JP3128934B2 - モールド変圧器とそのモールド方法 - Google Patents

モールド変圧器とそのモールド方法

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JP3128934B2
JP3128934B2 JP04068884A JP6888492A JP3128934B2 JP 3128934 B2 JP3128934 B2 JP 3128934B2 JP 04068884 A JP04068884 A JP 04068884A JP 6888492 A JP6888492 A JP 6888492A JP 3128934 B2 JP3128934 B2 JP 3128934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧巻線、低圧巻線
などの複数の巻線を鉄心脚ごとにまとめてモールドして
なるモールド変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エポキシ樹脂等により巻線をモー
ルドしたモールド変圧器が広く使用されており、油入変
圧器に比べて難燃性、小形軽量、低騒音などの特長を持
っている。図12は従来のモールド変圧器の立面図、図
13は同じく平面図である。これらの図において鉄心1
は三相三脚鉄心で3本の鉄心脚1U,1V,1Wにそれ
ぞれモールド巻線4U,4V,4Wが挿入されており、
これらモールド巻線4U,4V,4Wは後述するように
高圧巻線と低圧巻線とが一体にモールドされてなってい
る。高圧巻線から高圧端子5U,5V,5Wが外部に引
き出されており、低圧巻線からは、モールド巻線4Uか
ら引き出しリード9U,9X、モールド巻線4Vから引
き出しリード9V,9Y、モールド巻線4Wから引き出
しリード9W,9Zがそれぞれ外部に引き出されてい
る。英字の添字は一般に3相交流回路に使用される相記
号とこれに対応する巻線の両端の記号に使用されるもの
を採用してある。
【0003】なお、方向を表す方法として図12の紙面
に垂直な方向を前後方向、左右の方向を左右方向、上下
方向を上下方向と称することにする。これはこの立面図
の前に立ってモールド変圧器を眺めたときの方向にあわ
せたものであり、したがって、前方向とはこの図から手
前に向かう方向、後方向はその逆である。上方向、下方
向、左方向、右方向は図の方向と同じである。
【0004】低圧巻線は三角結線であり、接続リード8
1,82,83でそれぞれの引き出しリードの間を接続
することによって電気的に三角結線になるように接続さ
れている。すなわち、U相から引き出される引き出しリ
ード9XとV相の引き出しリード9Vとが接続リード8
1で接続され、同じようにして、V相の引き出しリード
9YとW相の引き出しリード9Wとが接続リード82
で、W相の引き出しリード9ZとU相の引き出しリード
9Uとが接続リード83でそれぞれ接続されている。ま
た、引き出しリード9U,9V,9Wはそれぞれ低圧端
子6U,6V,6Wに接続されている。
【0005】図13から明らかなように接続リード81
は途中で左下から右上に向かって折り曲がっており、接
続リード83は左上から右下に向かって折り曲がってい
るので、これらの接続リード81,83は図13の平面
図で交差している。実際に交差しないようにするために
図12に示すように接続リード81,82,83をそれ
ぞれ上下方向に並べる配置が採用されている。
【0006】この配置では、接続リード83を接続リー
ド81,82の上部に配置してあるために、結果的に低
圧端子6U,6V,6Wの位置が高くなってモールド変
圧器の高さ寸法を大きくしている。三角結線するのに接
続リード83を他の2本の接続リード81,82の上に
配置するのではなく手前側に配置して互いに前後方向に
並べる配置も採用されることがあるが、この配置の場合
は、接続リード83が手前側に出っ張るためにモールド
変圧器の前後方向寸法としての幅寸法が大きくなり設置
面積が増大する。
【0007】図12の巻線4U,4V,4Wの下部から
は後述の混触防止板70の引き出しリード7U,7V,
7Wが引き出され接続リード72にそれぞれ接続され図
の右側で接地される。フレーム32とは別に接地される
ために支持碍子21で接続リード72をフレーム32か
ら絶縁してある。図14は図12の部分拡大図であり、
図15は図14のB矢視図である。これらの図におい
て、引き出しリード9U,9V,9W及び接続リード8
1,82,83は厚み寸法が数ミリ、幅が数10ミリの
平角導体からなっているので、厚みが図に示されている
図15の左右の方向である前後方向のそれぞれのリード
