JP4503469B2 - モールド形計器用変圧器の製造方法及びモールド形計器用変圧器 - Google Patents
モールド形計器用変圧器の製造方法及びモールド形計器用変圧器 Download PDFInfo
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Description
集電器(パンタグラフ)501は、遮断器502へ接続されると共に、架線の電気方式が交流であるか、直流であるかを検出するために計器用変圧器503の1次巻線へも接続される。計器用変圧器503の接地側には第1直流電圧継電器抵抗器505と第2直流電圧継電器抵抗器506が直列に接続され接地される。計器用変圧器503の2次側には交流電圧継電器504が接続され、第2直流電圧継電器抵抗器506には並列に直流電圧継電器507が接続される。
このように交直が検知された場合に、交直切替器508により経路を切換えて、直流電圧が供給された場合には直流用回路509、フィルタコンデンサ512、インバータ装置513を介して誘導電動機514に電力を供給し、また交流電圧が供給された場合には変圧器510、交流用回路511、フィルタコンデンサ512、インバータ装置513を介して誘導電動機514に電力を供給するというものである。このように、架線電気方式が切替わる際の交直検知用途等に計器用変圧器が採用されている。
図10で示した特許文献1に係る計器用変成器でも、2組のカットコア603,604の外側をバンド605,606,607,608で締め付け固定するものであって、振動・衝撃を受ける常態の電車用としては機械的強度を高める必要があった。
また、非特許文献1に係る全モールドタイプ計器用変圧器は、樹脂でモールド成型するため、モールドされた後は変更ができないものであり、誤りなく確実に製造されるようにしたいという要請があった。
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の接地側引出線および高圧側引出線が、一方の側で内周から、また、他方の側で外周からそれぞれ引き出された一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線および二次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線および二次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、ならびに、二次巻線の二次側引出線に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とする。
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から接地側引出線がそれぞれ引き出された接地側一次巻線と、
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から高圧側引出線がそれぞれ引き出された高圧側一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
接地側一次巻線と高圧側一次巻線とで接続側引出線を接続して一次巻線を組立てる一次巻線組立工程と、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線および二次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線および二次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、ならびに、二次巻線の二次側引出線に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記巻線取付工程では、一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線と、を同じ側に配置するとともに同心円の中心の対極位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線を同心円の中心の頂上に配置することを特徴とする。
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記金型内設置工程では、接地側引出線と二次側引出線との間に絶縁積層板を介在させることを特徴とする。
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の接地側引出線および高圧側引出線が、一方の側で内周から、また、他方の側で外周からそれぞれ引き出された一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の三次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された三次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線および三次巻線の三次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線、二次巻線および三次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線、二次巻線および三次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、三次巻線の三次側引出線、に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、三次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、三次巻線の三次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とする。
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から接地側引出線がそれぞれ引き出された接地側一次巻線と、
