JP2003135198A - ヘッドレスト支持具 - Google Patents

ヘッドレスト支持具

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JP2003135198A
JP2003135198A JP2001340645A JP2001340645A JP2003135198A JP 2003135198 A JP2003135198 A JP 2003135198A JP 2001340645 A JP2001340645 A JP 2001340645A JP 2001340645 A JP2001340645 A JP 2001340645A JP 2003135198 A JP2003135198 A JP 2003135198A
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JP
Japan
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headrest
support leg
support
main body
thin portion
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JP2001340645A
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Yutaka Suzuki
豊 鈴木
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KENSETSU RUBBER KK
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KENSETSU RUBBER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッドレストの支脚を遊嵌させる筒状本体と、
ヘッドレストの位置決め用の支脚係脱機構とを備えたも
のに於いて、支脚のスムーズな上下動と、ベッドレスト
のガタ付き防止の両機能を、極力簡素な構成によって満
足に果たし得るヘッドレスト支持具を提供する。 【解決手段】前記筒状本体の筒壁には、その両端間の中
間箇所に於いて、筒周方向の所定幅の部分を、他の部分
より薄肉状に形成し、この肉薄部分に板ばね的な機能を
付与させると共に、肉薄部分の内側面の上下2箇所に、
支脚に摺接させる為の小突起を設けたことを特徴とす
る。肉薄部分は、筒状本体の筒壁外周面の一部を、所定
の厚み分だけ削り取った如き外形になる様に設けるとよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車座席の背も
たれの上端部に埋設して、ヘッドレストの支脚を遊嵌さ
せ、付設の支脚係脱機構によって、ヘッドレストを任意
の高さ位置に固定出来る様に構成されたヘッドレスト支
持具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のヘッドレスト支持具B
を、自動車座席の背もたれCに組付けた状態を示した。
図4は、図3のZ−Z線に沿う拡大横断面図である。図
中のDはヘッドレストで、その下面には、ヘッドレスト
支持具Bに遊嵌させる為の、左右2本で1組の支脚Eを
突設している。ヘッドレスト支持具Bは、背もたれCの
フレームFに設けた挿嵌孔に、嵌合状態で固定される。
【0003】ヘッドレスト支持具Bを構成する筒状本体
11は硬質合成樹脂製で、図4に示した様に、その内周
面には、筒周方向に等間隔を隔てた4箇所に、小突条1
2を、筒軸と平行状にその略全長にわたって設けてい
る。これ等の小突条12は、筒状本体11の内空部に遊
嵌した支脚Eとの接触面積を少なくして、支脚Eの上下
動をスムーズに行える様にし、又、支脚Eのガタ付きを
押さえるにも役立つものである。
【0004】尚、背もたれCのフレームへの、ヘッドレ
スト支持具Bの取付方としては、図5,図6に示した様
に、パイプ製のフレームGに溶接した筒状金具Hに、ヘ
ッドレスト支持具Bを嵌め込む方法も広く行われてい
る。筒状金具Hは、角筒状のものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】射出成形法等によって
作られる、硬質合成樹脂製の従来の筒状本体11は、そ
の成形寸法精度が必ずしも十分とは言い難い。従って、
支脚Eの外周面を、4条の小突条12の夫々に均等に摺
接させることは、現実には難しい。その為、本来、支脚
Eのスムーズな上下動と、そのガタ付き防止に役立つ筈
の小突条12が、その機能を満足に果たし切れないきら
いがあった。
【0006】更には、背もたれCには、左右1組の支脚
Eの為に、左右1組のヘッドレスト支持具Bを取付ける
ことになる。ところが、この1組のヘッドレスト支持具
B,Bを、1組の支脚E,Eの対置間隔に正確に合わせ
てフレームFに固定させることは、いささか難しい。そ
の為、この取付間隔のズレも、支脚Eのスムーズな上下
動を妨げる一因となっていた。
【0007】そこで、本発明の目的は、ヘッドレストの
支脚を、硬質合成樹脂製の筒状本体の内空部に遊嵌状態
で支持する様に構成されたものに於いて、支脚の上下動
を極力スムーズに行え、且つ、支脚、従ってヘッドレス
