JP2582939Y2 - カ−ドスタッカへのカ−ド収納装置 - Google Patents

カ−ドスタッカへのカ−ド収納装置

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JP2582939Y2
JP2582939Y2 JP1991083119U JP8311991U JP2582939Y2 JP 2582939 Y2 JP2582939 Y2 JP 2582939Y2 JP 1991083119 U JP1991083119 U JP 1991083119U JP 8311991 U JP8311991 U JP 8311991U JP 2582939 Y2 JP2582939 Y2 JP 2582939Y2
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  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カ−ド発行機やカ−ド
リ−ダ等のカ−ド処理装置に適用可能なカ−ドスタッカ
へのカ−ド収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカ−ド収納機構としては、回収す
べきカ−ドをカ−ド回収箱の下方に搬送したあと、プッ
シャ機構で押圧板を上昇させてカ−ドを上方に弓なりに
撓ませながらカ−ド回収箱に下側から積層状態に押し込
む方式のものがある(特開昭63−171760号公
報)。
【0003】また、カ−ドを積層して収納するカセット
を用いてカ−ドを収納する装置であって、このカセット
は、下面に切欠きを、下側部にカ−ド挿入口をそれぞれ
有していて、カ−ド処理装置に着脱自在に設けられ、そ
のカ−ド処理装置は、前記切欠きに突入して前記積層さ
れたカ−ドを押し上げる押し上げロ−ラと、前記カ−ド
挿入口から挿入されるカ−ドを前記押し上げロ−ラで押
し上げられたカ−ドの下側に送り込むための送り込みロ
−ラとを有するカセットへのカ−ド収納装置が本願出願
人によって既に提案されている(特願平2−30207
2号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近年、例え
ばパチンコ遊技場では、景品交換の省力化を図るために
磁気カ−ドを利用することが考えられている。すなわ
ち、遊技者が獲得した賞球を計数機に投入すると、賞球
数に応じた持ち点を磁気記録した磁気カ−ドを発行する
ようにし、遊技者がこの磁気カ−ドを景品交換機に挿入
して希望の景品を指定すると、持ち点に応じた数量の景
品が放出されるようにしておく。景品交換に供したカ−
ドはカ−ドリ−ダ・ライタで記録デ−タを消去して取り
込む。取り込んだ磁気カ−ドはこれを上記賞球計数機に
組み込んだカ−ド発行機に装着しておけば、新しいカ−
ドとして再発行することができる。従って、このような
システムで用いられる磁気カ−ドは、繰り返して使用す
ることからリサイクルカ−ドとも呼ばれている。
【0005】このようないわゆるリサイクルカ−ドを用
いてカ−ド発行⇒カ−ド処理済収納⇒カ−ド再発行のシ
ステムを構成する場合、処理済の多数のカ−ドをカセッ
トに回収し、カセットごと一括してカ−ド発行機に装着
するようにすれば、回収した多数のカ−ドを一つ一つ手
で触ることなく取り扱うことができる。
【0006】しかし、従来の上記特開昭63−1717
60号公報記載のものは、多数のカ−ドをカセットで一
括して取り扱うという思想はないし、カ−ドを強制的に
弓なりに曲げながら回収箱に押し込むため、カ−ドが損
傷しやすく、カ−ドを繰返し使用するリサイクルカ−ド
システムには不適であり、また、カ−ドを強制的に押し
上げるための複雑な駆動源を必要とする問題点がある。
【0007】また、特願平2−302072号記載のも
のは、カセット内の積層されたカ−ドの枚数が多くなる
と、カ−ド挿入口側の積層されたカ−ドの下側先端が当
該カ−ドの自重によって押し上げロ−ラを支点として垂
れ下がり、これに、次に搬送されてくるカ−ドの先端が
衝突してカ−ドの進行が妨げられ、カ−ドがカセット内
に収納できなくなる問題点がある。
【0008】本考案の目的は、上記問題点を解決するた
めに、リサイクルカ−ドシステム等において、カ−ド発
行機やカ−ドリ−ダ・ライタその他のカ−ド処理装置に
