JP2579113Y2 - 過電流保護器 - Google Patents

過電流保護器

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JP2579113Y2
JP2579113Y2 JP1988031055U JP3105588U JP2579113Y2 JP 2579113 Y2 JP2579113 Y2 JP 2579113Y2 JP 1988031055 U JP1988031055 U JP 1988031055U JP 3105588 U JP3105588 U JP 3105588U JP 2579113 Y2 JP2579113 Y2 JP 2579113Y2
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overcurrent protector
electrode
semiconductor porcelain
barium titanate
based semiconductor
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JP1988031055U
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Inventor
俊典 岩田
Original Assignee
太平洋精工 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気抵抗が正の温度係数を有するチタン酸
バリウム系半導体磁器を利用した過電流保護器に関する
ものである。
〔従来技術〕
電気抵抗が正の温度係数を有するチタン酸バリウム系
半導体磁器を過電流保護器として利用する場合、従来最
も多く使用されているのは、リード線タイプ、及び端子
圧接タイプの2種類である。
リード線タイプのものは、第3図に示す如く電気抵抗
が正の温度係数を有するチタン酸バリウム系半導体磁器
(1)の相対する両面に電極(2)(2)が焼付され、
該電極の表面にリード線(7)(7)がはんだ(6)
(6)により接続され、その表面全体を絶縁性の合成樹
脂(4)で覆ったものである。当該タイプのものは一般
的にはプリント基板にはんだ付け等により取り付け使用
される。
一方、端子圧接タイプのものは、第4図に示す如く電
気抵抗が正の温度係数を有するチタン酸バリウム系半導
体磁器(1)の相対する両面に電極(2)(2)が焼付
され、該電極(2)(2)面にバネ性を有した端子
(8)(8)を圧接させるように絶縁性を有する合成樹
脂製のハウジング(9)で全体を覆い端子を保持したも
のである。当該タイプのものは一般的にはコネクタ接合
等により、回路に接続される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来技術においてリード線タイプのものは、小電流用
の用途に限られるもので、たとえ半導体磁器を大容量化
してもリード線自身で大容量に耐え得ないものである。
また取り付けについてもはんだ付作業が必要となり面倒
である。
また端子圧接タイプのものでは構造が比較的複雑なう
え接続のために相手側の専用コネクタが必要となり、か
つ該専用コネクタの固定においても何らかの手段を講ず
る必要がある等、幾多の問題を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の過電流保護器(10)は、有孔板状に形成した
正の温度係数を有するチタン酸バリウム系半導体磁器
(1)の相対する両面に電極(2)(2)が焼付され、
この電極(2)(2)の上にさらに導電性ゴム(3)
(3)が接着され、両端導電性ゴム端部を残して外側面
全体を、比較的強度がある筒状の絶縁性樹脂にて被環さ
れているものである。従って相手端子との接触について
も接触面積が大きく確保でき、また筒状絶縁樹脂にて前
記磁器(1)を保護するので、適正接触圧も確保でき、
比較的大電流用の用途にも使用可能となる。また、取り
付けについてもそれぞれの導電性ゴム(3)(3)の表
面に相手端子を締めつけるのみで良く、前記の問題点を
解決するばかりでなく構造簡単な過電流保護器である。
〔実施例〕
本考案に係る過電流保護器(10)の一実施例を、縦断
面図を示す第1図と分解斜視図を示す第2図を用いて説
明する。
有孔円板状に形成した正の温度係数を有するチタン酸
バリウム系半導体磁器(1)の相対する両面に、例えば
銀ペーストを塗布、焼付することにより電極(2)
(2)を形成し、該電極(2)(2)の平面上に、さら
に弾力性を具備した有孔円板状の導電性ゴム(3)
(3)を、良導電性接着剤例えば銀ペーストを用いて接
着し、両導電性ゴムの平面端部を残して外側面全体を、
比較的強度のある円筒状の絶縁性樹脂(4)にて被環し
たものである。
また、外側面に被環した絶縁性樹脂(4)の外側面に
チタン酸バリウム系半導体磁器(1)の変移温度と同じ
温度で変色する感温ラベル(5)を貼っておけば、回路
