム4が下死点近傍以外の位置に存在する間に上記割り
出しモータ17を回転させる。一方、前記アブソコーダ
23の検出信号は、進角装置28に送り込んでいる。こ
の進角装置28は、上記検出信号に基づいて上記数値制
御器27に信号を送り、前記プレスモータ9の回転速度
に応じて、上記割り出しモータ17が起動するタイミン
グを制御する。
【0025】磁性鋼板2等の被加工物への打ち抜き加工
数を設定する為の入力器31は、テンキー29と表示パ
ネル30とから構成される。そして、この入力器31に
より設定された加工条件は、この加工条件を表わす信号
として、前記第一のシーケンスコントローラ25とは別
個に設けた、第二のシーケンスコントローラ32に送り
込まれる。この第二のシーケンスコントローラ32に
は、上記入力器31からの信号の他、上記第一のシーケ
ンスコントローラ25からも、前記プレスモータ9の制
御状態を表わす信号が送り込まれる。又、同時に、第二
のシーケンスコントローラ32による割り出しテーブル
13の制御状態を表わす信号が、上記第一のシーケンス
コントローラ25に送り込まれる。上記第二のシーケン
スコントローラ32は、これら送り込まれる信号に基づ
いて、上記数値制御器27による上記割り出しモータ1
7の制御状態を変更させる。
【0026】更に、ノッチングプレス機の制御パネルに
は、上記テンキー29及び表示パネル30の他、加工作
業の開始を指示する為のスイッチ33と、運転状態を示
す為の表示器34とを設けている。尚、図1に示したモ
ータ35は、前記ラム4等を設けたプレス機本体36
を、同図の左右方向に移動させる為のモータで、被加工
物の直径が変わった場合に、前記割り出しテーブル13
に対する上記ラム4の位置を調節する為に利用する。
【0027】上述の様に構成される本考案のノッチング
プレス機は、図2〜3に示す様に作用する。図4に示す
様な、周縁部に複数の切り欠き1、1を有する磁性鋼板
2を造る場合、ステップ1で入力器31により、切り欠
き1、1の数(スロット数)と打ち抜き速度とを入力す
る。入力器31により入力された加工条件は、ステップ
2で第二のシーケンスコントローラ32に送られ、この
第二のシーケンスコントローラ32に、上記切り欠き
1、1の数と打ち抜き速度とが設定される。同時にこの
第二のシーケンスコントローラ32は、上記切り欠き
1、1の数と打ち抜き速度とに基づいて、プレスモータ
9の回転速度を遅くする、減速スロット位置(図7参
照)を求める。
【0028】この様に、第二のシーケンスコントローラ
32に設定され、或は求められた各条件は、ステップ3
で数値制御器27に送られ、更にステップ4〜6でこの
数値制御器27が、切り欠き1、1の数から割り出し位
置(割り出しテーブル13を停止させるべき位置)を求
め、その結果をメモリ内に記憶する。同時に上記各条件
は、ステップ7〜8で第一のシーケンスコントローラ2
5にも設定する。これら、図2に示したステップ1〜8
により、ノッチングプレス機に所望の動きをさせる為の
条件設定が完了する。
【0029】上記条件設定が完了した後、図3に示した
ステップ9でスイッチ33が押されると、ステップ10
〜11でプレスモータ9が起動し、プレス軸7を設定さ
れた打ち抜き速度で回転駆動する。そしてステップ12
で、このプレス軸7の回転位置が、アブソコーダ23と
ポジションコーダ24とにより検出される。この検出値
は、割り出しモータ17の起動制御に利用すべく、後述
のステップ21に送られる。
【0030】プレス軸7は、ステップ13に示す様に、
上記ポジションコーダ24からの信号に基づいて求めら
れるラム4の往復回数が減速スロット位置に達する迄継
続して、上記打ち抜き速度で回転する。そして、上記往
復回数が減速スロット位置に達したならば、ステップ1
4に移り、プレスモータ9により上記プレス軸7を、減
速速度(図7参照)で運転する。この際にも、上記ステ
ップ12の場合と同様に、ステップ15でプレス軸7の
回転位置を検出し、この検出値を後述のステップ21に
送る。
【0031】ステップ16により総ての切り欠き1、1
の打ち抜きを完了したと判断された場合、ステップ17
で第一のシーケンスコントローラ25が、上記ポジショ
ンコーダ24からの信号を勘案しつつ、ラム4を上死点
で停止させるべく、ステップ18でプレスモータ9を停
止させる。
【0032】一方、前記スイッチ33の操作に基づいて
プレスモータ9が起動するのと並行してステップ19
で、割り出しテーブル13の所望位置を、前記ステップ
4〜6で数値制御器27内に設定されたスロット割り出
し位置に整合させるべく、割り出しモータ17を所望角
度回転させる為のプログラム(割り出しテーブル位置決
め用プログラム)が起動し、ステップ20で、上記スロ
ット割り出し位置に対応する、割り出しテーブル13を
停止させるべき位置を設定する。そして、前記ステップ
12(又はステップ15)から送られてくる信号と、ア
ブソコーダ23及び進角装置28からの信号とに基づい
て、ラム4が割り出しモータ17を起動させるべき位置
に存在していると判断される場合には、ステップ22
で、上記割り出しモータ17を所定角度だけ回転させ
