JP6344228B2 - プロテクタ及びプロテクタ付電線 - Google Patents

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Description

この発明は、ワイヤーハーネスを保護する技術に関する。
特許文献1は、ワイヤーハーネス収容体と、蓋とを備えたプロテクタを開示している。ワイヤーハーネス収容体には、間隙が形成されたメスロックが形成され、蓋部には、メスロックに挿されるオスロックが形成されている。そして、オスロックがオスロックに刺されて、その先端部がメスロックに引っ掛かることによって、蓋がワイヤーハーネス収容体に閉じられた状態が維持されるようになっている。
特開2014−183690号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、製造誤差等によって、オスロックの幅が狭くなってしまったり、メスロックの間隙が広くなってしまったりすると、オスロックがメスロック内で大きくがたついてしまうという恐れがある。
そこで、本発明は、受側係止部内での挿入側係止部のがたつきを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、電線を保護するプロテクタであって、合体可能な第1本体部と第2本体部とを含み、前記第1本体部と前記第2本体部とが合体した状態でそれらの間に電線を収容可能な収容空間を形成する本体部と、前記第1本体部に前記第2本体部側に突出するように設けられ、先端部に係止突部が設けられた挿入側係止部と、前記第2本体部に設けられ、前記挿入側係止部を挿入可能な挿入孔が形成されると共に、前記挿入側係止部が前記挿入孔に挿入された状態で前記係止突部が係止可能な受側係止部とを備え、前記挿入側係止部及び前記受側係止部の一方に、前記挿入側係止部の幅方向において対向する一対の内向き側面を有する凹部が形成され、前記挿入側係止部及び前記受側係止部の他方に、前記挿入側係止部が前記受側係止部に係止した状態で、前記凹部の一対の内向き側面内に配設される突部が形成されているものである。
第2の態様は、第1に態様に係るプロテクタであって、前記挿入側係止部の一方主面に前記凹部が形成され、前記受側係止部に前記突部が形成されているものである。
第3の態様は、第2の態様に係るプロテクタであって、前記挿入側係止部の一方主面であって前記係止突部よりも前記挿入側係止部の基端側に前記凹部が形成され、前記受側係止部のうち前記挿入側係止部の挿入方向側の端部に、前記突部として、前記挿入側係止部の挿入方向に向けて前記挿入孔に挿入された前記挿入側係止部の前記凹部内に向けて傾斜する弾性係止突部が突設されており、前記挿入側係止部が前記受側係止部に係止した状態で、前記弾性係止突部が前記係止突部に係止すると共に、前記凹部の一対の内向き側面内に配設されるものである。
第4の態様は、第3の態様に係るプロテクタであって、前記弾性係止突部の先端部と、前記挿入孔の内周面のうち前記弾性係止突部が傾斜するように向う側の面との隙間の間隔寸法が、前記挿入側係止部のうち前記係止突部の基端側部分の厚み寸法よりも小さく設定されているものである。
第5の態様に係るプロテクタ付電線は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るプロテクタと、前記本体部内に収容された電線とを備える。
第1の態様によると、挿入孔内に挿入側係止部が挿入されているため、挿入側係止部の両側部が挿入孔の両側部に当接することによって、受側係止部に対する挿入側係止部のがたつきが抑制されている。同時に、挿入側係止部及び受側係止部の他方に形成された突部が凹部の一対の内向き側面に当接することによっても、受側係止部に対する挿入側係止部のがたつきが抑制されている。このため、製造誤差等によって、受側係止部の幅寸法が小さくなってしまったり、挿入孔の幅寸法が大きくなってしまったりしても、突部が凹部の一対の内向き側面に当接することによって、受側係止部に対する挿入側係止部のがたつきが抑制される。これにより、受側係止部内での挿入側係止部のがたつきを抑制することができる。
第2の態様によると、挿入側係止部に凹部が形成されているため、受側係止部の変形を抑制できる。このため、挿入側係止部と受側係止部との係止状態をより確実に維持できる。
