JP2582221Y2 - 薄型コイルの保持基板 - Google Patents

薄型コイルの保持基板

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JP2582221Y2
JP2582221Y2 JP1992084337U JP8433792U JP2582221Y2 JP 2582221 Y2 JP2582221 Y2 JP 2582221Y2 JP 1992084337 U JP1992084337 U JP 1992084337U JP 8433792 U JP8433792 U JP 8433792U JP 2582221 Y2 JP2582221 Y2 JP 2582221Y2
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JP
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coil
thin
solder
thin coil
holding substrate
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隆祐 東
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、面対向型モー
タ等に適用可能な薄型コイルの保持基板に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、面対向型モータ等の薄型化を図る
ために、例えば、実開平2−24511号公報に示すよ
うに、駆動コイルとしてスライスコイルと称する薄型コ
イルを用いたものがある。
【0003】このような薄型コイルは、絶縁層を被着し
た導体箔を巻回した巻回体を所定の厚さに切断してコイ
ルを得るとともに、このコイルの外周面に導体箔の一部
を露出させて絶縁フィルムを被着し、導体箔の露出部に
給電用の電極端子を形成している。
【0004】また、このような薄型コイルをモータの駆
動コイルとして用いる場合には、各薄型コイルの巻始め
と巻終りに形成させた電極端子を鉄板基板等の基板に形
成された回路パターンのランドに半田付けしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された薄型コイルの保持基板にあっては、薄型コイ
ルを外部回路に接続するためには、薄型コイルの巻始め
と巻終りに形成させた電極端子をランドに半田付けする
ため、平面対向型モータ等複数の薄型コイルを所定位置
に精度よく配置することが困難であるばかりでなく、薄
型コイルの位置ずれによって電極端子をランドに半田付
けすることができない等の組み立て作業に劣るなどの問
題が生じていた。
【0006】そこで、薄型コイルをモータ内に精度よく
所定の位置に配置するために、コイル形状の凹部を有す
るコイル枠体と、結線パターン状に加工された金属パタ
ーン板とを一体成型し、コイル枠体の凹部に薄型コイル
を挿入した後、結線パターンにコイルの電極端子を半田
付けして電気的に接続する薄型コイルの保持基板が考え
られる。
【0007】しかしながら、このような薄型コイルの保
持基板にあっては、電極端子を金属パターン板に半田付
けにて接続するためには、電極端子と金属パターン板と
を接続部に半田ごての先端部を挿入したり接続部に半田
ペーストを塗布してリフロー半田付けすることになる
が、半田付けの作業性が劣るという新たな問題が生じて
いた。
【0008】本考案は、上記実状に鑑み、実際の半田付
け端子に比べて比較的大きな径のディスペンサーニード
ルが使用でき、確実且つ安定した半田供給が行えるばか
りでなく、飛散した半田中のフラックスの回収をも実現
することができる薄型コイルの保持基板を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、その目的を達
成するため、薄型コイルを保持するコイル収納凹部がコ
イル枠体に形成され、このコイル枠体には前記薄型コイ
ルの電極端子周辺に位置した側壁に半田案内テーパ部を
有する半田溝が形成されていることを要旨とするもので
ある。
【0010】
【作用】このような構成においては、半田溝に半田ペー
ストを塗布することによって、薄型コイルと金属パター
ンとを電気的に接続することができる。
【0011】
【実施例】次に、本考案の薄型コイルの保持基板の実施
例を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0012】図1は本考案の薄型コイルの保持基板を示
す平面図、図2は同じく図1A−A線に沿う断面図、図
3は同じく底面図、図4(A)は本考案の薄型コイルの
保持基板の要部の拡大図、図4(B)は同じく断面図で
ある。
【0013】図において、1は薄型コイル2の形状に形
成された複数のコイル収納凹部3,3…を有するコイル
枠体、4は結線パターン状に加工された金属パターン板
である。コイル枠体1と金属パターン板4とは一体に成
型されている。
【0014】 このコイル取納凹部3の薄型コイル2の
電極端子周辺に位置した側壁には、図4(A),(B)
に示すように、底側に向かって溝径が徐々に小さくなる
ようなテーパからなる半田案内テーパ部5を有する半田
溝6が形成されている。
【0015】上記の構成において、薄型コイル2をコイ
ル枠体1に設ける場合には、コイル収納凹部3内に薄型
コイル2を挿入し、半田溝6の半田案内テーパ部5にペ
ースト状の半田を案内させつつコイル収納凹部3内に薄
型コイル2を固定すると共に金属パターン板4と電気的
に接続させる。
【0016】このことにより、実際の半田付け端子に比
べて比較的大きな径のディスペンサーニードルを使用す
ることができるばかりでなく、確実且つ安定した半田供
給が行える。
【0017】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の薄型コ
イルの保持基板にあっては、薄型コイルを保持するコイ
ル取納凹部がコイル枠体に形成され、このコイル枠体に
は前記薄型コイルの電極端子周辺に位置した側壁に
田案内テーパ部を有すると共にコイル枠体を貫通する
田溝が形成されていることにより、薄型コイルの電極端
子と金属パターン板とを位置ずれが生じず、かつ簡単に
しかも高品質にて半田接続をさせることが可能となる。
また、実際の半田付け端子に比べて比較的大きな径のデ
ィスペンサーニードルが使用でき、確実且つ安定した半
田供給が行える。さらには、仮に、半田フラックスが飛
散しても、その回収を容易に行うことができるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の薄型コイルの保持基板を示す平面図で
ある。
【図2】同じく図1A−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】(A)は本考案の薄型コイルの保持基板の要部
の拡大図、(B)は同じく断面図である。
【符号の説明】
1 コイル枠体 2 薄型コイル 3 コイル収納凹部 5 半田案内テーパ部 6 半田溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄型コイルを保持するコイル取納凹部が
    コイル枠体に形成され、このコイル枠体には前記薄型
    コイルの電極端子周辺に位置した側壁に半田案内テー
    パ部を有すると共に前記コイル枠体を貫通する半田溝が
    形成され、この半田溝の底側に配置された金属パターン
    板に前記半田溝を介して前記薄型コイルの電極端子を半
    田付け可能としたことを特徴とする薄型コイルの保持基
    板。
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JPS5194401U (ja) * 1975-01-28 1976-07-29
JPH02122552U (ja) * 1989-03-15 1990-10-08

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