JP3108069U - セラミック抵抗加熱モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 組立て後の加熱モジュール各部品の外表に均等な厚さの隔離層を形成し、該隔離層が各部品を完全に覆うことで、全面的な防塵性、防水性及び耐気候性を形成し、均等な熱動作性と安全な使用を可能にする、セラミック抵抗加熱モジュールの提供。
【解決手段】 本考案のセラミック抵抗加熱モジュールは、複数排列されたセラミック発熱部品がその両側に設けた誘電板及び圧接板を介して放熱板に導電接続され、該誘電板から外側に向かって伸出する電力端子を設け、且つ、回路を分布させ平面に組立てた加熱モジュールであり、該加熱モジュールの該電力端子を除く部分に、浸漬の方法で、熱伝導絶縁性及び抗酸アルカリと抗塩分の性能を備えた隔離層を全面に設けたことを特徴とする。
【選択図】 図7
【解決手段】 本考案のセラミック抵抗加熱モジュールは、複数排列されたセラミック発熱部品がその両側に設けた誘電板及び圧接板を介して放熱板に導電接続され、該誘電板から外側に向かって伸出する電力端子を設け、且つ、回路を分布させ平面に組立てた加熱モジュールであり、該加熱モジュールの該電力端子を除く部分に、浸漬の方法で、熱伝導絶縁性及び抗酸アルカリと抗塩分の性能を備えた隔離層を全面に設けたことを特徴とする。
【選択図】 図7
Description
本考案は、セラミック抵抗加熱モジュールの保護構造に関し、特に、正温度係数セラミック抵抗を発熱部品とする加熱モジュール保護構造を提供し、該モジュールは主にセラミック抵抗発熱部品と、その両側に導電接続された誘電板及び放熱板から形成され、その組立て後の全体の外表に隔離層を設け、加熱モジュールの全面を完全に保護し、危険度の高い場面への応用に便利なセラミック抵抗加熱モジュールに関する。
従来のセラミック抵抗加熱モジュールの全体の実施形態を図1に示す。主にセラミック発熱部品2が、両側に設けた誘電板4及び圧接板40を介して放熱板3に導電接続され、全体としてモジュール1を形成する。
誘電板4の一端に電力導電接続端子41を設け、該モジュールの前後が端カバー11、12により覆われ、且つ、同時に側面の圧板14が組み込まれ、該圧板14とモジュール1間が弾性装置13により圧接される。
上述が現行の一般的な組立て方式であり、セラミック発熱部品2と誘電板4、圧接板40と放熱板3の間といった各部品間の組立ては、弾性装置13が圧板14により外側から圧合され、さらに端カバー11、12により全体が連結されて加熱装置が形成される。
図2に該放熱モジュールの別の組立て方法を示す。その基本構造は上述同様に、発熱部品2がその側面に設けた誘電板4を介して放熱板3に接続される。
該放熱板3と誘電板4間は、接着剤5(図3参照)により接着されて組立てられ、同様に該発熱部品2も接着方式により放熱モジュールとして組立てられる。
図4に示すように、他の組立て方法としては、基礎部品を利用し、誘電板4と放熱板3間を溶接方式で組立て、最後にあらゆる方法で誘電板4と発熱部品2を導電接続するものがある。
該溶接方法は、図5に示すように、溶接点6を利用して放熱板3の底部と誘電板4間が溶接され、放熱板3と誘電板4が組立てられる。
同様に該発熱部品2は、その他あらゆる組立て方法で誘電板4と一体として組立てられる。
上述の各放熱板3と誘電板4は、熱伝導部品2の熱エネルギーを対外放出させるという熱伝導効果のほか、さらに電気的導通の形成に利用される(図1に示すように、導電端子41が発熱部品2の側面に設けられ、電力を導入し発熱部品2に電力を提供する)。
上述の構造の従来の組立て方法は、図1の機械的弾性圧力による圧着または嵌合式連結組立て方法のほか、図3に示すような粘着方法や、図5に示すような溶接方法でも組立てを行うことができる。
しかしながら、上述の各種組立て方法により形成された加熱モジュールは、アルカリ水噴霧試験に耐えることができない。このアルカリ水噴霧試験とは、加熱モジュールの塩分及び酸アルカリ性に対する耐性を試験するものであり、該測試の目的は、室外での応用のためであり、特に、自動車の加熱システム部分に対する応用には、ゆるみや劣化等の問題の発生を防ぐために、最高の耐物理性及び耐気候性が求められる。その噴霧方法は、5%の塩分を含む水液を、洗い流す要領で持続して加熱モジュールに流しかけるものである。
