JP2019046600A - コネクタブロック、及び、コネクタブロックのコネクタ収容構造 - Google Patents

コネクタブロック、及び、コネクタブロックのコネクタ収容構造 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば幅寸法が僅かに違うようなコネクタ同士であっても誤組み付けを防止することが可能なコネクタブロック、及び、コネクタブロックのコネクタ収容構造を提供する。【解決手段】コネクタブロック1は、第一コネクタ収容部34と第二コネクタ収容部35とを少なくとも有する。第一コネクタ収容部34には、第一コネクタが正規に収容される。また、第二コネクタ収容部35には、第二コネクタ4が正規に収容される。コネクタブロック1は、第一コネクタ収容部34に第二コネクタ4が誤って挿入されると誤組み付けが分かり、結果、誤組み付けを防止することができる。この誤組み付け防止に係り具体的には、第一コネクタ収容部34の内部で第二コネクタ4が第一コネクタ収容部34における一対の段部49の間のスペース52に入り込んでガタツキ状態になり、このガタツキ状態によって誤組み付けが生じていることが分かる。【選択図】図8

Description

本発明は、第一コネクタ収容部と第二コネクタ収容部とを少なくとも有するコネクタブロックに関する。また、このコネクタブロックのコネクタ収容構造に関する。
従来、ワイヤハーネス同士を電気的に接続する場合、一方のワイヤハーネスにおける複数のコネクタを一つのコネクタブロックに組み付ける構造が採用される。この構造では、コネクタが誤って組み付けられないようにするための部分が設けられる(例えば特許文献1参照)。
特開2007−173086号公報
上記従来技術にあっては、誤組み付け防止に係る部分がコネクタブロックに対するコネクタの衝突有無で分かるような構造になる。そのため、コネクタブロックとコネクタとの双方にそれぞれ上記部分を持たせる必要がある。しかしながら、例えば二つのコネクタに僅かな構造差しかなく、また、上記部分をコネクタ側に持たせることができない場合には、誤組み付けを防止することが困難になってしまうという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、例えば幅寸法が僅かに違うようなコネクタ同士であっても誤組み付けを防止することが可能なコネクタブロック、及び、コネクタブロックのコネクタ収容構造の提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のコネクタブロックは、第一コネクタの正規収容部分として形成される第一コネクタ収容部と、第二コネクタの正規収容部分として形成される第二コネクタ収容部とを少なくとも有し、前記第一コネクタにおけるロック部の形成側を前記第一コネクタの上側と定義すれば、前記第一コネクタ収容部は、前記上側に向かい合う上側対向部と、前記第一コネクタの下側に向かい合う下側対向部と、前記第一コネクタの左側及び右側にそれぞれ向かい合う左側対向部及び右側対向部とを有して矩形枠状の形状に形成され、前記上側対向部は、前記下側対向部との間で前記第一コネクタを保持するように該第一コネクタの上下方向の厚み寸法に合わせて突出する一対の段部を有し、該一対の段部は、前記上側対向部の両端側に位置するように離れた状態に、且つ、前記第二コネクタが誤って前記第一コネクタ収容部に挿入されても前記第二コネクタが前記一対の段部の間に形成されるスペースに入り込むように離れた状態に配置されることを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、第一コネクタを第一コネクタ収容部に収容すると、第一コネクタ収容部における上側対向部の一対の段部と下側対向部との間で第一コネクタを保持するような状態に収容することができる。すなわち、ガタツキのない状態に収容することから、第一コネクタを第一コネクタ収容部に正規収容することができる。また、本発明によれば、第一コネクタに対し例えば幅寸法が僅かに違うような第二コネクタを誤って第一コネクタ収容部に挿入してしまった場合には、第二コネクタが一対の段部の間に形成されるスペースに入り込み、そのため第二コネクタが下側対向部から離れる方向に傾くような状態になり、結果、安定性を欠いて比較的大きなガタツキが生じるようになる(一般的な嵌合ガタとは異なる大きなガタツキが生じるようになる)。