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から高圧側引出線がそれぞれ引き出された高圧側一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の三次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された三次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
接地側一次巻線と高圧側一次巻線とで接続側引出線を接続して一次巻線を組立てる一次巻線組立工程と、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線および三次巻線の三次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線、二次巻線および三次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線、二次巻線および三次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、三次巻線の三次側引出線、に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、三次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、三次巻線の三次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とする。
請求項5または請求項6に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記巻線取付工程では、一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線および三次巻線の三次側引出線と、を同じ側に配置するとともに同心円の中心の対極位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線を同心円の中心の頂上に配置することを特徴とする。
請求項5〜請求項7の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記成形工程では、接地側引出線、二次側引出線、または、三次側引出線の間に絶縁積層板を介在させることを特徴とする。
請求項1〜請求項8の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記金型内設置工程では、絶縁樹脂としてエポキシ樹脂を主剤とするような固体絶縁物を成形することを特徴とする。
請求項9に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記絶縁樹脂は、
主剤としての環状脂肪族型エポキシ樹脂と、
硬化剤としての無水フタル酸と、
硬化促進剤としての有機金属錯体と、
充填剤としての溶融石英と、
を含有し、屋外の用に供する固体絶縁物とすることを特徴とする。
請求項1〜請求項10の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記成形工程では、
絶縁樹脂の充填前に金型内面に塗布された離型剤層の上に撥水性コーティング剤を塗布する第一コーティング剤塗布工程を有し、
絶縁樹脂と共に撥水性コーティング剤を硬化させることを特徴とする。
請求項1〜請求項11の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記成形工程では、
絶縁樹脂の充填後に金型から離型され硬化した絶縁樹脂表面に撥水性コーティング剤を重層被覆する第二コーティング剤塗布工程を有し、
絶縁樹脂と共に撥水性コーティング剤を硬化させることを特徴とする。
請求項11または請求項12に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記第一コーティング剤塗布工程および/または前記第二コーティング剤塗布工程では、シリコーン系またはフッ素系の撥水性コーティング剤を硬化させて撥水性コーティング層を形成することを特徴とする。
請求項1〜請求項13の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法に基づき製作されたモールド形計器用変圧器の固体絶縁物は、
巻線と鉄心を絶縁樹脂で被覆する絶縁本体と、
高圧側引出線と高圧側端子とを絶縁樹脂で被覆し、高圧側引出線に沿って略円柱状に周設して中心軸方向断面に凹凸状ヒダ部を有する高圧側ブッシングと、
接地側引出線と接地側端子とを絶縁樹脂で被覆し、接地側引出線に沿って略円柱状に周設して中心軸方向断面に凹凸状ヒダ部を有する低圧側ブッシングと、
中心軸と略平行方向に伸延する二次側引出線および二次側端子を絶縁樹脂で被覆し、または、中心軸と略平行方向に伸延する二次側引出線、三次側引出線、二次側端子および三次側端子を絶縁樹脂で被覆し、略円錐台状に突設する端子台と、
が形成されることを特徴とする。
一次巻線21は、図2(b)でも示すように、多層円筒状で奇数層(図2(b)では5層)に巻き回されて巻線の巻き始めである接地側引出線24が一方の側で内周から、および、巻き終わりである高圧側引出線23が他方の側で外周からそれぞれ直線状に引き出される。
これら高圧側ブッシング3および低圧側ブッシング5により、内部構成及び外形形状と共に、モールド形計器用変圧器100の絶縁性能を向上安定させている。
絶縁本体2の下側には台座1が取付けられており、この台座1の孔を通過させたボルトにより電車の屋根上に取付けて艤装することとなる。
さらに、別途、銅、銅合金、アルミ等金属製丸棒を、巻線と端子間に介在させて、混触を回避するようにしてもよい。
モールド形計器用変圧器100はこのように構成される。
この場合、図2(a)で示すように、内周から引き出された一次巻線21の接地側引出線24と、二次巻線22の二次側引出線25,26と、を同じ側に配置するとともに、接地側引出線24の位置を同心円の中心軸を基準に0°としたとき、二次側引出線25,26を中心軸を基準に約180°回転させた反対側の対極する位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線23を同心円の中心軸を基準に約90°回転させて中心軸上のほぼ頂上位置に配置する。このような配置をするため、一次巻線21と、二次巻線22とを組み付ける際に間違い(誤って高圧側引出線と二次側引出線とを同じ側に配置するなど)が起こりにくいという利点がある。全モールドタイプであるモールド型計器用変圧器100は、樹脂でモールド成型するため、モールドされた後は変更ができないものであるが、本形態では誤りなく確実に製造されるように配慮されている。