上述の各組立て方法には、現在業界で生産されている加熱モジュールの実施方法を含んでいるが、該モジュールの5%塩水試験の結果を見ると、120時間の噴霧を経た後、その全体の噴霧後の結果は、その全体構造は存在しているものの、すでに完全に仕事率を失い、発熱の動作を行うことができないという結果となっている。
一般的に、接着組立てのものは、5%の塩水噴霧試験において、5%塩水の120時間の噴霧を経た後、その結果にはゆるみが見られ、またその過程において、短絡や火花が発生する。
安全な使用のためには、効果的に該加熱モジュールに対し完全な保護を実施する必要があり、該保護の目的は抗酸アルカリまたは抗塩分、耐湿性の確保、さらに一酸化炭素や酸化水素等の空気中の有機化合物からの隔離である。
本考案の目的は、完全保護という目的を達するため、組立て後の加熱モジュール各部品の外表に、均等な厚さの薄膜状の隔離層を形成し、該薄膜状の隔離層が各部品を完全に覆うことで、全面的な防塵性及び耐気候性を形成し、均等な熱動作性と安全な使用という目標を達成することができる、セラミック抵抗加熱モジュールを提供することにある。
本考案のセラミック抵抗加熱モジュールは、複数排列されたセラミック発熱部品がその両側に設けた誘電板及び圧接板を介して放熱板に導電接続され、該誘電板から外側に向かって伸出する電力端子を設け、且つ、回路を分布させ平面に組立てた加熱モジュールであり、該加熱モジュールの該電力端子を除く部分に、浸漬の方法で、熱伝導絶縁性及び抗酸アルカリと抗塩分の性能を備えた隔離層を全面に設けたことを特徴とする。
本考案のセラミック抵抗加熱モジュールは、図6に示すように、従来と同様に発熱部品2の両側が誘電板4を介して放熱板3に対接され、全体は電気的条件を交錯させて組立て1つの加熱モジュール1を形成する。特に、図7に示すように、該加熱モジュール1の表面部分は、端子41を除き、全面的に浸漬により隔離層7を設ける。
該隔離層7は浸漬の方法で形成するため、相対する2つの発熱部品2間の隙間20や、放熱板3と誘電板4が相互に対接される角端部30等、各部品が完全に隔離層7に覆われる。
また、該隔離層7の主な材料は、テフロン(の商標を付して販売されている)を基材とした溶剤、またはシリコン等を基材とした溶剤とし、浸漬工程から取り出すと、該溶剤が均等な粘着力で、完全且つ均等に各部品を覆い、硬化を経た後、発熱部品2または誘電板4及び放熱板3等各部品の外側表面に効果的な隔離層7が形成される。
本考案の有効な実施により、該隔離層7の膜厚は前後均等に一致し、且つ、隙間20及びあらゆる狭角部位すべてに充填される。さらに角端部30の位置は、素材の内凝集力と相隣する表面の粘着力の影響で、比較的多い隔離層が蓄積され、角端部の充填と同時に機械的補強が得られ、さらに、該隔離層7そのものの粘着力により、放熱板3と誘電板4間の組立て粘着力がより強化される。
図8に示すように、本考案のモジュール1の前後端に端カバー11、12を組み込み加熱装置10を形成してもよく、さらに端子41が電力端子の導通接続に提供されて形成された該加熱装置10は、全体的に隔離層7を分布させることができ、その方法は、端カバー11、12を含む全体の長さHの部分を完全に隔離層7の溶剤に浸漬し、隔離層7を全体の表面に付着させる。この実施により、加熱装置10全体を水分含有量の高い環境、さらには水液中での動作に用いることを可能にする。
さらに、該端カバー11、12が両側を挟むように形成された加熱装置10全体は、さらに該端カバー11、12の部位に、補強のため隔離層7の形成を2回実施してもよく、これにより端カバー11、12とモジュール1間に組立てにより形成された隙間110、120が完全に充填され、効果的に全面的な水分の阻隔を行うことができ、また各部品の隙間内での短絡の危険を回避することができる。
端カバー11、12の部位に隔離層7を補強して分布させても、放熱モジュール1の主要な熱動作面には影響を与えないため、その性能、効率共に影響を受けることはない。
本考案で実施する隔離層7を形成する素材70は、さらに酸化マグネシウム等の熱伝導係数が高い材料を加え、その熱伝導性を向上することもできる。
基本的に本考案は均等に分布させた隔離層7が各部品の表面を覆い、浸漬工程の実施により、該素材70そのものの粘着力と、大気圧力の影響で、加熱モジュール1の各部品表面に形成される隔離層7の膜厚は均等になるため、その熱伝導効率も相対的に均等になる。
浸漬し硬化する前においては、モジュールを回転させることで、地心の引力による滴の蓄積現象を回避し、膜厚を均等にすることができる。
