JP5189941B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタハウジングに装着したリテーナにより、コネクタハウジングの端子収容室に挿入した端子を抜け止めするようにしたコネクタに関する。
一般的なコネクタでは、コネクタハウジングの端子収容室の内部に、端子の抜け止め用のランスを設けている。このようなランスを備えたコネクタハウジングの端子収容室に後方から端子を挿入すると、ランスが撓みながら端子の挿入を許し、所定位置まで端子を挿入すると、ランスが撓みから復帰して、端子の係合部に係合し、それにより端子の後方への移動を阻止する。
また、コネクタハウジングに側部から差し込んだリテーナにより、更に端子を後方に移動しないように二重に係止することも一般的に行われている。
また、ランスを端子収容室に形成する場合は、ランスの成形が難しくなるので、コネクタハウジングの前部に、端子収容室の前端を規定するフロントホルダを装着して、そのフロントホルダにより端子の前端の位置を決めるコネクタも知られている。
図12および図13は、例えば、特許文献1に記載された従来のコネクタの例を示している。図12はリテーナを仮係止位置に保持した状態を示す断面図、図13はリテーナを本係止位置まで移動した組立完成状態を示す断面図である。
このコネクタは、端子収容室102を有するコネクタハウジング100に、リテーナ120と、相手側オス端子の受入孔132を有するフロントホルダ130を装着したものである。このコネクタを組み立てる場合には、まず、図12に示すように、端子収容室102を有するコネクタハウジング100の主体部101の前端にフロントホルダ130を装着し、リテーナ120をコネクタハウジング100の側部からコネクタハウジング100の主体部101の中に差し込んで、仮係止位置に保持する。
次にその状態で、端子収容室102に後方から端子150を挿入する。すると、端子収容室102の内部に設けたランス103が、端子150の前部に押されて撓み、所定位置まで端子150を挿入すると、ランス103が撓みから復帰して、端子150に係合し、端子150の後方への抜けを阻止する。
次にその状態で、図13に示すように、リテーナ120を本係止位置に移動する。そうすると、リテーナ120の係合部122が端子150の括れ部分等に係合して、端子150を後方へ移動しないように二重に係止する。
また、図14は、例えば、特許文献2に記載された別のコネクタの正面から見た断面図である。
このコネクタでは、コネクタハウジング200の柱状の主体部201に端子収容室202が形成され、そのの柱状の主体部201の外周に、断面U字状のリテーナ220を嵌めるようになっている。そして、リテーナ220を仮係止位置に保持するときには、端子収容室202とリテーナ220の開口部222の位置が重なることにより端子の挿入を許容し、リテーナ220を本係止位置に移動したときには、端子収容室202内にリテーナ220の係止壁221が侵入することにより、その係止壁221が端子に係合して端子の抜けを阻止するようになっている。
特開2002−329548号公報 特開2000−252000号公報
ところで、従来のコネクタにおいては、リテーナに端子の二次係止の機能しか与えておらず、一次係止用のランスを設ける場合は、コネクタハウジングに設けているのが一般的である。ところが、このランスは、端子収容室の内部にあるため、端子収容室の前端が、小さな孔しかなくて前壁でほとんど塞がれている場合は、成形が非常に困難である。
そこで、図12および図13の例に示すように、端子収容室の前壁を、コネクタハウジングと別体のフロントホルダ130に形成することで、コネクタハウジング100にランス103を一体に成形しやすくすることがよく行われている。
しかし、フロントホルダ130を設けると、部品点数が増える上に装着の面倒も増えるという問題がある。
また、コネクタハウジング100にランス103を一体に成形する場合、ランスには可撓性を持たせないといけないので、コネクタハウジングの材料としてガラス入りなどの強度のある樹脂材料を使いたい場合であっても、それができない。その結果、高温下で樹脂が軟らかくなることにより、振動に対して弱くなるという問題もある。