の位置を固定するために支持碍子17、19が使用され
ている。
【0008】引き出しリード9W,9Zを平角導体とし
ているのは、低圧巻線42Wの前後方向寸法である巻線
幅寸法が小さいために、引き出しリード9W,9Zの前
後方向寸法を極力小さくしてフレーム31との距離及び
高圧巻線41Wとの間の距離を確保するためである。一
方、モールド変圧器の左右方向寸法を短縮するために、
モールド巻線4Wは図13から明らかなように前後方向
に長い長方形状としてある。低圧巻線42Wもこれに合
わせて平面形状が長方形状をしていて引き出しリード9
W,9Zが引き出されるのはこの長方形状の短辺であ
り、幅の広い平角導体を2本引き出す際にこれらが前後
方向に重なり合ってしまうことになる。このようなこと
からモールド変圧器の低圧巻線の引き出しリード9W,
9Zは図12、図14に示すように前後方向に重ねて引
き出されるのが一般的である。
【0009】支持碍子17はフレーム31に固定された
支持金具18と低圧端子6Wの間をボルト171,17
2で両側からボルト締めすることによって低圧端子6W
を固定している。また、支持碍子19は、低圧端子6W
と引き出しリード9Wとを接触させるとともに引き出し
リード9Zと接続リード83とを接触させ、これらをボ
ルト191,192によって締付けることによって固定
するとともに接触するリード間の電気的連結を確実にし
てある。
【0010】支持碍子17はボルト171,172をね
じ込むねじ穴としての図示しないボスが埋め込まれてお
り、これら2つの対向するボスは支持碍子17を構成す
る絶縁材によって隔てられていて絶縁されているので、
低圧端子6Wと支持金具18の絶縁が保持されている。
支持碍子19も同様である。このような支持碍子17,
19は市販されているものであるが、ボスが埋め込まれ
た構成でもあるので安価ではない。このような支持碍子
17,19を使用しないもっと安価な方法として、例え
ば、モールド樹脂と同じ樹脂製の間隔片をリード間に挿
入して絶縁テープを巻回して固定するとか、間隔片とリ
ードを貫通する貫通穴を設けてこの中に絶縁ボルトを通
して両側から締め付けるなどの構成を採用することもで
きる。しかし、これらの方法は部品価格は安価ではある
が、作業性が悪いためにリードの取付け作業の時間がか
かること、モールド変圧器が長期間運転される場合の表
面汚損や結露などの影響が大きいという信頼性の問題が
あることなど必ずしも妥当な構成ではなく、結局総合的
な判断から前述のように支持碍子17,19を使用して
リードを支持固定する構成が採用されている。
【0011】図14,図15から明らかなように支持碍
子の必要個数は1つの相当たり2つで合計6つが必要で
ある。図16は図12のC矢視図であり、混触防止板7
0の引き出しリード7Wと接続リード72の取付け構造
を示すものであり、混触防止板70は円筒状の真鍮製の
網で、高圧巻線41Wと低圧巻線42Wとの間の絶縁層
に挿入されている。混触防止板70が設けられている理
由は、高圧巻線41Wと低圧巻線42Wとの間の絶縁層
が万一絶縁破壊した場合に、低圧巻線42W側が高電圧
になって低圧側に接続されている電気機器が破壊したり
人が感電したりの事故、災害に波及しないようにするた
めである。
【0012】混触防止板70は鉄心1やフレーム32と
は別に接地しなければならないのが普通なので、接続リ
ード72は接続リード8と同様に、フレーム32に取付
けた取付金具23に取付けた支持碍子21でボルト22
で固定してある。引き出しリード7Wは混触防止板70
にはんだ付けした0.5mm程度の薄い銅板からなってお
りこれをモールド樹脂の中から引き出してある。
【0013】図17はモールド巻線4Wのモールド作業
における金型に巻線などを配置した状態を示す断面図で
ある。金型40は円筒状をしていてその中に高圧巻線4
1W、低圧巻線42W及び混触防止板70を図示のよう
に配置した状態で真空容器中でその中にモールド樹脂が
注入され加熱硬化される。図示のように、引き出しリー
ド7Wは金型40に設けられた貫通孔401を貫通して
外部に引き出される。図では図12に合わせて引き出し
リード7Wが下部方向へ引き出されるように図示してあ
るが、実際には図の上下方向の対称軸を水平にして寝か
せた状態でモールド作業を行いその際貫通孔401の位
置が上になるように置かれる。
【0014】図18は図17のD矢視図、図19はその
断面図であり、引き出しリード7Wと貫通孔401の間
には隙間があるので金型40の中に液状のモールド樹脂
を注入したときにこの隙間から漏れ出さないようにパテ
402で隙間をふさいだ状態でモールド樹脂が注入され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、接続リ
