JP2004119244A - スライドスイッチの可動接点構造及び可動接点取付方法 - Google Patents

スライドスイッチの可動接点構造及び可動接点取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数、組付工数を少なくして組み付け、部品管理を容易にすると共に、がたつきを防止して電気的な接触性の低下抑制を可能とする。
【解決手段】固定接点を有する極盤3と、可動接点19の基部21を固定支持し前記極盤3に沿って移動することで前記可動接点19の先端の接点部25a,25b,25c,25d,25eを前記固定接点に対し、摺動させ得る樹脂製の可動盤11とを備えたスライドスイッチにおいて、前記可動接点19の基部21を、平板状に形成し、前記可動盤11に前記可動接点19の基部21を樹脂のインサート成形により固定し、前記可動盤11に前記可動接点19を傾斜支持したことを特徴とする。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の変速位置を検出するインヒビタスイッチなどに適用するスライドスイッチの可動接点構造及び可動接点取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスライドスイッチとしてのインヒビタスイッチには、例えば、図10(a)、或いは図10(b)のような可動盤が用いられている。図10(a)は可動盤の断面図、図10(b)は他の従来例に係る可動盤の分解斜視図、図10(c)は図10(b)のSc−Sc矢視における一部拡大断面図である。
【0003】
まず、図10(a)の可動盤101では、樹脂製の可動盤本体103に可動接点105がワッシャ107を介しリベット109の加締めによって固定されている。可動接点105には曲げ部111が形成され、この曲げ部111によって接点アーム113が可動盤本体103に対し傾斜配置されている。可動接点105の接点部115は、自由状態で可動盤本体103に対しHの距離を有し接点部115が固定接点側に所定の接点圧で弾性的に接触する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図10(b)の可動盤101Aでは、可動盤本体103Aに対し可動接点105Aを側方から挿入し、いわゆるスナップフィットで固定するようにしたものである。すなわち、図10(b)、図10(c)のように可動盤本体103Aには、段部117及び係合部119が設けられ、可動接点105Aにはがたつき防止片121,123が設けられている。前記可動接点本体103Aに可動接点105Aを側方から差し込むと、がたつき防止片121,123が段部117,係合部119に係合し、可動盤本体103Aに対し固定接点105Aをワンタッチで組み付けることができる(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
実開平4−123038号公報(図8,図9)
【特許文献2】
特開平10−134672号公報(第3頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図10(a)の可動盤101は、固定部品としてリベット109、ワッシャ107を必要とし、組み付けに際してはリベット109、ワッシャ107の組み付け工程と、リベット109の加締め工程とを必要とする。このため、組み付け、部品管理が著しく煩雑になるという問題がある。
【0007】
これに対し、図10(b),(c)の可動盤101Aでは、上記したようなスナップフィットによる固定のため、リベット等が不要となり、組み付け、部品管理等は容易になるという利点がある。
【0008】
しかしながら、がたつき防止片121,123と段部117及び係合部119との間にがたつきが発生しやすく、固定接点に対し可動接点105Aの接点部115ががたつき、ON/OFFの切換精度を十分に出すことが困難になるという問題がある。
【0009】
本発明は、部品点数を少なくして、組み付け、部品管理を容易にすると共に、可動接点のがたつきを招きにくくし、接点部の位置の精度だしを容易にすると共に電気的な接触性の低下を抑制することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、固定接点を有する極盤と、可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、前記可動接点の基部を、平板状に形成し、前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定し、前記可動盤に前記可動接点を傾斜支持したことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、固定接点を有する極盤と、可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、前記可動接点の基部を、平板状に形成し、前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定し、前記可動盤に前記可動接点を傾斜支持したことを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、固定接点を有する極盤と、可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、前記可動接点の基部に位置決め孔を設け、前記位置決め孔に金型の位置決めピンを嵌合させて前記可動接点を前記金型に対して位置決めすることにより前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