JP2736146B2 - 樹脂モールド変成器の製造方法 - Google Patents

樹脂モールド変成器の製造方法

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JP2736146B2
JP2736146B2 JP715490A JP715490A JP2736146B2 JP 2736146 B2 JP2736146 B2 JP 2736146B2 JP 715490 A JP715490 A JP 715490A JP 715490 A JP715490 A JP 715490A JP 2736146 B2 JP2736146 B2 JP 2736146B2
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三郎 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、変成器本体をモールド型内に収納固定した
状態で樹脂によりモールドして樹脂モールド変成器を製
造する樹脂モールド変成器の製造方法に関する。
(従来の技術) 樹脂モールド変成器は多岐に渡り製造され、使用され
ている。第4図には製造モールド変成器の一つである樹
脂モールド接地形の計器用変圧器Aの製造時の状態を示
しており、この計器用変圧器Aの製造方法について第5
図乃至第7図を参照して説明する。
まず、第5図及び第6図には変圧器本体1をモールド
型2内に収納固定した状態を示している。変圧器本体1
は、全体として矩形環状をなす分割形の鉄心3と、二次
コイル上に一次コイルを巻回して成る円筒状をなすコイ
ル4とから構成されている。分割形の鉄心3は、一対の
脚部5a,5bを有した略コ字形をなす鉄心主体部5と、そ
の両脚部5a,5bの端面に当接するように配置された略C
字形をなす鉄心補助部6とを組み合わせ、締め付けバン
ド7により締め付けて構成されている。コイル4は、鉄
心主体部5と鉄心補助部6とを組み合わせる前の状態
で、鉄心主体部5の一方の脚部5aに固定片8を介して巻
装されている。
一方、モールド型2は、底板2a、側板3b並びに上板2c
により箱形に構成されている。
変圧器本体1は、このモールド型2を組み立てる前の
状態で、鉄心主体部5の他方の脚部5bを下にしてモール
ド型2の底板2a上に絶縁板9を介して載置されている。
この変圧器本体1を固定するためのクランプ10は、第7
図に示されるようにコ字形をなす金属製の押え板11の両
側部にねじ穴12aを有する金属製の固定金具12を溶接し
た構成であり、その押え板11を上記他方の脚部5bにこれ
を跨ぐように配置し、ねじ13を底板2a及び絶縁板9を通
して固定金具12のねじ穴12aに螺合させることによっ
て、変圧器本体1を底板2aに固定している。
次に、モールド型2の側板2bを変圧器本体1を取り囲
むように組み付けると共に、側板2bの内側面の下部に一
次接地側端子14及び二次端子15を取り付け、この後、上
板2cを組み付けると共に、上板2cの下面に高圧一次端子
16を取り付ける。
このようにモールド型2内に変圧器本体1を収納固定
した状態で、上板2cに形成された樹脂注入口17から樹脂
を注入し、その樹脂の一次硬化後にモールド型2の底板
2a,側板2b,上板2cを取り除き、さらに二次硬化を行うこ
とにより、第4図に示したように変圧器本体1を樹脂18
によりモールドした成形物が製造される。そして、この
成形物の底部にベース19を取り付けることによって樹脂
モールド接地形の計器用変圧器Aが完成する。
(発明が解決しようとする課題) 上記した製造方法では次のような欠点がある。
(1)変圧器本体1はコ字形のクランプ10を介して固定
する構成であるから、その変圧器本体1のモールド型2
への取付強度が十分でなく、取付けが不安定となり易
い。このため、変圧器本体1を固定した状態でモールド
型2を傾けると変圧器本体1が変位する虞があり、この
ために樹脂の注入時等にモールド型2を傾けることはで
きない。従って、樹脂は変圧器本体1を垂直にした状態
で注入する必要があるから、その注入方向が限定され
る。
(2)また、コ字形をなすクランプ10における押え板11
の幅寸法は脚部5bに合わせることが必要であるが、この
幅寸法が脚部5bよりも小さい場合には取り付けができな
くなることがある。また、幅寸法が大きい場合には、脚
部5bに対する締め付けが不足してこれを固定できなくな
るため、脚部5bと押え板11との間に詰め物を入れて調整
する必要があり、組立の作業性が悪い。
(3)鉄心主体部5の他方の脚部5bとコイル4との間に
クランプ10の押え板11が存するため、それら他方の脚部
5bとコイル4との間の絶縁確保のための寸法を押え板11
の厚さ分大きくする必要がある。このために、変圧器本
体1ひいては全体が大形化する。
(4)さらに、クランプ10が脚部5bBを跨ぐように配置
されているから、クランプ10の固定金具12の下端がベー
ス19に直接接触すると、クランプ10とベース19とにより
脚部5bの回りにワンターン回路が形成され、この回路に
大電流が流れる虞があり、これを防止するため、固定金
具12と底板2aとの間に絶縁板9を介在させる必要があ
る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、変圧器本体をモールド型に確実に且つ容易に固
定でき、また、構成部品が少なく、しかも小形化も図り
得る樹脂モールド変成器の製造方法を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、一対の脚部を有した略コ字形をなす鉄心主
体部及び前記両脚部の端面に当接するように配置される
鉄心補助部を組み合わせて構成される分割形の鉄心と前
記鉄心主体部の一方の脚部に巻装されるコイルとから成
る変成器本体を備え、この変成器本体をモールド型内に
