JP6568723B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、端子が収容されるハウジング内への水の侵入を阻止する防水機能を備えた防水コネクタに関する。
端子が収容されるハウジング内への水の侵入を阻止する防水機能を備えた防水コネクタが公知となっている。例えば、特許文献1に示される防水コネクタは、リセプタクルコネクタと、該リセプタクルコネクタが嵌合されるプラグコネクタと、を備えており、リセプタクルコネクタは、端子収容部を有するリセプタクルハウジングと、端子収容部の外周面の基端側に配置されたリング状のシール部材(パッキン)と、該シール部材よりも先端側において端子収容部の下方から差し込まれることにより電線の端子を係止するリテーナ(スペーサ)であって、端子が通過可能な仮係止状態と、端子が係止される本係止状態とを取りうるリテーナと、を備えている。
ところで、特許文献1に示される防水コネクタでは、本係止状態であるとき、リテーナの上部及び下部が端子収容部の外周面よりも上下にはみ出してシール部材の脱落を規制するので、リテーナをシール部材の脱落規制部材に兼用し、部品点数の削減や構造の簡略化が図れるという利点を有しているが、特許文献1に示されるリテーナは、その上部及び下部が端子収容部の幅方向略全域で、端子収容部の外周面から上下にはみ出すように形成されているので、小型化に難があった。
また、この種の防水コネクタでは、リセプタクルコネクタが上下反転して誤挿入されることを防止する機能が要求されるが、誤挿入防止用の突起を端子収容部の外周面に形成すると、シール部材の装着性が低下するという問題があった。
特開2002−252057号公報
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、リセプタクルコネクタへのリテーナの仮係止や本係止を上方から簡単かつ確実に行え、また、上部及び下部でシール部材の脱落を規制するリテーナの小型化が可能となる防水コネクタを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、本発明に係る第1の態様は、防水コネクタであって、リセプタクルコネクタと、前記リセプタクルコネクタが嵌合されるプラグコネクタと、を備え、前記リセプタクルコネクタが、端子収容部を有するリセプタクルハウジングと、前記端子収容部の外周面の基端側に配置されたリング状のシール部材と、前記シール部材よりも先端側において前記端子収容部の上方から差し込まれることにより電線の端子を係止するリテーナであって、前記端子が通過可能な仮係止状態と、前記端子が係止される本係止状態とを取りうる前記リテーナと、を備え、前記リテーナが、上方に位置する架橋部と、前記架橋部の下方に設けられて前記端子を係止する複数の切り欠き部と、前記複数の切り欠き部の間にあって下方に延在する延在部とを有し、前記本係止状態であるとき、前記架橋部の上部と前記延在部の下部が前記端子収容部の外周面よりも上下にはみ出して前記シール部材の脱落を規制する。
前記プラグコネクタは、その内部に、前記リテーナの前記架橋部の上部に対向する位置に設けられた凹部と、前記リテーナの前記延在部の下部に対向する位置に設けられた溝部と、前記溝部の左右両側又は左右いずれか一方に設けられた凸部とを有し、前記凸部によって前記リセプタクルコネクタが上下反転して誤挿入されることを規制してもよい。
前記リセプタクルコネクタの前記端子収容部の外周面は、突起なしのフラット状に形成されてもよい。
本発明によれば、リセプタクルコネクタへのリテーナの仮係止や本係止を上方から簡単かつ確実に行え、また、上部及び下部でシール部材の脱落を規制するリテーナの小型化が可能となる防水コネクタを提供できる。
本発明の実施形態に係る防水コネクタの嵌合状態を示す側面図である。 防水コネクタの嵌合状態を示す側面断面図である。 防水コネクタの挿抜状態を示す側面断面図である。 防水コネクタのリセプタクルコネクタを示す図であり、(a)はリセプタクルコネクタの上面図、(b)はリセプタクルコネクタの側面図、(c)はリセプタクルコネクタの下面図である。 防水コネクタのリセプタクルコネクタを示す分解斜視図である。 リセプタクルコネクタの状態遷移を示す図であり、(a)はリセプタクルハウジング(インナシール部材仮装着状態)の斜視図、(b)はアウタシール部材を装着したリセプタクルハウジングの斜視図、(c)はさらにリテーナを仮係止したリセプタクルハウジングの斜視図である。 リセプタクルコネクタの状態遷移を示す図であり、(a)はリセプタクルハウジングのC−C断面図、(b)はアウタシール部材を装着したリセプタクルハウジングのD−D断面図、(c)はさらにリテーナを仮係止状態としたリセプタクルハウジングのE−E断面図である。 端子挿入後、リテーナを本係止状態としたリセプタクルコネクタのA−A断面図である。 リテーナの状態遷移を示す図であり、(a)はリテーナを仮係止状態としたリセプタクルコネクタのB−B断面図、(b)はリテーナを本係止状態としたリセプタクルコネクタのB−B断面図である。 防水コネクタの誤挿入規制構造を示す図であり、(a)はプラグコネクタの正面図、(b)はリセプタクルコネクタの正面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