る。
【0033】割り出しモータ17の起動及び停止は、ス
テップ23でプレスモータ9が停止したと判断される
迄、繰り返し行なう。そして、前記ステップ18でプレ
スモータ9が停止した場合には、ステップ23からステ
ップ24に移し、上記数値制御器27内に予め設定した
割り出しテーブル位置決め用プログラムを停止させる。
【0034】この様に割り出しテーブル位置決め用プロ
グラムが停止したか否かは、ステップ25で判断し、プ
ログラムが停止したと判断された場合には、ステップ2
6でノッチングプレス作業を完了する。
【0035】
【考案の効果】本考案のノッチングプレス機は以上に述
べた通り構成され作用する為、プレス軸の回転速度を高
速化した場合でも、割り出しテーブルの制御を確実に行
なえる。従って、上記プレス軸の高速化が可能となっ
て、ノッチングプレス作業の能率化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示したノッチングプレス機の作用の前段
を示すフローチャート。
【図3】同じく後段を示すフローチャート。
【図4】ノッチングプレス作業で切り欠きを形成した磁
性鋼板の平面図。
【図5】従来のノッチングプレス機の1例を示す略側面
図。
【図6】プレス軸の回転方向位置と割り出しテーブルの
回転可能範囲との関係を示す図。
【図7】加工経過時間とプレスモータの回転速度との関
係を示す線図。
【符号の説明】
1 切り欠き 2 磁性鋼板 3 円孔 4 ラム 5 ロッド 6 偏心カム 7 プレス軸 8 段付プーリ 9 プレスモータ 10 段付プーリ 11 段付ベルト 12 エンコーダ 13 割り出しテーブル 14 テーブル回転軸 15、16 歯車 17 割り出しモータ 18 エンコーダ 19 原点センサ 20 サーボユニット 21、22 傘歯車 23 アブソコーダ 24 ポジションコーダ 25 第一のシーケンスコントローラ 26 原点センサ 27 数値制御器 28 進角装置 29 テンキー 30 表示パネル 31 入力器 32 第二のシーケンスコントローラ 33 スイッチ 34 表示器 35 モータ 36 プレス機本体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 28/22 B21D 28/02 B30B 15/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転速度調節自在なプレスモータと、こ
    のプレスモータの回転速度を制御するサーボユニット
    と、上記プレスモータによって回転駆動されるプレス軸
    と、このプレス軸の回転に伴なって昇降するラムと、所
    定角度ずつ間欠的に回転自在な割り出しモータと、この
    割り出しモータにより回転駆動されるテーブル回転軸
    と、このテーブル回転軸の上端部にその中心部を固定さ
    れ、被加工物を載せた状態で、上記ラムの下方で回転す
    る割り出しテーブルと、上記プレス軸の回転角度を、3
    60度以内の絶対値で検出するアブソコーダと、上記プ
    レス軸の回転角度を、360度を越えて、起動時からの
    累積値で検出するポジションコーダと、上記ラムが上死
    点位置にある事を検出すべく、このラムの位置をポジシ
    ョンコーダの累積値に対応させる原点センサと、上記割
    り出しモータの回転を制御する数値制御器と、上記アブ
    ソコーダの検出信号に基づいてこの数値制御器に信号を
    送り、上記割り出しモータが起動するタイミングを制御
    する進角装置と、上記原点センサ及び上記ポジションコ
    ーダから送り込まれる信号に基づいて、上記サーボユニ
    ットによる上記プレスモータの制御状態を変更させる第
    一のシーケンスコントローラと、上記被加工物への打ち
    抜き加工数を設定する為の入力器と、この入力器及び上
    記第一のシーケンスコントローラから送り込まれる信号
    に基づいて、上記数値制御器による上記割り出しモータ
    の制御状態を変更させる、上記第一のシーケンスコント
    ローラとは別に設けられた、第二のシーケンスコントロ
    ーラと、加工作業の開始を指示する為のスイッチとを備
    え、上記第一のシーケンスコントローラは上記スイッチ
    による開始の指示に基づき、上記サーボユニットを介し
    て上記プレスモータの速度を所望の打ち抜き速度に迄上
    昇させ、所定回数の打ち抜き加工を行なった後、上記打
    ち抜き速度よりも遅い減速速度による打ち抜き加工を行
    なう事により、上記入力器により設定した数の打ち抜き
    加工を行なってから、上記ラムを上死点位置で停止させ
    るべく、上記プレスモータを停止させる機能を有し、上
    記第二のシーケンスコントローラは、上記ラムが下死点
    近傍以外の位置に存在する間に上記数値制御器を介して
    上記割り出しモータを回転させる機能を有するノッチン
    グプレス機。
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