JPS62180Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS62180Y2 JPS62180Y2 JP2663580U JP2663580U JPS62180Y2 JP S62180 Y2 JPS62180 Y2 JP S62180Y2 JP 2663580 U JP2663580 U JP 2663580U JP 2663580 U JP2663580 U JP 2663580U JP S62180 Y2 JPS62180 Y2 JP S62180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacing piece
- coil
- contact
- insulating tube
- vertical duct
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 13
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 10
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 7
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は変圧器やリアクトルなどの誘導電器の
巻線に関するものである。
巻線に関するものである。
従来の誘導電器巻線を第1図に示す。図におい
て、1は絶縁筒、2は絶縁筒1の外周に平角被覆
電線を巻回して成る単位コイルで、各単位コイル
2をコイル間隔片3を介して縦方向に配置して巻
線が構成される。上記の誘導電器巻線においては
軸方向の重量および短絡時に発生する機械力を負
担するためさらには絶縁のために各単位コイル2
間に絶縁性のコイル間隔片3を設けており、各コ
イル間隔片3の内端は絶縁筒1と接するように設
けているが、第2図に示すようにコイル間隔片3
の厚さtが比較的厚いので絶縁筒1の表面とコイ
ル間隔片3の内端面とが全面的に密接するように
加工することは困難となり、絶縁筒1とコイル間
隔片3との間には微小ギヤツプ4が生じる。この
ため、この微小ギヤツプ4が絶縁上の弱点とな
り、コロナ放電開始電圧が低くなつたり、最悪の
場合には変圧破壊を生じるという欠点があつた。
て、1は絶縁筒、2は絶縁筒1の外周に平角被覆
電線を巻回して成る単位コイルで、各単位コイル
2をコイル間隔片3を介して縦方向に配置して巻
線が構成される。上記の誘導電器巻線においては
軸方向の重量および短絡時に発生する機械力を負
担するためさらには絶縁のために各単位コイル2
間に絶縁性のコイル間隔片3を設けており、各コ
イル間隔片3の内端は絶縁筒1と接するように設
けているが、第2図に示すようにコイル間隔片3
の厚さtが比較的厚いので絶縁筒1の表面とコイ
ル間隔片3の内端面とが全面的に密接するように
加工することは困難となり、絶縁筒1とコイル間
隔片3との間には微小ギヤツプ4が生じる。この
ため、この微小ギヤツプ4が絶縁上の弱点とな
り、コロナ放電開始電圧が低くなつたり、最悪の
場合には変圧破壊を生じるという欠点があつた。
又、第3図は他の従来例における誘導電器巻線
を示し、この例では絶縁筒1の外周に縦ダクト用
間隔片5を設け、縦ダクト用間隔片5の外周に各
単位コイル2および各コイル間隔片3を交互に設
けているが、この場合にもやはり縦ダクト用間隔
片5と各コイル間隔片3の内端との間に微小ギヤ
ツプを生じて上記のような欠点を生じた。
を示し、この例では絶縁筒1の外周に縦ダクト用
間隔片5を設け、縦ダクト用間隔片5の外周に各
単位コイル2および各コイル間隔片3を交互に設
けているが、この場合にもやはり縦ダクト用間隔
片5と各コイル間隔片3の内端との間に微小ギヤ
ツプを生じて上記のような欠点を生じた。
本考案は上記の従来の欠点を除去して、コロナ
放電開始電圧が高く、絶縁上安定した誘導電器巻
線を提供することを目的とする。
放電開始電圧が高く、絶縁上安定した誘導電器巻
線を提供することを目的とする。
以下本考案の実施例を図面とともに説明する。
第4〜5図は本考案の第1の実施例を示し、本実
施例においては単位コイル2間に設けたコイル間
隔片6を、単位コイル2の下面に接するとともに
内端を絶縁筒1に当接して設けた第1の間隔片7
と、前記単位コイル2の下段の単位コイル2の上
面に接するとともに内端を絶縁筒1に当接して設
けた第2の間隔片8と、第1および第2の間隔片
7,8の間に挾まれるとともに絶縁筒1との間に
間隔(約3〜5mm)を有する第3の間隔片9とか
ら構成する。