この撥水性コーティング剤として、絶縁樹脂であるエポキシ樹脂の物性値(例えば、線膨張係数)と近い物性値を有する撥水性コーティング剤(例えば、NTTアドバンステクノロジー社製・商品名「HIREC450」等)を使用し、熱的挙動による収縮差が少なくなるようにするのが望ましい。
工程9では、金型を再び分割し硬化した絶縁樹脂を金型から離型する。
工程11では、絶縁樹脂表面に撥水性コーティング剤を重層被覆処理(第二コーティング剤塗布処理)する。なお、この工程11は工程10と並行して行うようにしてもよい。
なお、工程10では、撥水性コーティング層が完全に固体絶縁物の表面全体を覆った状態で離型されるならば省略することもできる。
又、工程11での第二コーティング剤塗布処理も同様に、撥水性コーティング層が完全に固体絶縁物の表面全体を覆った状態で離型されるならば省略できる。勿論、撥水性コーティング層を表面に形成する必要が無い場合、これらを省略しても固体絶縁物の成形に何ら支障が生ずるわけでは無い。モールド形計器用変圧器100の使用実状に応じて適宜選択すればよい。
本形態では、先に図2を用いて説明した形態の変圧器本体20のうち一次巻線21の構造を若干変更し、他の構成や製造方法は先に説明した形態と同じものである。本形態では相違点のみ説明し、同じ構成については同様に符号を付すとともに重複する説明を省略する。
高圧側一次巻線211は、多層円筒状で奇数層(図4(b)では5層)に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線213が、また、他方の側で外周から高圧側引出線23がそれぞれ引き出された巻線である。
接地側一次巻線212は、多層円筒状で奇数層(図4(b)では5層)に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線214が、また、他方の側で外周から接地側引出線24がそれぞれ引き出された巻線である。
図4(b)で示すように、接続側引出線213,214が接続されて、一次巻線21’を構成する。
この場合、モールド形計器用変圧器100の製造方法は先に説明した工程1の前に高圧側一次巻線211と接地側一次巻線212とで接続用引出線213,214を接続して一次巻線を組立てる一次巻線組立工程を行い、以下同様に工程1〜工程13を行うことで製造できる。この場合、工程1では、図4(a)で示すように、一次巻線21’の接地側引出線24と、二次巻線22の二次側引出線25,26と、を同じ側に配置するとともに、接地側引出線24の位置を同心円の中心軸を基準に0°としたとき、二次巻線22の二次側引出線25,26を中心軸を基準に約180°回転させた反対側の対極する位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線23を同心円の中心軸を基準に約90°回転させて中心軸上のほぼ頂上位置に配置することとなる。一次巻線21’では両側で外周から高圧側引出線23と接地側引出線24とが外周側にあるため、間違いは生じない。また、高圧側一次巻線211および接地側一次巻線212を回転させて角度調整しても接続側引出線213,214でよじれを吸収できる。
一次巻線41は、図6(b)でも示すように、多層円筒状で奇数層(図6(b)では5層)に巻き回されて巻線の巻き始めである接地側引出線44が一方の側で内周から、および、巻き終わりである高圧側引出線43が他方の側で外周からそれぞれ直線状に引き出される。
これら高圧側ブッシング3および低圧側ブッシング5により、内部構成及び外形形状と共に、モールド形計器用変圧器100’の絶縁性能を向上安定させている。
絶縁本体2の下側には台座1が取付けられており、この台座1の孔を通過させたボルトにより電車の屋根上に取付けて艤装することとなる。
さらに、別途、銅、銅合金、アルミ等金属製丸棒を、巻線と端子間に介在させてもよい。
モールド形計器用変圧器100’はこのように構成される。
この場合、図6(a)で示すように、一次巻線41の接地側引出線44と、二次巻線42の二次側引出線45,46および三次巻線47の三次側引出線48,49と、を同じ側に配置するとともに、接地側引出線44の位置を同心円の中心軸を基準に0°としたとき、二次側引出線45,46および三次側引出線48,49を中心軸を基準に約180°回転させた反対側の対極する位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線43を同心円の中心軸を基準に約90°回転させて中心軸上のほぼ頂上位置に配置する。このような配置をするため、一次巻線41、二次巻線42および三次巻線47を組み付ける際に間違い(誤って高圧側引出線、二次側引出線および三次側引出線全てを同じ側に配置するなど)が起こりにくいという利点がある。全モールドタイプであるモールド型計器用変圧器100’は、樹脂でモールド成型するため、モールドされた後は変更ができないものであるが、本形態では誤りなく確実に製造されるように配慮されている。
尚、この工程7でも、先の図1〜図4を用いて説明したモールド形計器用変圧器100の製造方法の工程7で説明したような絶縁樹脂を使用することが好ましい。この絶縁樹脂については重複する説明を省略する。
工程9では、金型を再び分割し硬化した絶縁樹脂を金型から離型する。
工程11では、絶縁樹脂表面に撥水性コーティング剤を重層被覆処理(第二コーティング剤塗布処理)する。なお、この工程11は工程10と並行して行うようにしてもよい。
なお、工程10では、撥水性コーティング層が完全に固体絶縁物の表面全体を覆った状態で離型されるならば省略することもできる。
又、工程11での第二コーティング剤塗布処理も同様に、撥水性コーティング層が完全に固体絶縁物の表面全体を覆った状態で離型されるならば省略できる。勿論、撥水性コーティング層を表面に形成する必要が無い場合、これらを省略しても固体絶縁物の成形に何ら支障が生ずるわけでは無い。モールド形計器用変圧器100の使用実状に応じて適宜選択すればよい。