第3の態様によると、前記受側係止部のうち前記挿入側係止部の挿入方向側の端部に、前記突部として、前記挿入側係止部の挿入方向に向けて前記挿入孔に挿入された前記挿入側係止部の前記凹部内に向けて傾斜する弾性係止突部が突設されており、挿入側係止部が前記受側係止部に係止した状態で、前記弾性係止突部が前記係止突部に係止するため、挿入側係止部をより確実に抜止め係止することができる。また、弾性係止突部は、凹部の一対の内向き側面内にも配設されるため、簡易な構成によって、受側係止部に対する挿入側係止部のがたつきを抑制できる。
第4の態様によると、前記弾性係止突部の先端側の隙間の間隔が、前記挿入側係止部のうち前記係止突部の基端側部分の厚み寸法よりも小さいため、弾性係止突部が係止突部に対してより確実に係止する。
第5の態様によると、がたつきの少ないプロテクタによって電線を保護できる。
プロテクタ付電線の概略分解斜視図である。 挿入側係止部及び受側係止部の係止前の状態を示す正面図である。 図2のIII−III線断面図である。 挿入側係止部及び受側係止部の係止状態を示す正面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 変形例に係る挿入側係止部及び受側係止部の係止状態を示す正面図である。
以下、実施形態に係るプロテクタ及びプロテクタ付電線について説明する。図1は、プロテクタ付電線の概略分解斜視図である。
プロテクタ付電線10は、電線12と、プロテクタ20とを備える。
ここでは、プロテクタ付電線10は、複数の電線12を備える。複数の電線12は、1本に束ねられた状態でプロテクタ20内に収容されている。なお、図1では、複数の電線12が束ねられた全体形態を示している。複数の電線12は、プロテクタ20の内部又は外部で分岐していてもよい。電線12に対して光ファイバケーブルが一緒に束ねられていてもよい。
電線12の端部には、端子が取付けられ、端子がコネクタに挿入される。コネクタが車両等における各種電気機器側のコネクタに接続されることによって、各種電気機器がプロテクタ付電線10を介して電気的に接続される。つまり、本プロテクタ付電線10は、車両における配線材として用いられる。
プロテクタ20は、上記電線12の長手方向中間部を保護するものであり、本体部22と、挿入側係止部30と、受側係止部40とを備える。
本体部22は、第1本体部としての蓋部28と、第2本体部としての収容部24とを備える。そして、収容部24と蓋部28とが合体することによって、それらの間に電線12を収容可能な収容空間を形成する。
ここでは、収容部24は、溶融した樹脂を射出成型金型に射出することによって形成された部材であり、細長板状の底部24aと、底部24aの両側部に立設された一対の側壁部24bとを備えており、両端部及び底部24aの反対側で開口する角樋状に形成されている。なお、底部24aの両端部は、側壁部24bの端部よりも外方に突出している。そして、電線12の長手方向中間部が収容部24に収容されると共に、その両端側部分が収容部24の両端側外方に延出する。収容部24の両端部において、電線12及び底部24aの両端部に粘着テープ又は結束バンド等が結束されることによって、収容部24に対して電線12が固定される。
蓋部28は、溶融した樹脂を射出成型金型に射出することによって形成された部材であり、収容部24のうち底部24aとは反対側の開口を閉鎖可能な細長板状に形成されている。そして、蓋部28が、収容部24のうち底部24aとは反対側の開口を閉鎖するようにして、収容部24と合体することによって、電線12の延在方向中間部を収容可能な直方体状の収容空間を形成する。
もっとも、蓋部が角樋状に形成されていてもよい。また、複数の電線が途中で分岐する場合には、収容部又は蓋部に、当該分岐部分を引出すための開口等が形成されていてもよい。また、収容部及び蓋部は、途中で曲っていてもよい。
上記蓋部28に挿入側係止部30が設けられ、収容部24に受側係止部40が設けられている。ここでは、収容部24の一対の側壁部24bのそれぞれの外面の上縁部に、その上縁部の延在方向に沿って間隔をあけて複数(ここでは3つ)の受側係止部40が設けられている。また、蓋部28の両側縁部のそれぞれ、その延在方向に沿って間隔をあけて複数(ここでは3つ)の挿入側係止部30が設けられている。