トのガタ付きを十分に抑止出来る機能を、極力簡素な構
成によって得られる様にしたヘッドレスト支持具を提供
するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明によるヘッドレスト支持具は、自動車座席の
背もたれの上端部に埋設して、ヘッドレストの支脚を遊
嵌させる為の筒状本体と、ヘッドレストの高さ位置を調
節する為の支脚係脱機構とを備えており、前記筒状本体
の筒壁には、その両端間の中間箇所に於いて、筒周方向
の所定幅の部分を、他の部分より薄肉状に形成し、この
肉薄部分に板ばね的な機能を付与させると共に、肉薄部
分の内側面の上下2箇所に、支脚に摺接させる為の小突
起を設けたことを特徴とする。そして、肉薄部分は、筒
状本体の筒壁外周面の一部を、所定の厚み分だけ削り取
った如き外形を備える様に、形成させるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例に就い
て、図1及び図2を参照しながら説明する。図1に、そ
の外観を示した、この実施例のヘッドレスト支持具A
は、既述の図3に示した、従来のヘッドレスト支持具B
と同様にして、自動車座席の背もたれCの上端部に埋設
して用いるものである。
【0010】良好な剛性と弾力性とを併せ備えた硬質合
成樹脂を射出成形して、略一体構造に作られた、このヘ
ッドレスト支持具Aは、図3に示した様に、ヘッドレス
トDの支脚Eを遊嵌状態で支持する為の筒状本体1の上
端に、ヘッドレストDを任意の高さ位置で固定させる為
の、支脚係脱機構2を取付けた構成を備えている。2a
は、支脚Eの挿通孔である。支脚係脱機構2の構造は、
基本的には在来のそれと同じなので、その構造及び作用
に就いての説明は省略する。
【0011】筒状本体1の外周面の上端近くと、下端部
には、ヘッドレスト支持具AをフレームFに固定させる
為の固定用部材3及び4を、筒状本体1と一体に形成さ
せている。固定用部材3,4も、その構造は基本的には
在来のそれと大差ないので、具体的な形態の図示は省略
した。
【0012】筒状本体1の筒壁には、その両端部分を除
く、図1中に符号Lを付して示した中間箇所に於いて、
筒周方向の所定幅の部分、この実施例では、筒外周長さ
の略1/4〜1/5に相当する横幅の部分を、中間箇所
Lの全長にわたって、他の部分より薄肉状に形成してい
る。これによって、この肉薄部分1aには、板ばね的な
機能が付与される。
【0013】肉薄部分1aの設け方は、この実施例で
は、図1,図2に示されている様に、筒状本体1の外周
面のうち、中間箇所Lの部分を、上記した横幅寸法だ
け、平坦面状にそぎ落とした様な形態とする方法を採っ
ている。勿論、実際にはそぎ落とすのではなくて、筒状
本体1の射出成形時に形成させている。
【0014】この肉薄部分1aに、板ばねの如き機能を
付与させる為には、肉薄部分1aの形状は、図示の形態
には限られない。例えば、肉薄部分1aを形成させるべ
き箇所の外側面の全長にわたって、1条以上の溝乃至は
窪みを筒軸方向に設けたり、肉薄部分1aの厚みを、そ
の横幅方向に一様にした、湾曲薄板状等に形成してもよ
い。尚、図3及び図2から理解される様に、ヘッドレス
トDの使用時に、肉薄部分1aには荷重は掛からない。
【0015】肉薄部分1aの内側面には、図2に示した
様に、その上下2箇所に、小突起5を突設している。こ
の小突起5は、支脚Eの外周面と筒状本体1の内周面と
の接触面積を極力少なくすると共に、この接触圧を肉薄
部分1aで受け止めさせる為のものである。
【0016】次に、ヘッドレスト支持具Aの作用に就い
て説明する。ヘッドレストDの取付・取外時や、ベッド
レストDの高さ調節時には、その支脚Eを、筒状本体1
の内周面に沿って摺動させることになる。この摺動操作
をスムーズに行える様にする為には、摺接界面に有る程
度の遊びが必要になる筈である。
【0017】然し、この遊びが大き過ぎると、使用中の
ベッドレストDがガタ付いてその使用感を損なうことに
なる。従って、上記のスムーズな動きと、ガタ付き防止
とを両立させることはかなり難しい。
【0018】その点で、例えば、図3,図4に示した如
き従来の構造のものは、合成樹脂製の筒状本体11の成
形寸法精度の不足に由来して、或いは、筒状本体11の
内周面への支脚Eの摺接面積が多すぎる為に、更には、
複数の摺接箇所の配置状態が不適切な為か、スムーズな
動きと、ガタ付き防止とを、良好に両立させ得なかっ
た。
【0019】それに対して、本発明によるヘッドレスト
支持具Aは、図2から理解される様に、支脚Eが、筒状
本体1の内周面に摺接している箇所は、その長手方向に
沿う1条の摺接ラインaと、筒状本体1の直径線上で対
向状に位置する、所定間隔を隔てて設けた2箇所の小突
起5の突端の、各摺接ポイントb,bだけである。然
も、この小突起5は、筒状本体1の筒壁に設けられて、
板ばね的に作用する肉薄部分1aに設けられている。
【0020】その為、支脚Eと筒状本体1とが、摺接ラ
インa及び2箇所の摺接ポイントb,bと接触する部分
の各摺接界面に遊びが無くなる様に、筒状本体1の各部
位の寸法を設定しても、支脚Eのスムーズな上下動と、
ベッドレストDのガタ付き防止との両機能を略満足に果
たすことが出来る。
【0021】そして、射出成形された合成樹脂製の筒状
