JP2580465Y2 - 分割型モールド変成器 - Google Patents
分割型モールド変成器Info
- Publication number
- JP2580465Y2 JP2580465Y2 JP1521889U JP1521889U JP2580465Y2 JP 2580465 Y2 JP2580465 Y2 JP 2580465Y2 JP 1521889 U JP1521889 U JP 1521889U JP 1521889 U JP1521889 U JP 1521889U JP 2580465 Y2 JP2580465 Y2 JP 2580465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- abutment surface
- cores
- moisture
- sealing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は分割型モールド変成器に関する。
(従来の技術) 周知のようにこの種分割型モールド変成器は、コ字状
または円形状とされた両鉄心の各端面を衝合して固定
し、周囲をモールドすることによって、モールド部で包
囲して構成される。
または円形状とされた両鉄心の各端面を衝合して固定
し、周囲をモールドすることによって、モールド部で包
囲して構成される。
第4図は従来構成の変成器の一部を示し、1,2は鉄心
で、所要のコイル(図示していない。)が巻回されてあ
り、3は両鉄心の衝合面、4はモールド部である。そし
て両鉄心の端面を突き合わせて衝合させ、各モールド部
4に取り付けた取付金具5,6を通るボルト7によって締
めつけることによって、固定するようにしている。
で、所要のコイル(図示していない。)が巻回されてあ
り、3は両鉄心の衝合面、4はモールド部である。そし
て両鉄心の端面を突き合わせて衝合させ、各モールド部
4に取り付けた取付金具5,6を通るボルト7によって締
めつけることによって、固定するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしこのような構成では両鉄心1,2を単に衝合させ
るだけであるから、その衝合時における位置合せが容易
ではなく、そのため位置が簡単にずれてしまう恐れがあ
る。
るだけであるから、その衝合時における位置合せが容易
ではなく、そのため位置が簡単にずれてしまう恐れがあ
る。
またその衝合面3を湿気または水分から防護し、衝合
面3における錆の発生の防止が要求されることがある
が、従来では図に示すように衝合面3を囲むように、ガ
スケット8を介在させておくだけであるから、多少の湿
気は防止できるにしても、屋外、または水分、湿気の多
い場所ではそのままでは使用することはできない。
面3における錆の発生の防止が要求されることがある
が、従来では図に示すように衝合面3を囲むように、ガ
スケット8を介在させておくだけであるから、多少の湿
気は防止できるにしても、屋外、または水分、湿気の多
い場所ではそのままでは使用することはできない。
この考案は鉄心の衝合面3における位置ずれを防止す
るとともに、水分、湿気からの防護を確実にすることを
目的とする。
るとともに、水分、湿気からの防護を確実にすることを
目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は鉄心の衝合面を非磁性体よりなるケースで
覆うとともに、このケースの内部にシーリング材を充填
したことを特徴とする。
覆うとともに、このケースの内部にシーリング材を充填
したことを特徴とする。
(作用) 鉄心の衝合面の周囲をケースによって覆うことによ
り、このケースは鉄心同志を衝合させるときのガイドと
しての作用を果す。そのため衝合面における位置ずれは
防止できる。またケースの内部に充填されたシーリング
材によって衝合面の周囲が包囲されるため、これによっ
ても鉄心の位置ずれは防止される。
り、このケースは鉄心同志を衝合させるときのガイドと
しての作用を果す。そのため衝合面における位置ずれは
防止できる。またケースの内部に充填されたシーリング
材によって衝合面の周囲が包囲されるため、これによっ
ても鉄心の位置ずれは防止される。
またこのシーリング材によって、衝合面を外部からの
水分および湿気から確実に遮断できるようになる。その
ため衝合面での発錆を防止し、特性の変化を防ぐことが
できるようになる。
水分および湿気から確実に遮断できるようになる。その
ため衝合面での発錆を防止し、特性の変化を防ぐことが
できるようになる。
(実施例) この考案の実施例を第1図〜第3図によって説明す
る。なお第4図と同じ符号を付した部分は、同一または
対応する部分を示す。この考案にしたがい、たとえば樹
脂製のケース9を用意する。
る。なお第4図と同じ符号を付した部分は、同一または
対応する部分を示す。この考案にしたがい、たとえば樹
脂製のケース9を用意する。
ケース9が樹脂製であれば、モールド部4と同じ樹脂
とするのが好ましい。たとえばモールド部4をエポキシ
樹脂とするときは、ケース9も同じエポキシ樹脂とする
とよい。ケース9を耐腐食性の非磁性金属で形成しても
