JP2500861Y2 - リ―ド線取付装置 - Google Patents

リ―ド線取付装置

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JP2500861Y2
JP2500861Y2 JP213392U JP213392U JP2500861Y2 JP 2500861 Y2 JP2500861 Y2 JP 2500861Y2 JP 213392 U JP213392 U JP 213392U JP 213392 U JP213392 U JP 213392U JP 2500861 Y2 JP2500861 Y2 JP 2500861Y2
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貞雄 森元
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電装用、産業用、民生用
に用いられる機器に使用するリード線取付装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトランスのリード線取付
装置は、図6,図7に示すような構造が一般であった。
以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、コイル18は分割鍔12
cにより複数個に分割されたコイルボビン12の巻線溝
17内に所定数導線16が巻回され、巻始め配線用端子
12b、巻終わり配線用端子12aに絡げ配線されてい
る。このコイルボビン12は左右対称に複数個に分割さ
れ二つのコイル18が構成され、巻終わり配線用端子1
2aから外部に出力する高圧リード線11がリード線取
付装置のブッシング1を通して絡げ配線されている。
【0004】これらコイル部は、樹脂ケース7に収納さ
れ、エポキシ樹脂等の絶縁材19で真空充填封止され、
磁芯13を組み込み磁気ギャップ材14を挟み込んで締
付金具15で磁芯13を固定するように構成されてい
る。
【0005】尚、樹脂ケース7等の取付体の端面に、前
記高圧リード線11の挿通されたブッシング1が固定さ
れるU字状溝8が設けてある。前記ブッシング1の両側
端面は、樹脂ケース7のブッシング1が固定されるU字
状の溝8の壁面に挟み込む凹溝3が形成されている。
【0006】尚、前記のブッシング1のリード線貫通孔
4は挿入される高圧リード線11の径以下に設定し、コ
イル部を樹脂ケース7内に収納後、絶縁材19の真空充
填封止時に樹脂ケース7外に漏れないように構成されて
いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前述のような従来の構
成では、図8に示すようにブッシング1を2つのリード
線貫通孔4に、2つの高圧リード線11を挿通保持させ
た場合、各高圧リード線11の引廻しによるストレス
で、前記ブッシング1の変形が起こる不良が発生する。
すなわち、各高圧リード線11の引廻しによるストレス
でブッシング1の貫通孔4が広がり、この部分より絶縁
材19が漏れる。又、高圧リード線11の引廻しによる
同ストレスで樹脂ケース7のU字状溝8からブッシング
1が浮き、その樹脂ケース7と、ブッシング1の凹溝3
との嵌合が甘くなり、同嵌合部の間隙から絶縁材19が
漏れる問題点があり、さらに、その漏れた絶縁材19が
磁芯13に付着すると絶縁材19の硬化時の硬化ストレ
スで磁芯13を割る問題点も有していた。絶縁材19の
真空充填封止時に、ブッシング1の嵌合を再度修正する
など作業性にも問題があった。
【0008】本考案は上記課題を解決するもので、高圧
リード線が確実に保持され、且つ、ブッシングの変形、
浮きによる絶縁材の漏れ等の不良の出ない、且つ、作業
性の向上を図ったリード線取付装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、少なくとも2個以上のリード線を挿通する
貫通孔間に樹脂ケースの取付体の補強用突出部を挟み込
む高さ方向の嵌合孔又は嵌合溝を設けたブッシングを用
いた構成としたものである。
【0010】また、リード線を挿通する貫通孔間に嵌合
される樹脂ケースの取付体の矢印状又はT字状の補強用
突出部に合わせた形状で、嵌合されるリード線取付装置
の嵌合孔又は嵌合溝を構成したものである。
【0011】さらに樹脂ケースの取付体のブッシングが
嵌合される凹溝の内側端面をT字状に設けた構成とした
ものである。
【0012】
【作用】本考案は前述した手段により、少なくとも2個
以上のリード線を挿通する貫通孔間に樹脂ケースの取付
体の補強用突出部を挟み込む高さ方向の嵌合孔又は嵌合
溝を設けて取付体の強度で補強させるため、ブッシング
の変形及び高圧リード線の引廻しストレスによるブッシ
ングの貫通孔の広がりと浮きによる絶縁材の漏れが防止
