JP2581174Y2 - 階段用手すりの面材構造 - Google Patents

階段用手すりの面材構造

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JP2581174Y2
JP2581174Y2 JP3773692U JP3773692U JP2581174Y2 JP 2581174 Y2 JP2581174 Y2 JP 2581174Y2 JP 3773692 U JP3773692 U JP 3773692U JP 3773692 U JP3773692 U JP 3773692U JP 2581174 Y2 JP2581174 Y2 JP 2581174Y2
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信夫 根塚
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、階段横の手すり子に金
属製、樹脂製等の面材を取り付けるようにした階段用手
すりの面材構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アパートやマンション等の集合
住宅の屋外には、2階以上の各部屋への昇り降りあるい
は非常用として使用するための階段が設けられている。
【0003】ところで、このような屋外に設けられた階
段には、幼児等が階段横の手すり子をすり抜けて落下し
ないように、あるいは地上から階段上を覗き込まれない
ように面材が取付けられている。
【0004】図5には、階段を側面から見た構造が示さ
れている。階段50の側部には手すり52および手すり
子54が設けられており、さらにこの手すり子52には
面材56が取付け固定されている。この面材56は、階
段50の傾斜に沿っており、階段50と手すり52と2
本の手すり子54とで囲まれた平行四辺形形状を有して
いる。一般には、金属製あるいは樹脂製の平板を切り出
して使っている。
【0005】図6には、1枚の面材56を材料となる1
枚の平板から切り出す場合の状態が示されている。平板
60の対向する2本の長辺を、階段50および手すり5
2に対応させて面材56を切り出す。同図において、角
度θは階段の傾斜角である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した面
材56の切り出しにおいては、長方形の平板60から平
行四辺形の面材56を切り出していたため、端材62が
出てしまう。この端材62は、面材56を切り出す方向
によって小さくすることができるが、平板60から異な
る形状の面材56を切り出しているため、全くなくすこ
とはできなかった。したがって、歩留まりが悪く、材料
に無駄が多いという問題があった。
【0007】図7には、1枚の平板64から複数枚の面
材56を切り出すことにより、平板64に対する端材6
2の割合を小さくした場合が示されているが、この場合
であっても必ず端材62がでてしまい、有効な対策とは
いえない。
【0008】本考案は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、材料の無駄をなくした階段用手すりの面
材構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の階段用手すりの面材構造は、階段用手すり
の下側に面材を設ける階段用手すりの面材構造におい
て、前記面材は、方形状の板材を階段の傾斜に沿った角
度で2分割して台形形状に形成され、前記2枚の面材の
傾斜辺を上下方向に位置配置して階段の傾斜に沿う平行
四辺形を形成し、この平行四辺形を形成した2枚の前記
面材を前記階段手すりの下側に配置することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】前記構成の階段用手すりの面材構造にあって
は、1辺が水平方向で、この1辺に対向する他の1辺が
階段の傾斜に沿った角度をなす台形形状を有している。
そして、この面材の2枚を1組として、階段の手すりの
下側に取付けて使用する。
【0011】また、この1組の面材は、上下を入れ替え
ることにより、手すりに対応した1辺と階段に対応した
1辺とを一致させることができるので、全体として長方
形あるいは正方形の形状となる。したがって、長方形あ
るいは正方形の材料から2枚の面材を切り出すことが可
能となる。
【0012】本考案においては、長方形あるいは正方形
の材料から切り出した2枚の面材の上下方向を入れ替え
ることにより、この2枚の面材を1組として平行四辺形
の面材を形成しており、材料から面材を切り出す際に端
材が出ないため、材料の無駄をなくすことができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例につい
て詳細に説明する。
【0014】図1には、本考案の階段用手すりの面材構
造を適用した一実施例が示されている。例えば、アパー
トの屋外階段を側面から見た状態を示している。
【0015】階段10の横には、手すり12およびこの
手すり12を支えるための支柱となる手すり子14が取
付けられている。2本の手すり子14と階段10および
手すり12で囲まれた平行四辺形領域には、枠体16に
取付けられた面材18が2枚の一組となって取付けられ
る。
【0016】2つの面材18は、隣接する2つの内角が
直角である台形形状を有しており、この2つの内角で挾
まれた1辺が互いに隣接するように、2枚の面材18を
配置する。また、この1辺に対向する他の1辺が互いに
平行になるよう2枚の面材18を配置することで、平行
