JPS6112662Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6112662Y2 JPS6112662Y2 JP15380481U JP15380481U JPS6112662Y2 JP S6112662 Y2 JPS6112662 Y2 JP S6112662Y2 JP 15380481 U JP15380481 U JP 15380481U JP 15380481 U JP15380481 U JP 15380481U JP S6112662 Y2 JPS6112662 Y2 JP S6112662Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primary
- mold
- insulation
- insulating
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 27
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 24
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims description 15
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
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- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は貫通形変流器に係り、特に小形化を図
つた貫通形変流器に関する。
つた貫通形変流器に関する。
第1図、第2図は従来の例えばサイリスタのゲ
ート制御に用いる貫通形変流器を示し、1は円筒
状鉄心2に回装した二次コイルである。二次コイ
ル1は円筒状の二次絶縁モールド3にモールドさ
れるとともに端子板4に螺合された二次端子5に
接続する。一次導体6は二次絶縁モールド3の中
央の孔を貫通し配設される。7は変流器取付金具
である。この貫通形変流器は二次コイル1が高圧
系統に接続するので、二次コイル1と一次導体6
の絶縁は高電圧絶縁にする必要がある。ところ
が、一次導体6は裸導体の場合と絶縁被覆したケ
ーブルの場合があるが、ケーブルの場合であつて
も、狭い盤内では至近距離で接続するため、ケー
ブルの導体が露出することがある。このように、
一次導体6が裸導体の場合は、二次端子5と一次
導体6間の沿面距離が短かくなり絶縁上好ましく
ない。一方、二次端子5と一次導体6間を高電圧
絶縁とするにはこの沿面距離を長くしなければな
らない。このためには、二次絶縁モールド3を大
形化しなければならず、この大形化は貫通形変流
器全体の大形化となつて、価格が高くなる問題が
あつた。
ート制御に用いる貫通形変流器を示し、1は円筒
状鉄心2に回装した二次コイルである。二次コイ
ル1は円筒状の二次絶縁モールド3にモールドさ
れるとともに端子板4に螺合された二次端子5に
接続する。一次導体6は二次絶縁モールド3の中
央の孔を貫通し配設される。7は変流器取付金具
である。この貫通形変流器は二次コイル1が高圧
系統に接続するので、二次コイル1と一次導体6
の絶縁は高電圧絶縁にする必要がある。ところ
が、一次導体6は裸導体の場合と絶縁被覆したケ
ーブルの場合があるが、ケーブルの場合であつて
も、狭い盤内では至近距離で接続するため、ケー
ブルの導体が露出することがある。このように、
一次導体6が裸導体の場合は、二次端子5と一次
導体6間の沿面距離が短かくなり絶縁上好ましく
ない。一方、二次端子5と一次導体6間を高電圧
絶縁とするにはこの沿面距離を長くしなければな
らない。このためには、二次絶縁モールド3を大
形化しなければならず、この大形化は貫通形変流
器全体の大形化となつて、価格が高くなる問題が
あつた。
本考案は上述の問題に鑑みてなされたもので、
その目的は耐電圧特性にすぐれるとともに小形化
を図つた貫通形変流器を提供するにある。
その目的は耐電圧特性にすぐれるとともに小形化
を図つた貫通形変流器を提供するにある。
以下、本考案をその一実施例を示す図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
第3図、第4図に示す1は円筒状鉄心2に回装
した二次コイルである。二次コイル1は例えば絶
縁樹脂よりなる円筒状の二次絶縁モールド3にモ
ールドされる。二次絶縁モールド3の頂部には端
子板4が設置され、この端子板4には二次コイル
1と接続する二次端子5が螺合される。6はCu
又はAlを丸棒状に形成してなる一次導体、7は
変流器取付金具である。
した二次コイルである。二次コイル1は例えば絶
縁樹脂よりなる円筒状の二次絶縁モールド3にモ
ールドされる。二次絶縁モールド3の頂部には端
子板4が設置され、この端子板4には二次コイル
1と接続する二次端子5が螺合される。6はCu
又はAlを丸棒状に形成してなる一次導体、7は
変流器取付金具である。
ところで、一次導体6の外周には高圧に対する
絶縁処理のため、例えば絶縁樹脂を注形又は成形
により一次導体6を中心にした同心円筒状でかつ
前記二次絶縁モールド3より短くその内筒よりも
やや小径の一次絶縁モールド8をモールドする。
この一次絶縁モールド8の肉厚は電圧階級に応じ
選択される。
絶縁処理のため、例えば絶縁樹脂を注形又は成形
により一次導体6を中心にした同心円筒状でかつ
前記二次絶縁モールド3より短くその内筒よりも
やや小径の一次絶縁モールド8をモールドする。
この一次絶縁モールド8の肉厚は電圧階級に応じ
