JP2018195594A - 車両用コネクタ接続部品 - Google Patents

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康夫 井塚
Yasuo Izuka
康夫 井塚
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Abstract

【課題】車両の振動が大きくなっても、本体部を車両に対してガタ付きのない状態で装着することが可能な車両用コネクタ接続部品を提供することを目的とする。
【解決手段】車両に設けられた接続端子を包囲して前記車両に装着可能な本体部と、前記本体部に設けられ、前記車両に設けられた装着孔部に係止可能な本体係止片と、を備え、前記本体係止片は、前記本体部の本体胴部の側面に対して幅方向及び幅方向に直交する高さ方向に弾性変形可能であり、前記装着孔部に対して、蓋本体部の幅方向の位置決めをする幅方向爪部と、前記蓋本体部の高さ方向の位置決めをする高さ方向爪部とを有することを特徴とする車両用コネクタ接続部品。
【選択図】 図3

Description

本開示は、車両に搭載される車両用コネクタ接続部品に係る。
近年、車両の操作パネルの一部に設けられた接続端子の表面側を開閉可能な蓋部で覆うことが可能なものが提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載のものは、車両の車室内の前側に配設されたハンドルよりも車室幅方向内側に蓋部を備えた車載用電子機器が配設されている。車載用電子機器は、CDやDVDなどが再生可能であるとともに、携帯電話からの例えば音楽データを読み込むために、蓋部を開放し、そこに例えば、USBコネクタが接続可能に構成されている。
車載用電子機器の前面には操作パネルが設けられ、この操作パネルの一部に接続端子が配設されている。この接続端子の表面側にヒンジ部を介して蓋部が開閉可能に設けられている。ヒンジ部は帯状に形成され横方向に延びる係止片を上下に2段配置して構成され、上下2段の係止片間には、係止片に沿って延びる貫通溝が形成されている。これら係止片の先端側端部は互いに接続され、係止片の基端側端部は蓋部に接続されている。これら係止片は車載用電子機器に設けられた係止孔に挿入されている。係止片及び蓋部は弾性材料で形成されている。
蓋部によって接続端子を覆う場合には、係止片を係止孔内に挿入するとともに、蓋部を操作パネルに押し込むことで、蓋部を操作パネルに装着可能である。一方、接続端子に、例えばUSBコネクタを接続する場合には、蓋部を操作パネルから引き出すとともに、係止片を係止孔から操作パネルに設けられた抜止め片に当接するまで引き出す。従って、接続端子の前方は開放された状態となって、接続端子にUSBコネクタを接続することができる。
特開2013−103594号
この従来の接続端子を覆う蓋部は、係止片が接続された側と比較して、係止片が接続された側と反対側の上下寸法が大きくなるように形成されている。このため、蓋部を開いた状態時には、上下2段の接続片のうち下側の係止片は、上側の係止片よりも後方側へ変移した状態となり、蓋部は接続端子から離反する側へ附勢された状態となる。従って、車両走行時の振動によって、接続端子に接続されたUSBコネクタに蓋部が衝突する頻度を小さくすることができる。
しかしながら、車両の走行時に発生する振動が大きくなると、附勢に抗して蓋部が接続端子側に回動してUSBコネクタに蓋部が衝突する虞が生じる。従って、異音の発生を抑制することが困難になる。また、蓋部を開閉自在に支持し車両に装着される本体部が車両に対してガタを有すると、異音が発生するおそれもある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、車両の振動が大きくなっても、本体部を車両に対してガタ付きのない状態で装着することが可能な車両用コネクタ接続部品を提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態に係わる車両用コネクタ接続部品は、
車両に設けられた接続端子を包囲して前記車両に装着可能な本体部と、
前記本体部に設けられ、前記車両に設けられた装着孔部に係止可能な本体係止片と、を備え、