ード83を上下方向に並べて配置する場合には、モール
ド変圧器の高さ寸法が大きくなり前後方向に並べると幅
寸法が増大して設置面積が増大するという問題がある。
また、比較的高価な支持碍子が1台の三相モールド変圧
器につき6つ必要でありモールド変圧器が高価であると
いう問題がある。かといって、もっと安価な材料を使用
してリードを支持固定する構成ではリード取付けの作業
時間が多くなるという問題とともに、信頼性の点でも問
題がある。
【0016】また、混触防止板70を引き出しリード7
U,7V,7Wで引き出し接続リード72に接続する構
成においても、接続リード72を支持しフレーム32か
ら絶縁するために2つの支持碍子21を必要とし、しか
も、モールド作業の際に引き出しリード7U,7V,7
Wを金型40から引き出すための貫通孔401を設ける
のでモールド樹脂を注入する前にこの貫通孔と引き出し
リード7U,7V,7Wの隙間からモールド樹脂が漏れ
出さないようにパテで封ずるようにはしているが、注入
作業とその後の硬化工程で漏れ出す恐れは皆無ではない
という問題もある。
【0017】この発明の目的は、このような問題を解決
し、寸法が小さく安価で組み立て作業が容易な低圧リー
ド並びに混触防止板の接続リードとするとともに、高価
な支持碍子の必要数を減らしてコストダウンを計ったモ
ールド変圧器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、少なくとも2本の鉄心脚を備え
た鉄心、これら鉄心脚にそれぞれ挿入されたモールド巻
線を備え、これらモールド巻線が高圧巻線と低圧巻線と
が一体にモールドされてなり、前記鉄心脚ごとの各低圧
巻線からそれぞれ2本ずつ上部に引き出された平角導体
からなる引き出しリードが平角導体からなる接続リード
で異なる鉄心脚間で接続されてなるモールド変圧器にお
いて、前記各モールド巻線の上端面部にモールド樹脂か
らなる突出部をそれぞれ設け、前記各モールド巻線ごと
にそれぞれ前記2本の引き出しリードを前記突出部内を
介して鉄心脚配列方向における一方側と他方側とに振り
分けるとともに前記突出部の鉄心脚配列方向における一
方側と他方側とに振り分けた位置に埋め込んだ埋込ボス
に接続してなるものとする。また、少なくとも2本の鉄
心脚を備えた鉄心、これら鉄心脚にそれぞれ挿入された
モールド巻線を備え、これらモールド巻線が高圧巻線と
低圧巻線とが一体にモールドされてなり、前記鉄心脚ご
との各低圧巻線からそれぞれ2本ずつ上部に引き出され
た平角導体からなる引き出しリードが平角導体からなる
接続リードで異なる鉄心脚間で接続されてなるモールド
変圧器において、前記各モールド巻線の上端面部にモー
ルド樹脂からなる突出部をそれぞれ設け、前記各モール
ド巻線ごとにそれぞれ前記2本の引き出しリードを前記
突出部内を介して鉄心脚配列方向における一方側と他方
側とに振り分けて外部に引き出すとともに、前記接続リ
ードを、平角導体の幅面を水平に、平行する2本を上下
方向に重ねて配置してなるものとする。また、少なくと
も2本の鉄心脚を備えた鉄心、これら鉄心脚にそれぞれ
挿入されたモールド巻線を備え、これらモールド巻線が
高圧巻線と低圧巻線とが一体にモールドされてなり、前
記鉄心脚ごとの各低圧巻線からそれぞれ2本ずつ上部に
引き出された平角導体からなる引き出しリードが平角導
体からなる接続リードで異なる鉄心脚間で接続されてな
るモールド変圧器において、前記各モールド巻線の上端
面部にモールド樹脂からなる突出部をそれぞれ設け、前
記各モールド巻線ごとにそれぞれ前記2本の引き出しリ
ードを前記低圧巻線から鉄心脚配列方向および鉄心脚長
手方向の両方に直交する方向に重ねて引き出すとともに
前記突出部内で分けて引き回し鉄心脚配列方向における
一方側と他方側とに振り分けて外部に引き出してなるも
のとする。また、前記接続リードを、平角導体の幅面を
水平に、平行する2本を上下方向に重ねて配置してなる
ものとし、また、前記接続リードの両端を下に向かって
折り曲げ更に反対方向に折り曲げて端部水平部を形成し
てなり、この端部水平部を前記埋込ボスにボルト締めで
接続してなるものとし、前記各モールド巻線ごとにそれ
ぞれ前記2本の引き出しリードを前記低圧巻線から鉄心
脚配列方向および鉄心脚長手方向の両方に直交する方向
に重ねて引き出すとともに前記突出部内で分けて引き回
し鉄心脚配列方向における一方側と他方側とに振り分け
て外部に引き出してなるものとする。また、少なくとも
2本の鉄心脚を備えた鉄心、これら鉄心脚にそれぞれ挿
入されたモールド巻線を備え、これらモールド巻線が高
圧巻線と低圧巻線とが一体にモールドされてなり、その
高圧巻線と低圧巻線との間に混触防止板が設けられてな