定支持したことを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3記載のスライドスイッチの可動接点取付方法であって、前記金型の位置決めピンは、金型側の支持孔に固定される大径部と前記可動接点の位置決め孔に嵌合する小径部とからなり、前記大径部の太さの変更により前記金型に対する前記小径部の位置を変更して前記可動接点の位置決め位置を変更することを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の発明では、固定接点を有する極盤と、可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、前記可動接点の基部を、平板状に形成し、前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定し、前記可動盤に前記可動接点を傾斜支持することができる。
【0015】
従って、可動盤に可動接点を取り付ける際に、リベット等を不要とし、部品点数、組付工数を少なくし、組み付け、部品管理を容易にすることができる。
【0016】
また、可動接点を可動盤に樹脂のインサート成形により固定支持するため、可動盤に対して可動接点のがたつきが生じにくく、接点部の位置の精度だしを容易に行うことができる。
【0017】
さらに、可動接点の基部が平板状であるため、曲げ部が存在することによる製造上のばらつきが無いと共に搬送中の変形が抑制され、可動接点の接点部の固定接点に対する接点圧のばらつきが抑制され、電気的な接触性の低下を抑制することができる。
【0018】
請求項2の発明では、固定接点を有する極盤と、可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、前記可動接点の基部を、平板状に形成し、前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定し、前記可動盤に前記可動接点を傾斜支持することができる。
【0019】
従って、可動盤に可動接点を取り付ける際に、リベット等を不要とし、部品点数、組付工数を少なくし、組み付け、部品管理を容易にすることができる。
【0020】
また、可動接点を可動盤に樹脂のインサート成形により固定支持するため、可動盤に対して可動接点のがたつきが生じにくく、接点部の位置の精度だしを容易に行うことができる。
【0021】
さらに、可動接点の基部が平板状であるため、曲げ部が存在することによる製造上のばらつきが無いと共に搬送中の変形が抑制され、可動接点の接点部の固定接点に対する接点圧のばらつきが抑制され、電気的な接触性の低下を抑制することができる。
【0022】
請求項3の発明では、固定接点を有する極盤と、可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、前記可動接点の基部に位置決め孔を設け、前記位置決め孔に金型の位置決めピンを嵌合させて前記可動接点を前記金型に対して位置決めすることにより前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定支持することができる。
【0023】
従って、可動盤に可動接点を取り付けるに際して、リベット等を不要とし、部品点数、組付工数を少なくして組み付け、部品管理を容易にすることができる。
【0024】
また、可動接点を可動盤に樹脂のインサート成形により固定支持するため、可動盤に対して可動接点のがたつきが生じにくく、接点部の位置の精度だしを容易に行うことができる。
【0025】
さらに、可動接点の位置決め孔に金型の位置決めピンを嵌合させて可動接点を金型に対して位置決めするため、可動盤に対して可動接点の位置決め精度が向上し、接点部の位置の精度だしをより正確に行うことができる。
請求項4の発明では、請求項3の発明の効果に加え、前記金型の位置決めピンは、金型側の支持孔に固定される大径部と前記可動接点の位置決め孔に嵌合する小径部とからなり、前記大径部の太さの変更により前記金型に対する前記小径部の位置を変更して前記可動接点の位置決め位置を変更するため、可動接点の接点部の位置を容易に調整することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るスライドスイッチの可動接点取付方法によって取り付けた可動接点構造を有するインヒビタスイッチを示し、(a)は側面図、(b)は下面図である。
【0027】
図1においてインヒビタスイッチ1は、極盤3とカバー5とを備えている。前記極盤3は、絶縁性の樹脂で形成され、極盤3の各溝7a,7b,7c,7d,7eの上内面側にそれぞれ固定接点がインサート成形により設けられている。前記カバー5は、金属製であり、各脚9a,9b,9c,9d,9e,9fが極盤3に対し加締められている。
【0028】
前記極盤3の内面側には可動盤11が摺動可能に配置され、この可動盤11に一体的に設けられた金属製のシャフト13が極盤3及びカバー5の一端側から突出している。シャフト13には、連結ピン15が突設され、マニュアルバルブ側に連動連結されている。
【0029】
前記可動盤11の全体構成は図2〜図4のようになっている。図2(a)は可動盤の側面図、(b)は上面図、(c)は下面図、図3は一部を断面にした可動盤11の側面図、図4は可動盤11の要部拡大断面図である。
【0030】
図2〜図4のように可動盤11は、樹脂製の可動盤本体17を備え、この可動盤本体17に前記金属製のシャフト13が一体的に取り付けられている。樹脂製の可動盤本体17には、金属製の可動接点19がインサート成形によって固定され傾斜支持されている。