前記本体係止片は、前記本体部の本体胴部の側面に対して幅方向及び幅方向に直交する高さ方向に弾性変形可能であり、前記装着孔部に対して、蓋本体部の幅方向の位置決めをする幅方向爪部と、前記蓋本体部の高さ方向の位置決めをする高さ方向爪部とを有することを特徴とする。
上記車両用コネクタ接続部品によれば、本体部には、車両に設けられた装着孔部に係止可能な本体係止片が設けられ、本体係止片は、本体部の本体胴部の側面に対して幅方向及び幅方向に直交する高さ方向に弾性変形可能であり、装着孔部に対して、蓋本体部の幅方向の位置決めをする幅方向爪部と、蓋本体部の高さ方向の位置決めをする高さ方向爪部とを有する。このため、本体部の装着孔部への装着時には、本体係止片の幅方向爪部は、弾性変形して幅方向爪部の平面部が装着孔部の内面を附勢した状態となって装着孔部に係止される。よって、本体部を装着孔部に対してガタ付きのない状態で装着することができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記本体部に装着されて開閉自在であり前記接続端子を露出可能な蓋部をさらに備え、
前記蓋部は、その裏面の一端側から突出し前記本体部の一端側に設けられたヒンジ孔部に突出入自在に挿通されて屈曲可能なヒンジ部を有し、該ヒンジ部を介して前記蓋部が開閉可能に設けられ、
前記蓋部の前記裏面の他端側には、前記蓋部の幅方向両側から突出して前記本体部の他端側の幅方向両側に設けられた係止孔部に係止可能な一対の蓋係止片が設けられる、ことを特徴とする。
この場合には、本体部を車両に設けられた装着孔部に対してガタ付きのない状態で装着することができる結果として、本体部に装着される蓋部のガタ付きが抑えられる。
また、幾つかの実施形態では、
前記ヒンジ部には、前記ヒンジ孔部への挿通時に弾性変形により該ヒンジ孔部を乗り越えて、前記ヒンジ孔部と係止可能な係止突起部が設けられているように構成される。
この場合、ヒンジ部には、ヒンジ孔部への挿通時に弾性変形により該ヒンジ孔部を乗り越えて、ヒンジ孔部と係止可能な係止突起部が設けられている。このため、蓋部を本体部に対して閉じた状態にするときに、係止突起部が弾性変形により孔部を乗り越えると、節度感を有してヒンジ部を孔部に係止することができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記蓋部の前記裏面の他端側には、前記蓋部の幅方向両側から突出して前記本体部の他端側の幅方向両側に設けられた係止孔部に係止可能な一対の蓋係止片が設けられ、前記一対の蓋係止片の夫々の突出方向先端部には、前記係止孔部に係止可能な爪部が形成され、
前記一対の蓋係止片の夫々の突出方向中間部から根元部にかけて、前記係止孔部に係合可能な係合凸部が形成されているように構成される。
この場合には、一対の蓋係止片の夫々の突出方向先端部には、係止孔部に係止可能な爪部が形成され、一対の蓋係止片の夫々の突出方向中間部から根元部にかけて、係止孔部に係合可能な係合凸部が形成されている。このため、蓋部を本体部に対して閉じた状態にするときに、係止孔部に挿入された爪部の係止孔部への係止時に、係合凸部が弾性変形しながら係止孔部内に挿入されることで、節度感を有して一対の蓋係止片を係止孔部に係止することができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記一対の蓋係止片の爪部の突出方向と前記係止突起部の突出方向が異なっているように構成される。
この場合には、一対の蓋係止片の爪部の突出方向と前記係止突起部の突出方向が異なるので、蓋部を本体部に係止すると、蓋部は2つの異なる方向で係止される。このため、車両の振動に伴って蓋部が振動しても、蓋部が本体部に対してガタつく虞をより確実に規制することができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記本体部は、前記接続端子を囲んで露出させる端子孔部を中央部に形成した平面部を備え、
前記蓋部は、前記端子孔部の開口よりも大きな面積を有して前記平面部に対向配置される前記蓋本体部を備え、
前記ヒンジ部は、前記本体部の前記平面部に対向する裏面の一端よりも内側位置から突出して延び、