[防水コネクタの概要]
図1〜図3に示すように、本発明の実施形態に係る防水コネクタは、リセプタクルコネクタ101と、リセプタクルコネクタ101が嵌合されるプラグコネクタ1と、を備える。
プラグコネクタ1は、リセプタクルコネクタ101が挿入される挿入口12を一端側に有し、且つ基板2に貫通状に固定される固定部13を底部に有する筒状のプラグハウジング11と、プラグハウジング11の他端側を貫通し、プラグハウジング11の内外に延在する複数のプラグ端子51と、を備える。
リセプタクルコネクタ101は、端子収容部112及び電線収容部113を有する筒状のリセプタクルハウジング111と、端子収容部112の外周面の基端側に配置されたリング状のアウタシール部材121(シール部材)と、電線3に接続された状態で電線収容部113の電線挿入口113aから挿入されることにより、端子収容部112内に収容される複数のリセプタクル端子151(端子)と、電線3の外周面と電線収容部113の内周面との間の隙間をシールするインナシール部材131と、アウタシール部材121よりも先端側において端子収容部112の上方から差し込まれることによりリセプタクル端子151を係止するリテーナ141と、を備える。
なお、本実施形態の防水コネクタでは、プラグ端子51及びリセプタクル端子151の個数をそれぞれ2つとしているが、プラグ端子51及びリセプタクル端子151はそれぞれ3つ以上であってもよい。
図2及び図3に示すように、リセプタクルコネクタ101をプラグコネクタ1に接続する場合は、リセプタクルコネクタ101の端子収容部112をプラグコネクタ1の挿入口12に挿入する。図2に示すように、リセプタクルコネクタ101を所定の挿入端まで挿入すると、リセプタクル端子151がプラグ端子51に上下から接触して導通状態となる。このとき、リセプタクルコネクタ101のアウタシール部材121がプラグハウジング11の内周面に圧接することにより、端子収容部112の外周面とプラグハウジング11の内周面との間の隙間がシールされる。
また、リセプタクルハウジング111の基端側上部には、上下方向に弾性変形可能なロックレバー114が設けられており、このロックレバー114の上面に形成される係合爪114aがプラグハウジング11の係合部14に係合することでリセプタクルコネクタ101が抜け止めされ、リセプタクルコネクタ101とプラグコネクタ1との接続状態が維持される。また、接続状態において、ロックレバー114を下方に押すと、係合爪114aが係合部14から外れ、リセプタクルコネクタ101の引き抜きが許容される。
[リセプタクルコネクタ]
つぎに、リセプタクルコネクタ101の各部について、図4及び図5を参照して説明する。
図4(a)〜(c)及び図5に示すように、リセプタクル端子151は、プラグ端子51に上下から接触する上側接触部152及び下側接触部153と、上側接触部152の上方に形成され、組み立て時にリセプタクルハウジング111で一次係止される一次係止部154と、一次係止部154の後方に形成され、組み立て時にリテーナ141で二次係止される二次係止部155と、二次係止部155の後方に形成され、電線3の導線3aを挟持状に保持する導線保持部156と、導線保持部156の後方に形成され、電線3の絶縁チューブ3bを挟持状に保持する絶縁保持部157と、を備える。
リセプタクルハウジング111は、前述した端子収容部112、電線収容部113及びロックレバー114を備える。端子収容部112の外周面は、その先端側からアウタシール部材121が装着される基端側に亘って突起なしのフラット状となっており、アウタシール部材121を端子収容部112の先端側から外周面に沿ってスライド状に装着する際、突起によって装着が阻害されることを回避し、良好な装着作業性が実現されるようになっている。
端子収容部112の基端側で、且つアウタシール部材121の装着位置よりも先端側の近傍位置には、上方から端子収容部112の内部にリテーナ141を差し込むためのリテーナ差込口115が形成されている。また、リテーナ差込口115の下方には、端子収容部112の下面部に形成された延在部突出孔116と、端子収容部112の左右側面部に形成された係合孔117と、が配置されている。
