JP2001161485A - ヘッドレストの支持構造 - Google Patents

ヘッドレストの支持構造

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JP2001161485A
JP2001161485A JP35234199A JP35234199A JP2001161485A JP 2001161485 A JP2001161485 A JP 2001161485A JP 35234199 A JP35234199 A JP 35234199A JP 35234199 A JP35234199 A JP 35234199A JP 2001161485 A JP2001161485 A JP 2001161485A
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JP
Japan
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headrest
headrest stay
holder
stay
support structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP35234199A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Ishii
亙 石井
Koichi Iwasa
広一 岩佐
Takeshi Hayashi
武志 林
Eiji Tsuruta
英二 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドレストステーとホルダーとのガタ付き
が無く且つヘッドレストステーのスムーズな上下動を可
能にするヘッドレストの支持構造を、安価なる手段によ
り提供する。 【解決手段】 シートバックの頂部に取り付けたヘッド
レストステー用ホルダー9と、該ホルダー9に形成した
挿通孔9bに挿通するヘッドレストステー10とからな
るヘッドレストの支持構造において、前記ホルダー9の
挿通孔9bの壁面は、前記ヘッドレストステー10の周
面10aに、少なくとも3点が当接支持可能なる支持部
11が形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用シートに
おけるヘッドレストの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のヘッドレストの支持構造は、実
開平6−26598号公報に示すように、ヘッドレスト
ステーがヘッドレストステー用ホルダーに対して、ガタ
付くことによる異音の発生を防止すると共に、ヘッドレ
ストステーがヘッドレストステー用ホルダーに対してス
ムーズに上下方向へ移動してヘッドレストの高さを調節
できるものが開示されている。即ち、ヘッドレストステ
ー用ホルダーの挿入孔の壁面に設けられるヘッドレスト
ステーの周面に密接するガタ付き防止部として、合成樹
脂繊維を植毛したものや、ホルダーの壁面からヘッドレ
ストステーの方向に突出する薄い板状の突起を4箇所設
けて、該突起の先端がヘッドレストステーの周面に点接
触しているものなどがある。
【0003】かかる構成によれば、ガタ付き防止部にヘ
ッドレストステーは密接しているので、ヘッドレストス
テー用ホルダーの挿通孔内においてヘッドレストステー
がガタ付くことがない。また、ガタ付き防止部は、ヘッ
ドレストステー用ホルダーの挿通孔の壁面との間に介在
されてなるので、ヘッドレストステーがヘッドレストス
テー用ホルダーに引っ掛かることがなく、ヘッドレスト
ステーの上下方向への移動がスムーズに行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ガタ付き防止部として、植
毛を施した場合、ヘッドレストステー用ホルダーが中空
円筒状をなし、その内側に施されるので、植毛の毛立ち
が、ヘッドレストステー用ホルダーの挿入孔に対して直
角状にならないと所期の目的を達し得ないことになり、
製造技術が高度となり、その分製造原価高騰の一原因に
なる。また、ガタ付き防止部として、突起が形成された
場合は、該突起が薄板状であるため、ヘッドレストステ
ーの上下動によって、該突起がめくられたり、折損する
おそれがある。また、製造がインバースなので、中子を
必要とし、複雑な成形型を作成する必要がある分、製造
原価高騰の一原因になる。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであって、ヘッドレストステーとヘッ
ドレストステー用ホルダーとのガタ付きが無く且つヘッ
ドレストステーのスムーズな上下動を可能にするヘッド
レストの支持構造を、安価なる手段により提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートバックの頂部に取り付けたヘッドレストステ
ー用ホルダーと、該ホルダーに形成した挿通孔に挿通す
るヘッドレストステーとからなるヘッドレストの支持構
造において、前記ホルダーの挿通孔の壁面は、前記ヘッ
ドレストステーの周面に、少なくとも3点が当接支持可
能なる支持部が形成されてなる。
【0007】請求項1記載の発明によれば、支持部がヘ
ッドレストステーの周面の少なくとも3点に当接するの