なお、ここでは、収容部24と蓋部28とが別体構成とされているため、それぞれの両側部に受側係止部40又は挿入側係止部30が設けられている。もっとも、収容部と蓋部とが金型一体成形されており、収容部の一側部と蓋部の一側部とが樹脂を薄くしたヒンジ部等を介して開閉可能に連結されていてもよい。このような場合には、収容部の他側部と蓋部の他側部のみに、受側係止部又は挿入側係止部が設けられればよい。また、ここでは、上記蓋部28に挿入側係止部30が設けられ、収容部24に受側係止部40が設けられているが、その必要はない。蓋部が第2本体部であると捉え、当該蓋部に受側係止部を設け、収容部が第1本体部であると捉え、当該収容部に挿入側係止部を設けてもよい。
図2は挿入側係止部30及び受側係止部40の係止前の状態を示す正面図であり、図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は挿入側係止部30及び受側係止部40の係止状態を示す正面図であり、図5は図4のV−V線断面図であり、図6は図4のVI−VI線断面図である。
挿入側係止部30は、蓋部28に対して収容部24側に突出するように設けられると共に、先端部に係止突部36が設けられた構成とされている。より具体的には、挿入側係止部30は、蓋部28の縁部から当該蓋部28に対して直交する方向に向けて延出する方形板状に形成されている。挿入側係止部30の一方主面側部分である外向き部分には、凹部32が形成されている。ここでは、凹部32は、挿入側係止部30の外向き部分の幅方向中央部に、受側係止部40に対する挿入側係止部30の挿入方向Pに沿って延びるように形成された有底溝状に形成されている。凹部32の一対の内向き側面32aは、受側係止部40に対する挿入側係止部30の挿入方向Pに沿って直線状に延びており、挿入側係止部30の幅方向において対向している。この凹部32は、次に説明する係止突部36よりも挿入側係止部30の基端側に形成されている。
受側係止部40の先端縁部には、凹部32の底面に対して受側係止部40の外向きに突状に突出する係止突部36が形成されている。係止突部36のうち受側係止部40の先端側部分は、受側係止部40の先端側に向けて内向き傾斜しており、挿入側係止部30を受側係止部40に容易に挿入できるようになっている。また、係止突部36のうち受側係止部40の基端向き部分は、受側係止部40に対して直交して上記凹部32の先端側を閉じる係止面36fに形成されている。そして、受側係止部40の弾性係止突部46(後述する)が凹部32内に配設された状態で、係止面36fに係止するようになっている。
受側係止部40は、収容部24の側壁部24bの上端部に設けられている。受側係止部40は、側壁部24bの外側で挿入孔42hを形成する囲い部42を備える。
囲い部42は、間隔をあけて設けられた一対の側部43と、側壁部24bの外面から間隔をあけた位置で一対の側部43を連結する連結部44とを備える。一対の側部43の間隔寸法は、挿入側係止部30の幅寸法よりも大きく(僅かに大きく)設定されている。また、側壁部24bの外面と連結部44との間の間隔寸法は、挿入側係止部30の厚み寸法よりも大きく(僅かに大きく)設定されている。挿入孔42hは、側壁部24bの外面及び上記囲い部42によって囲まれ、側壁部24bの基端側及び先端側に開口している。そして、挿入側係止部30を囲い部42の上方から挿入孔42h内に挿入することができる。挿入側係止部30が挿入孔42h内に挿入された状態で、挿入側係止部30の側部と側部43の内面との間には隙間が形成される(図5参照)。この隙間の寸法D1は、挿入側係止部30及び挿入孔42hの製造誤差等を考慮して、挿入孔42hに対する挿入側係止部30の挿入作業性を確保するための大きさに設定される。
また、上記囲い部42の連結部44のうち挿入側係止部30の挿入方向P側の端部に、突部として、弾性係止突部46が形成されている。弾性係止突部46は、前記挿入方向Pに向けて、挿入孔42h内の挿入側係止部30の凹部32内に向けて(つまり、側壁部24b側に向けて)傾斜している。この弾性係止突部46の基端部は、囲い部42には連なっているが、弾性係止突部46の両側部は囲い部42に対してスリットSを介して分離されている。このため、弾性係止突部46は、その基端部を支持箇所として、挿入側係止部30の内外に弾性変形することができる。
また、弾性係止突部46の先端側の隙間の間隔寸法L1(即ち、弾性係止突部46の先端部と側壁部24bとの間隔寸法L1)は、挿入側係止部30のうち弾性係止突部46の基端側部分の厚み寸法L2(即ち、凹部32が形成された部分の厚み寸法L2)よりも小さく設定されている(図3参照)。