るモールド変圧器において、前記モールド巻線の下端面
部にモールド樹脂からなる突出部を設け、この突出部に
埋込ボスを埋め込み、前記混触防止板の引き出しリード
をモールド樹脂内でこの埋込ボスに接続し、この埋込ボ
スに接続リードをボルト締めで接続してなるものとし、
また、モールド巻線のモールド作業において、金型に埋
込ボスの頭部がはまる貫通孔を設けておき、この貫通孔
に混触防止板の引き出しリードを接続後の埋込ボスをは
め込み、ボルトをボルト穴にねじ込んで外部への穴をふ
さいだ後、モールド樹脂を注入し、その後加熱硬化する
ものとする。
【0019】
【作用】この発明の構成において、モールド巻線の上端
面部にモールド樹脂からなる突出部を設けてこれを介し
て低圧巻線から引き出された平角導体からなる2本の引
き出しリードを左右方向に振り分けて外部に引き出すこ
とによって、突出部から出た2本の引き出しリードの左
右方向の間隔が充分とれることから、鉄心脚間を接続す
る接続リードの配置構成が簡単にかつ製作容易になる。
【0020】また、2本の引き出しリードを、突出部に
左右方向に振り分けの位置に埋め込んだ埋込ボスに接続
する構成とすることによって、モールド作業時の金型を
貫通する引き出しリードをなくすことができる。また、
接続リードを、平角導体の幅面を水平に、平行する2本
を上下方向に重ねて配置することによって、接続リード
が占める空間が上下方向、前後方向とも短縮される。
【0021】また、接続リードの両端を下に向かって折
り曲げ更に逆方向に折り曲げて端部水平部を形成し、こ
の端部水平部を埋込ボスにボルト締めで接続する構成と
することにより、接続リードと埋め込みボスとの間を接
続する引き出しリードを省略することができる。また、
低圧巻線から前後方向に重ねて引き出された引き出しリ
ードを、モールド樹脂からなる突出部内で左右に分けて
振り分けるリードの引き回しを行うことによって、モー
ルド樹脂の外では寸法的に困難なリードの引き回しが可
能になる。
【0022】また、モールド巻線の下端面部にモールド
樹脂からなる突出部を設け、この突出部に埋込ボスを埋
め込み、モールド樹脂内で混触防止板の引き出しリード
をこの埋込ボスに接続した構成とし、この埋込ボスに接
続リードをボルト締めで接続することによって、接続リ
ードはボルト締めによってその位置が固定されてフレー
ムとの間に必要な空間を確保できることから支持碍子を
使用する必要がなくなるとともに、接続リード取付け作
業が容易になる。
【0023】また、モールド巻線のモールド作業におい
て、金型に埋込ボスの頭部がはまる貫通孔を設けてお
き、この貫通孔に混触防止板の引き出しリードをはんだ
付けなどで接続した後の埋込ボスをはめ込みこれのボル
ト穴に締付け用のボルトをねじ込んで外部をふさいだ
後、真空中でモールド樹脂を注入し、その後加熱硬化す
ることによって貫通孔から硬化前の液状のモールド樹脂
が貫通孔から漏れ出す恐れがなくなる。
【0024】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例を示すモールド変圧器の立面
図、図2は同じく平面図であり、図13及び図12と同
じ部材については共通の符号を付けて詳しい説明を省略
する。これらの図において、モールド巻線4U,4V,
4Wそれぞれの上部に一体に成型した突出部10U,1
0V,10Wを設け、これを介して低圧巻線の引き出し
リードを引き出す構成としたものである。また、接続リ
ード810,820,830はそれぞれ幅面を水平にし
た略コの字状に折り曲げた形状をしており、互いに平行
して配置される部分のある接続リード810、830及
び820,830はそれぞれ上下方向に重ねて配置して
ある。2箇所の平行配置部には支持碍子20をそれぞれ
挿入してリード間の間隔を確保してある。この構成では
他に支持碍子で支持する必要のある位置はない。
【0025】図3は図1の部分拡大図であり、モールド
巻線4V,4Wの上部の構成を示すもので鉄心1やフレ
ーム31は省略してある。突出部10Wには後述のよう
にモールド巻線4W内の低圧巻線42Wから引き出され
た引き出しリード90Wが接続された一点鎖線で示す埋
込ボス91W,91Zが埋め込まれていて、接続リード
820の端部水平部821、接続リード830の端部水
平部831とこれら埋込ボス91W,91Zが後述のボ
ルト93によるボルト締めで接続される構成となってい
る。
【0026】図4は図3のA矢視図であり、接続リード
830だけは取り除いて断面だけ図示してある。この図
において、突出部10Wには埋込ボス91Wが埋め込ま
れており、これの向側には同じ形状の埋込ボス91Zが
埋め込まれている。低圧巻線42Wから引き出しリード