従って、本発明では比較的大きなガタツキにより誤組み付けが生じていることが分かり、この時点で第二コネクタの収容を止めて元に戻せばよい。以上のように、本発明では誤組み付けを防止することができるという効果を奏する。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のコネクタブロックにおいて、前記第一コネクタ収容部は、前部開口及び後部開口と、ロックアームと、ストッパとを有し、前記ロックアームは、前記後部開口から前記前部開口に向けて前記第一コネクタを挿入すると該第一コネクタの前記ロック部を係止して前記第一コネクタの後方への移動を規制する部分に形成され、前記ストッパは、前記第一コネクタの前方への移動を規制する部分に形成され、前記ロックアームの係止部分と前記ストッパとの間隔は、前記第一コネクタにおけるフード部の長さ寸法に合わせて設定されることを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、第一コネクタを第一コネクタ収容部の後部開口から前部開口に向けて挿入すると、第一コネクタ収容部におけるロックアームによりロック部が係止されて第一コネクタの後方への移動を規制することができる。また、第一コネクタ収容部におけるストッパにより第一コネクタの前方への移動を規制することもできる。すなわち、前後方向にガタツキのない状態に収容することから、第一コネクタを第一コネクタ収容部に正規収容することができる。また、本発明によれば、第一コネクタに対し例えばフード部の長さ寸法が僅かに違うような第二コネクタを誤って第一コネクタ収容部に挿入してしまった場合には、第二コネクタに前後方向のガタツキが生じたり(フード部が短い場合)、第二コネクタをロックアームにより係止することができなかったり(フード部が長い場合)し、結果、誤組み付けが生じていることが分かる。また、ロック音もしないことから、誤組み付けが生じていることが分かる。従って、本発明では例えばフード部の寸法が僅かに違うようなコネクタ同士であっても誤組み付けを防止することができるという効果を奏する。
また、上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明のコネクタブロックのコネクタ収容構造は、請求項1又は2に記載のコネクタブロックと、該コネクタブロックの第一コネクタ収容部に正規収容される第一コネクタと、前記コネクタブロックの第二コネクタ収容部に正規収容される第二コネクタとを備え、前記第一コネクタ収容部に前記第二コネクタが誤って挿入されると、前記第一コネクタ収容部の内部では、前記第二コネクタが前記第一コネクタ収容部における一対の段部の間のスペースに入り込んでガタツキ状態になることを特徴とする。
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、請求項1又は2に記載のコネクタブロックを備えて構成されるコネクタ収容構造であることから、例えば幅寸法が僅かに違うようなコネクタ同士であっても誤組み付けを防止することができるという効果を奏する。
本発明のコネクタブロック、及び、コネクタブロックのコネクタ収容構造によれば、例えば幅寸法が僅かに違うようなコネクタ同士であっても誤組み付けを防止することができるという効果を奏する。
本発明のコネクタブロック、及び、コネクタブロックのコネクタ収容構造の一実施形態を示す斜視図である。 図1のコネクタブロックの正面図である。 図2の矢印A部分の拡大図である。 コネクタブロックだけの斜視図である。 図2のB−B線断面図である。 図5の矢印Cの方向から見た図である。 図6の第一コネクタ収容部と第一コネクタの図である。 第二コネクタを誤って第一コネクタ収容部に挿入してしまった場合の斜視図である。 図8のコネクタブロックの正面図である。 図9のD−D線断面図である。 図10の矢印Eの方向から見た図である。 第二コネクタが第一コネクタ収容部から外れる状態を示す断面図である。