共用できるスタッカを用い、カ−ドリ−ダ・ライタ等に
おいて上記スタッカに下段からカ−ドを一枚ずつ、しか
もカ−ドに損傷を与えることなく収納して、そのままス
タッカごとカ−ド発行機に装着することができるように
したカ−ド収納装置であって、しかも積層されたカ−ド
の歪みや垂れ下がりの影響を受けず、カ−ド入口でジャ
ムしないカ−ドスタッカへのカ−ド収納装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、その底面にピ
ックアップロ−ラが進入する開孔を、下端側部にカ−ド
入口をそれぞれ有し内部にカ−ドを積層収容するスタッ
カに、カ−ド搬送手段によりカ−ドを送り込むカ−ドス
タッカへのカ−ド収納装置において、上記スタッカ内で
積層されるカ−ドの最下面に上記開孔を介して接離自在
に設けられたピックアップロ−ラと、カ−ド通路上の上
記カ−ド搬送手段と上記カ−ド入口との間に設けられ
た、上記カ−ド搬送手段によって送り込まれるカ−ドの
先端を上記カ−ド入口に向けて導く下向き傾斜のカ−ド
ガイドと、上記カ−ド入口の下部に設けられた、上記カ
−ドガイドにより導かれるカ−ドの先端を上記カ−ド入
口に向って導く上向き傾斜のカ−ド案内片とを具備し、
上記カ−ド搬送手段によって送り込まれるカ−ドの先端
を上記カ−ドガイドにより下方に曲げた後、上記カ−ド
案内片により上方へ曲げて、上記カ−ド入口から上記ス
タッカ内に収納するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案によれば、カ−ド搬送手段によってカ−
ド通路を通過し送り込まれるカ−ドは、その先端がカ−
ドガイドに当り斜め下方に曲げられながら、引き続き、
カ−ドガイドの下方に位置しスタッカのカ−ド入口の下
部に設けられたカ−ド案内片に突き当り曲げられ、斜め
上方に案内されながら、スタッカのカ−ド入口に導か
れ、積層されたカ−ドの最下面先端部に潜り込むと同時
に作動する上記カ−ド最下面に接離自在なピックアップ
ロ−ラによって、さらにスタッカの奥に送り込まれてス
タッカ内に収納される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を説明する。図1に
おいて、一対の送りロ−ラ22は、カ−ド搬送手段側の
基台23に軸支されていて、図示を省略した駆動装置に
よって、それぞれ反時計方向、時計方向に回転自在に駆
動される。一対の送りロ−ラ22は、カード13を送り
込むカード搬送手段の機能を有する。
【0012】図1および図2に示すように、スタッカ1
は、カ−ド処理装置のスタッカ取付け台5に着脱自在に
設けられている。スタッカ1は、図1および図2に示す
ように、底面にピックアップロ−ラ6が進入する開孔3
を、下端側部にカ−ド入口2をそれぞれ有し、内部に磁
気カ−ド等の多数のカ−ド13を積層収容するようにな
っている。上記カ−ド処理装置は、スタッカ1の開孔3
に突入してスタッカ1内に積層されるカ−ド13の最下
面に接離自在に設けられたピックアップロ−ラ6を有す
る。
【0013】カード通路上の一対の送りロ−ラ22とカ
ード入口2との間には、一対の送りロ−ラ22によって
送り込まれるカード13の先端をカード入口2に向けて
導くための下向き傾斜のカードガイド24が設けられて
いる。カードガイド24は、カ−ド搬送手段側の基台2
3にネジにより取付けられている。
【0014】一方、カ−ド入口2の下部には、カ−ドガ
イド24により導かれるカ−ド13の先端をカ−ド入口
2に向かって案内し導くための上向き傾斜のカ−ド案内
片4が形成されている。カ−ドガイド24は、カ−ド案
内片4に対向して配置され、その搬送方向下流側端部
カ−ド案内片4の搬送方向上流側端部よりも上方に位置
するように設けられている。
【0015】図1、図3および図4に示すように、ピッ
クアップロ−ラ6は、断面U字状のレバ−7の自由端に
設けられ、レバ−7の側方に突出した軸12に一体に取
り付けられている。軸12は、レバ−7によって回転可
能に支持されている。レバ−7はスタッカ取付け台5の
下方の軸8によって垂直面内で回動可能に支持されてい
る。軸8は図示されない駆動源によって回転駆動される
駆動軸になっていて、レバ−7内でプ−リ9が軸8に一
体に設けられている。また、軸12にもレバ−7内でプ