90Wが引き出されていてボルト93でボルト締めする
ことによって埋込ボス91Wに接続されている。図示し
ないもう1本の引き出しリード90Zは前述の埋込ボス
91Zに接続されている。
【0027】図5は図4の埋込ボス91Wを取り出して
表示した斜視図である。この図において、埋込ボス91
Wは真鍮製の丸棒の中央に袋穴のねじ穴94を設けたも
のであり、引き出しリード90Wとはろー付けなどで電
気的機械的に接続されている。図4のボルト93はねじ
穴94にねじ込まれる。埋込ボス91Wの材質はねじ穴
を設けることができる程に強度が高くしかも電流通路を
形成する導体であることが考慮されて前述のように真鍮
が多く採用される。
【0028】引き出しリード90Wが銅材の場合は真鍮
製の埋込ボス91Wとの間をろー付けで接続可能である
が、低圧巻線42Wの導体がアルミの場合は引き出しリ
ード90Wもアルミ製なのが普通であるが、アルミと真
鍮とは直接ろー付けなどで接続することは不可能であ
る。このような場合には、埋込ボス91Wに圧着端子を
ろー付けしてこの圧着端子とアルミ製の引き出しリード
を接続するとか、圧接法を利用して銅とアルミを直接接
続する方法などが採用される。
【0029】突出部10Wはモールド巻線4Wの上端面
から突出しているので接続リード820のコの字状の垂
直部の長さをもっと短くするか実質的に零にすることも
可能であり、これにともなって接続リード830の垂直
部の長さを短くできる。接続リード83の高さ位置がフ
レーム31の上面より高くなる場合にはこのようにして
極力接続リード830の位置を低くすることによってモ
ールド変圧器の高さ寸法を低減することができる。
【0030】図4、図5では引き出しリード90W及び
これらの図で示していない引き出しリード90Zが低圧
巻線42Wから引き出されるときに既に左右方向に振り
分けに配置されているものとして図示したものである
が、実際のモールド変圧器では図15の2本の引き出し
リード9W,9Zのように前後方向に重なった状態で引
き出されることが多い。このような場合には前後方向に
重なって引き出された引き出しリードを突出部10Wの
中を引き回して左右に振り分けること及び平角導体の幅
面を水平にすることなどの配置変更を行う。突出部10
W内の平角導体はモールドされるので、絶縁を確保する
ための導体の距離は最小限に小さくすることができるこ
とから、従来の引き出しリードでは実質的に不可能であ
ったリードの引き回しが可能である。したがって、埋込
ボス91W,91Zを左右振り分けに配置することは、
低圧巻線42Wから引き出されるリードの配置に無関係
に実現可能である。
【0031】埋込ボス10Wを使用することによって、
モールド作業時の金型をリードが貫通することがなくな
る。リードが金型を貫通した状態でモールド作業を実施
するときには貫通部から硬化前の液状のモールド樹脂が
漏れ出さないようにするために金型が複雑になって製作
コストが高くなるという問題がある。埋込ボス10Wを
使用することによってこのような問題が解消することが
できる。
【0032】埋込ボス10Wを使用しないで引き出しリ
ード90Wと接続リード830とを接続する構成を採用
することもできる。すなわち、埋込ボス91Wの代わり
に引き出しリード90Wをそのまま突出部10Wの上表
面を貫通して外部に引き出す構成である。ただ、この場
合は、埋込ボス91W,91Zを設けることによってモ
ールド作業に使用される金型をリードが貫通するという
問題は残ることになる。なお、前述のモールド変圧器は
3相変圧器だけについてであるが、単相のモールド変圧
器の場合、2脚鉄心のそれぞれの鉄心脚にモールド巻線
が挿入される構成が採用されることが多く、この場合の
低圧巻線は並列接続される。この並列接続する接続リー
ドは3相変圧器の三角結線をするための接続リードと類
似の配置になる。したがって、この発明は2脚鉄心が採
用された単相モールド変圧器に対しても適用することが
できる。
【0033】図6はこの発明の別の実施例を示すモール
ド変圧器下部の正面図であり、図1と同じ部材について
は共通の符号を付けて詳しい説明を省く。この図におい
て、モールド巻線4U,4V,4Wの下端面部に図1の
上端面部の突出部10U,10V,10Wに類似の埋込
ボスを埋め込んだ突出部73U,73V,73Wを設
け、後述するようにこの突出部73U,73V,73W
にそれぞれ埋め込んだ埋込ボス75に接続リード72A
をボルト締めで接続する。
【0034】図7は図6のE矢視図であり、混触防止板
70から引き出された引き出しリード7WAはモールド
樹脂内で埋込ボス75に接続されており、接続リード7
2Aはボルト76で埋込ボス75に固定されるとともに
