JP2581890Y2 - 基板の圧接構造 - Google Patents

基板の圧接構造

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JP2581890Y2
JP2581890Y2 JP1992000561U JP56192U JP2581890Y2 JP 2581890 Y2 JP2581890 Y2 JP 2581890Y2 JP 1992000561 U JP1992000561 U JP 1992000561U JP 56192 U JP56192 U JP 56192U JP 2581890 Y2 JP2581890 Y2 JP 2581890Y2
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浩輔 増田
康晶 三浦
健司 磯野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は基板の重畳接続構造、と
くにフレキシブル基板(以後FPCと略す)の接続に使
用される方法で、基板の端子面同士を対向させ、一対の
固定部材を複数個用いて圧力をかけ電気的導通をはかる
重畳接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路の発展により、図2に示
したようにカメラにおける電気実装は大変複雑な構成と
なっている。図2でのメインFPC1aには主要な電気
回路が搭載されている。しかしカメラはボディ外側C
に、操作部材Aや他のアクセサリーと接続するコネクタ
ーBが点在しており、それらとメインFPC1aを接続
するために、従来はリード線を用いて結線していたが、
生産工程の簡略化の為にFPC2aまたはFPC3aで
配線し、メインFPC1aと圧接により接続することが
ふえてきた。またFPC2a,3aの上にも電気回路が
搭載されることもある。
【0003】メインFPC1aとFPC2a,3aの接
続は、その構造上、図2の様に点在する操作部材Aやア
クセサリーと接続するための別々のFPC2a,3aを
メインFPC1aに略同位置で圧接する。この圧接を従
来は、図3に示すようにそれぞれ個別に固定部材4b,
4b’を用いてビス止めをおこなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すように従来
の圧接接続では、圧接するFPCがふえるとその数に比
例して、圧接接続に必要な接触する面積は増える。特に
ビス間隔として必要な寸法lは、その圧接接続する数分
だけ増加してしまう。しかしほぼ同一位置にあるのでそ
の面積を少しでも減少させればより小型化にできる。そ
こで図4に示すようにビス穴を1か所兼用にする方法が
考えられるが、そうすると図5に示した断面図のように
FPC2d,3dが重なった部分で、FPC2dの厚み
によりFPC3d側の端子13dとメインFPC1d側
端子12dが接触不良になるおそれがあり、単純に兼用
してもそのような電気的問題がでてしまう。図5におい
てCVR1〜3はそれぞれの基板をカバーするカバーフ
ィルムである。
【0005】本考案はこういった電気的問題等発生しな
い方法でその圧接に必要な寸法を減少させる接続構造を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、以下によって
上記課題を解決する。請求項1に記載の考案では、基板
の圧接構造において、土台(20)と、該土台との間に
機械的圧力をかける圧接部材(4,5,8)と、前記土
台と前記圧力部材との一方において前記圧接部材による
圧接面を避けた位置に設けられた突起(6)と、該突起
が通る位置決め穴(7)を備えた基板(3)とを設け、
前記基板は、前記突起が前記位置決め穴を通ることによ
って前記土台に対して位置決めされ、前記圧接部材によ
り圧接されるように構成した。請求項2に記載の考案で
は、基板の圧接構造において、土台(20)と、該土台
との間に機械的圧力をかける圧接部材(4,5,8)
と、前記土台と前記圧力部材との一方において前記圧接
部材による圧接面を避けた位置に設けられた突起(6)
と、前記圧接部材によって圧接される第1端子(11)
を備えた第1基板(2)と、前記圧接部材によって圧接
される第2端子(13)および前記突起が通る位置決め
穴(7)とを備えた第2基板(3)とを設け、前記第2
基板は、前記突起が前記位置決め穴を通ることにより前
記土台に対して位置決めされ、前記第1基板と前記第2
基板とは、圧接面内において互いに重なり合わないよう
に配置されて、前記圧接部材により圧接されるように構
成した。請求項3に記載したように、請求項2に記載の
考案において、前記圧接部材に複数のビス(5)を設
け、前記第1基板と前記第2基板とに前記ビスが通る貫
通孔(9)を設け、前記第2基板に設けられた貫通孔の
数を、前記第1基板に設けられた貫通孔の数よりも少な
く構成しても良い。なお、以上の説明においては、本考
案の各構成要素に後述の実施例における参照番号を付し
た。これは後述の実施例におけるどの構成が本発明のど
の構成要素に対応するかを理解し易くするためのもので
あって、本考案が後述の実施例の構成に限定されること
を示すものではない。
【0007】
【作用】請求項1に記載の考案では、基板は、突起が位
置決め穴を通ることによって土台に対して位置決めさ
れ、圧接部材により圧接される。請求項2に記載の考案
では、第2基板は、突起が位置決め穴を通ることにより
土台に対して位置決めされ、第1基板と第2基板とは、
圧接面内において互いに重なり合わないように配置され
て、圧接部材により圧接される。請求項3に記載の考案