コネクタブロックは、第一コネクタ収容部と第二コネクタ収容部とを少なくとも有する。第一コネクタ収容部には、第一コネクタが正規に収容される。また、第二コネクタ収容部には、第二コネクタが正規に収容される。コネクタブロックは、第一コネクタ収容部に第二コネクタが誤って挿入されると誤組み付けが分かり、結果、誤組み付けを防止することができる。この誤組み付け防止に係り具体的には、第一コネクタ収容部の内部で第二コネクタが第一コネクタ収容部における一対の段部の間のスペースに入り込んでガタツキ状態になり、このガタツキ状態によって誤組み付けが生じていることが分かる。ガタツキ状態が分かった時点で第二コネクタの収容を止めて元に戻せばよい。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のコネクタブロック、及び、コネクタブロックのコネクタ収容構造の一実施形態を示す斜視図である。また、図2は図1のコネクタブロックの正面図、図3は図2の矢印A部分の拡大図、図4はコネクタブロックだけの斜視図、図5は図2のB−B線断面図、図6は図5の矢印Cの方向から見た図、図7は図6の第一コネクタ収容部と第一コネクタの図である。
<コネクタブロック1と複数のコネクタ2〜6について>
図1及び図2において、引用符号1で示すコネクタブロックは、例えば自動車等の移動体におけるワイヤハーネス同士を電気的に接続する際に用いられる(ワイヤー・トゥー・ワイヤーをするために用いられる)。コネクタブロック1は、一方のワイヤハーネスにおける複数のコネクタを各々収容して一つの箇所にまとめるようなコネクタ収容構造2を有する。尚、コネクタブロック1における図中のコネクタ収容数は一例であるものとする。先ずコネクタについて説明をし、次にコネクタブロック1について説明をする。
<複数のコネクタ(第一コネクタ3〜第五コネクタ7)について>
図1及び図2において、ワイヤハーネスを構成する複数本の電線端末に設けられるコネクタは、本実施例において、引用符号3で示すものが第一コネクタ、引用符号4で示すものが第二コネクタ、引用符号5で示すものが第三コネクタ、引用符号6で示すものが第四コネクタ、引用符号7で示すものが第五コネクタである。第一コネクタ3〜第五コネクタ7はそれぞれ、図示しない複数の端子金具と、この端子金具を収容保持するコネクタハウジング(第一コネクタハウジング8、第二コネクタハウジング9、第三コネクタハウジング10、第四コネクタハウジング11、第五コネクタハウジング12)とを備えて構成される。尚、第一コネクタハウジング8〜第五コネクタハウジング12の内部形状に関しては、図1のみ詳細に図示するものとし、他の図は省略するものとする。
<第一コネクタハウジング8について>
図1、図2、及び図5〜7において、第一コネクタハウジング8は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、フード部13と、端子収容部14と、ロック部15と、膨出部16とを有する。第一コネクタハウジング8は、公知の構造を有するように形成される(後述する誤組み付けに係る構造はコネクタブロック1側のみに設けられるものとする)。
<フード部13及び端子収容部14について>
図5ないし図7において、フード部13は、図示しない相手コネクタハウジングとの嵌合部分として形成される。また、フード部13は、この内部に図示しない複数の端子金具(雄端子)が突出するような部分に形成される。フード部13は、突出した端子金具を囲むような矩形の箱形状に形成される。端子収容部14は、フード部13の奥側(後方)に連続する部分であって、図示しない複数の端子金具を収容保持(又はインサート成形にて保持)することができるように形成される。
<ロック部15及び膨出部16について>
図5ないし図7において、ロック部15は、コネクタブロック1の後述するロックアーム47に係止される部分として形成される。膨出部16は、ロック部15の反対側に配置形成される。膨出部16は、フード部13から外側に膨出する矩形状の部分に形成される。尚、膨出部16にロック構造を持たせれば、図示しない相手コネクタに対する第二のロック部として機能させることも可能である。膨出部16の前端は、コネクタブロック1の後述するストッパ55に当接する部分として形成される。
<第一コネクタ3における上側17、下側18等について>
