JPH0314028Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0314028Y2 JPH0314028Y2 JP13786184U JP13786184U JPH0314028Y2 JP H0314028 Y2 JPH0314028 Y2 JP H0314028Y2 JP 13786184 U JP13786184 U JP 13786184U JP 13786184 U JP13786184 U JP 13786184U JP H0314028 Y2 JPH0314028 Y2 JP H0314028Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage coil
- coil group
- electrostatic plate
- low
- spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 2
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 4
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、静止誘導機器に関するものであ
り、とりわけ、巻線の電位分布や電界分布を改善
するための静電板を備えた変圧器などの静止誘導
機器に関するものである。
り、とりわけ、巻線の電位分布や電界分布を改善
するための静電板を備えた変圧器などの静止誘導
機器に関するものである。
第2図および第3図は従来のこの種の変圧器を
示し、鉄心1に巻回された低圧コイル群2の間に
高圧コイル群3が巻回されており、外周の低圧コ
イル群2の内側にはワツシヤ4を介して複数のス
ペーサ5が配設されていて、最内側のスペーサ5
に当接して静電板6が配設されている。かように
してなる変圧器本体は、ブツシング7を備えたタ
ンク8に収納されている。
示し、鉄心1に巻回された低圧コイル群2の間に
高圧コイル群3が巻回されており、外周の低圧コ
イル群2の内側にはワツシヤ4を介して複数のス
ペーサ5が配設されていて、最内側のスペーサ5
に当接して静電板6が配設されている。かように
してなる変圧器本体は、ブツシング7を備えたタ
ンク8に収納されている。
静電板6は、衝撃電圧に対する初期電圧分布を
改善するために、線路端コイルの外側に端子と同
電位に配置されるもので、線路端コイル内の電圧
分布を矯正し、また、静電板6の有する大きな耐
地容量により衝撃急しゆん波頭を緩和するうえで
も有効に作用する。
改善するために、線路端コイルの外側に端子と同
電位に配置されるもので、線路端コイル内の電圧
分布を矯正し、また、静電板6の有する大きな耐
地容量により衝撃急しゆん波頭を緩和するうえで
も有効に作用する。
第4図は静電板6付近の典型的な等電位線分布
を示し、Eは等電位線である。
を示し、Eは等電位線である。
巻線または静電板と鉄心間の等電位線密度は誘
電率に逆比例して配分されるので、一般に誘電率
の大きい固体絶縁物内では粗になり、誘電率の低
い液体または気体の部分では密になる。
電率に逆比例して配分されるので、一般に誘電率
の大きい固体絶縁物内では粗になり、誘電率の低
い液体または気体の部分では密になる。
上記のような従来の静止誘導機器では、電界は
等電位線密度に比例するので、誘電率の高いスペ
ーサ5の部位よりも、スペーサ5の端部等に形成
される誘電率の低い微小ギヤツプGに電界集中を
呈し、ここにコロナが発生しやすくなる。このよ
うな現象を防止するためには、勢い低圧コイル群
2と静電板6との絶縁寸法を大にしなければなら
ず、その結果、機器の寸法、重量が大となるとい
う問題点があつた。
等電位線密度に比例するので、誘電率の高いスペ
ーサ5の部位よりも、スペーサ5の端部等に形成
される誘電率の低い微小ギヤツプGに電界集中を
呈し、ここにコロナが発生しやすくなる。このよ
うな現象を防止するためには、勢い低圧コイル群
2と静電板6との絶縁寸法を大にしなければなら
ず、その結果、機器の寸法、重量が大となるとい
う問題点があつた。
この考案は、かような問題点を解消しようとす
るもので、寸法を縮小し、重量を低減しうる静止
誘導機器を得ることを目的とする。
るもので、寸法を縮小し、重量を低減しうる静止
誘導機器を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る静止誘導機器は、静電板の、巻
線の導体方向と直角な平面に沿う断面形状におい
て、低圧コイル群に対向する側の直線部の中央に
凹部を形成したものである。
線の導体方向と直角な平面に沿う断面形状におい
て、低圧コイル群に対向する側の直線部の中央に
凹部を形成したものである。
この考案においては、凹部上、下の膨出部によ
り電位線が離れ、スペーサの端部に形成される微
