JPH069720U - ノッチングプレス機 - Google Patents

ノッチングプレス機

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JPH069720U
JPH069720U JP5351192U JP5351192U JPH069720U JP H069720 U JPH069720 U JP H069720U JP 5351192 U JP5351192 U JP 5351192U JP 5351192 U JP5351192 U JP 5351192U JP H069720 U JPH069720 U JP H069720U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プレス軸7の高速化を可能とする事により、ノ
ッチングプレス作業の能率化を図る。 【構成】プレスモータ9によりプレス軸7を回転させ、
ラム4を昇降させる。割り出しモータ17により割り出
しテーブル13を、上記ラム4の昇降と関連させつつ、
間欠的に回転させる。上記プレスモータ9の動きを、サ
ーボユニット20を介して第一のシーケンスコントロー
ラ25により制御する。上記割り出しモータ17の動き
を、数値制御器27を介して第二のシーケンスコントロ
ーラ32により制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係るノッチングプレス機は、例えば電動モータの電機子を構成する 輪状の磁極鋼板の外周部分に切欠きを打抜き形成する場合に利用する。
【0002】
【従来の技術】
電動モータの電機子を構成する場合、例えば図4に示す様に輪状で外周部分に 切り欠き1、1を形成した磁性鋼板2を、各切り欠き1、1を整合させた状態で 多数枚重ね合わせ、中心の円孔3に回転軸を挿通すると共に、切り欠き1、1の 間に導線を巻き付ける。
【0003】 上述の様な形状を有する磁性鋼板2を造る為のノッチングプレス機として、例 えば実公平1−28897号公報には、図5に示す様な構造のものが記載されて いる。ラム4を下端に設けたロッド5の上端は、偏心カム6の外側面に枢支して いる。この偏心カム6を一端に固定したプレス軸7の他端には段付プーリ8を固 定し、この段付プーリ8とプレスモータ9の出力軸に固定した段付プーリ10と の間に段付ベルト11を掛け渡している。従って、プレスモータ9の出力軸とプ レス軸7とは互いにスリップする事なく連結され、両軸の回転数の間には比例関 係が成り立つ。
【0004】 プレスモータ9には、このモータ9の出力軸の回転数と回転角度とを検知する エンコーダ12を付設し、上記出力軸の回転数及び回転角度から、ラム4の昇降 回数及び位置を検出自在としている。このエンコーダ12の出力信号は制御器に 送られ、この制御器は予め記憶したラム4の昇降回数に見合う出力軸の回転数と 上記出力信号とを比較して、ラム4が所定回数の昇降を終了した段階でラム4を 上死点に停止させる。
【0005】 被加工物である磁性鋼板2を載置した割り出しテーブル13は、上記ラム4の 昇降に伴なって所定角度ずつ間欠的に回転する。即ち、テーブル回転軸14の下 端に固定した歯車15と噛合する歯車16を、ラム駆動用と別の割り出しモータ 17の出力軸に固定し、この割り出しモータ17の起動、停止により上記割り出 しテーブル13を、間欠的に回転自在としている。この割り出しテーブル駆動用 の割り出しモータ17にもエンコーダ18を付設して、この割り出しモータ17 の出力軸の回転角度を検出自在とし、上記割り出しテーブル13を所定角度ずつ 間欠的に駆動する。
【0006】 ところで、上述の様なノッチングプレス機により、図4に示す様に磁性鋼板2 の周縁部に切り欠き1、1を打ち抜く場合、上記割り出しテーブル13の間欠回 転を、ラム4の動きと同期させて行なわなければならない。即ち、ラム4が下死 点近傍に存在し、このラム4に固定した上型の下端面が被加工物の上面よりも下 方に存在する間に上記割り出しテーブル13を回転させると、上記上型と被加工 物及び下型とが干渉し、この被加工物や上型及び下型が破損してしまう。
