JPH06275447A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

Info

Publication number
JPH06275447A
JPH06275447A JP5063697A JP6369793A JPH06275447A JP H06275447 A JPH06275447 A JP H06275447A JP 5063697 A JP5063697 A JP 5063697A JP 6369793 A JP6369793 A JP 6369793A JP H06275447 A JPH06275447 A JP H06275447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
shaped laminated
laminated iron
winding
tapered surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5063697A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ueda
智 上田
Satoshi Umehara
佐登志 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5063697A priority Critical patent/JPH06275447A/ja
Publication of JPH06275447A publication Critical patent/JPH06275447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器に使用されるコイル部品におい
て小型化、高信頼性化、生産性を向上するコイル部品を
提供することを目的とする。 【構成】 巻線18の中央部に組み込まれる中央磁脚と
して両先端にテーパ面15を持つ三角形状部14を備え
たI形ラミネート鉄心16を用い、両側磁脚として両端
部に上記I形ラミネート鉄心16の三角形状部のテーパ
面15の一方のテーパ面15に合致するテーパ面19を
有する一対のC形ラミネート鉄心20を用い、合致する
テーパ面15,19以外を均一な厚みの絶縁体17でモ
ールドされた鉄心に巻線18を巻回してなる構成とする
ことにより小型化、高信頼性化、生産性を向上するコイ
ル部品を実現するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器に使用され
るコイル部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種民生電子機器に使用されるト
ランスなどのコイル部品において、軽薄短小などの小型
化や低損失、低発熱、高効率、低リーケージフラックス
などの電気特性向上が一層要求されている。この場合、
生産性についても良い構造のものが必要となっている。
【0003】以下、従来のコイル部品ついて図8〜図1
1を用いて説明する。図8において1は成形樹脂からな
るボビンで両端に鍔2を有し、数個の溝3が設けられ巻
線4を巻回し、両端にテーパ面5を有するI形ラミネー
ト鉄心6を積層しボビン1の中孔7に挿入し、上記I形
ラミネート鉄心6のテーパ面5に合致するテーパ面8を
足部両端に有する一対のC形ラミネート鉄心9を巻線4
上面より絶縁シート10を挿入して組み込み、図10に
示すようにI形ラミネート鉄心6のテーパ面5の先端で
C形ラミネート鉄心9の合致したポイント11を溶接
し、図11に示すように取付金具12を装着して完成品
としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成ではまず、図9に示すようにボビン1の厚みやI形
ラミネート鉄心6とのクリアランス13があるため巻線
スペースが少なく、トランスの小型化、薄型化の支障と
なり、空気層があるため放熱性が悪く、絶縁シートを使
用するなど部品点数も多く、生産の自動化にも障害があ
った。
【0005】以上のように従来のコイル部品は高性能化
による小型化、高信頼性化、生産面で問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、小型
化、高信頼性化、生産性を向上するコイル部品を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコイル部品は、巻線の中央部に組み込まれる
中央磁脚として両先端にテーパ面を持つ三角形状部を備
えたI形ラミネート鉄心を用い、両側磁脚として両端部
に上記I形ラミネート鉄心の三角形状部のテーパ面の一
方のテーパ面に合致するテーパ面を有する一対のC形ラ
ミネート鉄心を用い、合致するテーパ面以外を均一な厚
みの絶縁体でモールドされた鉄心に巻線を巻回した構成
のものである。
【0008】また、少なくとも、巻線と対応するI形ラ
ミネート鉄心およびC形ラミネート鉄心の部分を均一な
厚みの絶縁体でモールドした構成のものである。
【0009】
【作用】上記構成において、従来のボビンを使用したコ
イル部品に比べ巻線スペースが増え、コイル部品の小型
化ができ、空気層が減少して放熱性が良化し、温度上昇
特性が優れ、低振動化が図られる。部品点数も減少し
て、シンプルな構造となり、生産の自動化も可能とな
り、さらに、鉄心が絶縁されているため安全に優れたも
のとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7を用い
て説明する。
【0011】図1,図2において、三角形状部14のテ
ーパ面15を両端に持つI形ラミネート鉄心16の上記
テーパ面15以外は均一な厚みの絶縁体17でモールド
されており、その外側に巻線18を巻装し、次に、巻線
18の上面からI形ラミネート鉄心16のテーパ面15
に合致するテーパ面19を持つ一対のC形ラミネート鉄
心20を外磁脚として組み込む。
【0012】なお、C形ラミネート鉄心20もI形ラミ
ネート鉄心16同様、テーパ面19以外は均一な厚みの
絶縁体17でモールドされている。
【0013】このとき、巻線18間に絶縁が必要な場合
は図1に示すように巻線時に巻線18の幅より広い絶縁
材21を巻き込む構造とし、C形ラミネート鉄心20を
巻線18の上面から装着するとき図3に示すように絶縁
材21はコの字状に折り曲がるように設定され巻線18
間の絶縁が可能となり、図4に示すようにC形ラミネー
ト鉄心20のテーパ面19の周囲の絶縁体17とI形ラ
ミネート鉄心16のテーパ面15の周囲の絶縁体17が
密着することで巻線18とI形ラミネート鉄心16およ
びC形ラミネート鉄心20との絶縁が可能となる。
【0014】I形ラミネート鉄心16およびC形ラミネ
ート鉄心20の固定は接着剤で行い、絶縁体17が熱可
塑性の樹脂の場合は超音波溶着など熱による固着が可能
となる。このようにしてI形ラミネート鉄心16と一対
のC形ラミネート鉄心20を結合して図5に示すような
組立完成品としても良く、また最終的には図6に示すよ
うに取付金具22を装着してトランスの完成品としても
良い。
【0015】また、図7に示すI形ラミネート鉄心16