そして、挿入側係止部30を受側係止部40の挿入孔42hに挿入すると、弾性係止突部46が係止突部36の先端側の傾斜面に接触し、弾性係止突部46が側壁部24bから離れる側に弾性変形する。弾性係止突部46の先端部が係止突部36を乗越えるまで、挿入側係止部30を挿入孔42h内に挿入すると、弾性係止突部46が元の形状に弾性復帰する。これにより、弾性係止突部46の先端部が、凹部32の一対の内向き側面32a内であって、係止突部36よりも挿入側係止部30の基端側に配設される。これにより、弾性係止突部46の先端部が係止突部36に抜止め係止し、挿入側係止部30が受側係止部40に係止する。全ての挿入側係止部30と受側係止部40との組合わせに対して、上記係止がなされることによって、収容部24に対して蓋部28が取付られる。
この際、一対の内向き側面32aの間隔寸法は、弾性係止突部46の幅寸法よりも大きく設定されているため、弾性係止突部46の先端部が凹部32の一対の内向き側面32a内に配設された状態で、弾性係止突部46の側面とこれに対向する内向き側面32aとの間には隙間が形成される(図5参照)。この隙間の寸法D2は、凹部32及び弾性係止突部46の製造誤差等を考慮して、弾性係止突部46を凹部32内に容易かつ確実に配設することができる程度の大きさに設定される。
このように構成されたプロテクタ20及びプロテクタ付電線10によると、挿入側係止部30が受側係止部40に挿入され係止した状態で、受側係止部40に対する挿入側係止部30の幅方向のがたつきは次の2つの態様によって規制される。
1つ目は、挿入側係止部30の両側部が挿入孔42hの両側部、即ち、一対の側部43の内面に当接することによって、がたつきが抑制される。この部分によるがたつきの抑制の程度は、挿入側係止部30の側部と側部43との間隔寸法D1の大きさによって定まる。
2つ目は、弾性係止突部46の先端部の両側部が凹部32の一対の内向き側面32aに当接することによって、がたつきが抑制される。この部分によるがたつきの抑制の程度は、弾性係止突部46の先端部の側部と内向き側面32aとの間隔寸法D2の大きさによって定まる。
そして、全体的に見ると、受側係止部40に対する挿入側係止部30の幅方向のがたつきの程度は、上記間隔寸法D1及びD2のうちの小さい方によって定まる。このため、仮に、製造誤差等によって、受側係止部40の幅寸法が小さくなってしまったり、挿入孔42hの幅寸法が大きくなってしまったりして、間隔寸法D1が間隔寸法D2よりも大きくなってしまったとしても、弾性係止突部46の先端部の両側部が凹部32の一対の内向き側面32aに当接することによって、がたつきが抑制されることになる。これにより、受側係止部40内での挿入側係止部30のがたつきを抑制することが可能となる。
また、挿入側係止部30に凹部32が形成されているため、受側係止部40に凹みを形成しなくてもよい。このため、受側係止部40の変形を抑制でき、挿入側係止部30と受側係止部40との係止状態をより確実に維持できる。
また、受側係止部40の先端部に弾性係止突部46が形成されており、この弾性係止突部46が受側係止部40に係止した状態で、弾性係止突部46が係止突部36に抜止め係止すると共に凹部32の一対の内向き側面32a間に配設される。このため、挿入側係止部30をより確実に抜止め係止することができる。同時に、弾性係止突部46は、一対の内向き側面32a内に配設されて、上記のようにがたつきを抑制する構成としても機能する。このため、簡易な構成によって、受側係止部40に対する挿入側係止部30のがたつきを有効に抑制できる。
また、弾性係止突部46は、囲い部42に対して弾性変形して係止突部36に係止する構成であるため、挿入側係止部30を挿入する際において受側係止部40の弾性変形代を十分に確保できるという利点もある。
また、弾性係止突部46の先端部と側壁部24bとの間隔寸法L1は、挿入側係止部30のうち凹部32が形成された部分の厚み寸法L2よりも小さく設定されているため、弾性係止突部46が凹部32内に配設された状態で、弾性係止突部46が凹部32の底部に当接して、挿入側係止部30を側壁部24b側に押付けるようになる。このため、弾性係止突部46が係止突部36に対してより確実に係止する。また、挿入側係止部30が挿入孔42h内においてその厚み方向にがたつき難くなる。
そして、かかるプロテクタ20を備えたプロテクタ付電線10によると、挿入側係止部30及び受側係止部40のがたつきが少なく、従って、静音性に優れた性質を示す。
