JP7449727B2 - 被装着部材の固定構造及び係止部品 - Google Patents
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Description
詳述すると、所定の装着箇所に装着される被装着部材の該板状部における取付箇所に取付けられ、前記装着箇所に前記被装着部材を装着する係止部品に、前記取付箇所に対して、前記板状部の板面に沿うスライド方向にスライドするスライド部が設けられている。そして、前記スライド部によって前記取付箇所の所定位置にスライドした前記係止部品の位置を位置固定部が固定するため、被装着部材の取付箇所における所定位置に安定して前記係止部品を取付けることができる。したがって、前記係止部品を介して被装着部材を所定の装着箇所に正確に装着することができる。
なお、上述の取付箇所が設けられる板状部は、取付箇所の周辺のみが板状であれば、全体が板状であっても、部分的に板状であってもよい。
上記樹脂シートは、樹脂シートは折り曲げが可能であれば、特に限定されず、熱可塑性樹脂シートおよび熱硬化性樹脂シートのいずれも含まれる。
この発明により、板面に沿う直線上の一方向にスライド部をスライドさせて、容易に前記係止部品を前記被装着部材における前記取付箇所の所定位置に容易に取付けることができる。
この発明により、前記板面に沿う回転方向に前記スライド部をスライドさせて前記被装着部材における前記取付箇所の所定位置に前記係止部品を取付けることができる。また、前記挿入孔に前記被装着部材を装着した装着状態において作用する振動等によって前記スライド部が不用意にスライドして、取付状態が予期せず解消され、前記挿入孔から前記被装着部材が脱落することを予防できる。
この発明により、前記挿入孔に挿入した前記スライド部を、前記スライド孔をスライドさせて前記取付箇所の所定位置に前記係止部品を取付けることができる。
この発明により、複数箇所で前記スライド部が前記スライド孔にスライド可能に係止するため、より安定した取付状態を構成することができる。
この発明により、樹脂シートは加工性が高いため、所望の立体形状の前記被装着部材を簡易に構成することができる。
図1は第1実施形態のクリップ20をプロテクタ本体10に取付けたプロテクタ1の斜視図を示し、図2(a)は第1実施形態のクリップ20の斜視図を示し、図2(b)は取付状態のクリップ20の断面図を示している。図3(a)はクリップ20をプロテクタ本体10におけるスライド取付孔12に取付ける前の状態の上方からの斜視図を示し、図3(b)は同状態の下方からの斜視図を示し、図3(c)はクリップ20をスライド取付孔12に取付けた状態の下方からの斜視図を示している。
なお、図1において、プロテクタ本体10の内部空間13に挿通するワイヤーハーネスWHを透過状態で図示している。
プロテクタ本体10は、側面視略正方形状の倒位の四角筒状体であり、内部に長手方向Lに貫通する内部空間13を有している。この内部空間13は、ワイヤーハーネスWHを長手方向Lに挿通する空間である。
なお、本実施形態では、上面部材11を重ねて構成しているが、一対の側面の一方を重ねて構成してもよいし、底面を重ねて構成してもよい。また、連続する複数面を重ねて構成してもよい。
上述のような樹脂シートを折り曲げて構成したプロテクタ本体10の上面部材11を含む各面は板状に構成される。
スライド取付孔12は、上面部材11の長手方向Lの両端部に設けられ、上面部材11を厚み方向に貫通する、平面視略長方形状の開口である。
また、スライド取付孔12における開口側には、図3(a),(b)に示すように、開口に対して凹状となる位置決め凹部121を備えている。
このように一対のフランジ421が上下方向に間隔を隔てて配置しているため、幅方向Wの外側に開放された横向きの角形U字状のスライダ部42を構成することができる。なお、フランジ421同士が上下方向に隔てる間隔は、スライド取付孔12を有する上面部材11の厚みに対応する間隔である。
また、プロテクタ本体10は、軽量であるとともに、加工性が高い樹脂シートで構成されているため、所望のスライド取付孔12を形成することができる。