およびC形ラミネート鉄心20のように巻線18とI形
ラミネート鉄心16およびC形ラミネート鉄心20の対
応する部分だけを均一な厚みの絶縁体17でモールドさ
れた形態のものでも良く、その場合のI形ラミネート鉄
心16とC形ラミネート鉄心20の固定は溶接が可能と
なる。
【0016】また、巻線18に使用する導線は巻線性を
良くするため粘着導線や角線を使用しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明のトランスはI形ラ
ミネート鉄心とC形ラミネート鉄心の合致するテーパ面
以外を均一な厚みの絶縁体でモールドされているためボ
ビンを必要とせず、それにより、ボビンと鉄心のクリア
ランスがなくなり、巻線スペースを多く取ることがで
き、小型化、薄型化が可能となるだけでなく、空気層を
少なくすることができ放熱性が良くなり、温度上昇特性
が優れ、低振動化も実現できる。
【0018】以上のように高性能化による小型化、低振
動などの高信頼性化、高品質化が実現でき、巻線と鉄心
の絶縁が確実に行え部品点数も削減でき設備化対応も容
易で生産性の向上も図れるなど極めて工業的価値の高い
コイル部品を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコイル部品の分解斜視
【図2】本発明の一実施例を示すコイル部品の鉄心の分
解斜視図
【図3】本発明の一実施例を示すコイル部品の断面図
【図4】本発明の一実施例を示すコイル部品の断面図
【図5】本発明の一実施例を示すコイル部品の完成品の
斜視図
【図6】本発明の他の実施例を示すコイル部品の完成品
の斜視図
【図7】本発明の他の実施例を示すコイル部品の鉄心の
分解斜視図
【図8】従来のコイル部品の分解斜視図
【図9】同従来のコイル部品の断面図
【図10】従来のコイル部品の完成品の斜視図
【図11】従来のコイル部品の他の実施例の斜視図
【符号の説明】
14 三角形状部 15 テーパ面 16 I形ラミネート鉄心 17 絶縁体 18 巻線 19 テーパ面 20 C形ラミネート鉄心 21 絶縁材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線の中央部に組み込まれる中央磁脚と
    して両先端にテーパ面を持つ三角形状部を備えたI形ラ
    ミネート鉄心を用い、両側磁脚として両端部に上記I形
    ラミネート鉄心の三角形状部のテーパ面の一方のテーパ
    面に合致するテーパ面を有する一対のC形ラミネート鉄
    心を用い、合致するテーパ面以外を均一な厚みの絶縁体
    でモールドされた鉄心に巻線を巻回してなるコイル部
    品。
  2. 【請求項2】 少なくとも巻線と対応するI形ラミネー
    ト鉄心およびC形ラミネート鉄心の部分を均一な厚みの
    絶縁体でモールドしてなる請求項1記載のコイル部品。
JP5063697A 1993-03-23 1993-03-23 コイル部品 Pending JPH06275447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5063697A JPH06275447A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 コイル部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5063697A JPH06275447A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 コイル部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06275447A true JPH06275447A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13236836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5063697A Pending JPH06275447A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 コイル部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06275447A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8497756B2 (en) 2006-09-19 2013-07-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Reactor core and reactor
JP2018148035A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 新日鐵住金株式会社 積鉄心を備える変圧器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8497756B2 (en) 2006-09-19 2013-07-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Reactor core and reactor
JP2018148035A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 新日鐵住金株式会社 積鉄心を備える変圧器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5719547A (en) Transformer with bifilar winding
JP2000164431A (ja) インダクタ
JPH06267764A (ja) モジュラ型変圧器装置
JP2000091133A (ja) トランスの端子構造及びその端子の形成方法
JPH11345715A (ja) 小形電気巻線部品
JP2003017334A (ja) コンバータトランス
JPH056829A (ja) 薄型トランス
JPH06251958A (ja) モールドトランス
JPH1154345A (ja) トランス
JPH06275447A (ja) コイル部品
JP2010021479A (ja) トランス
JP2001052945A (ja) 閉磁路インダクタおよびその製造方法。
JP3379358B2 (ja) チョークコイル
JP2006196731A (ja) 巻線型インダクタ
JP2845075B2 (ja) コイル部品
KR101130790B1 (ko) 변압기 및 그 제조방법
JPH07283044A (ja) トランス
JP2002075738A (ja) コイル及びそれを用いたコイル部品
JPH0624994Y2 (ja) 高周波トランス
JPS633124Y2 (ja)
JP3321730B2 (ja) 小型トランス
JPH01110714A (ja) 小型トランス・コイル
JPH09232155A (ja) インダクタンス素子
JPH06275445A (ja) コイル部品
JP2012069751A (ja) リアクトル