コネクタ基準で上下、左右、前後を定義すると、ロック部15の形成側は第一コネクタ3の上側17になるものとする。また、膨出部16の側は下側18になるものとする。また、引用符号19は左側、引用符号20は右側になるものとする。また、フード部13がある側は前側21に、端子収容部14がある側は後側22になるものとする。
<第二コネクタハウジング9について>
図1、図2、及び図8〜12において、第二コネクタ4の第二コネクタハウジング9は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、フード部23と、端子収容部24と、ロック部25と、膨出部26とを有する。第二コネクタハウジング9は、第一コネクタハウジング8と同様に公知の構造を有するように形成される(後述する誤組み付けに係る構造はコネクタブロック1側のみに設けられるものとする。上記フード部23〜膨出部26は、第一コネクタハウジング8のフード部13〜膨出部16と同じ機能であるものとする)。
<第一コネクタハウジング8と第二コネクタハウジング9の相違点について>
図2において、第一コネクタハウジング8と第二コネクタハウジング9の1つ目の相違点は、左右となる幅寸法W1、W2が僅かに違うことである。本実施例においては、第一コネクタハウジング8の幅寸法W1よりも第二コネクタハウジング9の幅寸法W2の方が若干短く(W1>W2)なるように設定されている。また、2つ目の相違点としては、上下となる厚み寸法T1、T2が僅かに違うことであり、第一コネクタハウジング8の厚み寸法T1よりも第二コネクタハウジング9の厚み寸法T2の方が若干短く(T1>T2)なるように設定されている。さらに、3つ目の相違点としては(図7及び図11参照)、フード部13、23の長さ寸法が僅かに違うことであり、フード部13の長さ寸法L1よりもフード部23の長さ寸法L2の方が若干短く(L1>L2)なるように設定されている。尚、寸法差は僅かであり、第一コネクタハウジング8と第二コネクタハウジング9は見た目に分かり難くなっている。
<第二コネクタ4における上側27、下側28等について>
コネクタ基準で上下、左右、前後を定義すると、第一コネクタ3と同様にロック部25の形成側が上側27になるものとする。また、膨出部26の側は下側28になるものとする。また、引用符号29は左側、引用符号30は右側になるものとする。また、フード部23がある側は前側31に、端子収容部24がある側は後側32になるものとする。
尚、コネクタ基準で上下、左右、前後を定義することに関し、第三コネクタ5〜第五コネクタ7も同じであるものとする。
<コネクタブロック1について>
図1、図2、及び図4において、コネクタブロック1は、上記コネクタハウジングと同様に絶縁性を有する樹脂成形品であって、コネクタブロック本体33と、第一コネクタ収容部34と、第二コネクタ収容部35と、第三コネクタ収容部36と、第四コネクタ収容部37と、第五コネクタ収容部38と、固定部39とを有して図示形状(図4参照)に形成される。
<コネクタブロック本体33及び固定部39について>
図1、図2、及び図4において、コネクタブロック本体33は、複数のコネクタ収容部(第一コネクタ収容部34〜第五コネクタ収容部38)を一つの箇所にまとめるケース状の部分に形成される。固定部39は、コネクタブロック本体33(コネクタブロック1)を移動体の所望の箇所に固定するための部分であって、図示しないボルトに対するボルト挿通孔40を有する。
<第一コネクタ収容部34について>
図1ないし図7において、第一コネクタ収容部34は、第一コネクタ3(第一コネクタハウジング8)の正規収容部分として形成される。第一コネクタ収容部34は、第一コネクタハウジング8の上側17に向かい合う上側対向部41と、第一コネクタハウジング8の下側18に向かい合う下側対向部42と、第一コネクタハウジング8の左側19及び右側20にそれぞれ向かい合う左側対向部43及び右側対向部44と、前部開口45及び後部開口46とを有して矩形枠状の形状に形成される。
<上側対向部41について>
図3ないし図7において、上側対向部41は、上記の如く第一コネクタハウジング8の上側17に向かい合う部分であって、ロックアーム47と、アーム逃がし部48と、一対の段部49とを有する。