本形態では、先に図6を用いて説明した形態の変圧器本体40のうち一次巻線41の構造を若干変更し、他の構成や製造方法は先に説明した形態と同じものである。本形態では相違点のみ説明し、同じ構成については同様に符号を付すとともに重複する説明を省略する。
高圧側一次巻線411は、多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線413が、また、他方の側で外周から高圧側引出線43がそれぞれ引き出された巻線である。
接地側一次巻線412は、多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線414が、また、他方の側で外周から接地側引出線44がそれぞれ引き出された巻線である。
図8(b)で示すように、接続側引出線413,414が接続されて、一次巻線41’を構成する。
この場合、モールド形計器用変圧器100’の製造方法は先に説明した工程1の前に接地側一次巻線412と高圧側一次巻線411とで接続用引出線413,414を接続して一次巻線41’を組立てる一次巻線組立工程を行い、以下同様に工程1〜工程13を行うことで製造できる。なお工程1では、図8(a)で示すように、一次巻線41の接地側引出線44と、二次巻線42の二次側引出線45,46および三次巻線47の三次側引出線48,49と、を同じ側に配置するとともに、接地側引出線44の位置を同心円の中心軸を基準に0°としたとき、二次側引出線45,46および三次側引出線48,49を中心軸を基準に約180°回転させた反対側の対極する位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線43を同心円の中心軸を基準に約90°回転させて中心軸上のほぼ頂上位置に配置することとなる。
1:台座
2:絶縁本体
3:高圧側ブッシング
4:一次U端子
5:低圧側ブッシング
6:一次V端子
7:端子台
8:二次u端子
9:二次v端子
10:三次a端子
11:三次b端子
20,20’:変圧器本体
21,21’:一次巻線
211:高圧側一次巻線
212:接地側一次巻線
213,214:接続側引出線
22:二次巻線
23:高圧側引出線
24:接地側引出線
25,26:二次側引出線
27:鉄心
30:積層絶縁板
30a:本体
30b:孔部
31:側端部
31a:溝部
32:中央部
32a:溝部
40,40’:変圧器本体
41,41’:一次巻線
411:高圧側一次巻線
412:接地側一次巻線
413,414:接続側引出線
42:二次巻線
43:高圧側引出線
44:接地側引出線
45,46:二次側引出線
47:三次巻線
48.49:三次側引出線
50:積層絶縁板
50a:本体
50b:孔部
51:側端部
51a:溝部
52:中央部
52a:溝部
Claims (14)
- 多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の接地側引出線および高圧側引出線が、一方の側で内周から、また、他方の側で外周からそれぞれ引き出された一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線および二次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線および二次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、ならびに、二次巻線の二次側引出線に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から接地側引出線がそれぞれ引き出された接地側一次巻線と、
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から高圧側引出線がそれぞれ引き出された高圧側一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
接地側一次巻線と高圧側一次巻線とで接続側引出線を接続して一次巻線を組立てる一次巻線組立工程と、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線および二次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線および二次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、ならびに、二次巻線の二次側引出線に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記巻線取付工程では、一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線と、を同じ側に配置するとともに同心円の中心の対極位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線を同心円の中心の頂上に配置することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記金型内設置工程では、接地側引出線と二次側引出線との間に絶縁積層板を介在させることを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の接地側引出線および高圧側引出線が、一方の側で内周から、また、他方の側で外周からそれぞれ引き出された一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の三次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された三次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線および三次巻線の三次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線、二次巻線および三次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線、二次巻線および三次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、三次巻線の三次側引出線、に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、三次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、三次巻線の三次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から接地側引出線がそれぞれ引き出された接地側一次巻線と、