なお、図4(a)はクリップ20をプロテクタ本体10における第2実施形態の取付孔12aに取付ける前の状態の斜視図を示し、図4(b)はクリップ20を第2実施形態の取付孔12aに取付けた状態の斜視図を示している。なお、後述する挿入孔部123にクリップ本体部40を挿入する方向を挿入方向Iとする。
具体的には、第2実施形態の取付孔12aは、上述の実施形態のスライド取付孔12と同じように、位置決め凹部121を有し、クリップ本体部40をスライドさせて取付けるスライド孔部122と、クリップ本体部40を挿入方向Iに移動させて挿入する挿入孔部123とが連通した開口である。
取付孔12aは、位置決め凹部121を有するスライド孔部122に対し、スライド孔部122に向かってクリップ20のクリップ本体部40をスライドさせて取付けるスライド方向Sの後ろ側に挿入孔部123が配置されるとともに、相互に連通する一体の開口を形成している。
また、挿入孔部123には、挿入孔部123を閉塞する閉塞カバー124を、挿入孔部123の周縁部における辺部分に設けたヒンジ125によって枢動可能に設けている。
閉塞カバー124は、挿入孔部123の内部に嵌め込んで挿入孔部123を閉塞するためのカバーである。
詳しくは、スライド取付孔12の上方らクリップ20のクリップ本体部40を挿入方向Iに移動させて挿入孔部123に挿入する。そして、取付孔12aを構成する挿入孔部123に挿入されたクリップ本体部40のスライダ部42でスライド孔部122の周縁部を上下方向から挟むようにしてスライド孔部122の内部においてスライド方向Sにスライドさせて取付ける。
なお、図5(a)は第3実施形態のクリップ20bの斜視図を示し、図5(b)は取付状態のクリップ20bの断面図を示している。図6(a)はクリップ20bをプロテクタ本体10におけるスライド取付孔12bに取付ける前の状態の斜視図を示し、図6(b)はクリップ20bをスライド取付孔12bに取付けた状態の斜視図を示している。
クリップ本体部40bは、平面視長方形で板状の台座部41bと、台座部41bの幅方向Wの両端部に備えたスライダ部42bと、位置決め凸部43bで構成している。
スライダ部42bは、平面視長方形状の台座部41bの幅方向Wの両端部から下方(アンカー部30が配置された側と反対側)に延びる側壁部421bと、側壁部421bの下端から幅方向Wの内側に向かって延びるフランジ部422bとで正面視略L字状に構成している。
位置決め凸部43bは、スライド方向Sの前側に傾斜する傾斜面を有している。
フランジ部422bが挿入方向Iに通過する挿入孔部123bは、スライド孔部122bより幅広に形成され、挿入孔部123bとスライド孔部122bとは、幅方向Wの外側が直線状となるように一体化している。
詳しくは、上面部材11bの上方から挿入方向Iに沿ってクリップ20bのスライダ部42bを挿入孔部123bに挿入する。このとき、位置決め凸部43bは、凸部スライド溝124bに挿入される。そして、スライド取付孔12bを構成するスライド孔部122bに向けてスライダ部42bをスライド方向Sにスライドさせる。また、位置決め凸部43bも凸部スライド溝124bをスライド方向Sにスライドさせる。側壁部421bがスライド孔部122bの所定位置までスライドすると、位置決め凸部43bは凸部スライド溝124bを越えて位置決め孔125bに嵌合して、その位置を固定することができる。このようにして、クリップ本体部40bを備えたクリップ20bを、スライド取付孔12bを有する上面部材11bの所定位置に取付けることができる。
なお、図7(a)は第4実施形態のクリップ20cの斜視図を示し、図7(b)は取付状態のクリップ20cの断面図を示している。図8(a)はクリップ20cをプロテクタ本体10におけるスライド取付孔12cに取付ける前の状態の斜視図を示し、図8(b)はクリップ20cをスライド取付孔12cに取付けた状態の斜視図を示している。
クリップ20cは、アンカー部30と、平面視円形のクリップ本体部40cとで構成している。
スライド取付孔12cにおける周方向の中央付近には、規制壁43cが係止する位置決め凹部121cを備えている。
スライド溝122cと挿入溝123cとは、径外側が連続する円弧状となるが、フランジ部422cが挿入方向Iに通過する挿入溝123cが溝幅はスライド溝122cより太く形成されている。