<ロックアーム47及びアーム逃がし部48について>
図3ないし図7において、ロックアーム47は、可撓性を有するアーム形状の部分に形成される。ロックアーム47には、係止部分50と、コネクタ案内部51とが形成される。ロックアーム47は、第一コネクタ収容部34に第一コネクタ3(第一コネクタハウジング8)が挿入される際(正規収容される際)に撓み、元の状態に弾性復帰すると第一コネクタ3(第一コネクタハウジング8)を係止して後方への移動を規制することができるように形成される。アーム逃がし部48は、ロックアーム47が撓んだ時の逃がし部分として形成される。
<一対の段部49について>
図3ないし図5において、一対の段部49は、下側対向部42との間(又は下側対向部42の後述する一対のガイドリブ53との間)で第一コネクタ3(第一コネクタハウジング8)を保持することができるように突出形成される。また、一対の段部49は、第一コネクタ3(第一コネクタハウジング8)の上下方向となる厚み寸法T1(図2参照)に合わせることができるように突出形成される。このような一対の段部49は、上側対向部41の両端側(左側対向部43及び右側対向部44の近傍)に位置するような離れた状態に配置される。また、一対の段部49は、第二コネクタ4(第二コネクタハウジング9)が誤って第一コネクタ収容部34に挿入されても、第二コネクタ4(第二コネクタハウジング9)が一対の段部49の間に形成されるスペース52に入り込むような離れた状態に配置される。
一対の段部49は、この両方の突出先端が第一コネクタハウジング8の上側17に接するような部分に形成される。また、一対の段部49は、第二コネクタハウジング9が誤って第一コネクタ収容部34に挿入されても、一対の段部49のうちの片方のみが突出先端で接する、又は、どちらも接しないような部分に形成される。
一対の段部49は、上側対向部41と左側対向部43との境界及び上側対向部41と右側対向部44との境界が正面視L字状となるような形状に形成される。また、一対の段部49は、上記L字状の形状が内側に凸となるような形状に形成される。また、一対の段部49は、上記L字状の形状が前後方向に真っ直ぐのびるような形状に形成される。
<下側対向部42について>
図4ないし図7において、下側対向部42は、上記の如く第一コネクタハウジング8の下側18に向かい合う部分であって、一対のガイドリブ53を有する。一対のガイドリブ53は、後部開口46を介して第一コネクタ収容部34に挿入された第一コネクタハウジング8の膨出部16を案内する部分として形成される。また、一対のガイドリブ53は、第一コネクタ収容部34に挿入・収容された第一コネクタハウジング8の膨出部16の左右方向のガタツキを規制する部分としても形成される。一対のガイドリブ53は、前後方向に真っ直ぐのびるようなリブ状の形状に形成される。一対のガイドリブ53は、この突出先端が第一コネクタハウジング8の下側18に接するように形成される(又は一対のガイドリブ53の間となる下側対向部42の面が第一コネクタハウジング8の下側18に接するように形成される)。
<左側対向部43及び右側対向部44について>
図3ないし図5において、左側対向部43及び右側対向部44は、上記の如く第一コネクタハウジング8の左側19及び右側20にそれぞれ向かい合う部分であって、小さく突出するリブ54を有する。
<前部開口45及び後部開口46について>
図4ないし図7において、後部開口46は、第一コネクタ3(第一コネクタハウジング8)の挿入開始部分として開口形成される。また、前部開口45は、第一コネクタ収容部34に挿入された第一コネクタハウジング8の前端を臨むことができる部分として開口形成される。前部開口45には、ストッパ55が形成される。
<ストッパ55について>
図4ないし図7において、ストッパ55は、下側対向部42の前端(前部開口45)及び一対のガイドリブ53の前端にそれぞれ連続するような部分に形成される。ストッパ55は、第一コネクタハウジング8の膨出部16の前端が当接可能になる部分として形成される。ストッパ55は、第一コネクタ収容部34に収容された第一コネクタ3(第一コネクタハウジング8)の前方への移動を規制する部分として形成される。ストッパ55は、ロックアーム47の係止部分50との間隔が第一コネクタ3におけるフード部13の長さ寸法L1に合うように配置形成される。