なお、上記実施形態では、受側係止部40に凹部32を形成し、挿入側係止部30に突部として弾性係止突部46を設けた構成を開示しているが、必ずしもかかる構成である必要はない。
図7に示す変形例では、上記挿入側係止部30に対応する挿入側係止部130は、凹部32が省略され、代りに、その外面の幅方向中央部に、挿入側係止部130の挿入方向に沿って突状の突部132が形成された構成とされている。
また、上記受側係止部40に対応する受側係止部140は、弾性係止突部46に対応する弾性係止突部146の幅方向中央部に、その先端側から基端側に向けて切込むようにしてスリット状の凹部147が形成された構成とされている。
上記突部132の幅寸法は、凹部147の幅寸法よりも小さく設定されている。
そして、弾性係止突部146の先端部が挿入側係止部130の先端側の係止突部36に抜止め状に係止した状態で、突部132が凹部147内に配設される。この状態では、突部132の両側部が凹部147の対向する一対の内向き側面147aに当接することによって、受側係止部140に対する挿入側係止部130のがたつき抑制がなされる。このため、上記実施形態の場合と同様に、がたつきの抑制がなされる。
なお、上記実施形態及び変形例において、上記凹部及び突部の一方が、側壁部のうち挿入孔に面する部分に形成され、凹部及び突部の他方が、挿入側係止部のうち側壁部に面する部分に形成されてもよい。
また、弾性係止突部46、146が形成されていることは必須ではない。この場合、受側係止部の連結部44の内側に、凹部に配設可能な突部を設ければよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
P 挿入方向
10 プロテクタ付電線
12 電線
20 プロテクタ
22 本体部
24 収容部
28 蓋部
30,130 挿入側係止部
32,147 凹部
32a,147a 内向き側面
36 係止突部
40,140 受側係止部
42h 挿入孔
46,146 弾性係止突部
132 突部

Claims (5)

  1. 電線を保護するプロテクタであって、
    合体可能な第1本体部と第2本体部とを含み、前記第1本体部と前記第2本体部とが合体した状態でそれらの間に電線を収容可能な収容空間を形成する本体部と、
    前記第1本体部に前記第2本体部側に突出するように設けられ、先端部に係止突部が設けられた挿入側係止部と、
    前記第2本体部に設けられ、前記挿入側係止部を挿入可能な挿入孔が形成されると共に、前記挿入側係止部が前記挿入孔に挿入された状態で前記係止突部が係止可能な受側係止部と、
    を備え、
    前記挿入側係止部及び前記受側係止部の一方に、前記挿入側係止部の幅方向において対向する一対の内向き側面を有する凹部が形成され、
    前記挿入側係止部及び前記受側係止部の他方に、前記挿入側係止部が前記受側係止部に係止した状態で、前記凹部の一対の内向き側面内に配設される突部が形成されている、プロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタであって、
    前記挿入側係止部の一方主面に前記凹部が形成され、前記受側係止部に前記突部が形成されている、プロテクタ。
  3. 請求項2に記載のプロテクタであって、
    前記挿入側係止部の一方主面であって前記係止突部よりも前記挿入側係止部の基端側に前記凹部が形成され、
    前記受側係止部のうち前記挿入側係止部の挿入方向側の端部に、前記突部として、前記挿入側係止部の挿入方向に向けて前記挿入孔に挿入された前記挿入側係止部の前記凹部内に向けて傾斜する弾性係止突部が突設されており、
    前記挿入側係止部が前記受側係止部に係止した状態で、前記弾性係止突部が前記係止突部に係止すると共に、前記凹部の一対の内向き側面内に配設される、プロテクタ。
  4. 請求項3に記載のプロテクタであって、
    前記弾性係止突部の先端部と、前記挿入孔の内周面のうち前記弾性係止突部が傾斜するように向う側の面との隙間の間隔寸法が、前記挿入側係止部のうち前記係止突部の基端側部分の厚み寸法よりも小さい、プロテクタ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のプロテクタと、
    前記本体部内に収容された電線と、
    を備えるプロテクタ付電線。
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