JP5633420B2 - 電線保持構造 - Google Patents
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Description
電線保持具がブラケットの取付溝内に挿入されると、拡開変形部が拡開強制部と当接して強制的に拡開させられ、これによって拡開変形部が取付溝の溝面に係止されるため、ブラケットに対する電線保持具の保持力を高く確保できる。
拡開強制部が取付溝の溝面に一体に形成され、電線保持具が取付溝内に挿入される過程で、拡開変形部が拡開強制部に当接するため、別体の拡開強制部が取付溝の溝面に後付けされるよりも、作業負担が軽減されるとともに、部品点数が削減される。
拡開変形部が係止凹部に嵌合係止されるため、電線保持具の保持力がより高められる。
拡開強制部が取付溝の溝奥に突出して形成され、拡開変形部が取付溝に対する電線保持具の挿入方向前端部において二股に分かれて形成されているため、全体の構成を比較的簡素にできる。
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。実施形態1に係る電線保持構造10は、自動車に装備されたABS(アンチロックブレーキシステム)の車輪速センサから延びる電線80を保持するための構造を例示するものであって、電線保持具20とブラケット40とを備えている。
また、ブラケット40における取付溝41の下面には、拡開強制部45を挟んだ両側に、幅方向両端へ向けて上り勾配となる左右一対の第1斜面46が形成されている。そして、ブラケット40における取付溝41の両側面には、取付溝41の下端部から下方へ向けて取付溝41の溝幅を広げるように拡開する左右一対の第2斜面47が形成されている。両第2斜面47の下端は両第1斜面46の上端に連なり、両第1斜面46の下端は拡開強制部45の下端に連なっている。
図1に示すように、ブラケット40の取付溝41の上方に電線保持具20を正対して配置する。その状態で電線保持具20を引き下げて取付溝41内に挿入する。挿入の過程では、挿入本体部22の両側面が両係止部42の案内面43を摺動して弾性的に撓み変形させられる。挿入の終盤段階では、電線保持具20のスリット24に下方から拡開強制部45が進入して、スリット24が拡幅させられる。同時に、両拡開変形部25が拡開強制部45の両側外縁を摺動しつつ幅方向両側へ強制的に拡開させられ、図3に示すように、両拡開変形部25の先端角部が両係止凹部48内に嵌合される。こうして電線保持具20が取付溝41内に正規挿入されると、両係止凹部48の第2斜面47が両拡開変形部25の両側外面に斜め上方から当接可能に配置される。また、電線保持具20が取付溝41内に正規挿入されると、電線保持具20の両被係止部23内にブラケット40の両係止部42が弾性的に嵌合され、両係止部42の係止面44が両被係止部23の内下面に上方から当接可能に配置される。これらによって電線保持具20が取付溝41内から抜け出るのが確実に防止される。なお、電線保持具20がブラケット40の取付溝41内に正規挿入された状態では、挿入本体部22の略全体が取付溝41内にほぼ密嵌されるようになっている。
以下、参考例1を図4ないし図7によって説明する。参考例1に係る電線保持構造10Aは、実施形態1と同様、電線保持具20Aとブラケット40Aとを備えている。
以下、参考例2を図8によって説明する。参考例に係る電線保持構造10Bも、実施形態1と同様、電線保持具20Bとブラケット40Bとを備えている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、ブラケットとは別体の拡開強制部が取付溝の溝面に後付けで装着されるものであってもよい。
(2)実施形態1では、係止部及び被係止部を省略することも可能である。係止部、被係止部を省略すれば、電線保持具が取付溝内に挿入される際にその挿入抵抗を小さく抑えることができる。
(3)実施形態1では、係止凹部を省略することも可能である。係止凹部を省略する場合、拡開変形部が拡開強制部で強制的に拡開されると、拡開変形部の先端部が取付溝の溝面に緊密に押し当てられ、その摩擦抵抗によって電線保持具の保持力が確保される。
(4)本発明は、電線を保持する電線保持構造に広く適用可能であり、例えば、自動車におけるスライドドア等の可動部に接続される電線を保持する際にも好適に用いることができる。
20…電線保持具
21…電線挿入孔
25…拡開変形部
40…ブラケット
41…取付溝
45…拡開強制部
48…係止凹部
80…電線
Claims (4)
- 電線を挿入可能な電線挿入孔が貫通して形成されるゴム製の電線保持具と、
一端に取付溝が開口して形成され、前記取付溝内に前記電線保持具を挿入可能とされるブラケットとを備えた電線保持構造であって、
前記ブラケットにおける前記取付溝の溝面には、拡開強制部が形成され、
前記電線保持具には、前記取付溝内において前記拡開強制部に当接して強制的に拡開させられることにより、前記取付溝の溝面に係止される拡開変形部が形成されていることを特徴とする電線保持構造。 - 前記拡開強制部が前記取付溝の溝面に一体に形成され、前記電線保持具が前記取付溝内に挿入される過程で、前記拡開変形部が前記拡開強制部に当接することを特徴とする請求項1記載の電線保持構造。
- 前記ブラケットにおける前記取付溝の溝面には、この溝面に係止された前記拡開変形部が嵌合される係止凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電線保持構造。
- 前記拡開強制部が、前記取付溝の溝奥に突出して形成され、前記拡開変形部が、前記取付溝に対する前記電線保持具の挿入方向前端部において二股に分かれて形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の電線保持構造。
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