前記蓋本体部が前記本体部の前記平面部に対向して接触した状態になると、前記蓋本体部が前記ヒンジ孔部を覆うとともに、前記ヒンジ部が前記ヒンジ孔部内に没入されるように構成される。
この場合、ヒンジ部は、本体部の平面部に対向する裏面の一端よりも内側位置から突出して延びている。このため、蓋本体部が本体部の平面部に対向して接触した状態になると、蓋本体部がヒンジ孔部を覆い、ヒンジ部がヒンジ孔部内に没入される。従って、ヒンジ部はヒンジ孔部内に完全に収まるとともに、ヒンジ孔部の開口も蓋本体部によって覆われるので、ヒンジ部を外部から見えなくすることができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記一対の蓋係止片の内側面は、前記蓋部が開いた状態で前記接続端子に接続されるコネクタの幅方向両端面の外側に配設されるように構成される。
この場合には、一対の蓋係止片の内側面は、蓋部が開いた状態で接続端子に接続されるコネクタの幅方向両端面の外側に配設されるので、蓋部が開いた状態で接続端子にコネクタが接続されると、一対の蓋係止片間にコネクタが位置する。このため、車両が振動するにともなって蓋部が振動しても、蓋部の振動は一対の蓋係止片を介してコネクタに規制される。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、本体部を車両に設けられた装着孔部に対してガタ付きのない状態で装着することができる。また、車両の振動が大きくなっても、コネクタに蓋部が衝突する虞を抑制可能な車両用コネクタ接続部品を提供することができる。
本発明の一実施形態である車両用コネクタ接続部品にUSBコネクタが接続された状態の斜視図である。 蓋部が本体部に対して離反した状態にあるときの車両用コネクタ接続部品の斜視図である。 同図(a)は、本体部の側面図であり、同図(b)は、本体部の正面図であり、同図(c)は、本体部の平面図である。 図3(b)のIII−III矢視に相当する本体部の断面図である。 同図(a)は、蓋部の正面図であり、同図(b)は、蓋部が閉じた状態時にあるときの同図(a)のV−V矢視に相当する部分の断面図であり、同図(c)は、蓋部が開いた状態時にあるときの同図(a)のV−V矢視に相当する部分の断面図である。 本体部を車両のパネルに設けられた装着孔部に挿着時における車両用コネクタ接続部品の平面図を示す。 同図(a)は、蓋部の側面図であり、同図(b)は、蓋部の正面図であり、同図(c)は、蓋部の平面図である。 図7(b)のVII−VII矢視に相当する蓋部の断面図である。 本体部に対して蓋部を閉じた状態から開いた状態に移行する過程を示した斜視図である。
以下、添付図面に従って本発明の車両用コネクタ接続部品の実施形態について、図1〜図9を参照しながら説明する。本実施形態では、コネクタとしてUSBコネクタを例にして説明する。説明の都合上、図1の矢印方向を、上下方向、左右方向、前後方向として、以下説明する。なお、この実施形態に記載されている構成部品の材質、形状、その相対的配置、接続端子の種類等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の一実施形態である車両用コネクタ接続部品1にUSBコネクタ80が縦向きに接続された状態の斜視図であり、図2は、蓋部40が本体部10に対して離反した状態にあるときの車両用コネクタ接続部品1の斜視図である。車両用コネクタ接続部品1は、図1及び図2に示すように、車両90に設けられた接続端子91を包囲して車両90に装着可能な本体部10と、本体部10に装着されて開閉自在であり接続端子91を露出可能な蓋部40と、を備えてなる。
蓋部40は、ゴム状の弾性力を有するエラストマー(樹脂)などの弾性部材で成型されている。一方、本体部10は蓋部40に比べて硬い樹脂などで成型されており、図3(a)(側面図)、図3(b)(正面図)、図3(c)(平面図)を更に追加して説明すると、正面視において略長方形状に形成された接触板部11と、接触板部11の後側から延びる本体胴部20とを有してなる。