で、点接触である分、摩擦係数が少なく、スムーズな上
下動が可能である。また、ヘッドレストステーが左右前
後のどちらに傾いても少なくとも3点で保持できるの
で、該ステーとホルダーとの間でガタが生じない。
【0008】また、かかる3点の当接面が、ヘッドレス
トステー用ホルダーの挿通孔の壁面によって一様に形成
されてなるので、中子などの特殊な成形型を必要とせ
ず、その分製造原価が安価になる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のヘッドレストの支持構造であって、前記支持部は、平
面視で、略三角形状に形成されてなる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、ステーの
断面形状が仮に楕円状をなしても、支持部が平面視で略
三角形状であるため、必ず全ての面で保持されるので、
ガタが生じないことになる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のヘッドレストの支持構造であって、前記支持部は、前
記ヘッドレストステーの周面と反対側に円弧中心を有す
る円弧状に形成されてなる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、前記支持
部は、前記ヘッドレストステーの周面と反対側に円弧中
心を有する円弧状に形成されてなるので、ヘッドレスト
ステーに該円弧状の支持部が強く接触しても、該支持部
が削られることがなく、経時劣化が生じにくいことにな
り、ガタの発生が生じにくいことになる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のヘッドレストの支持構造であって、前記支持部の円弧
面同士の交点になる部位には、溝部が形成されてなる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、溝部によ
って円弧面がヘッドレストステーによって撓み易くな
り、ヘッドレストステーの周面に追従できることにな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図5に基づいて説明する。この実施形態に係る
シート1は、シートクッション2と、シートバック3
と、ヘッドレスト4とから構成されている。ヘッドレス
ト4は、シートバック3の頂部3aに上下動自在且つ所
定の位置に保持可能なるように支持されている。
【0016】前記シートバック3は、バックフレーム5
と、該バックフレーム5を包むパッド6と、前記バック
フレーム5及びパッド6を覆う表皮7とにより構成され
ていて、前記バックフレーム5の頂部には、パッド6及
び表皮7を介して外側に臨む中空円筒状のブラケット
8,8が所定の左右間隔を設けて支持されている。
【0017】該ブラケット8の中空部内には、前記ヘッ
ドレスト4より垂下されてなる後述するヘッドレストス
テー10、10を保持するヘッドレストステー用ホルダ
ー9が支持されている。該ヘッドレストステー用ホルダ
ー9は、下端部には、前記ブラケット8内に挿入される
時に撓んでブラケット8内を通過し、該ブラケット8の
下端部より露出した状態で再び左右に拡大することで該
ブラケット8の下端部に係合される亀頭状のストッパ部
9aを有し、上端部には、前記表皮7に形成されたホル
ダー9の挿入用穴9bを覆う鍔状のフランジ部9cを有
し、ストッパ部9aとフランジ部9cとの間に前記ヘッ
ドレストステー10の周面10aを保持する支持部11
が形成されている。
【0018】前記支持部11は、前記ヘッドレストステ
ー用ホルダー9の挿通孔9bの壁面より形成されてい
て、該支持部11には、前記ヘッドレストステー10の
周面10aに、少なくとも3点が当接支持可能なるよう
に、図4に示すように、平面視で、略三角形状に形成さ
れてなり、前記ヘッドレストステー10の周面10aと
反対側に円弧中心を有する円弧R状に形成されてなる。
また、前記支持部11は、円弧面R同士の交点になる部
位には、溝部12が形成されてなる
【0019】以上のように、この実施形態は、構成され
ているので、図5に示すように、支持部11がヘッドレ
ストステー10の周面10aの少なくとも3点に当接す
るので、点接触である分、摩擦係数が少なく、スムーズ
な上下動が可能である。また、ヘッドレストステー10
が左右前後どちらに傾いても、少なくとも3点で保持で
きるので、該ステー10とホルダー9との間でガタが生
じない。
【0020】また、かかる3点の当接面が、ホルダー9
の挿通孔9bの壁面によって一様に形成されてなるの
で、中子などの特殊な成形型を必要とせず、その分製造
原価が安価になる。
【0021】更に、ヘッドレストステー10の断面形状
が、図6に示すように、仮に楕円状をなしても、支持部
11が平面視で略三角形状であるため、必ず全ての面
で、周面10aが保持されるので、ガタが生じないこと
になる。
【0022】更に、前記支持部11は、前記ヘッドレス
トステー10の周面10aと反対側に円弧中心を有する
円弧R状に形成されてなるので、ヘッドレストステー1
0に該円弧状の支持部11が強く接触しても、該支持部
11が削られることがなく、経時劣化が生じにくいこと
になり、ガタの発生が生じにくいことになる。
【0023】更に、溝部12によって円弧R面がヘッド
レストステー10によって撓み易くなり、ヘッドレスト