また、端子収容部112の上部下面側には、先端側下方に向かって延在する一次係止アーム118が形成されている。一次係止アーム118は、端子収容部112の内部にリセプタクル端子151が後方から挿入された際、リセプタクル端子151の一次係止部154を弾性変形によって乗り越えた後、一次係止部154に後方から係合することにより、リセプタクル端子151を抜け止め状に係止する。
アウタシール部材121は、端子収容部112の基端側に装着可能なリング状のゴム質弾性部材からなり、その外周部には、プラグハウジング11の内周面に圧接される複数の凸条部122が前後方向に所定の間隔をあけて並列状に形成されている。
インナシール部材131は、電線収容部113の内部に嵌入状に装着可能なゴム質弾性部材からなり、その外周部には、電線収容部113の内周面に圧接される複数の凸条部132が前後方向に所定の間隔をあけて並列状に形成される一方、内周側には、電線3を挿通する複数の電線挿通孔133が形成されている。
リテーナ141は、端子収容部112のリテーナ差込口115に上方から差し込まれることによりリセプタクル端子151の二次係止部155を抜け止め状に係止する抜け止め部材であり、リセプタクル端子151が通過可能な仮係止状態と、リセプタクル端子151が抜け止め状に係止される本係止状態とを取りうるように形成される。
リテーナ141は、上方に位置する架橋部142と、架橋部142の下方に設けられてリセプタクル端子151の二次係止部155を抜け止め状に係止する複数の切り欠き部143と、複数の切り欠き部143の間にあって下方に延在する中間延在部144(延在部)と、複数の切り欠き部143の左右外側方にあって下方に延在する側方延在部145と、側方延在部145の先端部から外側方に突出し、仮係止状態でリセプタクルハウジング111の係合孔117の上端縁に係合してリテーナ141を抜け止めする係合爪146と、架橋部142の前面部から突出する係合凸部147と、を備える。係合凸部147は、リテーナ差込口115の上縁部に係合することで、リテーナ141を仮係止状態に保持するとともに、リテーナ141の本係止状態への押し込み操作に応じて、リテーナ差込口115の上縁部を乗り越え、端子収容部112の内周側に係合することで、本係止状態のリテーナ141を抜け止めするようになっている。
そして、本係止状態のリテーナ141は、架橋部142の上部と中間延在部144の下部が端子収容部112の外周面よりも上下にはみ出すことにより、アウタシール部材121の脱落(前方へのスライド)を規制するとともに、後述する誤挿入防止構造の一部として機能するようになっている。
[リセプタクルコネクタの組み立て工程]
つぎに、リセプタクルコネクタ101の組み立て工程について、図6〜図9を参照して説明する。
図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)に示すように、リセプタクルコネクタ101は、リセプタクルハウジング111に、アウタシール部材121、インナシール部材131(仮装着状態)及びリテーナ141(仮係止状態)を装着した状態で出荷され、リセプタクル端子151及び電線3の組み込みは購入先で行われる。
出荷状態までの組み立て工程には、リセプタクルハウジング111にインナシール部材131を仮装着する工程(図6(a)及び図7(a)参照)と、リセプタクルハウジング111にアウタシール部材121を装着する工程(図6(b)及び図7(b)参照)と、リセプタクルハウジング111にリテーナ141を仮係止する工程(図6(c)及び図7(c)参照)と、が含まれる。
リセプタクルハウジング111にインナシール部材131を仮装着する工程は、電線挿入口113aから電線収容部113の内部にインナシール部材131を挿入することにより行われる。
リセプタクルハウジング111にアウタシール部材121を装着する工程は、アウタシール部材121を端子収容部112の先端側に外嵌させた後、端子収容部112の外周面に沿ってスライドさせ、正規の装着位置である端子収容部112の基端部に配置することにより行われる。このとき、端子収容部112の外周面は、その先端側からアウタシール部材121が装着される基端側に亘って突起なしのフラット状となっているため、アウタシール部材121を端子収容部112の先端側から外周面に沿ってスライド状に装着する際、突起によって装着が阻害されることを回避し、良好な装着作業性が実現される。
