JPH064130Y2 - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機のシフトレバー装置

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Publication number
JPH064130Y2
JPH064130Y2 JP1989058627U JP5862789U JPH064130Y2 JP H064130 Y2 JPH064130 Y2 JP H064130Y2 JP 1989058627 U JP1989058627 U JP 1989058627U JP 5862789 U JP5862789 U JP 5862789U JP H064130 Y2 JPH064130 Y2 JP H064130Y2
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JP
Japan
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shift lever
slider
position pin
elastic member
peripheral surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989058627U
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English (en)
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JPH03162U (ja
Inventor
広 山崎
卓見 渡辺
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は自動変速機のシフトレバー装置に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、自動変速機のシフトレバー装置としては、例え
ば、実開昭60−70428号公報のものが知られてい
る。
このシフトレバー装置の概要は、例えば、第5図と第6
図に示す如くレバー軸100を支点として回動可能なシ
フトレバー101の上部に操作部103が設けられ、操
作部103の一側には押釦105が設けられている。押
釦105はシフトレバー101の内部空間に設けられた
作動ロッド107の上端部と連動連繋している。作動ロ
ッド107の下部にはガイドプレート113のポジショ
ン溝115内に臨むポジションピン117が設けられ、
付勢ばね119によって作動ロッド107は常時上方へ
付勢された構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如く作動ロッド107は常時上方に付勢されて
いる所から、シフト操作するには、付勢ばね119に抗
して作動ロッド107、即ち、ポジションピン117を
第6図点線で示す如くポジション溝115の領域より下
方に押し下げることでシフトが可能となる。
この場合、ポジション溝115のDレンジとNレンジは
走行時において頻繁に使用される所から、ポジションピ
ン117とポジション溝115の上縁121と接触しな
いように二点鎖線で示す如く若干の間隔が確保され、摺
動抵抗やポジションピン117の摩耗が発生しない対応
策が採られている。しかしながら、ポジションピン11
7を支持する摺動子123は、シフトレバー101の内
部空間に対して遊びを有しているため、この遊びによっ
てポジションピン117の位置が不安定となり易くポジ
ション溝115の上縁121との接触は避けれない。
この場合、例えば、ポジションピン117をポジション
溝121の上縁121から下方へ大きく離した位置にす
れば、接触は避けられるが、第6図に示すように各レン
ジの段差部の余裕代がないためRレンジ又は2速に入る
可能性があり望ましくない。また、遊びによって摺動子
123はシフトレバー101の内周面と接触してカタカ
タ音が発生し品質感を損ねるようになる。
同様に、PレンジからRレンジに、あるいは1速から2
速に切換える時にも付勢ばね119によるばね圧によっ
てポジションピン117は上縁121と強く当接し不快
な金属音を発生し品質感を損ねるようになる。
そこで、この考案は摺動子及びポジションピンの両方か
ら発する金属接触音等の異音の発生を同時に防ぐと共
に、専用の取付部材を用いなくても異音の発生を防ぐ弾
性部材の確実な取付け状態が得られると共に、作業性に
優れる自動変速機のシフトレバー装置を提供することを
目的としている。
〔考案の構成〕
〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、この考案は、 上方に操作部を有しレバー軸を支点として回動可能なシ
フトレバーと、シフトレバーの内部空間に設けられ上下
動可能な作動ロッドと、作動ロッドに設けられた摺動子
と、ガイドプレートのポジション溝内に臨む弾性突出部
が一体に連続成形され、前記摺動子の外周面を取囲むよ
う嵌挿すると共に、シフトレバーの内周面と弾接し合う
弾性部材と、弾性部材及び摺動子を貫通し、弾性突出部
によって上周面がカバーされ、前記ポジション溝内に臨
むポジションピンとから成っている。
〔作用〕
かかるシフトレバー装置によれば、作動ロッドの摺動子
は、シフトレバーの内周面と弾接し合う弾性部材によっ
て、カタカタ音の発生は起こらず、しかも、ポジション
ピンの安定した位置決め状態が得られる。
次に、ポジションピンをPレンジからRレンジに又は1
速から2速への切換え時に、ポジションピンは、弾性突
出部が緩衝部材として働くため、ガイド溝とのメタル接
触がなくなり、当接音は発生しない。しかも、弾性部材
は、ポジションピンによって確実に取付けられるように
なる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図を参照しながらこの考案の一実
施例を詳細に説明する。
図中1は自動変速機のシフトレバー装置3のシフトレバ
ーを示しており、シフトレバー1の下端側に設けられた
スリーブ5はベースプレート7に支持されたレバー軸9
を支点として回転自在に支持されている。なお、スリー
ブ5にはアーム11が固着され該アーム11はワイヤ
(図示していない)を介して図外の自動変速機と連繋し
ている。
シフトレバー1は中空のパイプ状に形成され、上端部に
は押釦13を一側に有する操作部15が設けられてい
る。また、シフトレバー1の内部空間には作動ロッド1
7が配置され、作動ロッド17の上端部はカムを介して
前記押釦13と連動連繋し、押釦13を矢印の如く指で
押圧することで作動ロッド17は下方へ押し下げられる
ようになる。
作動ロッド17の下端部には摺動子19が設けられ、摺