<第二コネクタ収容部35について>
図1、図2、及び図4において、第二コネクタ収容部35は、第二コネクタ4(第二コネクタハウジング9)の正規収容部分として形成される。第二コネクタ収容部35は、第二コネクタ4の上側27に向かい合う上側対向部56と、第二コネクタ4の下側28に向かい合う下側対向部57と、第二コネクタ4の左側29及び右側30にそれぞれ向かい合う左側対向部58及び右側対向部59と、前部開口60及び後部開口61とを有して矩形枠状の形状に形成される。尚、第二コネクタ収容部35は、第一コネクタ収容部34のような一対の段部49を有してない点で相違する(第三コネクタ収容部36〜第五コネクタ収容部38も同じく一対の段部49を有してない点で相違する)。
<第一コネクタ収容部34への第一コネクタ3の正規収容について>
上記構成及び構造において、第一コネクタ収容部34への第一コネクタ3の正規収容は、後部開口46から前部開口45に向けて第一コネクタ3を挿入することで開始される。挿入が開始されると、第一コネクタ3はロックアーム47のコネクタ案内部51に当接してコネクタ案内部51を摺接する。この摺接によりロックアーム47が撓み、第一コネクタ3は更に奥まで挿入される。この時、第一コネクタ3の膨出部16は一対のガイドリブ53により案内される。そして、第一コネクタ3がストッパ55に当接するまで挿入されると、ロックアーム47は元の状態に弾性復帰してロック音を伴いながら第一コネクタ3を係止する。以上により、第一コネクタ収容部34への第一コネクタ3の正規収容が完了する。
第一コネクタ3は、一対の段部49と下側対向部42とにより保持され(又は一対のガイドリブ53とにより保持され)、その結果、上下方向(コネクタ上下方向)に大きなガタツキが生じることなく収容される。また、第一コネクタ3は、左側対向部43及び右側対向部44により保持され(又は一対のガイドリブ53により膨出部16が保持され)、その結果、左右方向に大きなガタツキが生じることなく収容される。また、第一コネクタ3は、ロックアーム47及びストッパ55により保持され、その結果、前後方向に大きなガタツキが生じることなく収容される。
<第一コネクタ収容部34への誤った挿入について>
以下、図8ないし図12を参照しながら、第一コネクタ収容部34への第二コネクタ4の誤った挿入について説明をする。ここでは誤組み付けを防止することができることまでについてを説明する。
図8は第二コネクタを誤って第一コネクタ収容部に挿入してしまった場合の斜視図である。また、図9は図8のコネクタブロックの正面図、図10は図9のD−D線断面図、図11は図10の矢印Eの方向から見た図、図12は第二コネクタが第一コネクタ収容部から外れる状態を示す断面図である。
図8ないし図11において、第二コネクタ収容部35に収容されるはずの第二コネクタ4を誤って第一コネクタ収容部34へ挿入してしまうと、第二コネクタ4のフード部23は一対の段部49の間に形成されるスペース52に入り込んでしまう。この入り込みは上述の寸法差によるもので(僅かな形状違いによるもので)、そのため第二コネクタ4が下側対向部42から離れる方向に傾くような状態になり、結果、安定性を欠いて上下方向(コネクタ上下方向)に比較的大きなガタツキが生じることになる(正規収容と異なる大きなガタツキが生じることになる)。また、第二コネクタ4を誤って第一コネクタ収容部34へ挿入してしまうと、第二コネクタ4のフード部23が上述の寸法差によってロックアーム47により係止されず、そのため安定性を欠いて前後方向に比較的大きなガタツキが生じることになる(正規収容と異なる大きなガタツキが生じることになる。また、ロック音がしないことにもなる)。従って、以上のような比較的大きなガタツキやロック音なしにより誤組み付けが生じていることが分かり、この時点で第二コネクタ4の収容を止めて元に戻せばよい。尚、図12に示すように第二コネクタ4がストッパ55に引っ掛からず前方へ外れてしまうこともある。
<コネクタブロック1の効果について>