よい。ケース9にはシーリング材注入用の孔10を形成し
ておく。
とするのが好ましい。たとえばモールド部4をエポキシ
樹脂とするときは、ケース9も同じエポキシ樹脂とする
とよい。ケース9を耐腐食性の非磁性金属で形成しても
よい。ケース9にはシーリング材注入用の孔10を形成し
ておく。
鉄心1,2を衝合させるとき、各鉄心1,2の端部をケース
9内に挿入する。そしてその衝合面3をケース9内に位
置させる。これによってケース9は鉄心1,2の衝合の際
のガイドとなるので、衝合面3の位置ずれが防止でき
る。
9内に挿入する。そしてその衝合面3をケース9内に位
置させる。これによってケース9は鉄心1,2の衝合の際
のガイドとなるので、衝合面3の位置ずれが防止でき
る。
なおこの場合図のようにモールド部4の互いに向い合
う端面に溝11を形成し、この溝11にケース9の端縁が嵌
合するようにしておくと、その位置合せが更に確実とな
って都合がよい。
う端面に溝11を形成し、この溝11にケース9の端縁が嵌
合するようにしておくと、その位置合せが更に確実とな
って都合がよい。
このようにして各鉄心1,2を衝合させたあと、ケース
9内にシーリング材12を、孔10を利用して充填する。シ
ーリング材12としては、たとえばシリコン樹脂などが好
適である。
9内にシーリング材12を、孔10を利用して充填する。シ
ーリング材12としては、たとえばシリコン樹脂などが好
適である。
このように充填されたシーリング材12によって、衝合
面3は包囲される。これによって屋外または水分、湿気
の多い場所で使用しても、衝合面3を水分などから確実
に遮断できる。そのため発錆は防止され、特性変化が防
止される。
面3は包囲される。これによって屋外または水分、湿気
の多い場所で使用しても、衝合面3を水分などから確実
に遮断できる。そのため発錆は防止され、特性変化が防
止される。
また充填されたシーリング材12は、衝合面3を包囲す
るので、これによっても両鉄心の位置ずれは防止され
る。
るので、これによっても両鉄心の位置ずれは防止され
る。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、分割された両
鉄心の位置ずれは防止できるとともに、水分、湿気の多
い場所で使用しても、発錆を防ぐことができるといった
効果を奏する。
鉄心の位置ずれは防止できるとともに、水分、湿気の多
い場所で使用しても、発錆を防ぐことができるといった
効果を奏する。
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2図は一部
の断面図、第3図はケースの斜視図、第4図は従来構成
の断面図である。 1,2……鉄心、3……衝合面、4……モールド部、9…
…ケース、12……シーリング材、
の断面図、第3図はケースの斜視図、第4図は従来構成
の断面図である。 1,2……鉄心、3……衝合面、4……モールド部、9…
…ケース、12……シーリング材、
Claims (1)
- 【請求項1】一対の鉄心の端面を衝合して固定し、前記
鉄心の周囲をモールド材で包囲するとともに、前記鉄心
の衝合面を非磁性体よりなるケースで覆い、かつ前記ケ
ースの内部にシーリング材を充填してなる分割型モール
ド変成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1521889U JP2580465Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 分割型モールド変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1521889U JP2580465Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 分割型モールド変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106811U JPH02106811U (ja) | 1990-08-24 |
JP2580465Y2 true JP2580465Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=31227078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1521889U Expired - Lifetime JP2580465Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 分割型モールド変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580465Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1521889U patent/JP2580465Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02106811U (ja) | 1990-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |