JP2581465Y2 - 車両シートのヘッドレスト取付構造 - Google Patents

車両シートのヘッドレスト取付構造

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JP2581465Y2
JP2581465Y2 JP1993006493U JP649393U JP2581465Y2 JP 2581465 Y2 JP2581465 Y2 JP 2581465Y2 JP 1993006493 U JP1993006493 U JP 1993006493U JP 649393 U JP649393 U JP 649393U JP 2581465 Y2 JP2581465 Y2 JP 2581465Y2
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JP
Japan
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headrest
bracket
mounting structure
support
stay
Prior art date
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JP1993006493U
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JPH0658750U (ja
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秀夫 角皆
政次郎 塩田
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両シートのヘッドレス
ト取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1はヘッドレスト1を備えた車両シー
ト2の要部分解斜視図である。シート2のシートバック
フレーム22の上縁部には筒状のブラケット23が立設
してある。このブラケット23内には、ヘッドレストサ
ポート3がシートバック21の表皮211およびパッド
212を貫通して嵌入される。そして、ヘッドレストサ
ポート3内には、ヘッドレスト1のステー11が挿入固
定される。
【0003】ヘッドレストサポート3は、図5,図6に
示すように、筒状で、頭部31と、軸部32と、半割状
のフック部33とよりなる。軸部32の上端側にヘッド
レスト上下位置調整ロック部が形成してある。ヘッドレ
ストサポート3は、ブラケット23(図1)にフック部
を押込むようにして挿入され、ブラケット23に装着さ
れる。
【0004】ところが、ヘッドレストサポート3とブラ
ケット23との間には、これ等の寸法誤差により隙間が
生じることがある。そのため、車両走行時に、ヘッドレ
スト1がその重みで振動すると、ステー11を挿入した
ヘッドレストサポート3がブラケット23内面にあたっ
て異音が生じることがある。
【0005】そこで、従来、ヘッドレストサポート3の
軸部32の側面に、図5に示すように、フェルト等の緩
衝材40を貼付したり、図6に示すように、線状のリブ
41を形成し、ヘッドレストサポート3とブラケット2
3とを緩衝材40あるいはリブ41を介して圧接せし
め、異音の発生を防止する手段がとられていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、緩衝材40
を貼付する場合には、ヘッドレストサポート3側面に貼
付する工程が必要となるので作業性が悪く、又、フェル
ト等が必要となってコスト高となる。
【0007】リブ41を設ける場合には、あらかじめヘ
ッドレストサポート3とブラケット23の寸法誤差を見
越してリブ41の高さを設定しておいても、これらの間
の隙間にばらつきがあり、リブ41が低すぎて上記隙間
を完全に塞ぐことができなかったり、リブ41が高すぎ
てヘッドレスト3がブラケット23内に挿入しにくいこ
とがある。
【0008】そこで、本考案は上記実情に鑑みてなされ
たもので、ヘッドレストの振動によるヘッドレスト保持
部における異音の発生を確実にしかも低コストで防止し
うる車両シートのヘッドレスト取付構造を提供すること
を課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は図1,図2に示
すように、車両シート2のシートバックフレーム22の
上端に固定した筒状のブラケット23に筒状のヘッドレ
ストサポート3を嵌入し、該ヘッドレストサポート3に
ヘッドレスト1のステー11を挿入固定するヘッドレス
ト取付構造において、ヘッドレストサポート3の側面
に、該サポート3長手方向にU字状をなすスリット32
1を形成し、かつ該スリット321にて囲まれたヒレ部
322の外面の長手方向中間部に突起323を、その先
端の外接円の径が上記ブラケット23の内径よりも大と
なる高さに突設し、上記突起323を上記ブラケット2
3の内面に圧接せしめるとともに、上記ヒレ部322の
先端を上記ステー11の外面に圧接せしめたことを特徴
とする。
【0010】
【作用】ヘッドレストサポート3をブラケット23内へ
挿入すると、ヘッドレストサポート3の突起323はブ
ラケット23の内面により内方に押され、ヒレ部322
先端は内方に撓む。次に、ヘッドレストサポート3内に
ヘッドレスト1のステー11を差込むと、内方に撓んだ
ヒレ部322はステー11により外方へ押し戻される。
その結果、ステー11、ヘッドレストサポート3および
ブラケット23は互いに圧接して一体となるので、ヘッ