電気的に接続されている。図8はモールド巻線4Wのモ
ールド作業における金型に巻線などをセットした状態を
示す断面図である。金型40Aは図17の金型40と殆
ど同じであるが、突出部73Wに相当する部分の金型が
突出し、その先端に引き出しリード7WAを引き出す貫
通孔401の代わりに外部に貫通している貫通孔401
Aを設けここに引き出しリード7WAが接続された埋込
ボス75をはめ込みボルト76で締付けた構成である点
が異なる。
【0035】図9は埋込ボス75と引き出しリード7W
Aとの接続部の斜視図であり、埋込ボス75のボルト穴
のない側の面に薄い銅板からなる引き出しリード7WA
をはんだ付けで取付けて電気的に接続する構成である。
図10は図8のF矢視図であり、図11はその拡大断面
図である。これらの図において、貫通孔401Aに埋込
ボス75をはめ込みボルト76を埋込ボス75のボルト
穴にねじ込む。ボルト76を金型40Aに接触するまで
ねじ込むと貫通孔401Aの外側の開口部をふさぐこと
になり、この後液状のモールド樹脂を注入して加熱硬化
させてもボルト76と金型40Aの隙間からモールド樹
脂が漏れることはなく従来のようなパテを用いて漏れを
防ぐ方法に比べて確実にモールド樹脂の漏れを防止する
ことができる。なお、このときボルト76には金型40
Aの内面と同様に離型材を塗布するので硬化したモール
ド樹脂によってボルト76が接着して外れなくなるとい
うことはなく、また離型材が金型40Aとボルト76と
の接触面の僅かの隙間も埋めるから前述の漏れを防ぐ効
果は確実である。
【0036】
【発明の効果】この発明は前述のように、モールド巻線
の上端面部にモールド樹脂からなる突出部を設けてこれ
を介して低圧巻線から引き出された平角導体の2本の引
き出しリードを左右方向に振り分けて外部に引き出すこ
とによって、突出部から出た2本の引き出しリードの左
右方向の間隔が充分とれることから、鉄心脚間を接続す
る接続リードの配置構成が簡単になって接続リードの製
作工数が短縮されるとともに、支持碍子の数が2つに低
減されることによる部品数と価格の低減が可能になり、
結果的にモールド変圧器のコストダウンが可能になると
いう効果が得られる。また、2本の引き出しリードを、
突出部の左右方向に振り分けの位置に埋め込んだ埋込ボ
スに接続する構成とすることによって、モールド作業時
の金型を貫通する引き出しリードがなくなるので、モー
ルド作業においてこの引き出しリードが貫通する部分か
らの硬化前の液状のモールド樹脂の漏れ出しの可能性が
なくなるので金型が簡単になりその結果金型の製作価格
が低減することによってモールド変圧器がコストダウン
する効果が得られる。また、接続リードを、平角導体の
幅面を水平に、平行する2本を上下方向に重ねて配置す
ることによって接続リードが占める空間が上下方向、前
後方向とも短縮されるので、接続リードが他の構成部品
で決まるモールド変圧器の寸法からはみ出すことがなく
なることから、モールド変圧器の寸法短縮が可能になる
という効果が得られる。また、接続リードの両端を下に
向かって折り曲げ更に逆方向に折り曲げて端部水平部を
形成し、この端部水平部を埋込ボスにボルト締めで接続
する構成とすることにより、接続リードと埋め込みボス
との間を接続する引き出しリードを省略した簡単な接続
リード配置構成になるという効果が得られる。また、低
圧巻線から前後方向に重ねて引き出された引き出しリー
ドを、モールド樹脂からなる突出部内で左右に振り分け
るリードの引き回しを行うことによって、モールド樹脂
の外では寸法的に困難なリードの引き回しが可能になる
ので、引き出しリードの低圧巻線からの引き出しの配置
に無関係に突出部からの引き出しを左右振り分けにする
ことができる。
【0037】また、モールド巻線の下端面部にモールド
樹脂からなる突出部を設け、この突出部に埋込ボスを埋
め込み、モールド樹脂内で混触防止板の引き出しリード
をこの埋込ボスに接続し、この埋込ボスに接続リードを
ボルト締めで接続することによって、接続リードはボル
ト締めによってその位置が固定されるのでフレームとの
間に必要な空間を確保できることから支持碍子を使用す
る必要がなくなるとともに、接続リード取付け作業が容
易になるという効果が得られる。
【0038】また、モールド巻線のモールド作業におい
て、金型に埋込ボスの頭部がはまる貫通孔を設けてお
き、この貫通孔に混触防止板の引き出しリードをはんだ
付けなどで接続した後の埋込ボスをはめ込みこれのボル
ト穴に締付け用のボルトをねじ込んで外部へ抜ける開口
部をふさいだ後、真空中でモールド樹脂を注入し、その
後加熱硬化することによって硬化前の液状のモールド樹