詳しくは、上面部材11cの上方からクリップ20cの回転スライダ42cを挿入溝123cに挿入方向Iから挿入する。そして、スライド取付孔12cを構成するスライド溝122cに向けて回転スライダ42cを時計回り(回転スライド方向Sr)に回転スライドさせる。
なお、図9(a)は第5実施形態のクリップ20dの斜視図を示し、図9(b)は取付状態のクリップ20dの断面図を示している。図10(a)はクリップ20dをプロテクタ本体10におけるスライド取付孔12dに取付ける前の状態の斜視図を示し、図10(b)はクリップ20dをスライド取付孔12dに取付けた状態の斜視図を示している。
クリップ20dは、アンカー部30と、クリップ本体部40dとで構成している。
スライダ部42dは、平面視正方形状の台座部41dの幅方向Wの中央から下方(アンカー部30が配置された側と反対側)に延びる中央壁部421dと、中央壁部421dの下端から幅方向Wの両外側に向かって延びるフランジ部422dとで正面視略逆T字状に構成している。
このように構成されたスライダ部42dにおける中央壁部421dの両側面には、それぞれ側方に突出する凸状である位置決め凸部423dを備えている。
また、スライド孔部122dにおける挿入孔部123dの側の近傍には、両側面から凹状となり、位置決め凸部423dが係止する位置決め凹部121dを設けている。
詳しくは、上面部材11dの上方からクリップ20dのスライダ部42dを挿入方向Iに移動して挿入孔部123dに挿入する。そして、挿入孔部123dから、スライド孔部122dに向けてスライダ部42dをスライドさせる。
なお、図11(a)は第6実施形態のクリップ20eの上方からの斜視図を示し、図11(b)は第6実施形態のクリップ20eの下方からの斜視図を示し、図11(c)は取付状態のクリップ20eの断面図を示している。また、図12(a)はクリップ20eをプロテクタ本体10におけるスライド取付部12eに取付ける前の状態の下方からの斜視図を示し、図12(b)はクリップ20eをスライド取付部12eに取付けた状態の下方からの斜視図を示している。
クリップ本体部40eは、平面視長方形状の所定の高さで構成した直方体状の台座部41eで構成している。
詳しくは、台座部41eの側面413eをスライド取付部12eの両側のスライドスリット122eに挿入する。このとき、スライド取付部12eはスライド開口414eから嵌合凸部43eの内部に挿入される。嵌合凸部43eの内部に挿入されたスライド取付部12eは、上面411eの底面に備えたスライド凸部42eと底面412eとに上下方向から挟まれた状態でスライドする。
以下同様に、
板状部は上面部材11,11a,11b,11c,11d,11eに対応し、
被装着部材はプロテクタ本体10に対応し、
係止部品はクリップ20,20b,20c,20d,20eに対応し、
スライド部はスライダ部42に対応し、
位置固定部及び係止部は係止凸部43,43d又は規制壁43cに対応し、
被装着部材の固定構造はプロテクタ1に対応し、
被係止部は位置決め凹部121,121b,121c,121dに対応し、
嵌合孔部は位置決め孔125b,121eに対応し、
嵌合凸部は位置決め凸部43b又は嵌合凸部43eに対応し、
挿入孔は挿入孔部123,123b,123d又は挿入溝123cに対応し、
スライド孔はスライド孔部122,122b,122d又はスライド溝122cに対応し、
凸部移動孔は凸部スライド溝124bに対応し、
カバー部は閉塞カバー124に対応し、
塞ぎ位置は閉塞位置に対応し、
開放位置は開放位置に対応し、
ヒンジ部はヒンジ125に対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、係止凸部43をクリップ20に備え、位置決め凹部121をスライド取付孔12に形成したが、係止凸部をスライド取付孔12に備え、位置決め凹部をクリップ20に形成してもよい。
10…プロテクタ本体
11,11a,11b,11c,11d,11e…上面部材
20,20a,20b,20c,20d,20e…クリップ
42,42b,42c,42d,42e…スライダ部
43,43d…係止凸部
43b…位置決め凸部
43c…規制壁
43e…嵌合凸部
121…位置決め凹部
122,122b,122d…スライド孔部
