JP2578892Y2 - 車両用戸締め装置 - Google Patents

車両用戸締め装置

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JP2578892Y2
JP2578892Y2 JP1993002624U JP262493U JP2578892Y2 JP 2578892 Y2 JP2578892 Y2 JP 2578892Y2 JP 1993002624 U JP1993002624 U JP 1993002624U JP 262493 U JP262493 U JP 262493U JP 2578892 Y2 JP2578892 Y2 JP 2578892Y2
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door
vehicle
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JP1993002624U
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Inventor
晋司 上田
一玉 高橋
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株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用扉開閉装置に係
わり、とくに非常用ドアコック取扱時の安全性を改良し
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用戸締め装置は図4に示す
ように構成されている。図4において、3は車両用扉で
あり、2枚の扉3a、3bを左右に引き分ける両引分扉
となっており、各扉3a、3bはその上方に設置された
戸締め駆動部13と連結されている。該戸締め駆動部1
3は1つの空圧シリンダで扉を左右に引き分けられる構
造となっており、戸閉電磁弁24で空圧シリンダへの給
気を切り換えて扉の開閉を制御するようになっている。
【0003】そして、この戸閉電磁弁24に至る空気配
管には、非常時に車内側から扉を開けることができるよ
うに、空圧シリンダを大気開放にするドアコック25が
設けられている。また、扉3bの上方には、扉の閉状態
を検知するドアスイッチ2が設けられており、該ドアス
イッチ2の接点は扉閉状態確認灯回路6と接続されて3
る。この扉閉状態確認灯回路6は、扉が閉じると、ドア
スイッチ2がオンして回路が閉成され、運転室7内に設
けられた扉閉状態確認灯4が点灯して、運転手に全扉が
閉じていることを知らせるためのものである。また、リ
レー又は継電器5からの出力8により図示されない力行
(車両走行)の回路が短絡されて、力行操作が可能とな
るようになっており、この扉閉状態確認灯回路6と力行
回路とが力行許可手段を構成している。
【0004】つぎに、この戸締め装置の作動を図5の配
管図に基づき説明する。図5において、戸締め装置1の
戸締め駆動部13は空圧シリンダ11、スピードコント
ローラ33、34を内蔵しており、48は圧力空気源で
ある。圧力空気源48からの圧力空気はフィルタ26、
ドアコック25を経て戸閉電磁弁24に至る。戸閉電磁
弁24はパイロット切換弁24aと電磁パイロット弁2
4bとからなり、スピードコントローラ33を経て反ロ
ッド側室11bに連通する通路29及びスピードコント
ローラ34を経てロッド側室11aに連通する通路30
に接続される。なお、18は消音器である。
【0005】電磁パイロット弁24bが励磁されない図
示のポジションで、パイロット切換弁24aは給気側通
路28をロッド側室11aに至る通路30に連通してお
り、扉が閉じる。電磁パイロット弁24bが励磁された
逆のポジションで、パイロット切換弁24aは給気側通
路28をロッド側室11bに至る通路29に連通してお
り、扉が開く。この扉の自動開閉時には、ドアコック2
5は連通ポジションにあり、給気側通路28を戸閉電磁
弁24に連通させている。そして、非常時に、ドアコッ
ク25のレバー36を操作して開放ポジションに切り換
えると、戸閉電磁弁24からドアコック25に至る給気
側通路28は大気に開放され、通路29、30の両方が
大気開放の状態となり、空圧シリンダ11のピストン1
5は外力で動き、扉を手動で開くことができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の車両
用戸締め装置では、扉の閉状態のみを検知して扉閉状態
確認灯回路6をオンし、力行が許可される(走行可能と