第4〜5図は本考案の第1の実施例を示し、本実
施例においては単位コイル2間に設けたコイル間
隔片6を、単位コイル2の下面に接するとともに
内端を絶縁筒1に当接して設けた第1の間隔片7
と、前記単位コイル2の下段の単位コイル2の上
面に接するとともに内端を絶縁筒1に当接して設
けた第2の間隔片8と、第1および第2の間隔片
7,8の間に挾まれるとともに絶縁筒1との間に
間隔(約3〜5mm)を有する第3の間隔片9とか
ら構成する。
上記の第1実施例においては、第1の間隔片7
および第2の間隔片8の厚さが薄いので、絶縁筒
1との接触面積が小さく、加工面の凹凸による微
小ギヤツプがないためコロナ放電が発生しない。
一方、第3の間隔片9は単位コイル2を強固に固
有するため厚くして機械的強度を持たせている
が、その厚さが大きいのでその加工断面には多く
の凹凸があり、従つて第3の間隔片9を絶縁筒1
に接触させると、微小ギヤツプが沢山できてしま
うため積極的に間隔10をあけてその間を平等電
界にしてコロナ放電を発生させないようにしてい
る。
および第2の間隔片8の厚さが薄いので、絶縁筒
1との接触面積が小さく、加工面の凹凸による微
小ギヤツプがないためコロナ放電が発生しない。
一方、第3の間隔片9は単位コイル2を強固に固
有するため厚くして機械的強度を持たせている
が、その厚さが大きいのでその加工断面には多く
の凹凸があり、従つて第3の間隔片9を絶縁筒1
に接触させると、微小ギヤツプが沢山できてしま
うため積極的に間隔10をあけてその間を平等電
界にしてコロナ放電を発生させないようにしてい
る。
しかも、第1の間隔片7と第2の間隔片8は、
電界の集中する各単位コイル2の角部から突出さ
せて絶縁の沿面距離を長くしているので、絶縁強
度が向上する。又、この間隔10には油が流れる
ので単位コイルを冷却する働きもある。
電界の集中する各単位コイル2の角部から突出さ
せて絶縁の沿面距離を長くしているので、絶縁強
度が向上する。又、この間隔10には油が流れる
ので単位コイルを冷却する働きもある。
第6図は本考案の第2の実施例を示し、この例
では絶縁筒1上に縦ダクト用間隔片5を設け、縦
ダクト用間隔片5の外周に各単位コイル2を設け
ている。この場合にも各単位コイル2間に設けた
コイル間隔片6は、単位コイル2の下面に接する
とともに内端が縦ダクト用間隔片5と接する第1
の間隔片7と、前記単位コイル2の下段の単位コ
イル2の上面と接するとともに内端が縦ダクト用
間隔片5と接する第2の間隔片8と、第1および
第2の間隔片7,8の間に挟まれるとともに縦ダ
クト用間隔片5との間に間隔(約3〜5mm)を有
する第3の間隔片9とから構成し、前記実施例と
同様に第1〜2の間隔片7,8と縦ダクト用間隔
片5との間に微小ギヤツプが生じないために、こ
の間にコロナ放電が発生することはない。また、
第3の間隔片9と縦ダクト用間隔片5との間隔1
0はコロナ放電が生じないように十分な距離をと
つている。
では絶縁筒1上に縦ダクト用間隔片5を設け、縦
ダクト用間隔片5の外周に各単位コイル2を設け
ている。この場合にも各単位コイル2間に設けた
コイル間隔片6は、単位コイル2の下面に接する
とともに内端が縦ダクト用間隔片5と接する第1
の間隔片7と、前記単位コイル2の下段の単位コ
イル2の上面と接するとともに内端が縦ダクト用
間隔片5と接する第2の間隔片8と、第1および
第2の間隔片7,8の間に挟まれるとともに縦ダ
クト用間隔片5との間に間隔(約3〜5mm)を有
する第3の間隔片9とから構成し、前記実施例と
同様に第1〜2の間隔片7,8と縦ダクト用間隔
片5との間に微小ギヤツプが生じないために、こ
の間にコロナ放電が発生することはない。また、
第3の間隔片9と縦ダクト用間隔片5との間隔1
0はコロナ放電が生じないように十分な距離をと
つている。
尚、上記各実施例では巻線の内周側について述
べたが、巻線の外周側においても全く同様であ
る。又各単位コイル2は薄導体や箔導体を巻回し
て形成したものでも良い。
べたが、巻線の外周側においても全く同様であ
る。又各単位コイル2は薄導体や箔導体を巻回し
て形成したものでも良い。
以上のように本考案においては、絶縁筒あるい
は縦ダクト用間隔片の周囲に設けた各単位コイル
間に位置するコイル間隔片を三つに分けるととも
に中央部に位置する第3の間隔片と絶縁筒あるい
は縦ダクト用間隔片との間に間隔を設けたので、
コイル間隔片全体としては絶縁筒あるいは縦ダク
ト用間隔片との接触面積が小さくなり、従つて両
端に位置する第1〜2の間隔片と絶縁筒あるいは
縦ダクト用間隔片との間に微小ギヤツプが生じな
いようにすることができるので単位コイル角部間