【0007】 この為従来から、図6に示す様に、ラム4が下死点近傍に存在する縦縞部分を 、割り出しモータ17による割り出しテーブル13の回転を禁止する禁止域とし 、この禁止域の終端部(図6のA点)以降で上記割り出しモータ17を起動させ ている。そして、この割り出しモータ17による上記割り出しテーブル13の回 転を、上記ラム4が再度下死点近傍(図6のB点)に達する以前、即ち、図6の 白抜き部分の間に完了させている。
【0008】 又、工場で多数の磁性鋼板にノッチングプレス加工を施す際には、1枚の磁性 鋼板2に対するノッチングプレス加工を完了した後、この磁性鋼板2を割り出し テーブル13の上面から取り出し、未加工の磁性鋼板をこの割り出しテーブル1 3の上面に載せてから、この磁性鋼板に対して同様のノッチングプレス加工を施 す。
【0009】 この様に複数枚の磁性鋼板に対して、同様のノッチングプレス加工を施す場合 には、1枚の磁性鋼板へのノッチングプレス加工を完了した後、次の未加工の磁 性鋼板を割り出しテーブル13上に送り込む迄の間、上記ラム4を上死点で停止 させておく必要がある。
【0010】 一方、多数の切り欠き1、1を短時間で打ち抜き形成すべく、プレス軸7の回 転に伴なって高速で昇降するラム4を上死点で正確に停止させる事は難しい為、 このラム4を昇降させる為のプレスモータ9の回転速度を、加工完了直前に於い て遅くする事も、前記実公平1−28897号公報に記載されている様に、従来 から行なわれている。
【0011】 即ち、磁性鋼板2に切り欠き1、1を形成する際には、ノッチングプレス加工 の開始を指示する信号に基づいて上記プレスモータ9の回転速度を、所望の打ち 抜き速度に迄上昇させ、所定回数の打ち抜き加工を行なう。その後、上記打ち抜 き速度よりも遅い減速速度による打ち抜き加工を行なう事により、上記磁性鋼板 2に形成すべき数の打ち抜き加工を行なってから、上記ラム4を上記上死点で停 止させるべく、上記プレスモータ9を停止させる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
本考案のノッチングプレス機は、ラム4の昇降速度を高くした場合でも、この ラム4の昇降と割り出しテーブル13の間欠回転とを確実に同期可能な構造を得 る事で、加工速度の向上を可能とし、磁性鋼板等の加工作業の能率化を図るもの である。
【0013】 上記ラム4の昇降速度を速くすべく、プレスモータ9の回転速度を速くした場 合には、図6に白抜き部分で示した、割り出しテーブル13が移動可能な時間が 短くなる。これに対して、この割り出しテーブル13を所定ピッチだけ移動させ る為に要する時間を短縮する事は難しい。
【0014】 この為、従来構造の場合には、ラム4の昇降速度を高めるのに限度があり、従 って加工作業の高速化が限度に達しているのが現状である。
【0015】 本考案のノッチングプレス機は、上述の様な事情に鑑みて考案されたものであ る。
【0016】
【課題を解決する為の手段】
本考案のノッチングプレス機は、回転速度調節自在なプレスモータと、このプ レスモータの回転速度を制御するサーボユニットと、上記プレスモータによって 回転駆動されるプレス軸と、このプレス軸の回転に伴なって昇降するラムと、所 定角度ずつ間欠的に回転自在な割り出しモータと、この割り出しモータにより回 転駆動されるテーブル回転軸と、このテーブル回転軸の上端部にその中心部を固 定され、被加工物を載せた状態で、上記ラムの下方で回転する割り出しテーブル と、上記プレス軸の回転角度を、360度以内の絶対値で検出するアブソコーダ と、上記プレス軸の回転角度を、360度を越えて、起動時からの累積値で検出 するポジションコーダと、上記ラムが上死点位置にある事を検出すべく、このラ ムの位置をポジションコーダの累積値に対応させる原点センサと、上記割り出し モータの回転を制御する数値制御器と、上記アブソコーダの検出信号に基づいて