JP5699814B2 - 電線保持構造 - Google Patents
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Description
電線保持具が取付溝に挿入された後、電線を引っ張ると、電線保持具が待機位置から保持位置に移動させられ、これによって弾性係止部がブラケットの係止部に押し付けられてこの係止部との係止力を高める形態に変形させられるため、電線保持具の保持力を高く確保することができる。一方、電線保持具の取付溝への挿入過程で弾性係止部が係止部を乗り越える際には弾性係止部と係止部との間の摺動抵抗を小さくできるため、電線保持具の挿入力を低くできる。また、係止部が両立上片から外側に突出して形成され、電線保持具の挿入凹部の外側に弾性係止部が形成されているため、電線保持具が保持位置に変位させられると、係止部の根元に弾性係止部が食い込むように係止される。その結果、取付溝内における電線保持具の保持信頼性が高められる。
係止部が電線保持具の取付溝への挿入方向に沿って傾斜する誘導面を有し、誘導面によって電線保持具の取付溝への挿入案内がなされるため、電線保持具の挿入動作の円滑性が確保される。
参考例1を図1ないし図8によって説明する。参考例1に係る電線保持構造は、自動車に装備されたABS(アンチロックブレーキシステム)の車輪速センサから延びる電線60を保持するための構造を例示するものであって、電線保持具10とブラケット40とを備えている。
図1から図2にかけて示すように、ブラケット40の取付溝41に上方から電線保持具10を挿入する。挿入の過程では、挿入本体部14の弾性係止部22の外周面が係止部42の誘導面43を摺動し、これによって弾性係止部22がその両固定端を支点として内向きに撓み変形させられる。したがって、挿入本体部14と係止部42との間に発生する摺動抵抗が弾性係止部22の撓み動作によって緩和される。弾性係止部22が係止部42を乗り越えると、弾性係止部22が弾性的に復帰する向きに変位させられ、それに伴って被係止部17内に係止部42が嵌り込む。このとき、図7に示すように、被係止部17の斜面18は係止部42の誘導面43にほぼ面接触状態で当接する。
参考例2を図9ないし図11によって説明する。
ブラケット40Aは金属製の板材であって、図9に示すように、側縁に略矩形状の取付溝41Aが開口して形成されている。取付溝41Aの開口側の高さ方向両側縁には、一対の係止部42Aが内向きに突出して形成されている。両係止部42Aは、矩形板状をなし、取付溝41Aの開口幅を狭めるように配置されている。図10に示すように、両係止部42Aの奥面は係止面44Aとされ、ほぼ高さ方向に沿って配置されている。
参考例3を図12によって説明する。参考例3では、両対向板部15B、ブラケット40Aの取付溝41A、及び電線挿入孔11Bが参考例2における対応部位と同様の形態とされるが、挿入本体部14Bが参考例2とは異なる形態とされている。
本発明の実施形態1を図13ないし図15によって説明する。実施形態1に係る電線保持構造は、ブラケット40C及び電線保持具10Cを備えている。
ブラケット40Cは、金属製の板材からなり、図14に示すように、その上部に一対の立上片45が立ち上げ形成されている。両立上片45の間には断面U字形の取付溝41Cが上方に開口して形成されている。また、両立上片45には、一対の係止部42Cが外側(取付溝41Cとは反対側)に突出して形成されている。このように、実施形態1では、両係止部42Cが取付溝41C側に突出していないため、取付溝41Cの開口幅が両係止部42Cによって狭くなることはない。なお、取付溝41Cの溝幅は、開口端から高さ方向中間部にかけてほぼ一定幅とされている。
参考例4を図16によって説明する。参考例4に係る電線保持構造は、ブラケット40D及び電線保持具10Dを備えている。
ブラケット40Dは、金属製の板材からなり、その上端に取付溝41Dが開口して形成されている。取付溝41Dの開口側の両側溝縁には一対の係止部42Dが内側に突出して形成されている。両係止部42Dの上面は、突出端側に向けて下り勾配となる誘導面43Dとされ、両係止部42Dの下面は幅方向にほぼ水平な係止面44Dとされている。ブラケット40Dの構造は、参考例1と概ね同様である。
参考例5を図17によって説明する。参考例5に係る電線保持構造は、ブラケット40E及び電線保持具10Eを備える。
ブラケット40Eは、金属製の板材からなり、その上端に取付溝41Eが開口して形成されている。取付溝41Eの深さ方向中間部の溝面における両側縁には、一対の係止部42Eが内側に突出して形成されている。両係止部42Eの上面は、突出端側に向けて下り勾配となる誘導面43Eとされ、両係止部42Eの下面は幅方向にほぼ水平な係止面44Eとされている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)初期位置では、電線が取付溝の開口寄りの位置に配置されていてもよい。要は、初期位置では、電線が保持位置よりも取付溝の奥寄りの位置に配置されていればよい。
(2)初期位置では、両弾性係止部の被係止面と係止部の係止面とが互いに当接し合うものであってもよい。
(3)本発明は、電線を保持する電線保持具と、この電線保持具が装着されるブラケットとを備える電線保持構造に広く適用可能である。
なお、係止部が取付溝の深さ方向中間部の溝面に配置される参考例5の構成は、参考例1〜4にも適用可能である。
11、11A、11B、11C、11D、11E…電線挿入孔
22、22A、22B、22C、22D、22E…弾性係止部
29、29D…傾斜面
40、40A、40C、40D、40E…ブラケット
41、41A、41C、41D、41E…取付溝
42、42A、42C、42D、42E…係止部
43、43C、43D、43E…誘導面
45…立上片
60…電線
Claims (2)
- 取付溝が開口して形成され、かつ係止部が形成されたブラケットと、
電線を挿入可能な電線挿入孔が貫通して形成され、前記ブラケットの前記取付溝に挿入される電線保持具とを備える電線保持構造であって、
前記電線保持具は、前記取付溝への挿入時に前記係止部を弾性的に乗り越えてこの係止部に係止可能とされる弾性係止部を有し、さらに、
前記電線保持具は、前記取付溝への挿入後に前記電線が弛緩した状態で配置される初期位置と、前記電線が前記初期位置からの引っ張りに起因して前記取付溝の開口側に変位させられることにより、前記弾性係止部が前記係止部に押し付けられてこの係止部との係止力を高める形態に変形させられる保持位置とに、変位可能とされ、
前記ブラケットの両端部には、一対の立上片が立ち上げ形成され、前記取付溝が、前記両立上片間に形成され、かつ前記係止部が、前記両立上片から外側に突出して形成され、さらに、
前記電線保持具には、前記立上片の先端部が挿入される挿入凹部が形成され、かつ前記挿入凹部の外側に、前記弾性係止部が形成されていることを特徴とする電線保持構造。 - 前記係止部が、前記電線保持具の前記取付溝への挿入方向に沿って傾斜することで前記電線保持具の誘い込みをなす誘導面を有していることを特徴とする請求項1記載の電線保持構造。
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