脂が貫通孔から漏れ出す恐れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すモールド変圧器の立面
【図2】図1の平面図
【図3】図1の部分拡大図
【図4】図3のA矢視図
【図5】図4の埋込ボスを示す斜視図
【図6】この発明の別の実施例を示すモールド変圧器下
部の正面図
【図7】図6のE矢視図
【図8】図6のモールド巻線の金型に巻線などをセット
した状態を示す断面図
【図9】埋込ボスと引き出しリードとの接続部の斜視図
【図10】図8のF矢視図
【図11】図10の拡大断面図
【図12】従来のモールド変圧器の立面図
【図13】図12の平面図
【図14】図12の部分拡大図
【図15】図14のB矢視図
【図16】図16は図12のC矢視図
【図17】図12のモールド巻線の金型に巻線などをセ
ットした状態を示す断面図
【図18】図17のD矢視図
【図19】図18の断面図
【符号の説明】
1 鉄心 1U 鉄心脚 1V 鉄心脚 1W 鉄心脚 4U モールド巻線 4V モールド巻線 4W モールド巻線 41W 高圧巻線 42W 低圧巻線 10U 突出部 10V 突出部 10W 突出部 17 支持碍子 19 支持碍子 20 支持碍子 171 ボルト 172 ボルト 191 ボルト 192 ボルト 81 接続リード 82 接続リード 83 接続リード 810 接続リード 820 接続リード 830 接続リード 811 端部水平部 821 端部水平部 831 端部水平部 9U 引き出しリード 9V 引き出しリード 9W 引き出しリード 9X 引き出しリード 9Y 引き出しリード 9Z 引き出しリード 90W 引き出しリード 90Z 引き出しリード 91W 埋込ボス 91Z 埋込ボス 91V 埋込ボス 91Y 埋込ボス 93 ボルト 94 ねじ穴 70 混触防止板 7WA引き出しリード 72A 接続リード 73U 突出部 73V 突出部 73W 突出部 75 埋込ボス 76 ボルト 40A 金型 401A 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−112004(JP,A) 実開 昭58−66621(JP,U) 実開 昭56−84327(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 30/00 - 38/42

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2本の鉄心脚(1U,1V,1
    W)を備えた鉄心(1)、これら鉄心脚(1U,1V,
    1W)にそれぞれ挿入されたモールド巻線(4U,4
    V,4W)を備え、これらモールド巻線(4U,4V,
    4W)が高圧巻線(41W)と低圧巻線(42W)とが
    一体にモールドされてなり、前記鉄心脚(1U,1V,
    1W)ごとの各低圧巻線(42W)からそれぞれ2本ず
    つ上部に引き出された平角導体からなる引き出しリード
    (90W)が平角導体からなる接続リード(810,8
    20,830)で異なる鉄心脚間で接続されてなるモー
    ルド変圧器において、前記各モールド巻線(4U,4
    V,4W)の上端面部にモールド樹脂からなる突出部
    (10U,10V,10W)をそれぞれ設け、前記各モ
    ールド巻線(4U,4V,4W)ごとにそれぞれ前記2
    本の引き出しリード(90W)を前記突出部(10U,
    10V,10W)内を介して鉄心脚配列方向における一
    方側と他方側とに振り分けるとともに前記突出部(10
    U,10V,10W)の鉄心脚配列方向における一方側
    と他方側とに振り分けた位置に埋め込んだ埋込ボス(9
    1V,91Y,91W,91Z)に接続してなることを
    特徴とするモールド変圧器。
  2. 【請求項2】少なくとも2本の鉄心脚(1U,1V,1
    W)を備えた鉄心(1)、これら鉄心脚(1U,1V,
    1W)にそれぞれ挿入されたモールド巻線(4U,4
    V,4W)を備え、これらモールド巻線(4U,4V,
    4W)が高圧巻線(41W)と低圧巻線(42W)とが
    一体にモールドされてなり、前記鉄心脚(1U,1V,
    1W)ごとの各低圧巻線(42W)からそれぞれ2本ず
    つ上部に引き出された平角導体からなる引き出しリード
    (90W)が平角導体からなる接続リード(810,8
    20,830)で異なる鉄心脚間で接続されてなるモー
    ルド変圧器において、前記各モールド巻線(4U,4
    V,4W)の上端面部にモールド樹脂からなる突出部
    (10U,10V,10W)をそれぞれ設け、前記各モ