の絶縁強度が向上する。このため、各単位コイル
間のコロナ放電が生じ難くなり、絶縁上安定した
誘導電器巻線を得ることができる。また、前記の
間隔は絶縁油の通る油道として形成されるのでコ
イルの冷却効果が向上する。
は縦ダクト用間隔片の周囲に設けた各単位コイル
間に位置するコイル間隔片を三つに分けるととも
に中央部に位置する第3の間隔片と絶縁筒あるい
は縦ダクト用間隔片との間に間隔を設けたので、
コイル間隔片全体としては絶縁筒あるいは縦ダク
ト用間隔片との接触面積が小さくなり、従つて両
端に位置する第1〜2の間隔片と絶縁筒あるいは
縦ダクト用間隔片との間に微小ギヤツプが生じな
いようにすることができるので単位コイル角部間
の絶縁強度が向上する。このため、各単位コイル
間のコロナ放電が生じ難くなり、絶縁上安定した
誘導電器巻線を得ることができる。また、前記の
間隔は絶縁油の通る油道として形成されるのでコ
イルの冷却効果が向上する。
第1〜2図は夫々従来の誘導電器巻線の縦断正
面部分図およびその一部拡大図、第3図は従来の
他の誘導電器巻線の縦断正面部分図、第4〜5図
は夫々本考案の第1の実施例に係る誘導電器巻線
の縦断正面部分図およびその一部拡大図、第6図
は本考案の第2の実施例に係る誘導電器巻線の縦
断正面部分図。 1……絶縁筒、2……単位コイル、5……縦ダ
クト用間隔片、6……コイル間隔片、7……第1
の間隔片、8……第2の間隔片、9……第3の間
隔片。
面部分図およびその一部拡大図、第3図は従来の
他の誘導電器巻線の縦断正面部分図、第4〜5図
は夫々本考案の第1の実施例に係る誘導電器巻線
の縦断正面部分図およびその一部拡大図、第6図
は本考案の第2の実施例に係る誘導電器巻線の縦
断正面部分図。 1……絶縁筒、2……単位コイル、5……縦ダ
クト用間隔片、6……コイル間隔片、7……第1
の間隔片、8……第2の間隔片、9……第3の間
隔片。
Claims (1)
- 絶縁筒あるいは絶縁筒上に配置された縦ダクト
用間隔片の周囲に複数個の単位コイルをコイル間
隔片を介して縦方向に配設した誘導電器巻線にお
いて、前記コイル間隔片を、単位コイルの下面に
接するとともに端部が絶縁筒あるいは縦ダクト用
間隔片と接する第1の間隔片と、前記単位コイル
の下段の単位コイルの上面に接するとともに端部
が絶縁筒あるいは縦ダクト用間隔片と接する第2
の間隔片と、第1および第2の間隔片間に挾設さ
れるとともに絶縁筒あるいは縦ダクト用間隔片と
の間に間隔を有する第3の間隔片とから構成した
ことを特徴とする誘導電器巻線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2663580U JPS62180Y2 (ja) | 1980-02-29 | 1980-02-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2663580U JPS62180Y2 (ja) | 1980-02-29 | 1980-02-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56129717U JPS56129717U (ja) | 1981-10-02 |
JPS62180Y2 true JPS62180Y2 (ja) | 1987-01-07 |
Family
ID=29622615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2663580U Expired JPS62180Y2 (ja) | 1980-02-29 | 1980-02-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62180Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4797337B2 (ja) * | 2004-05-26 | 2011-10-19 | パナソニック電工株式会社 | ボビン、インダクタンス、トランス、およびパルス発生装置 |
JP7170503B2 (ja) * | 2018-10-30 | 2022-11-14 | 株式会社東芝 | ガス絶縁変圧器 |
-
1980
- 1980-02-29 JP JP2663580U patent/JPS62180Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56129717U (ja) | 1981-10-02 |
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