本考案で実施する隔離層7は、その本質は薄膜状であるため、その厚さは非常に薄く、熱伝導に対する影響はほとんどなく、且つ、重量の増加も相対的に非常に小さく、また、全体の対外的な組立てサイズも、組み込みと接続における影響はほとんどない。
1 加熱モジュール
10 加熱装置
110、120 隙間
11、12 端カバー
13 弾性装置
14 圧板
2 セラミック発熱部品
3 放熱板
30 角端部
4 誘電板
40 圧接板
41 電力端子
5 接着剤
6 溶接点
7 隔離層
70 素材
10 加熱装置
110、120 隙間
11、12 端カバー
13 弾性装置
14 圧板
2 セラミック発熱部品
3 放熱板
30 角端部
4 誘電板
40 圧接板
41 電力端子
5 接着剤
6 溶接点
7 隔離層
70 素材
Claims (6)
- 特に正温度係数セラミック抵抗に応用され、両側が誘電板及び放熱板により挟合されて構成される加熱モジュールの表面に保護を実施したセラミック抵抗加熱モジュールであって、主に、複数排列されたセラミック発熱部品がその両側に設けた誘電板及び圧接板を介して放熱板に導電接続され、該誘電板から外側に向かって伸出する電力端子を設け、且つ、回路を分布させ平面に組立てた加熱モジュールから成り、該加熱モジュールの該電力端子を除く部分に、浸漬の方法で、熱伝導絶縁性及び抗酸アルカリと抗塩分の性能を備えた隔離層を全面に設けたことを特徴とする、セラミック抵抗加熱モジュール。
- 前記のうち、該隔離層が登録商標テフロンの名称で販売されている溶剤を基材とする、請求項1に記載のセラミック抵抗加熱モジュール。
- 前記のうち、該隔離層が、シリコンを基材とする、請求項1に記載のセラミック抵抗加熱モジュール。
- 前記のうち、該隔離層の基材に、熱伝導係数が高い導熱材を添加した、請求項1に記載のセラミック抵抗加熱モジュール。
- 前記のうち、加熱モジュールの上下に組み込まれた端カバーまで該隔離層が達する、請求項1に記載のセラミック抵抗加熱モジュール。
- 前記のうち、該端カバーの部位に、補強のため2回隔離層を形成した、請求項5に記載のセラミック抵抗加熱モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005883U JP3108069U (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | セラミック抵抗加熱モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004005883U JP3108069U (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | セラミック抵抗加熱モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3108069U true JP3108069U (ja) | 2005-04-07 |
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ID=43270763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004005883U Expired - Lifetime JP3108069U (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | セラミック抵抗加熱モジュール |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3108069U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113598614A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-11-05 | 李连洪 | 一种富氢水的加热组件 |
-
2004
- 2004-10-05 JP JP2004005883U patent/JP3108069U/ja not_active Expired - Lifetime
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CN113598614A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-11-05 | 李连洪 | 一种富氢水的加热组件 |
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