本発明は、上記事情を考慮し、部品点数を最小限に留めながら、成形しやすく、本来の機能を十分に発揮することができ、しかも、コネクタハウジングにガラス入り樹脂などの高強度の材料を使用することのできるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、前後方向に延びる端子収容室を有し、その端子収容室に後方から端子が挿入されるコネクタハウジングと、前記端子収容室の内部に臨むように設けられ、前記端子が後方から端子収容室の中に挿入されてきたとき、端子に押されて撓むことで端子の挿入を許し、端子が所定位置まで挿入された段階で、撓みから復帰して端子と係合することにより、端子の後方への移動を阻止する一次係止用の可撓性のランスと、前記コネクタハウジングの側部から該コネクタハウジングの内部に前記端子収容室を横切る方向に差し込まれ、仮係止される仮係止位置から本係止される本係止位置まで移動可能とされ、仮係止位置にあるとき前記端子収容室への端子の挿入を許し、本係止位置にあるとき前記端子と係合することにより端子の後方への移動を阻止する二次係止部を有したリテーナと、を具備、前記リテーナに、前記二次係止部と共に前記ランスが一体に形成されており、前記ランスが、少なくとも前記リテーナが仮係止位置にあるときに、前記端子収容室の内部に臨むように設けられているコネクタであって、前記リテーナは、前記二次係止部と前記ランスを有して前記コネクタハウジングの内部に差し込まれる片持状の挿入片と、該挿入片の基部から挿入片の上下に間隔をおいて挿入片と略平行に延び、前記コネクタハウジングに設けられたガイド溝に沿ってスライドすることにより、前記リテーナを前記仮係止位置と本係止位置とに選択的に保持する一対のアームと、を有し、該一対のアームはそれぞれ、前記リテーナを仮係止位置と本係止位置に係止する係止部を有し、係止の際に撓み可能な第1アームと、前記コネクタハウジングのガイド溝に前記リテーナの差し込み方向にスライド自在に嵌まるL形のガイドリブを有し、前記ガイド溝に前記L形のガイドリブを嵌めることで、前記リテーナの脱落を防止する第2アームとに二分割されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載のコネクタであって、前記コネクタハウジングが、前記端子収容室を有し、外周に相手コネクタの嵌合周壁が嵌合する柱状の主体部と、環状空間を介して前記柱状の主体部の外周を覆うように設けられることで、前記相手コネクタの嵌合周壁を覆うフード部と、を有し、前記柱状の主体部の外周のコネクタ嵌合方向の奥端に、該柱状の主体部の外周に相手コネクタの嵌合周壁が嵌合してきたときに、相手コネクタの嵌合周壁と前記主体部の隙間を封じる環状のシール部材が装着され、前記リテーナのアームが、前記シール部材を抜け止めする位置に設けられていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載のコネクタであって、前記コネクタハウジングの左右方向複数の前記端子収容室が配列されており、前記リテーナに、前記端子収容室の数に応じた前記ランスと前記二次係止部とが設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、端子を一次係止するランスを、端子を二次係止するためのリテーナに一体に設けたので、コネクタハウジングにランスを設ける必要がない。従って、コネクタハウジングの構造の簡素化を図ることができ、コネクタハウジングを樹脂成形する際の成形性の向上が図れる。また、ランスをコネクタハウジングに一体に形成する場合は、ランスに可撓性を持たせる関係から、コネクタハウジングにガラス材の入った高強度の樹脂材料などを使用できなかったが、本発明によれば、ランスがコネクタハウジングと別体になっていることで、コネクタハウジングにガラス材の入った高強度の樹脂材料などを使用することができる。従って、そのような樹脂材料を使用することにより、高温の振動下において樹脂が軟らかくなり端子の保持性が低下するようなことがなくなり、耐震性の向上が図れる。また、ランスをコネクタハウジングに一体に形成する場合は、成形上の困難性から、端子収容室の前方にフロントホルダを装着することがあったが、ランスをリテーナに設けたことにより、フロントホルダを不必要にすることができ、部品点数の削減を図れる。
特に、リテーナのL形のガイドリブをコネクタハウジングのガイド溝に嵌めることにより、輸送時やリテーナの仮係止位置から本係止位置への移動時などに、リテーナを確実に脱落止めすることができる。
請求項の発明によれば、リテーナをコネクタハウジングに装着することによって、輸送時などにおけるシール部材の抜け止めを行うことができる。