選択される。
一次絶縁モールド8の両端には、これよりも小
径のネジ部10を設けた突出部9が一体的に形成
される。この一次絶縁モールド8は二次絶縁モー
ルド3の中央の孔に貫通され、突出部9は二次絶
縁モールド3の両外側に配設される。各突出部9
の外側に配設される一次導体6の端部には外部機
器と接続する一次端子11が設置される。12は
モールド樹脂、又はプリミツクス成形板、又はガ
ラス積層板よりなる円板状の絶縁バリヤで、二次
絶縁モールド3の両外側に設置される。
径のネジ部10を設けた突出部9が一体的に形成
される。この一次絶縁モールド8は二次絶縁モー
ルド3の中央の孔に貫通され、突出部9は二次絶
縁モールド3の両外側に配設される。各突出部9
の外側に配設される一次導体6の端部には外部機
器と接続する一次端子11が設置される。12は
モールド樹脂、又はプリミツクス成形板、又はガ
ラス積層板よりなる円板状の絶縁バリヤで、二次
絶縁モールド3の両外側に設置される。
この絶縁バリヤ12は二次端子5と一次導体6
の間の沿面距離を長くするため設置するもので、
その中央には突出部9を貫通するため、これとほ
ぼ同径の貫通孔が設けられている。
の間の沿面距離を長くするため設置するもので、
その中央には突出部9を貫通するため、これとほ
ぼ同径の貫通孔が設けられている。
14は一次絶縁モールド8の外側と絶縁バリヤ
12の内側に生ずる空間部13に設置する円板状
で中央には突出部9の貫通孔を設けた圧接用ゴム
である。この圧接用ゴム14は、空間部13が生
ずると二次端子5と一次導体6間のインパルス内
絡電圧が極めて弱くなるので、この向上のため
と、後述する絶縁バリヤの締付け力を緩和するた
めに設置される。15は突出部9のネジ部10に
螺合する例えば樹脂等の絶縁物又は金属よりなる
ナツトである。このナツト15により、沿面距離
が延長されかつ絶縁バリヤ12は二次絶縁モール
ド3と一次絶縁モールド8に固定される。このよ
うに、絶縁バリヤ12を設置して構成するこの実
施例によれば、第5図、第6図に示すように、一
次絶縁モールド8の端部と絶縁バリヤ12の外側
との距離をlとすると、このlの増加によつてイ
ンパルス内絡電圧(F.O.V)も比例して向上す
る。このため、一次導体6の裸部と二次端子5間
の沿面距離はlを介して決定することができ、l
を長くすると沿面距離も長くなり、このため、二
次端子5と一次導体6間を高電圧絶縁とすること
ができる。しかも、絶縁バリヤ12及びナツト1
5の設置により、二次絶縁モールド3を大形化す
ることなく沿面距離を長くできるので、高電圧特
性にすぐれるとともに小形化した貫通形変流器を
提供することができる。
12の内側に生ずる空間部13に設置する円板状
で中央には突出部9の貫通孔を設けた圧接用ゴム
である。この圧接用ゴム14は、空間部13が生
ずると二次端子5と一次導体6間のインパルス内
絡電圧が極めて弱くなるので、この向上のため
と、後述する絶縁バリヤの締付け力を緩和するた
めに設置される。15は突出部9のネジ部10に
螺合する例えば樹脂等の絶縁物又は金属よりなる
ナツトである。このナツト15により、沿面距離
が延長されかつ絶縁バリヤ12は二次絶縁モール
ド3と一次絶縁モールド8に固定される。このよ
うに、絶縁バリヤ12を設置して構成するこの実
施例によれば、第5図、第6図に示すように、一
次絶縁モールド8の端部と絶縁バリヤ12の外側
との距離をlとすると、このlの増加によつてイ
ンパルス内絡電圧(F.O.V)も比例して向上す
る。このため、一次導体6の裸部と二次端子5間
の沿面距離はlを介して決定することができ、l
を長くすると沿面距離も長くなり、このため、二
次端子5と一次導体6間を高電圧絶縁とすること
ができる。しかも、絶縁バリヤ12及びナツト1
5の設置により、二次絶縁モールド3を大形化す
ることなく沿面距離を長くできるので、高電圧特
性にすぐれるとともに小形化した貫通形変流器を
提供することができる。
第7図、第8図は本考案の第2実施例を示し、
この実施例では、一次導体6の絶縁モールド8の
構成の簡易化と強度増加とともに前述の第1実施
例で述べた空間部13の発生を防止するため、突
出部9を省略し、ネジ部10は二次絶縁モールド
3の外側に突出する両端部に設ける。また、圧接
用ゴム14は二次絶縁モールド3との圧接面を拡
大しインパルス内絡電圧を向上するとともに絶縁
バリヤ12に加わる締付け力を緩和するためその
外径をほぼ二次絶縁モールド3と同径にし、その
外側と絶縁バリヤ12の内側の間に配設する。
この実施例では、一次導体6の絶縁モールド8の
構成の簡易化と強度増加とともに前述の第1実施
例で述べた空間部13の発生を防止するため、突
出部9を省略し、ネジ部10は二次絶縁モールド
3の外側に突出する両端部に設ける。また、圧接
用ゴム14は二次絶縁モールド3との圧接面を拡
大しインパルス内絡電圧を向上するとともに絶縁
バリヤ12に加わる締付け力を緩和するためその
外径をほぼ二次絶縁モールド3と同径にし、その
外側と絶縁バリヤ12の内側の間に配設する。
ナツト15は、絶縁バリヤ12の固定及び圧接
用ゴム14の圧接を確実にするため、圧接用ゴム
14とほぼ同径とする。このナツト15を樹脂等
の絶縁物で形成すると絶縁効果が更に向上する。
この実施例によれば、インパルス内絡電圧を更に
向上するとともに、一次絶縁モールド8の構成の
簡易化と強度増加を図ることができる。また、絶
縁バリヤ12の固定、圧接用ゴム14の緩衝作用
が確実になるとともに、第1実施例と同様の作用
効果を奏する。
用ゴム14の圧接を確実にするため、圧接用ゴム
14とほぼ同径とする。このナツト15を樹脂等