リセプタクルハウジング111にリテーナ141を仮係止する工程は、リテーナ141を端子収容部112のリテーナ差込口115に上方から差し込むことにより行われる。このとき、リテーナ141の係合凸部147がリテーナ差込口115の上縁部に係合することで、リテーナ141が仮係止状態に保持されるとともに、リテーナ141の係合爪146がリセプタクルハウジング111の係合孔117の上端縁に係合することで、リテーナ141のリセプタクルハウジング111からの抜け落ちが規制される。
図8及び図9(a)〜(b)に示すように、購入先におけるリセプタクル端子151及び電線3の組み込み工程には、電線3に接続されたリセプタクル端子151をリセプタクルハウジング111の端子収容部112に収容する工程(図9(a)参照)と、リテーナ141を本係止状態にする工程(図8及び図9(b)参照)と、が含まれる。なお、本発明との関連性が低い工程、具体的には、電線3に対するリセプタクル端子151の接続工程、仮装着されたインナシール部材131の取り外し工程、インナシール部材131の装着工程などの工程については、説明を省略する。
電線3に接続されたリセプタクル端子151をリセプタクルハウジング111の端子収容部112に収容する工程は、電線3に接続されたリセプタクル端子151を電線挿入口113aから挿入することにより行われる。このとき、電線挿入口113aの内部に形成される一次係止アーム118が弾性変形によってリセプタクル端子151の一次係止部154を乗り越えた後、一次係止部154に後方から係合することにより、リセプタクル端子151が抜け止め(一次係止)される。
リテーナ141を本係止状態にする工程は、リテーナ141の上部を押し込み操作することにより行われる。リテーナ141を押し込み操作すると、リテーナ141の係合凸部147がリテーナ差込口115の上縁部を乗り越え、端子収容部112の内周側に係合することで、リテーナ141が本係止状態で抜け止めされる。本係止状態のリテーナ141は、切り欠き部143がリセプタクル端子151に形成される二次係止部155の後方に位置することにより、リセプタクル端子151を抜け止め(二次係止)するとともに、架橋部142の上部と中間延在部144の下部が端子収容部112の外周面よりも上下にはみ出すことにより、アウタシール部材121の脱落を規制する。このとき、端子収容部112から下方へ突出するのは、中間延在部144の先端部のみであるため、端子収容部112の幅方向略全域で突出する場合に比べて小型化が可能になる。
[誤挿入防止構造]
つぎに、防水コネクタの誤挿入防止構造について、図10を参照して説明する。防水コネクタが適切に嵌合された状態及び挿抜された状態については、図2及び図3に示された側面断面図を参照されたい。
図10(b)に示すように、リセプタクルコネクタ101は、外周面が先端側から基端側に亘ってフラットで、且つ上下対称形状の端子収容部112(プラグコネクタ挿入部分)を有するが、その基端側においては、リテーナ141の架橋部142が上方にはみ出すとともに、中間延在部144が下方にはみ出すことにより、外形が上下非対称となっている。
そして、図10(a)に示すように、プラグコネクタ1には、リセプタクルコネクタ101(端子収容部112)の挿入を許容する挿入口12が形成されている。挿入口12の内部には、リセプタクルコネクタ101が正規の姿勢で挿入されたとき、リテーナ141の架橋部142の上部に対向する凹部15と、リテーナ141の中間延在部144の下部に対向する溝部16と、該溝部16の左右両側(又は左右いずれか一方)に位置する凸部17とが形成されている。
換言すると、リセプタクルコネクタ101を正規の姿勢でプラグコネクタ1の挿入口12に挿入した場合は、リテーナ141の架橋部142の上部が凹部15を通過し、リテーナ141の中間延在部144の下部が溝部16を通過することにより、リセプタクルコネクタ101の挿入が許容されるが、リセプタクルコネクタ101を上下反転姿勢でプラグコネクタ1の挿入口12に挿入した場合は、リテーナ141の架橋部142の上部が凸部17に当接することにより、挿入が規制される。