請求項の発明によれば、複数の端子を備えたコネクタにおいて、リテーナをコネクタハウジングに装着することによって、確実に端子を一次係止したり二次係止したりすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実施形態のコネクタの前方から見た分解斜視図、図2は同コネクタの前方から見た分解斜視図、図3は同コネクタの分解正面図、図4は実施形態のコネクタのリテーナの構成を示す斜視図、図5は同リテーナの図4と反対方向から見た斜視図、図6は同リテーナの三面図で、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は側面図、図7は実施形態のコネクタに使用される端子の構成を示す斜視図、図8はリテーナを仮係止位置に保持してコネクタハウジングの端子収容室に後方から端子を挿入しランスで一次係止した状態を示す断面図、図9は図8のIX−IX矢視断面図、図10はリテーナを本係止位置に移動して端子を二次係止部で係止した状態を示す断面図、図11は図10のXI−XI矢視断面図である。
このコネクタは、図1〜図3に示すように、樹脂成形品よりなるコネクタハウジング10と、該コネクタハウジング10に側部から差し込まれる樹脂成形品よりなるリテーナ50と、図7に示す金属のプレス加工品よりなるメス端子80と、図8および図10に示すゴムの成形品よりなる環状のシール部材90とから構成されている。
コネクタハウジング10は、最外周のフード部11と、フード部11の内側の環状空間12と、その環状空間12の内側の柱状の主体部13と、フード部11の上側に設けられたロックアーム19とを有しており、フード部11と主体部13は、図8に示すように、コネクタハウジング10の後部で繋がっている。
柱状の主体部13には、左右方向に一列に並べて、3つの前後方向に延びる端子収容室18が形成されている。各端子収容室18は、図8に示すように、前端が相手オス端子の先端を受け入れる相手端子挿入孔14を通して外部に連通し、後端が端子挿入口15として開口している。
この端子収容室18に後端の端子挿入口15から挿入される端子80は、図7に示すように、前部にバネ片82を内蔵したボックス部81を有すると共に、後部に導体加締部83と被覆加締部84とを有するもので、ボックス部81の上面の前部に、後述するランスと係合する第1係合凸部87、その後側に、後述するリテーナ50の二次係止部と係合する第2係合凸部88を有している。
コネクタハウジング10の柱状の主体部13は、外周に相手コネクタの嵌合周壁(図示せず)が嵌合する部分であり、そのコネクタ嵌合方向の奥端外周には、柱状の主体部13の外周に相手コネクタの嵌合周壁が嵌合してきたときに、相手コネクタの嵌合周壁と主体部13の隙間を封じる環状のシール部材90が装着されている。また、外周側のフード部11は、柱状の主体部13の外周を覆うように設けられており、柱状の主体部13の外周に相手コネクタの嵌合周壁が嵌合してきたとき、相手コネクタの嵌合周壁を覆うようになっている。
図2に示すように、コネクタハウジング10のフード部11の左右方向の一側部には、リテーナ50を挿入するためのリテーナ挿入口20が設けられ、そのリテーナ挿入口20に対応する柱状の主体部13の左右方向の一側部には、リテーナ差込孔24が設けられている。
リテーナ50は、図4〜図6に示すように、端子収容室18の数に応じた可撓性のランス67と、二次係止部68とを一体に有するものとして構成されている。このリテーナ50は、コネクタハウジング10の側部からコネクタハウジング10の内部に端子収容室18を横切る方向に差し込まれるもので、コネクタハウジング10の内部に差し込まれた状態で、仮係止される仮係止位置から本係止される本係止位置まで移動可能とされている。
そして、リテーナ50は、図8および図9に示すように、仮係止位置にあるときには、二次係止部68が端子収容室18内に侵入しないことで、端子収容室18への端子80の挿入を許し、図10および図11に示すように、本係止位置にあるときには、二次係止部68が端子収容室18内に侵入して、端子80と係合することにより、端子80の後方への移動を阻止するようになっている。
また、ランス67は、少なくともリテーナ50が仮係止位置にあるときに、端子収容室18の内部に臨むように設けられており、端子収容室18の内部に臨む状態で、端子80が後方から端子収容室18の中に挿入されてきたとき、端子80に押されて撓むことで端子80の挿入を許し、端子80が所定位置まで挿入された段階で、撓みから復帰して、端子80の第1係合凸部87と係合することにより、端子80の後方への移動を阻止する。