の絶縁物で形成すると絶縁効果が更に向上する。
この実施例によれば、インパルス内絡電圧を更に
向上するとともに、一次絶縁モールド8の構成の
簡易化と強度増加を図ることができる。また、絶
縁バリヤ12の固定、圧接用ゴム14の緩衝作用
が確実になるとともに、第1実施例と同様の作用
効果を奏する。
以上、説明したように本考案は、鉄心に巻回さ
れた二次コイルをモールドした二次絶縁モールド
の中央部に一次導体を貫通してなる貫通形変流器
において、前記一次導体をその両端部に一次端子
を設置するとともに両端部にネジ部を設けた一次
絶縁モールドでモールドし、該一次絶縁モールド
を前記二次絶縁モールドの中央に貫通するととも
にその両外側に前記ネジ部及び前記一次端子を配
設し、前記二次絶縁モールドの両側には絶縁バリ
ヤを配設し前記ネジ部に螺合するナツトにより固
定して構成されるものであるから、全体構造と大
形化することなく二次コイル側と一次導体側の沿
面距離を長くすることができ、耐電圧特性にすぐ
れかつ小形化した貫通形変流器が提供できる効果
を奏する。
れた二次コイルをモールドした二次絶縁モールド
の中央部に一次導体を貫通してなる貫通形変流器
において、前記一次導体をその両端部に一次端子
を設置するとともに両端部にネジ部を設けた一次
絶縁モールドでモールドし、該一次絶縁モールド
を前記二次絶縁モールドの中央に貫通するととも
にその両外側に前記ネジ部及び前記一次端子を配
設し、前記二次絶縁モールドの両側には絶縁バリ
ヤを配設し前記ネジ部に螺合するナツトにより固
定して構成されるものであるから、全体構造と大
形化することなく二次コイル側と一次導体側の沿
面距離を長くすることができ、耐電圧特性にすぐ
れかつ小形化した貫通形変流器が提供できる効果
を奏する。
第1図、第2図は従来の実施例を示し、第1図
は破断正面図、第2図は破断側面図である。第3
図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図は
本考案の実施例を示し、第3図、第7図は破断正
面図、第4図、第8図は破断側面図、第5図、第
6図は沿面距離の説明図である。 1……二次コイル、2……鉄心、3……二次絶
縁モールド、4……端子板、5……二次端子、6
……一次導体、8……一次絶縁モールド、10…
…ネジ部、11……一次端子、12……絶縁バリ
ヤ、15……ナツト。
は破断正面図、第2図は破断側面図である。第3
図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図は
本考案の実施例を示し、第3図、第7図は破断正
面図、第4図、第8図は破断側面図、第5図、第
6図は沿面距離の説明図である。 1……二次コイル、2……鉄心、3……二次絶
縁モールド、4……端子板、5……二次端子、6
……一次導体、8……一次絶縁モールド、10…
…ネジ部、11……一次端子、12……絶縁バリ
ヤ、15……ナツト。
Claims (1)
- 鉄心に巻回された二次コイルをモールドした二
次絶縁モールドの中央部に一次導体を貫通してな
る貫通形変流器において、前記一次導体をその両
端部に一次端子を設置するとともに両端部にネジ
部を設けた一次絶縁モールドでモールドし、該一
次絶縁モールドを前記二次絶縁モールドの中央に
貫通するとともにその両外側に前記ネジ部及び前
記一次端子を配設し、前記二次絶縁モールドの両
側には絶縁バリヤを設置し前記ネジ部に螺合する
ナツトにより固定したことを特徴とする貫通形変
流器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15380481U JPS5858326U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | 貫通形変流器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15380481U JPS5858326U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | 貫通形変流器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5858326U JPS5858326U (ja) | 1983-04-20 |
JPS6112662Y2 true JPS6112662Y2 (ja) | 1986-04-19 |
Family
ID=29946406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15380481U Granted JPS5858326U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | 貫通形変流器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858326U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6078124U (ja) * | 1983-11-02 | 1985-05-31 | 三菱電機株式会社 | 変流器 |
-
1981
- 1981-10-16 JP JP15380481U patent/JPS5858326U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5858326U (ja) | 1983-04-20 |
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