JPH0546253Y2 - - Google Patents

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JPH0546253Y2
JPH0546253Y2 JP40347590U JP40347590U JPH0546253Y2 JP H0546253 Y2 JPH0546253 Y2 JP H0546253Y2 JP 40347590 U JP40347590 U JP 40347590U JP 40347590 U JP40347590 U JP 40347590U JP H0546253 Y2 JPH0546253 Y2 JP H0546253Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、巻線をコアに
巻装したトランス等の巻線部品を回路基板に搭載
してなる巻線部品搭載回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、回路基板上に面実装され
るトランス等の巻線部品1は、例えば図4に示す
ような構造を有している。図4において、10は
巻芯部11とその11の両端にそれぞれ形成され
たフランジ部12,12とからなるドラム形のコ
アであり、フエライト等の磁性体で一般に形成さ
れる。フランジ部12,12の端面には、導体膜
で形成された一対の外部接続用の電極8a,8b
(第5図において、一方のフランジ部の電極は、
陰に隠れているため見えない。)が各々形成され
ている。絶縁被膜導線からなる一次側巻線(図4
ではに二次巻線に隠れて見えない)が前記コア1
0の巻芯部11に巻装され、さらにこの上に二次
巻線3が巻装されている。これら巻線3の引出線
5,5……は、前記コア10のフランジ部12,
12の端面側に引き出され、ここで各々該フラン
ジ部12,12の電極8a,8bに半田6で導電
固着されている。
【0003】 従来において、この巻線部品1は、図
4のような状態で回路基板20の上に搭載されて
いた。すなわち、回路基板1の上に、前記電極8
a,8bに対応させて電極ランド22a,22
b,23a,23bを形成し、これらの上に前記
電極8a,8bが位置するように回路基板20の
上に巻線部品1を載せ、電極ランド22a,22
b,23a,23bに電極8a,8bを半田付け
していた。 また、図示はしてないが、特開昭63−87714号公
報、実開昭57−203514号公報或は実開昭57−
203514号公報に示されたように、回路基板に凹部
を形成し、この凹部に巻線部品を嵌め込んで、そ
のフランジの端面に形成された電極を、前記凹部
の縁に形成された電極ランドに半田付けしたもの
も提案されている。この場合、巻線部品のフラン
ジの端面に溝を形成し、この溝に回路基板の凹部
の縁を嵌め込んで、巻線部品の回路基板への固定
を図つている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしなが
ら、前者の巻線部品1の搭載構造では、リフロー
半田法により電極ランド22a,22b,23
a,23bに電極8a,8bを半田付けする工程
で、クリーム半田が溶融すると、溶融したクリー
ム半田の浮力に押されて巻線部品1が回路基板2
0から浮き上がり、移動して電極ランド22a,
22b,23a,23bから電極8a,8bがず
れることがある。また、溶融した半田が、フラン
ジ12,12と回路基板20との隙間に浸透し、
広がつてしまうことがある。このため、確実に半
田付けがされなかつたり、電極8aと8bの間が
短絡されてしまう等、半田付け不良が発生しやす
かつた。
【0005】 これに対して、後者の半田付け構造で
は、巻線部品の回路基板上でのずれは生じにくい
ものの、フランジの端面の2つの電極を有する第
4図で示すような巻線部品1では、回路基板20
の縁とフランジ12との間に半田が浸透し、電極
8a,8bの短絡が避けられない。従つて、この
搭載構造は、フランジ12の端面に各々単一の電
極を有する単相コイル等の巻線部品にしか適用で
きないという欠点があつた。 本考案の目的は、前記の課題を解決すべく、フ
ランジの端面に各々2つの電極を有する巻線部品
であつても、巻線部品の回路基板への固定と接続
が確実に行える巻線部品搭載回路基板を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本考
案は前記の目的を達成するため、巻芯部11の両
端に一対のフランジ部12,12が形成されたコ
ア10と、前記フランジ部12,12の両側に分
離して形成された電極8a,8bと、コア10の
巻芯部11に巻回され、前記電極8a,8bに接
続された巻線3とを有する巻線部品1を回路基板
20に搭載し、該回路基板20上に形成された電
極ランド22a,22b,23a,23bに前記
電極8a,8bを導電固着してなる巻線部品搭載
回路基板において、フランジ部12,12の両側
面であつて、電極8a,8bが形成された位置に
凹状の切欠部7,7を各々形成し、前記回路基板
20の縁に凹部21を形成すると共に、該凹部2
1の両側に電極ランド22a,22b及び23
a,23bを対向して配置し、前記巻線部品1を
凹部21の中に挿入すると共に、前記フランジ部
12,12の切欠部7,7に凹部21の対向する
縁を嵌め込み、巻線部品1の前記電極8a,8b
を前記電極ランド22a,22bに導電固着して
なることを特徴とする巻線部品搭載回路基板を提
供する。 この場合において、巻線部品1の一方のフランジ
部12と回路基板20の凹部21の奥の縁との間
に、間隙24が形成されるとよい。
【作用】 前記の巻線部品搭載回路基板では、巻
線部品1のフランジ12,12の側面に形成され
た切欠部7,7に回路基板20の凹部21の縁を
嵌め込んでいるので、巻線部品1が回路基板20
に確実に固定される。そして、切欠部7,7はフ
ランジ12,12の前記電極8a,8bが形成さ
れた位置に各々設けられているため、この切欠部
7,7の部分で電極ランド22a,22b,23
a,23bと電極8a,8bとの半田接続が行え
る。そして、前記電極ランド22aと22b及び
23aと23bとは、前記凹部21によつて分離
されているため、一方の電極ランド22a,23
aの半田が他方の電極ランド22b,23bに及
ぶことが避けれれ、電極8a,8b間の短絡が生
じない。 なお、巻線部品1の一方のフランジ部12と回路
基板20の凹部21の縁との間に間隙24が形成
されたものでは、この間隙24により、フランジ
12,12の端面側に半田が浸透しにくく、電極
8a,8b間の短絡がより確実に防止できる。
【0008】
【実施例】 次に、図面を参照しながら、本考案
の実施例について具体的に説明する。 図3において、1は本考案で用いられる巻線部品
であり、巻芯部11と該巻芯部11の両端に各々
形成されたフランジ部12,12とからなるコア
10を有する。フランジ部12,12の端面に
は、一対の電極8a,8b(第1図と第2図にお
いて、一方のフランジ部12の電極は、陰に隠れ
ているため見えない。)が互いに左右両側に隔て
られて形成される。これらフランジ部12,12
の上下の面は、互いに平行な平面状に形成され、
両側面は、互いに対向する円弧状の面となつてい
る。前記電極8a,8bは、フランジ12,12
の円弧状の側面側に各々分離して形成されてい
る。このフランジ12,12の円弧状の両側面側
には、電極8a,8b側に切り込んで各々凹状の
切欠部7,7が形成されており、この切欠部7,
7の幅は、後述する回路基板20の厚みよりやや
広くなつている。
【0009】 前記コア10の巻芯部11には、一次
側巻線が巻回され、さらに一次側巻線の上に二次
側巻線3が巻回される。そして、これら巻線3の
引出線5,5……は、前記フランジ部12,12
の上面に形成された凹部を通してその端面側に導
出され、そこで電極8a,8bに半田6で接続さ
れている。
【0010】 他方、この巻線部品1を搭載する回路
基板20は、その側面に切り込まれた凹部21を
有しており、この凹部21の幅は、前記巻線部品
のフランジ12,12の幅より僅かに狭く、かつ
コア10の長さより深くなつている。この凹部2
1の対向する縁には、電極ランド22a,22b
及び23,23bが各々対向して形成されてい
る。この場合、2組の電極ランド22a,22b
と23a,23bとの間隔は、コア10の両端の
フランジ12,12の間隔と同じかやや広めにな
つており、奥側の電極ランド22a,22bは、
凹部21の奥の縁よりやや開放端部寄りに形成さ
れている。
【0011】 このような巻線部品1と回路基板20
を図1及び図2で示すようにして組み立て、本考
案によるような回路基板を構成する。それにはま
ず、前記回路基板20の電極ランド22a,22
b,23a,23bに予めクリーム半田を印刷し
ておく。そして、巻線部品1を図3の状態から、
図1及び図2で示すように回路基板20の凹部2
1に嵌め込むと共に、そのフランジ12,12の
切欠部7,7に凹部21の対向する縁部を嵌め込
む。このとき、フランジ12,12が丁度電極ラ
ンド22a,22b及び23a,23bの位置に
くるよう嵌め込み、奥のフランジ12と凹部21
の奥の縁との間に間隙24を形成する。 さらに、この状態で、リフロー半田付法により、
前記クリーム半田を一旦溶融させた後、再び硬化
させて、電極ランド22a,22b及び23a,
23bにフランジ12,12の電極8a,8bを
半田付けする。これにより、本考案によるような
巻線部品を搭載した回路基板が完成する。
【0012】 なお、以上説明した実施例は、フラン
ジ12,12の端面に電極8a,8bを形成して
いるが、側面側に電極を形成したり、端面から側
面にわたつて形成してもよい。さらに、フランジ
12,12は、図のような長円状ではなく、円板
状や多角形板状であつてもよいことはもちろんで
ある。
【0013】
【考案の効果】 前記説明から明らかなように、
本考案によれば、フランジの端面に各々2つの電
極を有する巻線部品であつても、巻線部品の回路
基板への固定と接続が確実に行える巻線部品搭載
回路基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す巻線部品搭載回路
基板の要部斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す巻線部品搭載回路
基板の要部縦断側面図である。
【図3】本考案の実施例を示す巻線部品搭載回路
基板の要部分解斜視図である。
【図4】従来例を示す巻線部品搭載回路基板の要
部斜視図である。
【符号の説明】
1……巻線部品 3……巻線 7……切欠部 8a……電極 8b……電極 10……コア 11……コアの巻芯部 12……コアのフランジ部 20……回路基板 21……凹部 22a……電極ランド 22b……電極ランド 23a……電極ランド 23b……電極ランド。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯部11の両端に一対のフラン
    ジ部12,12が形成されたコア10と、前記フ
    ランジ部12,12の両側に分離して形成された
    電極8a,8bと、コア10の巻芯部11に巻回
    され、前記電極8a,8bに接続された巻線3と
    を有する巻線部品1を回路基板20に搭載し、該
    回路基板20上に形成された電極ランド22a,
    22b,23a,23bに前記電極8a,8bを
    導電固着してなる巻線部品搭載回路基板におい
    て、フランジ部12,12の両側面であつて、電
    極8a,8bが形成された位置に凹状の切欠部
    7,7を各々形成し、前記回路基板20の縁に凹
    部21を形成すると共に、該凹部21の両側に電
    極ランド22a,22b及び23a,23bを対
    向して配置し、前記巻線部品1を凹部21の中に
    挿入すると共に、前記フランジ部12,12の切
    欠部7,7に凹部21の対向する縁を嵌め込み、
    巻線部品1の前記電極8a,8bを前記電極ラン
    ド22a,22bに導電固着してなることを特徴
    とする巻線部品搭載回路基板。
  2. 【請求項2】 前記請求項2において、巻線部品
    1の一方のフランジ部12と回路基板20の凹部
    21の奥の縁との間に、間隙24が形成されてい
    ることを特徴とする巻線部品搭載回路基板。
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