できることになる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図1〜図5
を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のも
のは同一符号を付して説明は省略する。
【0014】図に示すように、樹脂ケース7のブッシン
グ1が嵌合される部分は、U字状溝8が少なくとも2個
以上設けてあり、このU字状溝8にブッシング1の両端
面の周囲の凹溝3が樹脂ケース7のU字状溝8の壁面を
挟み込み、且つ、高圧リード線11が貫通する貫通孔4
の間に、前記樹脂ケース7のU字状溝8間の補強用突出
部9が貫通嵌合される嵌合孔2又は図3(a),(b)
に示すように樹脂ケース7のU字状溝8間に嵌合溝5に
嵌合される補強嵌合リブ9bがブッシング1の高さ方向
に片側又は両側に設けて構成されている。
【0015】また、図4に示すように樹脂ケース7のU
字状溝8間の補強用突出部9の先端が矢印状又はT字状
に形成された部分9aに、ブッシング1の高圧リード線
11が挿通する貫通孔4の間に前記樹脂ケース7の補強
用突出部9に貫通嵌合される段付きの嵌合孔2又は嵌合
溝5がブッシング1の高さ方向に構成されている。
【0016】さらに図5に示すように樹脂ケース7のU
字状溝8の端面の壁面にT字状の突出部10を設け、嵌
合されるブッシング1の両端面の周囲の凹溝3のリード
線貫通孔4側が広くなるT字状溝6で構成されている。
【0017】上記構成により、少なくとも2個以上の高
圧リード線11を挿通する貫通孔4間に樹脂ケース7の
取付体の補強用突出部9を設けて、取付体の強度で補強
させるため、ブッシング1の変形及び高圧リード線11
の引廻しストレスによるブッシング1の貫通孔4の広が
りと浮き(嵌合部の外れ)による絶縁材19の漏れが防
止される。
【0018】尚、前記各実施例を全て統合してなるリー
ド線取付装置とすることもできることは、言うまでもな
い。
【0019】
【考案の効果】以上の実施例から明らかなように本考案
によれば、ブッシングに少なくとも2つのリード線の挿
通される貫通孔間に、樹脂ケース等の取付体の補強用突
出部を介在させて取付体の強度で補強させるため、強固
に固定され高圧リード線の引廻しストレスによるブッシ
ングの変形及び同ストレスによるブッシングの貫通孔の
広がりと浮きによる絶縁材の漏れが防止されることにな
る。
【0020】さらに、絶縁材の真空充填封止時に、樹脂
ケース等の取付体と、ブッシングとの嵌合を再度修正の
必要がなく、作業性の向上も図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のリード線取付装置の組立斜
視図
【図2】本考案の一実施例のリード線取付装置の嵌合斜
視図
【図3】(a),(b)本考案の他の実施例のリード線
取付装置の嵌合斜視図
【図4】本考案の他の実施例のリード線取付装置の嵌合
断面図
【図5】本考案のさらに他の実施例のリード線取付装置
の分解斜視図
【図6】従来のリード線取付装置を備えたトランスの分
解斜視図
【図7】従来のリード線取付装置の分解斜視図
【図8】従来のリード線取付装置の問題点を示す説明図
【符号の説明】 1 ブッシング 2 嵌合孔 3 凹溝 4 貫通孔 5 嵌合溝 6 T字状溝 7 樹脂ケース 8 U字状溝 9 補強用突出部 10 T字状突出部 11 高圧リード線 12 ボビン 13 磁芯 14 磁気ギャップ 15 締付金具 16 銅線 17 巻線溝 18 コイル 19 絶縁材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個以上のリード線を押通する
    貫通孔を設け、その両側端面に取付体の壁面をはめ込む
    凹溝を周囲に設け、且つ、貫通孔間に取付体の補強用突
    出部をはめ込む高さ方向の嵌合孔又は嵌合溝を設けたブ
    ッシングを有するリード線取付装置。
  2. 【請求項2】ブッシングの少なくとも2個以上のリード
    線を押通する貫通孔間に設けた嵌合孔又は嵌合溝にはめ
    込む取付体の補強用突出部の先端が矢印状又はT字状に
    形成した請求項1記載のリード線取付装置。
  3. 【請求項3】ブッシングの両側端面に取付体の壁面をは
    め込む凹溝の内側端面をT字状に構成した請求項1記載
    のリード線取付装置。
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JPH0561924U JPH0561924U (ja) 1993-08-13
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JP5968278B2 (ja) * 2013-07-31 2016-08-10 三菱電機株式会社 エネルギー計測装置

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