    ールド巻線(4U,4V,4W)ごとにそれぞれ前記2
    本の引き出しリード(90W)を前記突出部(10U,
    10V,10W)内を介して鉄心脚配列方向における一
    方側と他方側とに振り分けて外部に引き出すとともに、
    前記接続リード(810,820,830)を、平角導
    体の幅面を水平に、平行する2本を上下方向に重ねて配
    置してなることを特徴とするモールド変圧器。
  3. 【請求項3】少なくとも2本の鉄心脚(1U,1V,1
    W)を備えた鉄心(1)、これら鉄心脚(1U,1V,
    1W)にそれぞれ挿入されたモールド巻線(4U,4
    V,4W)を備え、これらモールド巻線(4U,4V,
    4W)が高圧巻線(41W)と低圧巻線(42W)とが
    一体にモールドされてなり、前記鉄心脚(1U,1V,
    1W)ごとの各低圧巻線(42W)からそれぞれ2本ず
    つ上部に引き出された平角導体からなる引き出しリード
    (90W)が平角導体からなる接続リード(810,8
    20,830)で異なる鉄心脚間で接続されてなるモー
    ルド変圧器において、前記各モールド巻線(4U,4
    V,4W)の上端面部にモールド樹脂からなる突出部
    (10U,10V,10W)をそれぞれ設け、前記各モ
    ールド巻線(4U,4V,4W)ごとにそれぞれ前記2
    本の引き出しリード(90W)を前記低圧巻線(42
    W)から鉄心脚配列方向および鉄心脚長手方向の両方に
    直交する方向に重ねて引き出すとともに前記突出部(1
    0U,10V,10W)内で分けて引き回し鉄心脚配列
    方向における一方側と他方側とに振り分けて外部に引き
    出してなることを特徴とするモールド変圧器。
  4. 【請求項4】前記接続リード(810,820,83
    0)を、平角導体の幅面を水平に、平行する2本を上下
    方向に重ねて配置してなることを特徴とする請求項1記
    載のモールド変圧器。
  5. 【請求項5】前記接続リード(810,820,83
    0)の両端を下に向かって折り曲げ更に反対方向に折り
    曲げて端部水平部を形成してなり、この端部水平部を前
    記埋込ボス(91V,91Y,91W,91Z)にボル
    ト締めで接続してなることを特徴とする請求項4記載の
    モールド変圧器。
  6. 【請求項6】前記各モールド巻線(4U,4V,4W)
    ごとにそれぞれ前記2本の引き出しリード(90W)を
    前記低圧巻線(42W)から鉄心脚配列方向および鉄心
    脚長手方向の両方に直交する方向に重ねて引き出すとと
    もに前記突出部(10U,10V,10W)内で分けて
    引き回し鉄心脚配列方向における一方側と他方側とに振
    り分けて外部に引き出してなることを特徴とする請求項
    1、2、4又は5記載のモールド変圧器。
  7. 【請求項7】少なくとも2本の鉄心脚(1U,1V,1
    W)を備えた鉄心(1)、これら鉄心脚(1U,1V,
    1W)にそれぞれ挿入されたモールド巻線(4U,4
    V,4W)を備え、これらモールド巻線(4U,4V,
    4W)が高圧巻線(41W)と低圧巻線(42W)とが
    一体にモールドされてなり、その高圧巻線(41W)と
    低圧巻線(42W)との間に混触防止板(70)が設け
    られてなるモールド変圧器において、前記モールド巻線
    (4U,4V,4W)の下端面部にモールド樹脂からな
    る突出部(73U,73V,73W)を設け、この突出
    部(73U,73V,73W)に埋込ボス(75)を埋
    め込み、前記混触防止板(70)の引き出しリード(7
    WA)をモールド樹脂(400)内でこの埋込ボス(7
    5)に接続し、この埋込ボス(75)に接続リード(7
    2A)をボルト(76)でボルト締めで接続してなるこ
    とを特徴とするモールド変圧器。
  8. 【請求項8】モールド巻線のモールド作業において、金
    型(40A)に埋込ボス(75)の頭部がはまる貫通孔
    (401A)を設けておき、この貫通孔(401A)に
    混触防止板(70)の引き出しリード(7WA)を接続
    後の埋込ボス(75)をはめ込み、ボルト(76)をボ
    ルト穴にねじ込んで外部への穴をふさいだ後、モールド
    樹脂を注入し、その後加熱硬化することを特徴とする請
    求項7記載のモールド変圧器のモールド方法。
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