リテーナ50の構成について更に詳細に述べると、リテーナ50は、図4〜図6に示すように、二次係止部68とランス67を有し、コネクタハウジング10のリテーナ差込孔24に差し込まれる片持状の挿入片54と、その挿入片54の基部から挿入片54の上下に間隔をおいて挿入片54と略平行に延び、コネクタハウジング10の主体部13の外面に沿ってスライドすることにより、リテーナ50を仮係止位置と本係止位置とに選択的に保持する一対のアーム51、51と、これらアーム51と挿入片54を一体に繋ぐ連結部53と、を有している。
一対のアーム51、51はそれぞれ、幅方向中央に設けたスリット63により、第1アーム61と第2アーム62に分割されている。第1アーム51は、リテーナ50をコネクタハウジング10に仮係止したり本係止したりするときに撓むことのできる部分であり、その内面に、リテーナ50を仮係止位置と本係止位置に係止するために、コネクタハウジング10の主体部13の外周に設けられた仮係止凹部21と本係止凹部22に選択的に係合する1つの係止突起(係止部)65を有している。
また、第2アーム62は、コネクタハウジング10の主体部13の外周のガイド溝16(図8参照)に嵌まるL字形のガイドリブ66を有している。L形のガイドリブ66は、ガイド溝16にリテーナ50の差し込み方向にスライド自在に嵌まることで、リテーナ50の脱落を防止することができるようになっている。また、リテーナ50のアーム51は、シール部材90を抜け止めすることのできる位置に設けられている。
次に作用を説明する。
コネクタを組み立てる場合は、まず、リテーナ50をコネクタハウジング10の側部のリテーナ挿入口20から挿入し、図8および図9に示すように、挿入片54をコネクタハウジング10の主体部13のリテーナ差込孔24に差し込むと共に、上下のアーム51を主体部13の外面にスライドさせ、リテーナ50の係止突起65を主体部13の仮係止凹部21に係合させる。
この状態で、リテーナ50のランス67は端子収容室18の内部に侵入するが、二次係止部68は端子収容室18の内部に侵入していない。従ってこの状態で、端子収容室18に後端の端子挿入口15から端子80を挿入する。そうすると、ランス67が端子80に押されて撓むことで端子80の挿入を許し、端子80が所定位置まで挿入された段階で、ランス67が撓みから復帰して、端子80の第1係合凸部87と係合し、それにより、端子80の後方への移動を阻止する。
次にこの状態で、リテーナ50を更に押し込み、リテーナ50の係止突起65をコネクタハウジング10の主体部13の本係止凹部22に係合させる。そうすると、リテーナ50の二次係止部68が端子収容室18内に侵入し、端子80の第2係合凸部88に係合して、端子80の後方への移動を阻止する。
このようにリテーナ50を差し込むことにより、複数の端子80を確実に抜け止めすることができ、コネクタを完成させることができる。
このように仮係止位置にリテーナ50を保持しているとき、また仮係止位置から本係止位置までリテーナ50を移動するとき、リテーナ50のL形のガイドリブ66が、コネクタハウジング10の主体部13のガイド溝16にスライド自在に嵌まっているので、輸送時やリテーナ50の移動時などに、リテーナ50を確実に脱落止めすることができる。
また、リテーナ50をコネクタハウジング10に装着した状態において、リテーナ50のアーム51がシール部材90を抜け止めすることができるので、輸送時などのシール部材の脱落を防止することができる。
また、本実施形態のコネクタでは、端子80を一次係止するランス67を、端子80を二次係止するためのリテーナ50に一体に設けているので、コネクタハウジング10にランス67を設ける必要がなく、従ってコネクタハウジング10の構造の簡素化を図ることができ、コネクタハウジング10を樹脂成形する際の成形性の向上が図れる。
また、ランスをコネクタハウジングに一体に形成する場合は、ランスに可撓性を持たせる関係から、コネクタハウジングにガラス材の入った高強度の樹脂材料などを使用できなかったが、本実施形態によれば、ランス67がコネクタハウジング10と別体になっていることで、コネクタハウジング10にガラス材の入った高強度の樹脂材料などを使用することができる。従って、そのような樹脂材料を使用することにより、高温の振動下において樹脂が軟らかくなり端子80の保持性が低下するようなことがなくなり、耐震性の向上が図れる。また、ランスをコネクタハウジングに一体に形成する場合は、成形上の困難性から、端子収容室の前方にフロントホルダを装着することがあったが、ランス67をリテーナ50に設けたことにより、フロントホルダを不必要にすることができ、部品点数の削減を図れる。