この数値制御器に信号を送り、上記割り出しモータが起動するタイミングを制御 する進角装置と、上記原点センサ及び上記ポジションコーダから送り込まれる信 号に基づいて、上記サーボユニットによる上記プレスモータの制御状態を変更さ せる第一のシーケンスコントローラと、上記被加工物への打ち抜き加工数を設定 する為の入力器と、この入力器及び上記第一のシーケンスコントローラから送り 込まれる信号に基づいて、上記数値制御器による上記割り出しモータの制御状態 を変更させる、上記第一のシーケンスコントローラとは別に設けられた、第二の シーケンスコントローラと、加工作業の開始を指示する為のスイッチとを備える 。
【0017】 そして、上記第一のシーケンスコントローラは、上記スイッチによる開始の指 示に基づき、上記サーボユニットを介して上記プレスモータの速度を所望の打ち 抜き速度に迄上昇させ、所定回数の打ち抜き加工を行なった後、上記打ち抜き速 度よりも遅い減速速度による打ち抜き加工を行なう事により、上記入力器により 設定した数の打ち抜き加工を行なってから、上記ラムを上死点位置で停止させる べく、上記プレスモータを停止させる機能を有する。又、上記第二のシーケンス コントローラは、上記ラムが下死点近傍以外の位置に存在する間に上記数値制御 器を介して上記割り出しモータを回転させる機能を有する。
【0018】
【作用】
上述の様に構成される本考案のノッチングプレス機によれば、サーボユニット によるプレスモータの回転速度制御と、数値制御器による割り出しモータの制御 とを、何れも短時間で適切に行なえる。従って、上記プレスモータを高速化する 事が可能となり、ノッチングプレス加工の能率化を図れる。
【0019】
【実施例】
図1〜3は本考案の実施例を示している。回転速度調節自在なACスピンドル モータであるプレスモータ9の出力軸に固定した段付プーリ10と、プレス軸7 の中間部に固定した段付プーリ8との間に、段付ベルト11を掛け渡して、上記 プレス軸7を、上記プレスモータ9の回転速度に比例した回転速度で、回転駆動 自在としている。上記プレス軸7の一端(図1の右端)には偏心カム6を固定し 、この偏心カム6の外側面にその上端部を枢支したロッド5の下端部にラム4を 枢支している。従ってこのラム4は、上記プレス軸7が1回転する毎に1回昇降 する。
【0020】 一方、上記プレス軸7の他端(図1の左端)には原点センサ19を設けている 。この原点センサ19は上記ラム4の停止位置(上死点位置)を検出すべく、ラ ム4の任意の原点位置と次述するポジションコーダ24の累積値とを対応づける ものである。本実施例に於いては、ラム4の上死点位置を原点とし、ラム4が上 死点位置で停止したならばホジションコーダ24の累積値を初期化する様にして いる。又、上記プレス軸7の中間部に固定した傘歯車21と噛合した傘歯車22 によって、アブソコーダ23とポジションコーダ24とを回転駆動する。この内 のアブソコーダ23は、上記プレス軸7の回転角度を360度以内の絶対値で検 出する事で、上記ラム4の上下方向位置を検出する。一方、上記ポジションコー ダ24は、上記プレス軸7の回転角度を、360度を越えて起動時からの累積値 で検出する事で、上記ラム4の往復回数(図4に示した切り欠き1、1の打ち抜 き数)を検出する。
【0021】 上記プレスモータ9の回転速度は、サーボユニット20により制御する。この サーボユニット20には第一のシーケンスコントローラ25から指令信号が送り 込まれ、この指令信号に基づいて上記サーボユニット20が、上記プレスモータ 9の回転速度を調節する。上記第一のシーケンスコントローラ25には、上記原 点センサ19とポジションコーダ24とから、それぞれの検出信号が送り込まれ 、上述したラム4の位置とポジションコーダ24の累積値との対応づけ、累積値 の初期化等を行なう。但し、一度ラム4の位置とポジションコーダ24の累積値 との対応づけを行なった後は、ポジションコーダ24によりラム4の位置を検出 自在となる為、原点センサ19は使用しない。第一のシーケンスコントローラ2 5は、上記検出信号に基づいて、上記指令信号を出す。