本体胴部20は、接続端子91を覆うように角筒状に形成されて後方に開口を形成し内部が中空である。本体胴部20の上下方向両側に前後方向に延びて形成された側面上21及び側面下22が設けられ、側面上21及び側面下22の夫々の後側端部には、本体係止片25が形成されている。本体係止片25は、側面上21及び側面下22の夫々の後側端部の左右両側に一対形成されており、少なくとも後述のヒンジ部41の幅分よりも間隔をあけて左右両側に一対形成されている。本体係止片25は、後側端部が側面上21及び側面下22の後側端部に夫々に接続され、前側端部が側面上21及び側面下22の夫々の前側に進むに従って側面上21及び側面下22から上下方向において離反する方向へ延びている。即ち、本体係止片25は、側面上21及び側面下22に対して斜めに交差する方向に延びている(図4参照)。なお、本体係止片25は、本体胴部20の上下方向両側に形成された側面上21及び側面下22に設けられる必要はなく、本体胴部20の左右に設けられた側面左23及び側面右24に設けられてもよい。
本体係止片25は、側面上21及び側面下22に対して左右方向(幅方向)及び上下方向(幅方向に直交する高さ方向)に弾性変形可能であり、車両90に設けられた装着孔部93(図5(b)参照)に対して、蓋部40の左右方向(幅方向)の位置決めをする幅方向爪部25aと、蓋部40の高さ方向の位置決めをする高さ方向爪部25bとを有して形成されている。
高さ方向爪部25bは、図3(a)に示すように、本体係止片25の前側端部において外側に突出するとともに、本体係止片25の前側端部の内側から前側へ突出する突出部25b1、高さ方向爪部25bの傾斜部と突出部25b1を繋ぐ上下方向に延びる壁部25b2を有して形成されている。なお、図5(b)は、図5(a)が示す蓋部40が閉じた状態にあるときのV−V矢視に相当する部分の断面図を示している。高さ方向爪部25bは、図5(b)に示すように、本体胴部20の装着孔部93への挿入時に、高さ方向爪部25bが側面上21及び側面下22に向かって上下方向に弾性変形し装着孔部93の取付ガイドの役割を果たし、高さ方向爪部25bの傾斜部を乗り越え、高さ方向爪部25bの前端の壁部25b2が装着孔部93の奥側端部に当接するとともに、突出部25b1が装着孔部93の奥側端部を上下方向に附勢した状態で接触する。また、本体胴部20の前側に形成された本体側段部20aが装着孔部93の深さ方向中間部に形成された孔側段部93aに接触し、本体側段部20aと高さ方向爪部25bの壁部25b2に挟まれて前後方向で装着孔部93に固定される。このため、本体胴部20は前後方向に位置決めされるとともに、本体係止片25の高さ方向爪部25bの突出部25b1を介して上下方向のガタを抑制することができる。
また、本体係止片25の幅方向爪部25aは、図3(c)に示すように、本体係止片25の幅方向外側の端面に形成され、本体胴部20の上下方向に配置された側面上21及び側面下22の幅方向端を超えて幅方向外側へ延びるように傾斜する傾斜面部25a1と、傾斜面部25a1の前側端部に繋がって本体胴部20の左右両側に形成された側面左23及び側面右24に沿って略平行に延びる平面部25a2とを有してなる。つまり、平面部25a2は対応する側面左23及び側面右24の外側に位置している。本体部10は、ABS樹脂などで一体成型されたものであるので、本体係止片25も弾性変形可能である。このため、本体胴部20を装着孔部93(図5(b)参照)に装着する場合、図6(平面図)に示すように、本体係止片25は、装着孔部93への装着時に、幅方向爪部25aの傾斜面部25a1が装着孔部93の取付ガイドの役割を果たし、装着孔部93の内側方向へ弾性変形して傾斜面部25a1を乗り越え、平面部25a2が装着孔部93に接触した状態になるとともに、対応する側面上21側及び側面下22側へ弾性変形して、幅方向爪部25aの平面部25a2が装着孔部93を附勢した状態となって、本体胴部20が装着孔部93に装着される。よって、本体部10は、装着孔部93に対して左右方向に位置決めされるとともに、ガタ付きのない状態で装着される。