異常により本考案の過電流保護器が自己発熱し電流を減
ずる時、感温ラベル(5)の色が変色し回路異常が確認
でき、逆に回路が正常化した時、感温ラベル(5)の色
がもとの色に戻り回路の復帰が確認できる。
上記、実施例の感温ラベルは、感温塗料等、一般的な
感温材を用いてもよいことはいうまでもない。
以上の様にして完成された本考案に係る過電流保護器
(10)の取り付け例を第5図〜第8図に示す。第5図は
電源側の電線(15)の先端に設けられたリング状の端子
(13)と負荷側の電線(16)の先端に設けられたリング
状の端子(14)の間に、本考案の過電流保護器(10)を
はさみ、絶縁材料製のボルト(11)、ナット(12)、に
て締め付けて固定される。このことにより、電源側の電
線(15)の先端に設けられたリング状の端子(13)よ
り、過電流保護器(10)の片側の導電性ゴム(3)を通
り、電極(2)を介してチタン酸バリウム系半導体磁器
(1)を通り、相対向する電極(2)を介して導電性ゴ
ム(3)を通り、負荷側の電線(16)の先端に設けられ
たリング状の端子(14)へと接続されるのである。これ
は、電源側と負荷側の接続時に過電流保護器(10)を挾
み込めば良いわけで、電気接続と回路保護が同時に実施
可能な例である。固定については絶縁性ワッシャーを介
して同一締め付け用ボルトにて固定が可能である。
第6図は上記の負荷側あるいは電源側の一方の端子が
導電板(17)の例、また第7図は電源側が自動車のバッ
テリーのポジティブ側端子柱(18)の場合に直接ボルト
(11)により取り付けた例を示す。尚、取り付けの際前
記ボルト(11)に絶縁ボルトを使用しない場合は、第8
図の様に前記リング状の端子(13)及び(14)とボルト
(11)、ナット(12)の間にそれぞれ絶縁材料製のワッ
シャー(19)(19)を挾み使用しても良い。またボルト
は取り付け場所に埋め込んでおいてナットを介して固定
してもよい。
尚、本実施例で示した本考案の過電流保護器は有孔円
板状に限るものでなく、第9図または第10図の如き、取
り付け性で更に簡単にした切欠形状、及び角板状でも良
いことはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上の様に本考案の過電流保護器は相手端子との接触
面積も大きく確保でき低抵抗化されたチタン酸バリウム
系半導体磁器の開発と相俣って効果的に電流容量を大き
くすることが可能であり、またボルト1本にて装着、固
定が可能であり、回路接続時に過電流保護器を挾み込め
ば良く、また大きな締め付けトルクに対しても、磁器を
破壊することなく確実な接続を保つことができ、作業能
率を向上させるとともにサービス性の高い産業利用性の
大きなものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の過電流保護器の断面図。 第2図は本考案の過電流保護器の分解斜視図。 第3図、第4図は従来の過電流保護器の断面図。 第5図〜第8図は本考案の過電流保護器の取り付け例を
示す図。 第9図〜第10図は本考案の過電流保護器の別の実施例を
示す部分断面斜視図である。 1……チタン酸バリウム系半導体磁器 2……電極、3……導電性ゴム、4……絶縁性合成樹脂 5……感温材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01C 7/02 - 7/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有孔板状に形成した正の温度係数を有する
    チタン酸バリウム系半導体磁器1の相対する両面に電極
    2を焼付し、この電極2の上に、さらに導電性ゴム3を
    接着し、前記半導体磁器1及び電極2の外側面を、導電
    性ゴム3の端部を残し、筒状の絶縁性の合成樹脂4にて
    被環されたことを特徴とする締め付け固定を可能にした
    過電流保護器。
JP1988031055U 1988-03-08 1988-03-08 過電流保護器 Expired - Lifetime JP2579113Y2 (ja)

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JPH01134933U JPH01134933U (ja) 1989-09-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4726227U (ja) * 1971-04-10 1972-11-24
JPS6276504U (ja) * 1985-11-01 1987-05-16
JPS62182026U (ja) * 1986-05-06 1987-11-18

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JPH01134933U (ja) 1989-09-14

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