以上、図1ないし図12を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態であるコネクタブロック1によれば(コネクタブロック1のコネクタ収容構造2によれば)、上述の寸法差により僅かに形状の違う第一コネクタ3及び第二コネクタ4同士であっても、この第二コネクタ4の誤組み付けを防止することができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…コネクタブロック、 2…コネクタ収容構造、 3…第一コネクタ、 4…第二コネクタ、 5…第三コネクタ、 6…第四コネクタ、 7…第五コネクタ、 8…第一コネクタハウジング、 9…第二コネクタハウジング、 10…第三コネクタハウジング、 11…第四コネクタハウジング、 12…第五コネクタハウジング、 13…フード部、 14…端子収容部、 15…ロック部、 16…膨出部、 17…上側、 18…下側、 19…左側、 20…右側、 21…前側、 22…後側、 23…フード部、 24…端子収容部、 25…ロック部、 26…膨出部、 27…上側、 28…下側、 29…左側、 30…右側、 31…前側、 32…後側、 33…コネクタブロック本体、 34…第一コネクタ収容部、 35…第二コネクタ収容部、 36…第三コネクタ収容部、 37…第四コネクタ収容部、 38…第五コネクタ収容部、 39…固定部、 40…ボルト挿通孔、 41…上側対向部、 42…下側対向部、 43…左側対向部、 44…右側対向部、 45…前部開口、 46…後部開口、 47…ロックアーム、 48…アーム逃がし部、 49…段部、 50…係止部分、 51…コネクタ案内部、 52…スペース、 53…ガイドリブ、 54…リブ、 55…ストッパ、 56…上側対向部、 57…下側対向部、 58…左側対向部、 59…右側対向部、 60…前部開口、 61…後部開口、 W1、W2…幅寸法、 T1、T2…厚み寸法、 L1、L2…長さ寸法

Claims (3)

  1. 第一コネクタの正規収容部分として形成される第一コネクタ収容部と、第二コネクタの正規収容部分として形成される第二コネクタ収容部とを少なくとも有し、
    前記第一コネクタにおけるロック部の形成側を前記第一コネクタの上側と定義すれば、前記第一コネクタ収容部は、前記上側に向かい合う上側対向部と、前記第一コネクタの下側に向かい合う下側対向部と、前記第一コネクタの左側及び右側にそれぞれ向かい合う左側対向部及び右側対向部とを有して矩形枠状の形状に形成され、
    前記上側対向部は、前記下側対向部との間で前記第一コネクタを保持するように該第一コネクタの上下方向の厚み寸法に合わせて突出する一対の段部を有し、
    該一対の段部は、前記上側対向部の両端側に位置するように離れた状態に、且つ、前記第二コネクタが誤って前記第一コネクタ収容部に挿入されても前記第二コネクタが前記一対の段部の間に形成されるスペースに入り込むように離れた状態に配置される
    ことを特徴とするコネクタブロック。
  2. 請求項1に記載のコネクタブロックにおいて、
    前記第一コネクタ収容部は、前部開口及び後部開口と、ロックアームと、ストッパとを有し、
    前記ロックアームは、前記後部開口から前記前部開口に向けて前記第一コネクタを挿入すると該第一コネクタの前記ロック部を係止して前記第一コネクタの後方への移動を規制する部分に形成され、
    前記ストッパは、前記第一コネクタの前方への移動を規制する部分に形成され、
    前記ロックアームの係止部分と前記ストッパとの間隔は、前記第一コネクタにおけるフード部の長さ寸法に合わせて設定される
    ことを特徴とするコネクタブロック。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタブロックと、該コネクタブロックの第一コネクタ収容部に正規収容される第一コネクタと、前記コネクタブロックの第二コネクタ収容部に正規収容される第二コネクタとを備え、
    前記第一コネクタ収容部に前記第二コネクタが誤って挿入されると、前記第一コネクタ収容部の内部では、前記第二コネクタが前記第一コネクタ収容部における一対の段部の間のスペースに入り込んでガタツキ状態になる
    ことを特徴とするコネクタブロックのコネクタ収容構造。
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