本体胴部20の側面上21の前側の左右方向中央部には、図9(b)(斜視図)に示すように、接触板部11に設けられたヒンジ孔部12からヒンジ部41が抜脱されるのを防止するための抜け止め突起27が形成されている。抜け止め突起27は、側面上21から突出する抜止ピン29と、抜止ピン29の上端部から側面上21の幅(左右)方向両側へ延びてヒンジ部41の前後方向への移動を案内する案内ピン30とを有してなる。案内ピン30はヒンジ部41の上面に対して隙間を有した位置に設けられている。
接触板部11は、図3(a)、図3(b)、図3(c)に示すように、本体胴部20の前側端部に形成され、本体胴部20の周囲を超えて延びるように形成されている。接触板部11は、正面視において、上下方向に延びる長方形状に形成され、その前面には、平面状に形成された平面部11aが形成されている。接触板部11の中央部には、上下方向に延びる長方形状の孔部11bが形成されている。この孔部11b内に接続端子91(図1参照)が配置される。孔部11bの形状は接続端子91及びこれに接続されるUSBコネクタ80の外形形状に応じて設定される。
接触板部11の上部には、接触板部11の左右(短手)方向に延びる長方形状のヒンジ孔部12が設けられている(図3(b)参照)。このヒンジ孔部12に蓋部40に形成されたヒンジ部41が挿通される(図1参照)。ヒンジ孔部12が形成された接触板部11の前面側には、ヒンジ孔部12に連通してヒンジ孔部12の開口よりも大きな開口を有した挿入口12aが形成されている。挿入口12aからヒンジ孔部12に向かって先細の傾斜面が設けられ、ヒンジ部41を挿通する際のガイドともなる。ヒンジ孔部12の大きさは、詳細は後述するが、ヒンジ部41の挿通を自在にするとともに、ヒンジ部41に設けられた係止突起部41a(図7(c)参照)が弾性変形した状態でヒンジ孔部12を挿通可能な大きさを有している。接触板部11の下部の左右(短手)方向両側には、長方形状をした一対の係止孔部14が設けられている。この係止孔部14には、蓋部40に設けられた蓋係止片43(図7(a)参照)が挿入される。
蓋部40は、図2、図7(a)(側面図)、図7(b)(正面図)、図7(c)(平面図)に示すように、本体部10(図3(c)参照)の接触板部11に対向配置される蓋本体部45と、蓋本体部45の後面の上側から突出するヒンジ部41と、蓋本体部45の後面の下側から突出する一対の蓋係止片43とを備えてなる。
蓋部40は、弾性部材であるエラストマー(樹脂)で成型される。このため、蓋部40は弾性変形可能である。蓋本体部45は、正面視において、本体部10の接触板部11と略同一形状(長方形状)に形成され、車両用コネクタ接続部品1にUSBコネクタ80が接続されていない状態における意匠面を形成している。蓋本体部45の下側には、前側に傾斜して蓋部40の把持を容易にする把持部45aが形成されている。蓋本体部45の後面の中央部には、蓋部40を本体部10に対して閉じた状態にすると、本体部10の平面部11aに設けられた孔部11bに嵌合可能な嵌合突出部45bが設けられている。この嵌合突出部45bは、孔部11bと略同じ大きさの長方形状に形成されている。このため、蓋部40を閉じると、嵌合突出部45bが孔部11bに嵌合されて覆うことで孔部11b内の接続端子91(図1参照)を保護することができる。
ヒンジ部41は、蓋本体部45の後面の上端から後方側へ所定距離を有した位置において蓋本体部45に直交し突出して左右方向へ幅を有した帯状に形成されている。ヒンジ部41の幅方向中間部には、ヒンジ部41の前側から後側へ延びる長孔部41bが形成されている。この長孔部41bに前述した抜け止め突起27の抜止ピン29が挿入されて(図7(a)参照)、ヒンジ部41が前方に移動し長孔部41bの後端部に抜止ピン29が当接することで、ヒンジ部41がヒンジ孔部12から抜脱されるのを規制し(図9(c)参照)、抜け止め突起27の案内ピン30がヒンジ部41の上面側に延びてヒンジ部41の移動を案内する(図9(b)参照)。ヒンジ部41の前後方向長さは、ヒンジ部41を屈曲させて蓋部40を開いた状態にしたときに(図1参照)、蓋本体部45が本体部10の接触板部11に接触することなく、蓋本体部45が接触板部11に対して所定角度(例えば、90°〜120°)を有して開くことが可能な大きさを有している。