−リ11が一体に設けられている。プ−リ9とプ−リ1
1の間にはベルト10が掛けられ、軸8の回転力がプ−
リ9、ベルト10、プ−リ11、軸12を介してピック
アップロ−ラ6に伝達され、ピックアップロ−ラ6が図
1において時計方向に回転駆動されるようになってい
る。
【0016】レバ−7の自由端部下側には、ベルクラン
ク状のレバ−17の一端部に設けられたピン20が位置
している。レバ−17はその肘部を軸18によって回動
可能に支持されている。レバ−17の他端部は、ソレノ
イド15のプランジャ16に連結されている。プランジ
ャ16はばね19でソレノイド15から突出する方向に
付勢されている。レバ−7は、通常はその自重によって
ピックアップロ−ラ6が開孔3より下方に退避した位置
を占めている。ソレノイド15を励磁すると、ソレノイ
ド15がプランジャ16を上記付勢力に抗し吸引してレ
バ−17を図3において軸18の周りに反時計方向に回
動させるようになっている。このレバ−17の回動によ
りそのピン20がレバ−7の下面を押し上げ、レバ−7
を図3において時計方向に回動させ、ピックアップロ−
ラ6の一部をスタッカ1の開孔3からスタッカ1内に進
入させる。
【0017】図3に示すように、スタッカ1内には、板
状のウエイト14が落し込まれていて、スタッカ1内に
積層されたカ−ド13に一定の圧力をかけるようになっ
ている。また、カ−ド処理装置にはカ−ドセンサ21が
取付けられている。カ−ドセンサ21は、カ−ド処理装
置にスタッカ1を装着したとき、カ−ドガイド24の先
端とカ−ド案内片4の先端側とのカ−ド通路の間に位置
するように配置されている。カ−ドセンサ21は、例え
ば発光部と、カ−ド通路を挾んで発光部に対向する受光
部とを有する光電式センサであり、カ−ド通路をスタッ
カ1に収納するために搬送されてきたカ−ド13を検出
する。
【0018】次に上記実施例の動作を説明する。いま、
カ−ド搬送手段側の一対の送りロ−ラ22によって処理
済みのカ−ド13がスタッカ1に向かって搬送されてく
ると、カ−ド搬送手段側の基台23にカ−ド通路の上部
より設けられた下向き傾斜のカ−ドガイド24に当り斜
め下方に曲げられる。この時、カ−ドセンサ21がカ−
ド搬送信号を検出する。引き続き、カ−ド13は、カ−
ドガイド24の下方に位置しスタッカ1のカ−ド入口2
の下部に設けられたカ−ド案内片4に当り、斜め上方に
曲げられ案内されながらカ−ド入口2に導かれ、積層さ
れたカ−ド13の最下面先端部に潜り込むように搬送さ
れ、ピックアップロ−ラ6の上方に至る。カ−ドセンサ
21による検出信号が出力されてから、上記のようにカ
−ド13がピックアップロ−ラ6の上方に至るに要する
時間が経過したときソレノイド15が励磁される。この
ようなカ−ドセンサ21による検出動作からソレノイド
15の励磁までの遅延時間は適宜のタイマ等によって確
保される。
【0019】ソレノイド15が励磁されると、図3に示
すようにプランジャ16が付勢力に抗し吸引されてレバ
−17が反時計方向に回動し、レバ−17のピン20が
レバ−7を押し上げて同レバ−7を時計方向に回動さ
せ、ピックアップロ−ラ6をスタッカ1の開孔3からス
タッカ1内に進入させ、カ−ド入口2から進入している
カ−ド13に押し当てる。ピックアップロ−ラ6は他の
送りロ−ラ22とともに回転駆動されているため、ピッ
クアップロ−ラ6がカ−ド13に押し当てられることに
よりカ−ド13はスタッカ1内をさらに搬送され、その
奥まで送り込まれて収納される。
【0020】以後、カ−ド13が搬送されてくるたびに
同様に動作し、スタッカ1内に複数のカ−ド13をその
下側から積層しながら収納する。収納されたカ−ド13
はスタッカ1ごとカ−ド処理装置から取り外され、その
ままスタッカ1ごとカ−ド発行機等に装着されて再使用
される。
【0021】以上説明した実施例によれば、カ−ド搬送
手段側に設けられたカ−ドガイド24とスタッカ1に設
けられたカ−ド案内片4とによって、カ−ド13はしな
やかな曲げ変形を受けながらスム−ズにカ−ド入口2ま
で伝送される。そして、この時スタッカ1内の積層され
たカ−ド13の最下面部はウエイト14によりスタッカ
1の下面と同一面まで降下しており、かつ、ピックアッ
プロ−ラ6は開孔3より下方に退避状態にあるので、搬
送カ−ド13は上記カ−ド13の最下面先端部に滑るよ