【0022】 即ち、上記サーボユニット20は、後述するスイッチ33による、ノッチング プレス加工開始の指示に基づいて、図7に示す様に上記プレスモータ9の速度を 所望の打ち抜き速度に迄上昇させ、所定回数の打ち抜き加工を行なった後、上記 打ち抜き速度よりも遅い減速速度による打ち抜き加工を行なわせる。そして、や はり後述する入力器31により設定した数の打ち抜き加工を行なってから、上記 ラム4を上死点で停止させるべく、上記プレスモータ9を停止させる。
【0023】 一方、前記ラム4の下方には、被加工物である磁性鋼板2(図4)を載置した 状態で間欠的に回転する、割り出しテーブル13を設けている。この割り出しテ ーブル13は、テーブル回転軸14の上端部に固定している。そして、このテー ブル回転軸14の中間部に固定した歯車15と噛合する歯車16を、割り出しモ ータ17の出力軸に固定し、この割り出しモータ17の起動、停止により上記割 り出しテーブル13を、間欠的に回転自在としている。又、上記テーブル回転軸 14にも原点センサ26を付設し、ノッチングプレス加工完了後に上記割り出し テーブル13を確実に原点位置に復帰させるべく、上記割り出しテーブル13の 原点位置を、次述する数値制御器27に記憶させている。
【0024】 上記割り出しモータ17の起動、停止、並びに起動から停止迄の間の回転角度 は、数値制御器27により制御する。そして、この数値制御器27は、上記ラム 4が下死点近傍以外の位置に存在する間に上記割り出しモータ17を回転させる 。一方、前記アブソコーダ23の検出信号は、進角装置28に送り込んでいる。 この進角装置28は、上記検出信号に基づいて上記数値制御器27に信号を送り 、前記プレスモータ9の回転速度に応じて、上記割り出しモータ17が起動する タイミングを制御する。
【0025】 磁性鋼板2等の被加工物への打ち抜き加工数を設定する為の入力器31は、テ ンキー29と表示パネル30とから構成される。そして、この入力器31により 設定された加工条件は、この加工条件を表わす信号として、前記第一のシーケン スコントローラ25とは別個に設けた、第二のシーケンスコントローラ32に送 り込まれる。この第二のシーケンスコントローラ32には、上記入力器31から の信号の他、上記第一のシーケンスコントローラ25からも、前記プレスモータ 9の制御状態を表わす信号が送り込まれる。又、同時に、第二のシーケンスコン トローラ32による割り出しテーブル13の制御状態を表わす信号が、上記第一 のシーケンスコントローラ25に送り込まれる。上記第二のシーケンスコントロ ーラ32は、これら送り込まれる信号に基づいて、上記数値制御器27による上 記割り出しモータ17の制御状態を変更させる。
【0026】 更に、ノッチングプレス機の制御パネルには、上記テンキー29及び表示パネ ル30の他、加工作業の開始を指示する為のスイッチ33と、運転状態を示す為 の表示器34とを設けている。尚、図1に示したモータ35は、前記ラム4等を 設けたプレス機本体36を、同図の左右方向に移動させる為のモータで、被加工 物の直径が変わった場合に、前記割り出しテーブル13に対する上記ラム4の位 置を調節する為に利用する。
【0027】 上述の様に構成される本考案のノッチングプレス機は、図2〜3に示す様に作 用する。図4に示す様な、周縁部に複数の切り欠き1、1を有する磁性鋼板2を 造る場合、ステップ1で入力器31により、切り欠き1、1の数(スロット数) と打ち抜き速度とを入力する。入力器31により入力された加工条件は、ステッ プ2で第二のシーケンスコントローラ32に送られ、この第二のシーケンスコン トローラ32に、上記切り欠き1、1の数と打ち抜き速度とが設定される。同時 にこの第二のシーケンスコントローラ32は、上記切り欠き1、1の数と打ち抜 き速度とに基づいて、プレスモータ9の回転速度を遅くする、減速スロット位置 (図7参照)を求める。