では、第2基板に設けられた貫通孔の数は、第1基板に
設けられた貫通孔の数よりも少なくなる。
【0008】
【実施例】図1に本考案を用いたFPC接続構造を示
す。メインFPC1にFPC2及びFPC3が圧接され
る。メインFPC1の端子10がFPC2の端子11と
電気的導通がとられ、おなじくメインFPC1の端子1
2がFPC3の端子13と電気的導通がとられる。
【0009】圧接用の固定部材である土台20にはビス
穴8が3か所設け、さらに略中央部に位置決め突起6が
設ける。突起6の突起量は、FPCの厚さよりも十分に
大きいものである。この土台20は、カメラにおいては
ボディそのものであってもよい。メインFPCにはビス
5を通すための貫通孔9を土台20のビス穴8と対応す
る位置で3か所設ける。FPC2には貫通孔9を土台2
0のビス穴8の隣接する2か所と対応する位置に2か所
設ける。FPC3には貫通孔9が1か所と、前記突起6
と対応する位置に突起6が貫通する位置決め穴7を1か
所設けている。
【0010】土台20上に、メインFPC1とFPC
2,FPC3がそれぞれの貫通孔9が対応するように、
かつそれぞれの端子が対向するように設る。さらにFP
C2,FPC3上に圧接押さえ板4を設け、ビス5で機
械的圧力をかける。またFPC3の貫通孔9は1か所し
かなく位置が固定されないので、位置決め穴7に位置決
め突起6を通して位置決めして重ねることにより圧接精
度を得る。前述したように突起6は位置決め孔7を貫通
し、さらに圧接押さえ板4により押さえられるので接続
後にずれることはない。
【0011】これにより、図5に示したようなFPC2
とFPC3の重なり部分が無くなるため接触不良がなく
なり、図3に示した構成と比較してビスが一本少なくな
るので、図3のビス間隔の寸法分短くすることができ
る。本実施例ではメインFPC1に圧接するFPCをF
PC2とFPC3との2枚としたが、圧接するFPCが
3枚の場合には、圧接するFPCの3枚目もFPC3と
同様に、貫通孔9を一カ所と位置決め孔を設け、土台2
0に位置決め突起を追加すれば良い。
【0012】すなわちメインFPC1に対して圧接され
FPCが3枚以上になっても圧接に必要なビス穴は
接されるFPCの枚数プラス1の穴数でできる。ビス間
隔として必要な寸法もビスが少なくなる分だけ小さく
ることができる。また本実施例では、圧接押さえ板4は
突起6と位置決め孔7の結合部を押さえていないが、圧
接押さえ板4の面積を大きくした改良例を図6に示す。
本図に示したように、突起6の突起部分とあたらないよ
うに圧接押さえ板4の面積を大きくして、FPC3の位
置決め穴7付近も押さえるようにすればより確実に圧接
接合できる。
【0013】当然、突起6の突起量をFPCの厚さと同
等以下にして、圧接押さえ板4の面積をさらに大きく
し、突起6と位置決め穴7の結合部全体を押さえてもよ
い。
【0014】
【考案の効果】請求項1に記載の考案では、基板は、突
起が位置決め穴を通ることによって土台に対して位置決
めされ、圧接部材により圧接される。突起は土台と圧力
部材との一方において圧接部材による圧接面を避けた位
置に設けられている。よって、土台に対して基板を位置
決めするための構成を圧接面内に設ける必要がなく、基
板の圧接構造を小型化できる。請求項2に記載の考案で
は、第2基板は、突起が位置決め穴を通ることにより土
台に対して位置決めされる。よって、土台に対して第2
基板を位置決めするための構成を圧接面内に設ける必要
がなく、基板の圧接構造を小型化できる。また、請求項
2に記載の考案では、第1基板と第2基板とは、圧接面
内において互いに重なり合わないように配置されて、圧
接部材により圧接される。よって、第1基板と第2基板
とが重なり合うことによる電気的問題が発生しない。請
求項3に記載の考案では、第2基板に設けられた貫通孔
の数は、第1基板に設けられた貫通孔の数よりも少なく
なる。つまり、圧接部材のビスを用いて土台に対する基
板の位置決めを行う構成において、突起が位置決め穴を
通ることにより土台に対して位置決めされる構成を併用
した場合にも、第2基板に貫通穴を設けるためのスペー
スを少なくできる。よって、基板の圧接構造を小型化で
きる。
【0015】またビスの数も従来方法にくらべ半分近く
になり、ビスの価格や工程費も略半分になりコストダウ
ンにもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を用いた接続構造を示す構成図である。
【図2】従来技術の説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】本考案の改良例の接続構造を示す構成図であ
る。
【主要部分の符号の説明】
1(a〜d)・・・メインFPC 2(a〜d)・・・圧接されるFPC 3(a〜d)・・・圧接されるFPC 4(a〜d、b’)・・・圧接押さえ板 5(a〜d)・・・ビス 6・・・・位置決め突起 7・・・・位置決め穴 8・・・・ビス穴 9・・・・貫通孔 10(a,d)・・・・メインFPCのFPC2への接
続端子 11(a,d)・・・・FPC2のメインFPCへの接
続端子 12(a,d)・・・・メインFPCのFPC3への接
続端子 13(a,d)・・・・FPC3のメインFPCへの接
続端子 20(a〜d)・・・・圧接用の土台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−201992(JP,A) 特開 平2−22890(JP,A) 特開 平2−263495(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 1/14