ヒンジ部41の厚さは接触板部11に設けられたヒンジ孔部12の短手方向の幅よりも小さく、またヒンジ部41の幅方向寸法は、ヒンジ孔部12の長手方向の幅より小さい。このため、ヒンジ部41はヒンジ孔部12に対して挿通自在である。また、ヒンジ部41の前側の幅方向両側にはヒンジ孔部12の長手方向の幅よりも広い係止突起部41aが設けられている。係止突起部41aは少なくとも後端部から前方、つまり蓋部40に向かって左右方向に広がる形状の傾斜部分が形成されており、例えば略三角形や台形形状となっている。この係止突起部41aは、ヒンジ孔部12との開閉時に弾性変形によりヒンジ孔部12を乗り越えて、ヒンジ孔部12との開閉時に節度感を生じさせる。つまりヒンジ部41を挿通させる際に、接触板部11の前面側に設けられたヒンジ孔部12の開口よりも大きな開口を有した挿入口12aをまず通って、ヒンジ部41の係止突起部41aが挿入口12aからヒンジ孔部12に向かってテーパ形状の傾斜面をガイドとし、係止突起部41aがヒンジ孔部12を乗り越えて係止されることとなる。
また、ヒンジ部41は、図5(b)及び図5(c)に示すように、本体部10の平面部11aに対向する蓋本体部45の裏面の上端よりも内側位置から突出して前後方向に延びているので、蓋本体部45が本体部10の平面部11aに対向して非接触した状態(図5(c)参照)から接触した状態(図5(b)参照)になると、蓋本体部45がヒンジ孔部12を覆い、ヒンジ部41がヒンジ孔部12内に没入される。従って、ヒンジ部41はヒンジ孔部12内に完全に収まるとともに、ヒンジ孔部12の開口も蓋本体部45によって覆われるので、ヒンジ部41を外部から見えなくすることができる。
蓋係止片43は、図7(a)及び図7(b)に示すように、蓋部40の後面(裏面)の下側の左右両側に一対形成されている。蓋係止片43は、後面からヒンジ部41に並行に突出して左右方向に幅を有した帯状に形成されている。蓋係止片43の突出方向先端部(後端部)の上面には、孔部11bの短手方向の長さよりも間隔をあけて設けられた一対の係止孔部14に係止可能な爪部43aが突出して形成されている。また、蓋係止片43の下面の突出方向中間部から根元部にかけて、爪部43aと逆側で係止孔部14に係合可能な係合凸部43bが形成され、残る下面の突出方向中間部から突出方向先端部(爪部43aの逆側)は43aに向けて凹形状が形成され、蓋部40を開く際に容易にしている。即ち、蓋係止片43の上面に爪部43aが形成され、下面に係合凸部43bが形成されており、係止孔部14へ上下で係止されることとなる。爪部43aは、幅方向に設けられた係止突起部41aとは交差(本実施形態では直交)するように上方に向けて形成されており、蓋部40の開閉時に節度感を生じさせ、特に蓋部40を接触板部11に押し込み閉じる際に、交差するように設けられた爪部43aと係止突起部41aより節度感を生じさせる。係合凸部43bは、蓋係止片43の剛性を確保するとともに蓋部40の開閉時に節度感を生じさせる。
このように、本実施形態の車両用コネクタ接続部品1によれば、蓋部40の後面の下端側には、本体部10に設けられた係止孔部14に係止可能な一対の蓋係止片43が設けられ、一対の蓋係止片43の対向する内側面は、ヒンジ部41を屈曲させて蓋部40が開き、USBコネクタ80の上方から覆う状態で孔部11b内の接続端子91に接続されるUSBコネクタ80の幅方向両端部の外側に位置するように配設されている。このため、蓋部40が開いた状態で接続端子91にUSBコネクタ80が接続されると、屈曲しているヒンジ部41が元の形状に戻ろうとする反発力により蓋部40がUSBコネクタ80の上方から覆うとともに一対の蓋係止片43間にUSBコネクタ80が位置する。このため、車両が振動するにともなって蓋部40が振動しても、蓋部40の振動は蓋部40後面及び一対の蓋係止片43を介してUSBコネクタ80に規制される。よって、蓋部40がUSBコネクタ80に衝突して発生する異音を抑制することができる。
なお、一対の蓋係止片43は、蓋部40が開いた状態でUSBコネクタ80の幅方向両端部に接触するように配設されてもよい。このようにすると、蓋部40がUSBコネクタ80に衝突して発生する異音をより抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。例えば、上述した各種実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1 車両用コネクタ接続部品