122c…スライド溝
123,123b,123d…挿入孔部
123c…挿入溝
124…閉塞カバー
124b…凸部スライド溝
125…ヒンジ
125b…位置決め孔
Claims (13)
- 所定の装着箇所に装着される、板状部を有する被装着部材と、
該板状部における取付箇所に取付けられ、前記装着箇所に前記被装着部材を装着する係止部品とで構成され、
前記係止部品に、前記取付箇所に対して、前記板状部の板面に沿うスライド方向にスライドするスライド部が設けられ、
前記スライド部によって前記取付箇所の所定位置にスライドした前記係止部品の位置を固定する位置固定部が設けられ、
前記被装着部材は、樹脂シートで構成され、
前記スライド部は、
前記樹脂シートで構成された前記被装着部材の厚み方向の内部に食い込んでスライドする
被装着部材の固定構造。 - 前記スライド部によるスライド方向が、前記板面に沿うスライド方向における直線上の一方向である
請求項1に記載の被装着部材の固定構造。 - 前記スライド部によるスライド方向が、前記板面に沿うスライド方向において、所定の回転軸を中心とした回転方向である
請求項1に記載の被装着部材の固定構造。 - 前記位置固定部は、
前記取付箇所及び前記係止部品の一方に設けられた凹状の被係止部と、
前記取付箇所及び前記係止部品の他方に設けられ、前記被係止部に係止する凸状の係止部とで構成された
請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の被装着部材の固定構造。 - 前記位置固定部は、
前記取付箇所及び前記係止部品の一方に設けられた嵌合孔部と、
前記取付箇所及び前記係止部品の他方に設けられ、前記嵌合孔部に嵌合する凸状の嵌合凸部とで構成された
請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の被装着部材の固定構造。 - 前記板状部に、
前記スライド部を前記板面に交差する方向から挿入する挿入孔と、
該挿入孔から挿入された前記スライド部がスライド可能な、前記スライド方向に延びるスライド孔と、
前記スライド方向に延びる凸部移動孔とが設けられ、
前記凸部移動孔は、前記嵌合凸部が前記スライド方向に挿入され、且つ移動可能であり、
前記凸部移動孔の前記スライド方向の先端側に、前記嵌合孔部が配置された
請求項5に記載の被装着部材の固定構造。 - 前記板状部に、
前記スライド部を前記板面に交差する方向から挿入する挿入孔と、
該挿入孔から挿入された前記スライド部がスライド可能な、前記スライド方向に延びるスライド孔とが設けられた
請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の被装着部材の固定構造。 - 前記挿入孔と前記スライド孔とが連通する
請求項6又は請求項7に記載の被装着部材の固定構造。 - 前記挿入孔を塞ぐカバー部が設けられた
請求項6乃至請求項8のうちいずれかに記載の被装着部材の固定構造。 - 前記カバー部は、前記被装着部材に設けられるとともに、
前記挿入孔を塞ぐ塞ぎ位置と前記挿入孔を開放する開放位置とを枢動可能に前記カバー部を支持するヒンジ部が設けられた
請求項9に記載の被装着部材の固定構造。 - 前記スライド部及び前記スライド孔が前記スライド方向に交差する方向に複数設けられた
請求項6乃至請求項10のうちいずれかに記載の被装着部材の固定構造。 - 前記被装着部材は、板状の前記樹脂シートを折り曲げて構成された立体構造体である
請求項1に記載の被装着部材の固定構造。 - 所定の装着箇所に装着される、板状部を有する被装着部材の前記板状部における取付箇所に取付けられ、前記装着箇所に前記被装着部材を装着する係止部品であって、
前記取付箇所に対して、前記板状部の板面に沿うスライド方向にスライドするスライド部と、
前記取付箇所の所定位置にスライドした前記スライド部の位置を固定する位置固定部とが設けられ、
前記被装着部材は、樹脂シートで構成され、
前記スライド部は、
前記樹脂シートで構成された前記被装着部材の厚み方向の内部に食い込んでスライドする
係止部品。
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