【0028】 この様に、第二のシーケンスコントローラ32に設定され、或は求められた各 条件は、ステップ3で数値制御器27に送られ、更にステップ4〜6でこの数値 制御器27が、切り欠き1、1の数から割り出し位置(割り出しテーブル13を 停止させるべき位置)を求め、その結果をメモリ内に記憶する。同時に上記各条 件は、ステップ7〜8で第一のシーケンスコントローラ25にも設定する。これ ら、図2に示したステップ1〜8により、ノッチングプレス機に所望の動きをさ せる為の条件設定が完了する。
【0029】 上記条件設定が完了した後、図3に示したステップ9でスイッチ33が押され ると、ステップ10〜11でプレスモータ9が起動し、プレス軸7を設定された 打ち抜き速度で回転駆動する。そしてステップ12で、このプレス軸7の回転位 置が、アブソコーダ23とポジションコーダ24とにより検出される。この検出 値は、割り出しモータ17の起動制御に利用すべく、後述のステップ21に送ら れる。
【0030】 プレス軸7は、ステップ13に示す様に、上記ポジションコーダ24からの信 号に基づいて求められるラム4の往復回数が減速スロット位置に達する迄継続し て、上記打ち抜き速度で回転する。そして、上記往復回数が減速スロット位置に 達したならば、ステップ14に移り、プレスモータ9により上記プレス軸7を、 減速速度(図7参照)で運転する。この際にも、上記ステップ12の場合と同様 に、ステップ15でプレス軸7の回転位置を検出し、この検出値を後述のステッ プ21に送る。
【0031】 ステップ16により総ての切り欠き1、1の打ち抜きを完了したと判断された 場合、ステップ17で第一のシーケンスコントローラ25が、上記ポジションコ ーダ24からの信号を勘案しつつ、ラム4を上死点で停止させるべく、ステップ 18でプレスモータ9を停止させる。
【0032】 一方、前記スイッチ33の操作に基づいてプレスモータ9が起動するのと並行 してステップ19で、割り出しテーブル13の所望位置を、前記ステップ4〜6 で数値制御器27内に設定されたスロット割り出し位置に整合させるべく、割り 出しモータ17を所望角度回転させる為のプログラム(割り出しテーブル位置決 め用プログラム)が起動し、ステップ20で、上記スロット割り出し位置に対応 する、割り出しテーブル13を停止させるべき位置を設定する。そして、前記ス テップ12(又はステップ15)から送られてくる信号と、アブソコーダ23及 び進角装置28からの信号とに基づいて、ラム4が割り出しモータ17を起動さ せるべき位置に存在していると判断される場合には、ステップ22で、上記割り 出しモータ17を所定角度だけ回転させる。
【0033】 割り出しモータ17の起動及び停止は、ステップ23でプレスモータ9が停止 したと判断される迄、繰り返し行なう。そして、前記ステップ18でプレスモー タ9が停止した場合には、ステップ23からステップ24に移し、上記数値制御 器27内に予め設定した割り出しテーブル位置決め用プログラムを停止させる。
【0034】 この様に割り出しテーブル位置決め用プログラムが停止したか否かは、ステッ プ25で判断し、プログラムが停止したと判断された場合には、ステップ26で ノッチングプレス作業を完了する。
【0035】
【考案の効果】
本考案のノッチングプレス機は以上に述べた通り構成され作用する為、プレス 軸の回転速度を高速化した場合でも、割り出しテーブルの制御を確実に行なえる 。従って、上記プレス軸の高速化が可能となって、ノッチングプレス作業の能率 化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示したノッチングプレス機の作用の前段
を示すフローチャート。
【図3】同じく後段を示すフローチャート。
【図4】ノッチングプレス作業で切り欠きを形成した磁
性鋼板の平面図。
【図5】従来のノッチングプレス機の1例を示す略側面
図。
【図6】プレス軸の回転方向位置と割り出しテーブルの
回転可能範囲との関係を示す図。
【図7】加工経過時間とプレスモータの回転速度との関
係を示す線図。
【符号の説明】