四辺形形状を作りだしている。
【0017】図2は、図1のA−A拡大断面図であり、
面材18を手すり12の下側に取付ける場合の詳細な構
造が示されている。例えば、面材18および枠体16を
メッキ剛板等の金属材料で作った場合を示している。
【0018】面材18の枠体16への取付けはスポット
溶接により行っており、面材18と枠体16が一体とな
ったパネル材が形成される。このパネル材を工場で製造
することにより、施工現場ではこのパネル材の取付けだ
けを行う。隣接するパネル材同士あるいはパネル材と他
の材料はボルト20によって取付け固定されている。
【0019】図3には、図1に示した台形形状の面材1
8を1枚の平板22から切り出す場合の形状が示されて
いる。
【0020】図3(a)に示すように、平板22は長方
形あるいは正方形形状であり、その垂直方向の1辺との
角度がθ´(=90゜−θ、θは階段10の傾斜角)と
なるように階段の傾斜に沿って2分割した2枚の面材1
8の切り出しを行う。この2枚の面材18は同一形状と
することにより切り出し後の面材18の管理が容易とな
る。
【0021】切り出した2枚の面材18は、同図(b)
に示すよう、下側の面材18(A)と上側の面材(B)
の上下を入れ替えて配置することにより、2枚1組とな
って平行四辺形形状となる。
【0022】このように、本実施例においては、長方形
あるいは正方形の1枚の平板22を斜め方向に2分割し
て2枚の面材18を切り出し、この2枚の面材18の上
下を入れ替えることにより平行四辺形形状を作って、階
段10の手すり部分に取付ける。したがって、平板22
の全てが面材18として使用されており、材料の無駄を
なくすことができる。
【0023】また、切り出した面材18の形状を全て同
じにすることによりその後の面材18の管理が容易とな
り、しかも誤組み付けを防ぐこともできる。
【0024】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0025】例えば、上述した実施例では、1枚の平板
22から2枚の面材18を切り出す場合を考えたが、1
枚の平板から4枚あるいはそれ以上の偶数枚の面材を切
り出すようにしてもよい。例えば、図4には長方形形状
の平板から4枚の面材を切り出す場合が示されている。
【0026】また、本実施例では、金属製の面材18を
用いて、この面材18をスポット溶接により取付ける場
合を説明したが、樹脂製あるいは木製等特に金属材料に
限定されるものではなく、その取付け方法についても、
直接手すり子にボルトによって取付けるようにしてもよ
い。
【0027】また、本実施例では、屋外の階段について
考えたが、屋内の階段の手すり子部分に面材を取付ける
場合も同様に考えることができる。
【0028】
【考案の効果】上述したように、本考案によれば、1辺
が水平方向でこの1辺に対向する他の1辺が階段の傾斜
に沿った角度をなした面材の2枚を1組として、階段用
手すりの下側に取付けており、この面材は長方形あるい
は正方形の材料から端材が出ることなく切り出すことが
できるので、材料の無駄をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の階段用手すりの面材構造を適用した一
実施例の構造を示す図である。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】台形形状の面材18を1枚の平板22から切り
出す場合の説明図である。
【図4】台形形状の平板から4枚の面材を切り出す場合
の説明図である。
【図5】従来の階段を側面から見た構造を示す図であ
る。
【図6】従来の面材を1枚の平板から切り出す場合の説
明図である。
【図7】従来の面材を1枚の平板から複数枚切り出す場
合の説明図である。
【符号の説明】
10 階段 12 手すり 14 手すり子 16 枠体 18 面材 20 ボルト 22 平板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段用手すりの下側に面材を設ける階段
    用手すりの面材構造において、 前記面材は、方形状の板材を階段の傾斜に沿った角度で
    2分割して台形形状に形成され、 前記2枚の面材の傾斜辺を上下方向に位置配置して階段
    の傾斜に沿う平行四辺形を形成し、この平行四辺形を形
    成した2枚の前記面材を前記階段手すりの下側に配置す
    ることを特徴とする階段用手すりの面材構造。
JP3773692U 1992-05-08 1992-05-08 階段用手すりの面材構造 Expired - Lifetime JP2581174Y2 (ja)

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JP3773692U JP2581174Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 階段用手すりの面材構造

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JP3773692U JP2581174Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 階段用手すりの面材構造

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JPH068568U JPH068568U (ja) 1994-02-04
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