ドレスト保持部における異音の発生を防止しうる。
【0011】
【実施例】図1に示すように、車両シート2のシートバ
ックフレーム22の上縁部には筒状ブラケット23が立
設してあり、ブラケット23内には、シートバック21
の表皮211、パッド212を貫通して筒状のヘッドレ
ストサポート3が嵌入される。そして、ヘッドレストサ
ポート3にはヘッドレスト1のステー11が挿入固定さ
れる。
【0012】図2,図3,図4は本考案の一実施例を示
す。ヘッドレストサポート3は筒状の樹脂成形体で、図
2に示すように、頭部31、軸部32およびフック部3
3とよりなる。軸部32上端側には、ヘッドレストサポ
ート3に差込まれたステー11の上下位置を調整固定す
るためのロック部(図略)が設けてある。軸部32の下
部からフック部33にかけての部分は半割状としてあっ
て、フック部33の上端には、ヘッドレストサポート3
をブラケット23に差込んだときにブラケット23の下
端と係合する段部331が形成してある。
【0013】軸部32の長手方向中間部320は上部お
よび下部よりも外周が小径としてある。中間部320に
は、上部および下部を縦方向に面一につなぐ細い突出部
322が形成してある。そして、この突出部322を囲
むようにU字状のスリット321が形成してあって、突
出部322は先端側が軸部32の内外方向へ撓み得るバ
ネ性のヒレ部を構成している。ヒレ部322の外面の長
手方向中間部には突起323が形成してある。この突起
323は、その先端の外接円の径がブラケット23の内
径よりも大となるような高さとしてある。
【0014】図3に示すように、上記ヘッドレストサポ
ート3はフック部33をシートバックフレーム22に設
けた筒状ブラケット23内に押込んで挿入される。この
時、ヘッドレストサポート3のヒレ部322に形成した
突起323はブラケット23内面に押され、ヒレ部32
2は内方に撓む。
【0015】次に、図4に示すように、ヘッドレスト1
のステー11を軸部32内に差込むと、内方に撓んだ状
態にあったヒレ部322先端は、ステー11により外方
に押戻され、ヒレ部322の突起323はブラケット2
3内壁に圧接せしめられる。その結果、ステー11、ヘ
ッドレストサポート323、ブラケット23は互いに圧
接し、一体化される。
【0016】
【考案の効果】本考案のヘッドレスト取付構造によれ
ば、ヘッドレストサポートとブラケットとの間の隙間の
大きさがばらついても、そのばらつきは、ヘッドレスト
サポートに設けたバネ状のヒレ部にて吸収し、上記隙間
のばらつきにかかわりなく、ステー、ヘッドレストサポ
ートおよびブラケットはヒレ部を介して一体化される。
従って、ヘッドレストの支持は安定となり、ヘッドレス
トが振動しても、支持部に異音が発生することはない。
【0017】更に、本考案のヘッドレスト取付構造に用
いるヘッドレストサポートは従来品と互換性があり、従
来のブラケットおよびヘッドレストのステーを改変する
ことなく適用できるとともに、既に使用中の従来のヘッ
ドレストサポートと交換することができる。また、フェ
ルト等の緩衝材を別に準備して貼着する必要がないから
取付作業性がよく、またコスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両シートのヘッドレスト取付け部の分解斜視
図である。
【図2】本考案のヘッドレスト取付構造におけるヘッド
レストサポートの斜視図である。
【図3】ヘッドレストのステーを差込む前における本考
案のヘツドレスト取付構造の図2のIII −III 線に沿う
位置での断面図である。
【図4】ヘッドレストのステーを差込んだ状態における
本考案のヘッドレスト取付構造の図3と同じ位置での断
面図である。
【図5】従来のヘッドレスト取付構造に用いられるヘッ
ドレストサポートの斜視図である。
【図6】従来のヘッドレスト取付構造に用いられる他の
ヘッドレストサポートの斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドレスト 11 ステー 2 車両シート 22 シートバックフレーム 23 ブラケット 3 ヘッドレストサポート 321 U字状スリット 322 ヒレ部 323 ヒレ部に設けた突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シートのシートバックフレームの上
    端に固定した筒状のブラケットに筒状のヘッドレストサ
    ポートを嵌入し、該ヘッドレストサポートにヘッドレス
    トのステーを挿入固定するヘッドレスト取付構造におい
    て、ヘッドレストサポートの側面に、該サポート長手方
    向にU字状をなすスリットを形成し、かつ該スリットに
    て囲まれたヒレ部の外面の長手方向中間部に突起を、そ
    の先端の外接縁の径が上記ブラケットの内径よりも大と
    なる高さに突設し、上記突起を上記ブラケットの内面に
    圧接せしめるとともに、上記ヒレ部の先端を上記ステー
    の外面に圧接せしめたことを特徴とする車両シートのヘ
    ッドレスト取付構造。
JP1993006493U 1993-01-29 1993-01-29 車両シートのヘッドレスト取付構造 Expired - Lifetime JP2581465Y2 (ja)

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JPH0658750U JPH0658750U (ja) 1994-08-16
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