ステー10の周面10aに追従できることになる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、支持部
がヘッドレストステーの周面の少なくとも3点に当接す
るので、点接触である分摩擦係数が少なく、スムーズな
上下動が可能である。また、ヘッドレストステーがどち
らに傾いても少なくとも3点で保持できるので、該ステ
ーとホルダーとの間でガタが生じず、かかる3点の当接
面が、ホルダーの挿通孔の壁面によって一様に形成され
てなるので、中子などの特殊な成形型を必要とせず、そ
の分製造原価が安価になる。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、ステーの
断面形状が仮に楕円状をなしても、支持部が平面視で略
三角形状であるため、必ず全ての面で保持されるので、
ガタが生じないことになる。
【0026】請求項3に記載の発明によれば、前記支持
部は、前記ヘッドレストステーの周面と反対側に円弧中
心を有する円弧状に形成されてなるので、ヘッドレスト
ステーに該円弧状の支持部が強く接触しても、該支持部
が削られることがなく、経時劣化が生じにくいことにな
り、ガタの発生が生じにくいことになる。
【0027】請求項4に記載の発明によれば、溝部によ
って円弧面がヘッドレストステーによって撓み易くな
り、ヘッドレストステーの周面に追従できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシートを示す側面
図。
【図2】図1の要部の拡大断面図。
【図3】図2のヘッドレスト用ホルダーの斜視図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図4の状態のヘッドレスト用ホルダーにヘッド
レストステーを挿入した状態を示す一部破断平面図。
【図6】図5の状態で、ヘッドレストステーが楕円状を
なした時の平面図。
【符号の説明】
1 シート 2 シートクッション 3 シートバック 3a シートバックの頂部 4 ヘッドレスト 5 バックフレーム 8 ブラケット 9 ヘッドレスト用ホルダー 9b 挿通孔 9c フランジ部 10 ヘッドレストステー 10a ステーの周面 11 支持部 12 溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 武志 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 (72)発明者 鶴田 英二 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 Fターム(参考) 3B084 DB01 DD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの頂部に取り付けたヘッド
    レストステー用ホルダーと、該ホルダーに形成した挿通
    孔に挿通するヘッドレストステーとからなるヘッドレス
    トの支持構造において、 前記ホルダーの挿通孔の壁面は、前記ヘッドレストステ
    ーの周面に、少なくとも3点が当接支持可能なる支持部
    が形成されてなることを特徴とするヘッドレストの支持
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヘッドレストの支持構
    造であって、 前記支持部は、平面視で、略三角形状に形成されてなる
    ことを特徴とするヘッドレストの支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のヘッドレストの支持構
    造であって、 前記支持部は、前記ヘッドレストステーの周面と反対側
    に円弧中心を有する円弧状に形成されてなることを特徴
    とするヘッドレストの支持構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のヘッドレストの支持構
    造であって、 前記支持部の円弧面同士の交点になる部位には、溝部が
    形成されてなることを特徴とするヘッドレストの支持構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229161A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Inoac Corp ヘッドレスト
JP2007529355A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両における構成部品、特に、ヘッドレストの固定装置
JP2008093364A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Nihon Technica Co Ltd ガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート
JP2012101760A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Nihon Technica Co Ltd ヘッドレストの支持構造

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