1 切り欠き 2 磁性鋼板 3 円孔 4 ラム 5 ロッド 6 偏心カム 7 プレス軸 8 段付プーリ 9 プレスモータ 10 段付プーリ 11 段付ベルト 12 エンコーダ 13 割り出しテーブル 14 テーブル回転軸 15、16 歯車 17 割り出しモータ 18 エンコーダ 19 原点センサ 20 サーボユニット 21、22 傘歯車 23 アブソコーダ 24 ポジションコーダ 25 第一のシーケンスコントローラ 26 原点センサ 27 数値制御器 28 進角装置 29 テンキー 30 表示パネル 31 入力器 32 第二のシーケンスコントローラ 33 スイッチ 34 表示器 35 モータ 36 プレス機本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転速度調節自在なプレスモータと、こ
    のプレスモータの回転速度を制御するサーボユニット
    と、上記プレスモータによって回転駆動されるプレス軸
    と、このプレス軸の回転に伴なって昇降するラムと、所
    定角度ずつ間欠的に回転自在な割り出しモータと、この
    割り出しモータにより回転駆動されるテーブル回転軸
    と、このテーブル回転軸の上端部にその中心部を固定さ
    れ、被加工物を載せた状態で、上記ラムの下方で回転す
    る割り出しテーブルと、上記プレス軸の回転角度を、3
    60度以内の絶対値で検出するアブソコーダと、上記プ
    レス軸の回転角度を、360度を越えて、起動時からの
    累積値で検出するポジションコーダと、上記ラムが上死
    点位置にある事を検出すべく、このラムの位置をポジシ
    ョンコーダの累積値に対応させる原点センサと、上記割
    り出しモータの回転を制御する数値制御器と、上記アブ
    ソコーダの検出信号に基づいてこの数値制御器に信号を
    送り、上記割り出しモータが起動するタイミングを制御
    する進角装置と、上記原点センサ及び上記ポジションコ
    ーダから送り込まれる信号に基づいて、上記サーボユニ
    ットによる上記プレスモータの制御状態を変更させる第
    一のシーケンスコントローラと、上記被加工物への打ち
    抜き加工数を設定する為の入力器と、この入力器及び上
    記第一のシーケンスコントローラから送り込まれる信号
    に基づいて、上記数値制御器による上記割り出しモータ
    の制御状態を変更させる、上記第一のシーケンスコント
    ローラとは別に設けられた、第二のシーケンスコントロ
    ーラと、加工作業の開始を指示する為のスイッチとを備
    え、上記第一のシーケンスコントローラは上記スイッチ
    による開始の指示に基づき、上記サーボユニットを介し
    て上記プレスモータの速度を所望の打ち抜き速度に迄上
    昇させ、所定回数の打ち抜き加工を行なった後、上記打
    ち抜き速度よりも遅い減速速度による打ち抜き加工を行
    なう事により、上記入力器により設定した数の打ち抜き
    加工を行なってから、上記ラムを上死点位置で停止させ
    るべく、上記プレスモータを停止させる機能を有し、上
    記第二のシーケンスコントローラは、上記ラムが下死点
    近傍以外の位置に存在する間に上記数値制御器を介して
    上記割り出しモータを回転させる機能を有するノッチン
    グプレス機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498306U (ja) * 1972-04-21 1974-01-24
JP2017094478A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 Jfeスチール株式会社 ノッチング装置及びノッチング方法
KR102201388B1 (ko) * 2019-09-17 2021-01-13 주식회사 태웅 단조용 가압성형장치 및 그를 이용한 성형방법

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