本発明の実施形態のコネクタの前方から見た分解斜視図である。 同コネクタの前方から見た分解斜視図である。 同コネクタの分解正面図である。 実施形態のコネクタのリテーナの構成を示す斜視図である。 同リテーナの図4と反対方向から見た斜視図である。 同リテーナの三面図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 実施形態のコネクタに使用される端子の構成を示す斜視図である。 前記リテーナを仮係止位置に保持してコネクタハウジングの端子収容室に後方から端子を挿入してランスで一次係止した状態を示す断面図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 前記リテーナを本係止位置に移動して端子を二次係止部で係止した状態を示す断面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。 従来のコネクタのリテーナが仮係止位置にあるときの状態を示す断面図である。 同コネクタのリテーナが本係止位置にあるときの状態を示す断面図である。 従来の別のコネクタの要部構成を正面から見て示す断面図である。
符号の説明
10 コネクタハウジング
11 フード部
12 環状空間
13 柱状の主体部
16 ガイド溝
18 端子収容室
24 リテーナ差込孔
50 リテーナ
51 アーム
54 挿入片
61 第1アーム
62 第2アーム
65 係止突起(係止部)
66 L形のガイドリブ
67 ランス
68 二次係止部
80 端子
90 シール部材

Claims (3)

  1. 前後方向に延びる端子収容室を有し、その端子収容室に後方から端子が挿入されるコネクタハウジングと、前記端子収容室の内部に臨むように設けられ、前記端子が後方から端子収容室の中に挿入されてきたとき、端子に押されて撓むことで端子の挿入を許し、端子が所定位置まで挿入された段階で、撓みから復帰して端子と係合することにより、端子の後方への移動を阻止する一次係止用の可撓性のランスと、前記コネクタハウジングの側部から該コネクタハウジングの内部に前記端子収容室を横切る方向に差し込まれ、仮係止される仮係止位置から本係止される本係止位置まで移動可能とされ、仮係止位置にあるとき前記端子収容室への端子の挿入を許し、本係止位置にあるとき前記端子と係合することにより端子の後方への移動を阻止する二次係止部を有したリテーナと、を具備
    前記リテーナに、前記二次係止部と共に前記ランスが一体に形成されており、前記ランスが、少なくとも前記リテーナが仮係止位置にあるときに、前記端子収容室の内部に臨むように設けられているコネクタであって、
    前記リテーナは、前記二次係止部と前記ランスを有して前記コネクタハウジングの内部に差し込まれる片持状の挿入片と、該挿入片の基部から挿入片の上下に間隔をおいて挿入片と略平行に延び、前記コネクタハウジングに設けられたガイド溝に沿ってスライドすることにより、前記リテーナを前記仮係止位置と本係止位置とに選択的に保持する一対のアームと、を有し、該一対のアームはそれぞれ、前記リテーナを仮係止位置と本係止位置に係止する係止部を有し、係止の際に撓み可能な第1アームと、前記コネクタハウジングのガイド溝に前記リテーナの差し込み方向にスライド自在に嵌まるL形のガイドリブを有し、前記ガイド溝に前記L形のガイドリブを嵌めることで、前記リテーナの脱落を防止する第2アームとに二分割されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記コネクタハウジングが、前記端子収容室を有し、外周に相手コネクタの嵌合周壁が嵌合する柱状の主体部と、環状空間を介して前記柱状の主体部の外周を覆うように設けられることで、前記相手コネクタの嵌合周壁を覆うフード部と、を有し、前記柱状の主体部の外周のコネクタ嵌合方向の奥端に、該柱状の主体部の外周に相手コネクタの嵌合周壁が嵌合してきたときに、相手コネクタの嵌合周壁と前記主体部の隙間を封じる環状のシール部材が装着され、前記リテーナのアームが、前記シール部材を抜け止めする位置に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項に記載のコネクタであって、
    前記コネクタハウジングの左右方向に複数の前記端子収容室が配列されており、前記リテーナに、前記端子収容室の数に応じた前記ランスと前記二次係止部とが設けられていることを特徴とするコネクタ。
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