以上に述べた実施形態によれば、防水コネクタであって、リセプタクルコネクタ101と、リセプタクルコネクタ101が嵌合されるプラグコネクタ1と、を備え、リセプタクルコネクタ101が、端子収容部112を有するリセプタクルハウジング111と、端子収容部112の外周面の基端側に配置されたリング状のアウタシール部材121と、アウタシール部材121よりも先端側において端子収容部112の上方から差し込まれることにより電線3に接続されたリセプタクル端子151を係止する係止部材であって、リセプタクル端子151が通過可能な仮係止状態と、リセプタクル端子151が係止される本係止状態とを取りうるリテーナ141と、を備え、リテーナ141が、上方に位置する架橋部142と、架橋部142の下方に設けられてリセプタクル端子151を係止する複数の切り欠き部143と、複数の切り欠き部143の間にあって下方に延在する中間延在部144とを有し、本係止状態であるとき、架橋部142の上部と中間延在部144の下部が端子収容部112の外周面よりも上下にはみ出してアウタシール部材121の脱落を規制するので、リセプタクルコネクタ101へのリテーナ141の仮係止や本係止を上方から簡単かつ確実に行え、また、上部及び下部でアウタシール部材121の脱落を規制するリテーナ141のはみ出し量を抑えてリテーナ141ひいては防水コネクタの小型化に寄与することができる。
また、プラグコネクタ1は、その内部に、リテーナ141の架橋部142の上部に対向する位置に設けられた凹部15と、リテーナ141の中間延在部144の下部に対向する位置に設けられた溝部16と、該溝部16の左右両側に設けられた凸部17とを有し、該凸部17によってリセプタクルコネクタ101が上下反転して誤挿入されることを規制するので、リテーナ141を誤挿入防止構造の一部として利用し、防水コネクタの小型化や構造の簡略化に寄与することができる。
また、リセプタクルコネクタ101の端子収容部112は、誤挿入防止用の突起などが形成されないフラット状の外周面を有するので、アウタシール部材121を端子収容部112の先端側から外周面に沿ってスライド状に装着する際、突起などによって装着が阻害されることを回避し、良好な装着作業性が実現される。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1…プラグコネクタ、2…基板、3…電線、3a…導線、3b…絶縁チューブ、11…プラグハウジング、12…挿入口、13…固定部、14…係合部、15…凹部、16…溝部、17…凸部、51…プラグ端子、101…リセプタクルコネクタ、111…リセプタクルハウジング、112…端子収容部、113…電線収容部、113a…電線挿入口、114…ロックレバー、114a…係合爪、115…リテーナ差込口、116…延在部突出孔、117…係合孔、118…一次係止アーム、121…アウタシール部材、122…凸条部、131…インナシール部材、132…凸条部、133…電線挿通孔、141…リテーナ、142…架橋部、143…切り欠き部、144…中間延在部、145…側方延在部、146…係合爪、147…係合凸部、151…リセプタクル端子、152…上側接触部、153…下側接触部、154…一次係止部、155…二次係止部、156…導線保持部、157…絶縁保持部。

Claims (2)

  1. 防水コネクタであって、リセプタクルコネクタと、前記リセプタクルコネクタが嵌合されるプラグコネクタと、を備え、
    前記リセプタクルコネクタが、端子収容部を有するリセプタクルハウジングと、前記端子収容部の外周面の基端側に配置されたリング状のシール部材と、前記シール部材よりも先端側において前記端子収容部の上方から差し込まれることにより電線の端子を係止するリテーナであって、前記端子が通過可能な仮係止状態と、前記端子が係止される本係止状態とを取りうる前記リテーナと、を備え、
    前記リテーナが、上方に位置する架橋部と、前記架橋部の下方に設けられて前記端子を係止する複数の切り欠き部と、前記複数の切り欠き部の間にあって前記架橋部から下方に延在する延在部とを有し、前記本係止状態であるとき、前記架橋部の上部が前記端子収容部の外周面上側から突出し、前記延在部の下部が前記端子収容部の外周面下側から突出して前記シール部材の脱落を規制し、
    前記プラグコネクタが、その挿入口内部の上側内面に、前記リテーナの前記端子収容部の外周面上側から突出した架橋部の上部に対向して前記リセプタクルコネクタの挿通を許容する凹部と、その挿入口内部の下側内面に、前記リテーナの前記端子収容部の外種面下側から突出した延在部の下部に対向して前記リセプタクルコネクタの挿通を許容する溝部を有し、前記溝部が、前記下部内面に設けられた左右両側又は左右いずれか一方に設けられた凸部により形成され、前記凸部によって前記リセプタクルコネクタが上下反転して誤挿入されることを規制する、ことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記リセプタクルコネクタの前記端子収容部の外周面が突起なしのフラット状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
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