多層円筒状で奇数層に巻き回されて巻線の一方の側で内周から接続側引出線が、また、他方の側で外周から高圧側引出線がそれぞれ引き出された高圧側一次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の二次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された二次巻線と、
多層円筒状で偶数層に巻き回されて巻線の三次側引出線が、同じ側の内外周からそれぞれ引き出された三次巻線と、
を用いるモールド形計器用変圧器の製造方法であって、
接地側一次巻線と高圧側一次巻線とで接続側引出線を接続して一次巻線を組立てる一次巻線組立工程と、
一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線および三次巻線の三次側引出線と、を同じ側であって同心円の中心軸に対してほぼ対極に位置するように、一次巻線、二次巻線および三次巻線をそれぞれの引出線を基準に位置決めしつつ同心状に配置する巻線取付工程と、
鉄心を一次巻線、二次巻線および三次巻線の中心に配置して閉磁路を形成する鉄心取付工程と、
一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、ならびに、三次巻線の三次側引出線、に端子を設けて金型内に配置すると共に、鉄心の一脚を介して巻線を金型内に固定する金型内設置工程と、
金型内に絶縁樹脂を充填して硬化させ、一次巻線、二次巻線、三次巻線、鉄心、一次巻線の接地側引出線および高圧側引出線、二次巻線の二次側引出線、三次巻線の三次側引出線、ならびに、端子を埋設させて固体絶縁物を成形する成形工程と、
を有することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項5または請求項6に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記巻線取付工程では、一次巻線の接地側引出線と、二次巻線の二次側引出線および三次巻線の三次側引出線と、を同じ側に配置するとともに同心円の中心の対極位置でほぼ同じ高さとし、かつ高圧側引出線を同心円の中心の頂上に配置することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項5〜請求項7の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記金型内設置工程では、接地側引出線、二次側引出線、または、三次側引出線の間に絶縁積層板を介在させることを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記成形工程では、絶縁樹脂としてエポキシ樹脂を主剤とするような固体絶縁物を成形することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項9に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記絶縁樹脂は、
主剤としての環状脂肪族型エポキシ樹脂と、
硬化剤としての無水フタル酸と、
硬化促進剤としての有機金属錯体と、
充填剤としての溶融石英と、
を含有し、屋外の用に供する固体絶縁物とすることを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項1〜請求項10の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記成形工程では、
絶縁樹脂の充填前に金型内面に塗布された離型剤層の上に撥水性コーティング剤を塗布する第一コーティング剤塗布工程を有し、
絶縁樹脂と共に撥水性コーティング剤を硬化させることを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項1〜請求項11の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記成形工程では、
絶縁樹脂の充填後に金型から離型され硬化した絶縁樹脂表面に撥水性コーティング剤を重層被覆する第二コーティング剤塗布工程を有し、
絶縁樹脂と共に撥水性コーティング剤を硬化させることを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項11または請求項12に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法において、
前記第一コーティング剤塗布工程および/または前記第二コーティング剤塗布工程では、シリコーン系またはフッ素系の撥水性コーティング剤を硬化させて撥水性コーティング層を形成することを特徴とするモールド形計器用変圧器の製造方法。 - 請求項1〜請求項13の何れか一項に記載のモールド形計器用変圧器の製造方法に基づき製作されたモールド形計器用変圧器の固体絶縁物は、
巻線と鉄心を絶縁樹脂で被覆する絶縁本体と、
高圧側引出線と高圧側端子とを絶縁樹脂で被覆し、高圧側引出線に沿って略円柱状に周設して中心軸方向断面に凹凸状ヒダ部を有する高圧側ブッシングと、
接地側引出線と接地側端子とを絶縁樹脂で被覆し、接地側引出線に沿って略円柱状に周設して中心軸方向断面に凹凸状ヒダ部を有する低圧側ブッシングと、
中心軸と略平行方向に伸延する二次側引出線および二次側端子を絶縁樹脂で被覆し、または、中心軸と略平行方向に伸延する二次側引出線、三次側引出線、二次側端子および三次側端子を絶縁樹脂で被覆し、略円錐台状に突設する端子台と、
が形成されることを特徴とするモールド形計器用変圧器。
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