小ギヤツプに生じる電界集中を緩和する。
り電位線が離れ、スペーサの端部に形成される微
小ギヤツプに生じる電界集中を緩和する。
第1図はこの考案の一実施例を示し、巻線に直
角な平面での静電板16の断面形状において、低
圧コイル群に対向する側の中央部に凹部16aを
形成し、凹部16aにスペーサ5が当接するよう
にしてなるものである。その他の構成は従来のも
のと同様とする。
角な平面での静電板16の断面形状において、低
圧コイル群に対向する側の中央部に凹部16aを
形成し、凹部16aにスペーサ5が当接するよう
にしてなるものである。その他の構成は従来のも
のと同様とする。
以上の構成により、静電板16の凹部16a
上、下の膨出部16bで等電位線Eが決められ、
第4図におけると同じ電位の線は微小ギヤツプG
から、より離れることになり、従来のものに比べ
て、微小ギヤツプGの電界が著しく緩和される。
したがつて、同じ電圧を巻線(静電板)に印加し
た場合、微小ギヤツプGから同じ大きさのコロナ
が発生するには、低圧コイル群と静電板との絶縁
距離は、従来のものに比べて縮小できることにな
る。
上、下の膨出部16bで等電位線Eが決められ、
第4図におけると同じ電位の線は微小ギヤツプG
から、より離れることになり、従来のものに比べ
て、微小ギヤツプGの電界が著しく緩和される。
したがつて、同じ電圧を巻線(静電板)に印加し
た場合、微小ギヤツプGから同じ大きさのコロナ
が発生するには、低圧コイル群と静電板との絶縁
距離は、従来のものに比べて縮小できることにな
る。
以上は変圧器について説明したが、リアクトル
等、その他の静止誘導機器であつても同様であ
る。
等、その他の静止誘導機器であつても同様であ
る。
以上の説明から明らかのように、この考案は、
静電板の低圧コイル群に対向する側の中央部に凹
部を形成したことにより、電界緩和を改善して絶
縁寸法が縮小され、機器の寸法を縮小し、重量を
低減することができる。
静電板の低圧コイル群に対向する側の中央部に凹
部を形成したことにより、電界緩和を改善して絶
縁寸法が縮小され、機器の寸法を縮小し、重量を
低減することができる。
第1図はこの考案の一実施例の等電位線図、第
2図は従来のものの正断面図、第3図は第2図の
−線に沿う平面での断面図、第4図はその等
電位線図である。 2……低圧コイル群、16……静電板、16a
……凹部。なお、各図中、同一符号は同一又は相
当部分を示す。
2図は従来のものの正断面図、第3図は第2図の
−線に沿う平面での断面図、第4図はその等
電位線図である。 2……低圧コイル群、16……静電板、16a
……凹部。なお、各図中、同一符号は同一又は相
当部分を示す。
Claims (1)
- 低圧コイル群と高圧コイル群の間にあつて、前
記低圧コイル群側にワツシヤとスペーサを介して
設けられている静電板を備えた静止誘導機器にお
いて、巻線の導体方向と直角な平面での断面形状
における前記低圧コイル群に対向する側の直線部
中央に前記スペーサに当接する凹部が形成された
前記静電板を備えてなることを特徴とする静止誘
導機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13786184U JPH0314028Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13786184U JPH0314028Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6153922U JPS6153922U (ja) | 1986-04-11 |
JPH0314028Y2 true JPH0314028Y2 (ja) | 1991-03-28 |
Family
ID=30696264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13786184U Expired JPH0314028Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0314028Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7016683B2 (ja) * | 2017-12-07 | 2022-02-07 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
-
1984
- 1984-09-13 JP JP13786184U patent/JPH0314028Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6153922U (ja) | 1986-04-11 |
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