【0031】
図5の可動接点の平面図をも参照すると、前記可動接点19には、基部21から複数本、例えば、5本の接点アーム23a,23b,23c,23d,23eが突設されている。基部21は平板状に形成され、この基部21から前記各接点アーム23a,23b,23c,23d,23eが平板状にストレートに突設されている。各接点アーム23a,23b,23c,23d,23eの先端には、接点部25a,25b,25c,25d,25eが設けられている。また、前記可動接点19の基部には、位置決め孔27a,27bが設けられている。位置決め孔27aは円孔で形成され、位置決め孔27bは長孔で形成されている。
【0032】
そして、可動接点19の基部が前記のように可動盤11の可動盤本体17に樹脂のインサート成形により固定され、該可動盤本体17に可動接点19が図3,図4のように傾斜支持されている。
【0033】
前記可動盤本体17には、幅方向(図3,図4において紙面直交方向)に連続する凹状部29が設けられている。凹状部29は、前記各接点アーム23a,23b,23c,23d,23eに対向し、各接点アーム23a〜23eの弾性変位を許容する。
【0034】
前記可動接点19のインサート成形に際しては、前記位置決め孔27a,27bに金型の位置決めピンを嵌合させて、前記可動接点19を前記金型に対して位置決める。このため、可動盤本体17には、金型の一部が入り込むことにより形成される凹部31,位置決めピンの一部が入り込むことにより形成される円柱孔33,位置決めピンの先端が入り込むことにより形成される円錐孔35が存在している。
【0035】
前記金型の位置決めピンは図6〜図8に示すようなものである。図6は位置決めピン37a,37bと可動接点19との関係を示す斜視図、図7は位置決めピン37a,37bと可動接点19との関係を示す要部断面図、図8は位置決めピン37a,37bの要部斜視図である。
【0036】
図6〜図8のように位置決めピン37a,37bは、大径部39と小径部41とからなっている。小径部41は円錐形状に形成されている。前記位置決めピン37a,37bは、金型43側に設けられた支持孔45に図7のように固定される。この位置決めピン37a,37bの各小径部41が可動接点19の位置決め孔27a,27bにそれぞれ嵌合することで、可動接点19は金型43側に位置決められる。
【0037】
なお、位置決め孔27bが長孔であるため、位置決め孔27a,27b相互間方向において位置決めピン37a,37bとの誤差を生じても長孔の位置決め孔27b側において誤差を吸収することができる。
【0038】
そして、前記のような位置決めピン37a,37bで可動接点19を位置決めた状態で樹脂のインサート成形により、前記図2〜図4のように可動接点19を樹脂の可動盤本体17に固定し、傾斜支持させることができる。
【0039】
また、前記位置決めピン37a,37bの太さの変更により、前記金型43に対する前記小径部41の一部を変更して前記可動接点19の位置決め位置を変更することができる。
【0040】
図9は位置決めピン37a(37b)の太さを変更する説明図であり、この図9のように位置決めピン37a(37b)の大径部39の太さを増して大径部39Aとした位置決めピン37aA(37bA)とすると、小径部41の中心は変更されて小径部41Aとなる。従って、このような大径部39Aを持った位置決めピンを金型43の支持孔45の径を拡大して支持させることにより、小径部41を小径部41Aとして位置変更することができる。
【0041】
従って、可動接点19の位置を、例えば、5/100mmだけ位置変更したいというとき、図9のような位置決めピン37a,37bの大径部39の太さを39Aのように変更することによって、容易に調整することができる。
【0042】
尚、小径部41,41Aは、それぞれ大径部39,39Aの中心に位置したものを例示したが、必ずしも中心にある必要はなく、要は当所の設定位置から変更する必要が生じた時に、当初の位置決めピン37a、37Bを支持する金型43の支持孔45を大きくすることは容易なので、大径部39Aを当初の大径部39より太いものとし、その大径部39Aの適宜位置に小径部41Aを設定すればよい。
【0043】
上記のように、可動盤11に可動接点19を取り付ける際に、リベット等を不要とし、部品点数、組付工数を少なくし、組み付け、部品管理を容易にすることができる。
【0044】
また、可動接点19を可動盤11に樹脂のインサート成形により固定支持するため、可動盤11に対して可動接点19のがたつきが生じにくく、接点部25a,25b,25c,25d,25eの位置の精度だしを容易に行うことができる。
【0045】
ここで、図10の従来例では、可動接点105,105Aに曲げ部111を設けることによって、可動接点105のバネの高さHを設定し、この高さHに基づき固定接点に対する接点部115の接点圧を調整するようにしている。このため、曲げ部111の曲げ工程時の誤差によって接点圧がばらつく恐れがある。さらに、曲げ部111が搬送中に変形し易く、係る変形によっても接点圧がばらつく恐れがある。従って、可動接点105の電気的な接触性の低下を招く恐れがある。
【0046】
これに対し、本発明の実施形態では、可動接点19の基部21が平板状であるため、曲げ部が存在することによる製造上のばらつきが無いと共に搬送中の変形が抑制され、可動接点19の接点部25a,25b,25c,25d,25eの固定接点に対する接点圧のばらつきが抑制され、電気的な接触性の低下を抑制することができる。
【0047】