動子19にはポジションピン21が圧入状態で貫通支持
されている。ポジションピン21の両端は、シフトレバ
ー1の周壁面に形成された上下の長孔23,23を介し
て外部へ突出している。そして、ポジションピン21の
一方の突出端はガイドプレート25のポジション溝27
内に臨んでいる。ポジション溝27には駐車P、後退
R、中立N、走行D、2速、1速の各ポジションが形成
され、摺動子19の下部に介装された付勢バネ29によ
り各ポジションに位置決めされるようになる。
また、摺動子19にはゴム製の弾性部材31が装着され
ている。
弾性部材31は第3図に示す如く円筒状の摺動子19の
一部分をカットした位置決め面19aと対応する回り止
め規制面33を有し、上方が開放する円筒状に形成され
ている。弾性部材31の上端側にはシフトレバー1の内
周面1aと弾接し合う弾性フランジ部35が設けられる
と共に前記ポジションピン21の上面(第1図上側)に
沿って舌片状の弾性突出部37が一体に延長突出されて
いる。
弾性突出部37は断面弧状の板状に形成され、弧状のア
ールは、摺動子19に対する弾性部材31の挿入完了後
において、摺動子19の貫通孔39にポジションピン2
1を挿入した際にポジションピン21の上面側外周面と
正しく接触し合う形状に設定されている。
このように構成されたシフトレバー装置において、摺動
子19に弾性部材31を嵌挿した後、ポジションピン2
1を貫通孔39に圧入することで組付けが完了する。こ
の組付け完了時、ポジションピン21の上面に弾性突出
部37が同時にセットされるようになり、組付け作業が
短時間で済むようになる。
次に、押釦13を指で押圧してポジションピン21を付
勢ばね29に抗して押し下げ、シフトレバー1を回動す
れば、各ポジションへのシフト操作が行なえるようにな
る。この時、摺動子19は弾性部材31によりシフトレ
バー1の内周面1aと当接し合うことがなくなると共に
ポジションピン21はポジション溝27に対して安定し
た位置決め状態が確保される。
また、ポジションピン21がPレンジからRレンジに切
換わる時、あるいは1速から2速に切換わる時、弾性突
出部31が緩衝部材として働くためメタル接触がなくな
り金属音の発生は起こらず、品質感が確保されるように
なる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の自動変速機のシフトレバ
ー装置によれば、シフトレバーの内周面と弾接し合う弾
性部材によってポジションピンは安定した正しい位置決
めの状態を得ることができると共に摺動子のカタカタ音
の解消が図れる。
また、ポジションピンの各レンジへの切換え移動時に弾
性突出部が緩衝部材として機能するためメタル接触がな
くなるため、摺動子,ポジションピンの両方からの異音
がなくなり、品質感の向上が図れる。
また、弾性部材は、ポジションピンによって取付けられ
ているため、専用の取付部材が不要となるメリットが得
られる。しかも、ポジションピンの異音を防ぐ弾性突出
部は、弾性部材の取付け完了と同時に、取付けが完了
し、作業性の面でも大変好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の自動変速機のシフトレバー装置を示
した要部の切断面図、第2図は全体の切断概要説明図、
第3図は弾性部材の組付け前の分解斜視図、第4図はポ
ジションピンとポジション溝との関係を示した側面図、
第5図は従来例を示した第2図と同様の一部切断概要説
明図、第6図は従来例のガイドプレートの説明図であ
る。 1…シフトレバー 9…レバー軸 15…操作部 17…作動ロッド 19…摺動子 21…ポジションピン 25…ガイドプレート 27…ポジション溝 31…弾性部材 37…弾性突出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に操作部を有しレバー軸を支点として
    回動可能なシフトレバーと、シフトレバーの内部空間に
    設けられ上下動可能な作動ロッドと、作動ロッドに設け
    られた摺動子と、ガイドプレートのポジション溝内に臨
    む弾性突出部が一体に連続成形され、前記摺動子の外周
    面を取囲むよう嵌挿すると共に、シフトレバーの内周面
    と弾接し合う弾性部材と、弾性部材及び摺動子を貫通
    し、弾性突出部によって上周面がカバーされ、前記ポジ
    ション溝内に臨むポジションピンとから成ることを特徴
    とする自動変速機のシフトレバー装置。
JP1989058627U 1989-05-23 1989-05-23 自動変速機のシフトレバー装置 Expired - Lifetime JPH064130Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989058627U JPH064130Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 自動変速機のシフトレバー装置

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JP1989058627U JPH064130Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 自動変速機のシフトレバー装置

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JPH03162U JPH03162U (ja) 1991-01-07
JPH064130Y2 true JPH064130Y2 (ja) 1994-02-02

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ID=31584410

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001294055A (ja) * 2000-04-12 2001-10-23 Delta Kogyo Co Ltd 自動車用チェンジレバーのプッシュボタン構造
JP6231518B2 (ja) * 2015-05-19 2017-11-15 トヨタ自動車株式会社 車両用シフト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5545351Y2 (ja) * 1976-07-07 1980-10-24
JPS5581813U (ja) * 1978-11-29 1980-06-05

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JPH03162U (ja) 1991-01-07

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