10 本体部
11 接触板部
11a 平面部
11b 孔部
12 ヒンジ孔部
12a 挿入口
14 係止孔部
20 本体胴部
20a 本体側段部
21 側面上(側面)
22 側面下(側面)
23 側面左
24 側面右
25 本体係止片
25a 幅方向爪部
25a1 傾斜面部
25a2 平面部
25b 高さ方向爪部
25b1 突出部
25b2 壁部
27 抜け止め突起
29 抜止ピン
30 案内ピン
40 蓋部
41 ヒンジ部
41a 係止突起部
41b 長孔部
43 蓋係止片
43a 爪部
43b 係号凸部
45 蓋本体部
45a 把持部
45b 嵌合突出部
80 USBコネクタ
90 車両
91 接続端子
93 装着孔部
93a 孔側段部

Claims (7)

  1. 車両に設けられた接続端子を包囲して前記車両に装着可能な本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記車両に設けられた装着孔部に係止可能な本体係止片と、を備え、
    前記本体係止片は、前記本体部の本体胴部の側面に対して幅方向及び幅方向に直交する高さ方向に弾性変形可能であり、前記装着孔部に対して、蓋本体部の幅方向の位置決めをする幅方向爪部と、前記蓋本体部の高さ方向の位置決めをする高さ方向爪部とを有する
    ことを特徴とする車両用コネクタ接続部品。
  2. 前記本体部に装着されて開閉自在であり前記接続端子を露出可能な蓋部をさらに備え、
    前記蓋部は、その裏面の一端側から突出し前記本体部の一端側に設けられたヒンジ孔部に突出入自在に挿通されて屈曲可能なヒンジ部を有し、該ヒンジ部を介して前記蓋部が開閉可能に設けられ、
    前記蓋部の前記裏面の他端側には、前記蓋部の幅方向両側から突出して前記本体部の他端側の幅方向両側に設けられた係止孔部に係止可能な一対の蓋係止片が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用コネクタ接続部品。
  3. 前記ヒンジ部には、前記ヒンジ孔部への挿通時に弾性変形により該ヒンジ孔部を乗り越えて、前記ヒンジ孔部と係止可能な係止突起部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用コネクタ接続部品。
  4. 前記一対の蓋係止片の夫々の突出方向先端部には、前記係止孔部に係止可能な爪部が形成され、
    前記一対の蓋係止片の夫々の突出方向中間部から根元部にかけて、前記係止孔部に係合可能な係合凸部が形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用コネクタ接続部品。
  5. 前記一対の蓋係止片の爪部の突出方向と前記係止突起部の突出方向が異なっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用コネクタ接続部品。
  6. 前記本体部は、前記接続端子を囲んで露出させる端子孔部を中央部に形成した平面部を備え、
    前記蓋部は、前記端子孔部の開口よりも大きな面積を有して前記平面部に対向配置される前記蓋本体部を備え、
    前記ヒンジ部は、前記本体部の前記平面部に対向する前記裏面の一端よりも内側位置から突出して延び、
    前記蓋本体部が前記本体部の前記平面部に対向して接触した状態になると、前記蓋本体部が前記ヒンジ孔部を覆うとともに、前記ヒンジ部が前記ヒンジ孔部内に没入される
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の車両用コネクタ接続部品。
  7. 前記一対の蓋係止片の内側面は、前記蓋部が開いた状態で前記接続端子に接続されるコネクタの幅方向両端面の外側に配設されるように構成される
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の車両用コネクタ接続部品。
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