収納固定した状態でそのモールド型内に樹脂を注入する
ことにより、樹脂モールド変成器を製造する方法におい
て、前記鉄心主体部における他方の脚部にねじ穴を形成
し、前記変成器本体を、前記モールド型内に収納した状
態でねじをそのモールド型を通して前記ねじ穴に螺合さ
せることによってモールド型に固定するようにしたとこ
ろに特徴を有する。
(作用) 変成器本体はねじによりモールド型に直接固定する構
成であるから、変成器本体をモールド型に確実に固定で
きると共に、その固定の作業を容易に行うことができ
る。また、変成器本体をモールド型に確実に固定できる
から、樹脂の注入時等にモールド型を傾けても変圧器本
体が変位するようなことがなく、従って樹脂の注入方向
の自由度が増す。さらに、鉄心主体部の他方の脚部とコ
イルとの間は全て樹脂でモールドされるから、それらの
間の絶縁のための寸法を大きくする必要はなく、また、
クランプ等の特別な部品を必要としない。
(実施例) 以下、本発明を樹脂モールド接地形の計器用変圧器の
製造方法に適用した一実施例につき第1図乃至第4図を
参照して説明する。但し、従来と同一の部分には同一の
符号を付して説明する。
まず、第1図及び第2図は変成器本体たる変圧器本体
1をモールド型2内に収納固定した状態を示している。
変圧器本体1は、全体として矩形環状をなす分割形の鉄
心3と、二次コイル上に一次コイルを巻回して成る円筒
状をなすコイル4とから構成されている。分割形の鉄心
3は、第3図にも示すように一対の脚部5a,5bを有した
略コ字形をなす鉄心主体部5と、その両脚部5a,5bの端
面に当接するように配置される略C字形をなす鉄心補助
部6とを組み合わせ、締め付けバンド7により締め付け
て構成されている。コイル4は、鉄心主体部5と鉄心補
助部6とを組み合わせる前の状態で、鉄心主体部5の一
方の脚部5aに固定片8を介して巻装されている。ここ
で、鉄心主体部5における他方の脚部5bの外側面には2
個のねじ穴20を形成している。
一方、モールド型2は、底板2a、画側3b並びに上板2c
により箱形に構成されている。
変圧器本体1は、このモールド型2を組み立てる前の
状態で、鉄心主体部5の他方の脚部5bを下にしてモール
ド型2の底板2a上にスペーサ21を介して載置し、ねじ22
を底板2a及びスペーサ21を介して上記ねじ穴20に螺合さ
せることにより底板2a上に固定する。尚、そのスペーサ
21は鉄心3の下面がモールド成形物の下面に露出させな
い場合に配置するものであり、鉄心3の下面が露出して
も良い場合には用いなくても良い。
次に、モールド型2の側板2bを変圧器本体1を取り囲
むように組み付けると共に、側板2bの内側面の下部に一
次接地側端子14及び二次端子15を取り付け、この後、上
板2cを組み付けると共に、上板2cの下面に高圧一次端子
16を取り付ける。
このようにモールド型2内に変圧器本体1を収納固定
した状態で、上板2cに形成された樹脂注入口17から樹脂
を注入し、その樹脂の一次硬化後にモールド型2の底板
2a,側板2b,上板2cを取り除き、さらに二次硬化を行うこ
とにより、第4図に示したように変圧器本体1を樹脂18
によりモールドした成形物が製造される。そして、この
成形物の底部にベース19を取り付けることによって樹脂
モールド接地形の計器用変圧器Aが完成する。
[発明の効果] 本発明の樹脂モールド変成器の製造方法によれば次の
ような効果を奏する。
(1)変成器本体はねじによりモールド型に直接固定さ
れる構成であるから、変成器本体をモールド型に確実に
固定できる。従って、樹脂の注入時等にモールド型を傾
けても変成器本体が変位することはないから、樹脂の注
入方向及び変成器の構成に自由度が増す。
(2)また、変成器本体の固定はねじを締め付けるのみ
で行うことができるから、その固定のための作業が容易
にできる。
(3)鉄心主体部の他方の脚部とコイルとの間は全て樹
脂でモールドされるから、それらの間の絶縁のための寸
法を大きくする必要はなく、小形軽量化を図ることが可
能となる。
(4)さらに、クランプや絶縁板等の特別な部品を必要
としないから、構成部品を少なくできると共に、構成も
簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は
変成器本体をモールド型内に収納固定した状態の縦断正
面図、第2図は同状態の縦断側面図、第3図は分割形の
鉄心の斜視図である。第4図は樹脂モールド接地形の計
器用変圧器の斜視図である。第5図乃至第7図は従来例
を示し、第5図は第1図相当図、第6図は第2図相当
図、第7図はクランプの斜視図である。 図面中、Aは計器用変圧器(樹脂モールド変成器)、1
は変圧器本体(変成器本体)、2はモールド型、3は分
割形の鉄心、4はコイル、5は鉄心主体部、5a,5bは夫
々脚部、6は鉄心補助部、17は樹脂注入口、18は樹脂、
20はねじ穴、22はねじを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の脚部を有した略コ字形をなす鉄心主
    体部及び前記両脚部の端面に当接するように配置される
    鉄心補助部を組み合わせて構成される分割形の鉄心と前
    記鉄心主体部の一方の脚部に巻装されるコイルとから成
    る変成器本体を備え、この変成器本体をモールド型内に
    収納固定した状態でそのモールド型内に樹脂を注入する
    ことにより、樹脂モールド変成器を製造する方法におい
    て、前記鉄心主体部における他方の脚部にねじ穴を形成
    し、前記変成器本体を、前記モールド型内に収納した状
    態でねじをそのモールド型を通して前記ねじ穴に螺合さ
    せることによってモールド型に固定するようにしたこと
    を特徴とする樹脂モールド変成器の製造方法。
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