また、可動接点19の位置決め孔27a,27bに金型43の位置決めピン37a,37bを嵌合させて可動接点19を金型43に対して位置決めるため、可動盤11に対して可動接点19の位置決め精度が向上し、接点部25a,25b,25c,25d,25eの位置の精度だしをより正確に行うことができる。 また、前記位置決めピン37a,37bの大径部39の太さの変更により前記金型に対する前記小径部41の位置を変更して前記可動接点19の位置決め位置を変更するため、可動接点19の接点部25a,25b,25c,25d,25eの位置を容易に調整することができる。
【0048】
なお、上記インヒビタスイッチ1では、運転者がシフトレバーを操作することによって、マニュアルバルブが動作すると、図1のピン部15を介して可動盤11が極盤3に対して移動する。これによって可動接点19の各接点部25a,25b,25c,25d,25eが前記極盤3側の固定接点に対しON/OFFして各固定接点を選択的に導通させ、自動変速機の変速位置を検出することができる。
【0049】
本実施形態では、スライドスイッチをインヒビタスイッチとして説明したが、他のスイッチとして構成することも可能である。
【0050】
上記実施形態では、可動盤本体17に一体的に設けたシャフト13にピン部15を設けてマニュアルバルブ側と連動連結するようにしたが、可動盤本体17に直接ピン部を設ける構成にすることも可能である。
【0051】
上記実施形態では、可動接点19の基部21を平板状にすると共に、位置決めピン37a,37bを用いた位置決めによって可動盤本体17にインサート成形によって固定支持するようにしたが、可動接点19の基部21を平板形状に形成している場合に、上記位置決めピン等を用いる構造にかかわらず、他の方法によって可動接点19を可動盤本体17にインサート成形によって固定支持させる構成にすることも可能である。
【0052】
また、可動接点19に従来のような曲げ部を設けた構造とし、前記位置決めピンを用いた位置決め構造によって可動盤本体17にインサート成形で固定支持する構成にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用したインヒビタスイッチであり、(a)は側面図、(b)は下面図である。
【図2】一実施形態に係り、(a)は可動盤の側面図、(b)は可動盤の上面図、(c)あ可動盤の下面図である。
【図3】一実施形態に係り、一部を断面にした可動盤の側面図である。
【図4】一実施形態に係り、可動盤の要部拡大断面図である。
【図5】一実施形態に係る可動接点の下面図である。
【図6】一実施形態に係り、位置決めピンと可動接点との関係を示す斜視図である。
【図7】一実施形態に係り、位置決めピンと可動接点との関係を示す要部断面図である。
【図8】一実施形態に係り、位置決めピンの要部斜視図である。
【図9】一実施形態に係り、位置決めピンの太さ変更による可動接点の位置決め位置の変更の説明図である。
【図10】従来例に係り、(a)は可動盤の断面図、(b)は他の従来例に係る可動盤の分解斜視図、(c)は(b)のSc−Sc矢視における要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 インヒビタスイッチ(スライドスイッチ)
3 極盤
11 可動盤
19 可動接点
21 基部
25a,25b,25c,25d,25e 接点部
27a,27b 位置決め孔
37a,37b 位置決めピン
39 大径部
41 小径部
43 金型
45 支持孔

Claims (4)

  1. 固定接点を有する極盤と、
    可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、
    前記可動接点の基部を、平板状に形成し、
    前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定し、前記可動盤に前記可動接点を傾斜支持したことを特徴とするスライドスイッチの可動接点構造。
  2. 固定接点を有する極盤と、
    可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、
    前記可動接点の基部を、平板状に形成し、
    前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定し、前記可動盤に前記可動接点を傾斜支持したことを特徴とするスライドスイッチの可動接点取付方法。
  3. 固定接点を有する極盤と、
    可動接点の基部を固定支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点の先端の接点部を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る樹脂製の可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、
    前記可動接点の基部に位置決め孔を設け、
    前記位置決め孔に金型の位置決めピンを嵌合させて前記可動接点を前記金型に対して位置決めすることにより前記可動盤に前記可動接点の基部を樹脂のインサート成形により固定支持したことを特徴とするスライドスイッチの可動接点取付方法。
  4. 請求項3記載のスライドスイッチの可動接点取付方法であって、
    前記金型の位置決めピンは、金型側の支持孔に固定される大径部と前記可動接点の位置決め孔に嵌合する小径部とからなり、
    前記大径部の太さの変更により前記金型に対する前記小径部の位置を変更して前記可動接点の位置決め位置を変更することを特徴とするスライドスイッチの可動接点取付方法。
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