JPH06809Y2 - 変成器 - Google Patents

変成器

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JPH06809Y2
JPH06809Y2 JP18160887U JP18160887U JPH06809Y2 JP H06809 Y2 JPH06809 Y2 JP H06809Y2 JP 18160887 U JP18160887 U JP 18160887U JP 18160887 U JP18160887 U JP 18160887U JP H06809 Y2 JPH06809 Y2 JP H06809Y2
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JP
Japan
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transformer
shield wall
insulating member
coil portion
coil
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JP18160887U
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JPH0184414U (ja
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幸造 上田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は変成器、特に筐体内に配置される変成素子の
絶縁充填部材の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来の変成器は、第1の筐体内に非分割の鉄心と、その
鉄心に直接に巻回されたコイルにより構成された変成素
子を収納すると共に、その隙間に合成樹脂を絶縁部材と
して注入し、これを硬化することにより変成素子を絶縁
すると共に筐体に保持していた。
[考案が解決しようとする問題点] 共に鉄心全体を合成樹脂でモールドして固定するため、
合成樹脂の硬化や周囲温度の変化による膨張、収縮によ
り鉄心への応力が生じ、変成器の誤差が増大するという
問題点を有していた。特に、コイルを巻回した後に分割
形鉄心を組み込み、筐体に収納し絶縁部材を注入して製
造する変成器に於いては、鉄心の分割面が開離したり磁
気歪により性能が著しく悪化するなどの問題点があり、
さらに所定の性能を確保する為に、クツシヨン層を設け
たり、注入する絶縁材の厚みを出来るだけ薄くするなど
応力を緩和することが必要となり、生産性が低下する等
の問題点があった。この考案は上記のような問題点を解
消するためになされたもので分割型鉄心を利用して安定
した誤差性能を有する変成器を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る変成器はコイル部の両端に海綿状物質か
らなるシールド壁を設けてコイル部近傍の空間(コイル
部空間)を他部空間から隔離し、コイル部空間のみに絶
縁部材を注入するように構成したものである。
[作用] この考案におけるシールド壁となる海綿状物質は、注入
された絶縁部材を吸収することにより絶縁部材の通過を
防止し、コイル部空間にのみ絶縁部材を充填することを
可能にする。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図はこの考案の一実施例による変成器を示す断面図、第
2図はその斜視図、第3図は第2図のX−Xに於ける断
面図を示す。図に示すようにコイル部(2)とその両端に
位置する第4図に示す海綿状物質からなるシールド壁
(4)の角孔(4A)を貫通する分割形鉄心(5)が変成素子を形
成している。分割形鉄心(5)は締付バンド(6)のネジ部(6
A)を螺着することにより一体に結合されている。又上記
第1の筐体(1)には、シールド壁(4)の位置を定める溝(1
A)が設けられている。第1の筐体(1)に対して外嵌め式
に嵌合されている第2の筐体(7)は内面に突起(7A)を有
し、この突起(7A)が硬化後の絶縁部材(3)と嵌合し第1
の筐体(1)と一体に結合する。上記のように構成される
変成器に於いては、変成素子を第1の筐体(1)内に配置
し、海綿状物質からなるシールド壁(4),(4)の間のコイ
ル部空間(2A)に流動状態の合成樹脂(絶縁部材)(3)を
注入するとシールド壁(4)に絶縁部材(3)が含浸する。こ
の絶縁部材(3)が含浸したシールド壁(4)は絶縁部材(3)
通さないので上記コイル部空間(2A)のみに絶縁部材(3)
が充填される。その結果変成素子は第1の筐体(1)に個
定されると共にコイル部(2)が絶縁される。更に分割鉄
心(5)の分割面(5A)やコーナー部(5B)は絶縁部材(3)によ
りモールドされず露出された状態になる。その結果分割
鉄心(5)の短脚辺に絶縁部材(3)の熱硬化、収縮に伴う応
力を受けることがなく、また分割鉄心(5)の分割面(5A)
の開離やコーナー部(5B)に磁気歪を生じないので安定し
た磁気回路が形成できる。
なおシールド壁(4)を第1の筐体(1)の溝(1A)に嵌合させ
て位置を定める場合、シールド壁(4)の厚さが0.7倍以下
になるように圧縮して嵌合させることがその脱落防止の
ために望ましい。また上記溝(1A)は第2の筐体(7L)にも
設けてもよい。
[考案の効果]以上のようにこの考案によれば、コイル
部両端に海綿状物質からなるシールド壁を設け、鉄心の
分割面やコーナー部等応力により、影響を受けやすい部
分を絶縁部材から露出するように構成したので安価で安
定した性能を有する変成器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による変成器を示す図、第2
図はその斜視図、第3図は第2図のX−Xに於ける断面
図、第4図は実施例のシールド壁を示す。 図中、(1)は第1の筐体、(2)はコイル部、(2A)はコイル
部空間、(3)は絶縁部材、(4)はシールド壁、(5)は分割
形鉄心である。なお図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル部と分割形鉄心を備えた変成素子
    と、 上記コイル部の両端に設けられた海綿状物質からなるシ
    ールド壁と、 上記変成素子を収納する、互いに嵌合する第1及び第2
    の筐体と、 上記シールド壁と第1及び第2の筐体とにより区画形成
    されるコイル部空間内に充填された絶縁部材と、 を備えた変成器。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2の筐体の少なくとも一方
    は、上記シールド壁と嵌合してその位置を定める凹部を
    有している実用新案登録請求の範囲第1項記載の変成
    器。
  3. 【請求項3】上記のシールド壁がその厚さが0.7倍以下
    になるように圧縮された状態で上記凹部と嵌合している
    実用新案登録請求の範囲第2項記載の変成器。
JP18160887U 1987-11-26 1987-11-26 変成器 Expired - Lifetime JPH06809Y2 (ja)

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JP18160887U JPH06809Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 変成器

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JP18160887U JPH06809Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 変成器

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Publication Number Publication Date
JPH0184414U JPH0184414U (ja) 1989-06-05
JPH06809Y2 true JPH06809Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31473088

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JP18160887U Expired - Lifetime JPH06809Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 変成器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532623Y2 (ja) * 1991-03-14 1997-04-16 三菱電機株式会社 計器用変成器の封印構造

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JPH0184414U (ja) 1989-06-05

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