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】土台と、 該土台との間に機械的圧力をかける圧接部材と、 前記土台と前記圧力部材との一方において前記圧接部材
    による圧接面を避けた位置に設けられた突起と、 該突起が通る位置決め穴を備えた基板とを備え、 前記基板は、前記突起が前記位置決め穴を通ることによ
    って前記土台に対して位置決めされ、前記圧接部材によ
    り圧接されることを特徴とする基板の圧接構造。
  2. 【請求項2】土台と、 該土台との間に機械的圧力をかける圧接部材と、 前記土台と前記圧力部材との一方において前記圧接部材
    による圧接面を避けた位置に設けられた突起と、 前記圧接部材によって圧接される第1端子を備えた第1
    基板と、 前記圧接部材によって圧接される第2端子および前記突
    起が通る位置決め穴を備えた第2基板とを備え、 前記第2基板は、前記突起が前記位置決め穴を通ること
    により前記土台に対して位置決めされ、前記第1基板と
    前記第2基板とは、前記圧接面内において互いに重なり
    合わないように配置されて、前記圧接部材により圧接さ
    れることを特徴とする基板の圧接構造。
  3. 【請求項3】前記圧接部材は複数のビスを備え、 前記第1基板と前記第2基板とは前記ビスが通る貫通孔
    を備え、 前記第2基板に設けられた貫通孔の数は、前記第1基板
    に設けられた貫通孔の数よりも少ないことを特徴とする
    請求項2に記載の基板の圧接構造。
JP1992000561U 1992-01-10 1992-01-10 基板の圧接構造 Expired - Lifetime JP2581890Y2 (ja)

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JPH0557868U JPH0557868U (ja) 1993-07-30
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JPH0222890A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Nippon Atsuchiyaku Tanshi Seizo Kk フレキシブルプリント配線板及びその接続方法
JPH02201992A (ja) * 1989-01-30 1990-08-10 Minolta Camera Co Ltd フレキシブルプリント基板の接続構造
JPH02263495A (ja) * 1989-04-04 1990-10-26 Clarion Co Ltd 基板接続構造

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