本体1の、寸法のバラ付きを考慮に入れて、摺接ライン
aと摺接ポイントbとの対向間隔を、広めではなくて、
幾分狭めに設定して置いても、支脚Eに圧迫された肉薄
部分1aが、外側向きに弾力的に膨出するので、支脚E
をスムーズに上下動させることが出来る。然も、ベッド
レストDのガタ付きは、より良く防止される。
【0022】更に、前述の様に、背もたれCに取付け
た、左右1組のヘッドレスト支持具A,Aは、その取付
間隔が幾分ズレている場合があり得る。然し、図2のn
−n線に沿う断面図から理解される様に、筒状本体1の
内空部に収まった支脚Eは、幾分かは、左右(図では上
下)方向に変位する余地が残されている。その為、上記
の様に取付位置がズレている場合でも、支脚Eのスムー
ズな上下動を妨げられなくて済む。
【0023】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明によるヘッドレスト支持具は、以下に列挙した如き実
用上の優れた効果を発揮する。 (a)筒状本体の筒壁に、板ばね的に作用する肉薄部分
を設け、この部分に突設した小突起を、支脚に弾力的に
摺接させたことによって、支脚のスムーズな上下動と、
ヘッドレストのガタ付き防止との両目的を略満足に果た
すことが出来る。 (b)摺接部分は、至極簡素に構成されているので、ヘ
ッドレスト支持具の製作コストの上昇を招かずに、容易
に製作出来る。 (c)筒状本体の成形寸法精度の不足を考慮いれて、摺
接圧が増す側に寸法を幾分大きく設定して置いても、肉
薄部分が弾力的に変位することによって、摺接圧の増加
分を吸収して、支脚のスムーズな動きを確保してくれ
る。 (e)左右1組のヘッドレスト支持具の取付間隔が多少
ズレていても、支脚のスムーズな上下動が妨げられな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ヘッドレスト
支持具の斜視図である。
【図2】同上、ヘッドレスト支持具の部分破断側面図、
及びその長手方向の4箇所の各横断面図である。
【図3】従来例を示すもので、自動車座席の背もたれの
フレームへの、ヘッドレスト支持具の取付方の一例を示
した部分破断側面図である。
【図4】同上、図3のZ−Z線に沿う拡大横断面図であ
る。
【図5】背もたれのフレームへの、ヘッドレスト支持具
の取付方の別の従来例を示すもので、フレームへのヘッ
ドレスト支持具の組付箇所の縦断面図である。
【図6】同上、ヘッドレスト支持具を挿嵌状態で支持す
る為の筒状金具を、フレームに溶接した状態の斜視図で
ある。
【符号の説明】
A 本発明ヘッドレスト支持具 B 従来のヘッドレスト支持具 C 背もたれ D ヘッドレスト E 支脚 F,G フレーム H 筒状金具 L 中間箇所 1 筒状本体 1a 肉薄部分 2 支脚係脱機構 2a 挿通孔 3,4 固定用部材 5 小突起 a 摺接ライン b 摺接ポイント B 従来のヘッドレスト支持具 11 筒状本体 12 小突条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車座席の背もたれの上端部に埋設し
    て、ヘッドレストの支脚を遊嵌させる為の筒状本体と、
    ヘッドレストの高さ位置を調節する為の支脚係脱機構と
    を備えており、 筒状本体の筒壁には、その両端間の中間箇所に於いて、
    筒周方向の所定幅の部分を、他の部分より薄肉状に形成
    し、この肉薄部分に板ばね的な機能を付与させると共
    に、肉薄部分の内側面の上下2箇所に、支脚に摺接させ
    る為の小突起を設けたことを特徴とするヘッドレスト支
    持具。
  2. 【請求項2】 肉薄部分は、筒状本体の筒壁外周面の一
    部を、所定の厚み分だけ削り取った如き外形を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のヘッドレスト支持具。
JP2001340645A 2001-11-06 2001-11-06 ヘッドレスト支持具 Pending JP2003135198A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529355A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両における構成部品、特に、ヘッドレストの固定装置
JP2015524765A (ja) * 2012-07-24 2015-08-27 トヨタ ボウショク アメリカ インコーポレーテッド 乗物座席用ヘッドレスト調節機構

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007529355A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両における構成部品、特に、ヘッドレストの固定装置
JP4701236B2 (ja) * 2004-03-19 2011-06-15 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両における構成部品、特に、ヘッドレストの固定装置
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