うに潜り込むと同時に同期的にピックアップロ−ラ6が
上昇し作動するため、積層されたカ−ド13の歪みや撓
みの影響を受けず、またカ−ド入口2近辺でカ−ド13
同士が衝突し損傷を受けることなく、ジャムすることな
しにスム−ズに収納することができる。
【0022】また、スタッカ1内にカ−ド13がある程
度挿入されてからピックアップロ−ラ6をカ−ド13に
押し当てるため、カ−ド13の先端がピックアップロ−
ラ6に突き当たるようなことはなく、この点からもカ−
ド13の損傷を軽減することができる。
【0023】
【考案の効果】本考案によれば、カ−ド搬送手段によっ
て送り込まれるカードの先端は、カ−ド搬送手段側に設
けたカ−ドガイドとスタッカに設けたカ−ド案内片とに
よって下方に曲げられた後、上方へ曲げられることで確
実にカード入口に導かれ、カ−ドはスム−ズに積層され
たカ−ドの最下面先端部に滑るように潜り込むととも
に、同期的に作動するピックアップロ−ラを設けたた
め、積層されたカ−ドの歪みや撓みの影響を受けず、ま
たカ−ド入口近辺でカ−ド同士が衝突し損傷を受けるこ
となく、ジャムすることなしにスム−ズにカードをスタ
ッカ内に収納することができる。従って、いわゆるプリ
ペイドカ−ドシステム内に使用すれば、各種カ−ド処理
機間でスタッカごとカ−ドを取り扱うことができて便利
であるし、カ−ド収納時にカ−ドに損傷を与えることが
ないため、繰り返し使用に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るカ−ドスタッカへのカ
−ド収納装置の要部を示す一部断面側面図である。
【図2】同上カ−ド収納装置に用いるスタッカの例を底
面側から示す斜視図である。
【図3】上記実施例の全体の構成を示す一部断面側面図
である。
【図4】上記実施例中のカ−ド処理装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 スタッカ 2 カ−ド入口 3 開孔 4 カ−ド案内片 6 ピックアップロ−ラ 13 カ−ド 22 カード搬送手段としての一対の送りロ−ラ 24 カ−ドガイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その底面にピックアップロ−ラが進入する
    開孔を、下端側部にカ−ド入口をそれぞれ有し内部にカ
    −ドを積層収容するスタッカに、カ−ド搬送手段により
    カ−ドを送り込むカ−ドスタッカへのカ−ド収納装置に
    おいて、 上記スタッカ内で積層されるカ−ドの最下面に上記開孔
    を介して接離自在に設けられたピックアップロ−ラと、 カ−ド通路上の上記カ−ド搬送手段と上記カ−ド入口と
    の間に設けられた、上記カ−ド搬送手段によって送り込
    まれるカ−ドの先端を上記カ−ド入口に向けて導く下向
    き傾斜のカ−ドガイドと、 上記カ−ド入口の下部に設けられた、上記カ−ドガイド
    により導かれるカ−ドの先端を上記カ−ド入口に向って
    導く上向き傾斜のカ−ド案内片とを具備し、 上記カ−ド搬送手段によって送り込まれるカ−ドの先端
    を上記カ−ドガイドにより下方に曲げた後、上記カ−ド
    案内片により上方へ曲げて、上記カ−ド入口から上記ス
    タッカ内に収納するようにしたことを特徴とするカ−ド
    スタッカへのカ−ド収納装置。
JP1991083119U 1991-10-14 1991-10-14 カ−ドスタッカへのカ−ド収納装置 Expired - Fee Related JP2582939Y2 (ja)

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JP2008024431A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Star Micronics Co Ltd カードスタッカ装置

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JPS63202562A (ja) * 1987-02-13 1988-08-22 Eiichi Higano 貨幣交換機における紙幣収納機

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