なる)。このため、ドアコック25が操作され、外力で
扉が動く状態であっても、例えば手動で扉が閉められて
いれば扉閉状態確認灯回路6がオンし、力行が許可され
て発車し、走行中に扉が開く危険性があった。
【0007】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、空気圧力で扉を閉位置に保持した状態でのみ走
行可能とする車両用戸締め装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案の車両用戸締め装置は、車両用扉を開閉する空
圧シリンダと、操作により前記空圧シリンダへの給気を
遮断するとともに空圧シリンダからの排気を行うドアコ
ックと、車両用扉の閉状態を検知するドアスイッチの信
号により車両の力行許可信号を出力する力行許可手段と
を備えた車両用戸締め装置において、ドアコックと空圧
シリンダとの間の空気圧力を検知する圧力スイッチ手段
又はドアコックの連通位置を検知する位置検出手段を設
け、この圧力スイッチ手段又は位置検出手段の信号出力
部を前記ドアスイッチの信号出力部と直列に設けてなる
ものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、力行許可手段は、ドアコッ
クと空圧シリンダとの間の給気圧力を検知する圧力スイ
ッチ手段又はドアコックの連通位置を検知する位置検出
手段の信号出力部とドアスイッチの信号出力部の両方が
オンしたときのみ力行許可信号を出力する。従って、空
気圧力で扉を閉位置に保持した状態でのみ車両の走行が
可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は本考案の車両用戸締め装置の配管
図、図2は扉閉状態確認灯回路のブロック図、図3は図
1の圧力スイッチ手段に代えて位置検出手段を用いた実
施例を示す図である。なお、図1乃至図3において、図
4、図5と同様な作用を有する部分には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0011】まず、本考案の車両用戸締め装置の構成を
図1に基づき説明する。図1において、図5と異なる点
は、ドアコック25と戸閉電磁弁24との間の給気側通
路28に圧力スイッチ手段として圧力スイッチ39が設
けられ、その電気接点39aが扉閉状態確認灯回路6中
にドアスイッチ2の電気接点と直列に接続されて挿入さ
れている点である。
【0012】つぎに、扉閉状態確認灯回路を図2により
説明する。図2において、1つの車両9は図示例では6
つの扉を有し、扉閉状態確認灯回路6は、各扉のドアス
イッチ2、及び圧力スイッチ39又は後述の電気接点付
きドアコック35の接点が全て直列に接続されて構成さ
れている。そして、図示されない他の車両間も直列に接
続される。
【0013】つぎに、作動を説明する。図1において、
ドアコック25が操作されないときは、給気側通路28
には圧力空気が供給されており、圧力スイッチ39は空
気圧力を検知してオンし電気接点39aは閉じている。
ここで、空気圧力の検知は圧力の有無のみを検知しても
よく、あるいは圧力値を測定して所定値で電気接点39
aを閉じるようにしてもよい。電気接点39aが閉じて
いるので、扉が閉じると、ドアスイッチ2がオンし、扉
閉状態確認灯回路6がオンし、さらに図示されない力行
の回路が短絡されて、力行操作が可能となる。ドアコッ
ク25が操作されると、エアシリンダ11、及び給気側
通路28を含むエアシリンダ11からドアコック25に
至る通路の圧力空気が排出され、圧力スイッチ39は空
気圧力を検知せずにオフし電気接点39aが開く。従っ
て、扉が例えば手動で閉じてドアスイッチ2がオンして
も、扉閉状態確認灯回路6がオンせず、力行操作はでき
ない。
【0014】このように、圧力スイッチ39とドアスイ
ッチ2の両方がオンしたときのみ扉閉状態確認灯回路6
がオンする。従って、空気圧力で扉を閉位置に保持した
状態でのみ車両の力行操作が可能となる。
【0015】図3は、図1の圧力スイッチ手段に代えて
位置検出手段を用いた実施例を示す図である。図3にお
いて、図1と異なる点は、圧力スイッチ39及びドアコ
ック25に代えてドアコックの連通位置を検知する位置
検出手段として電気接点付きドアコック35が設けられ
ている点である。該電気接点付きドアコック35は、そ
のレバー35bの操作に応じて電気接点35aが開閉す
るものであり、連通ポジション(給気)で電気接点35
aが閉じ、開放ポジション(給気遮断・大気開放)で電
気接点35aが開くようになっている。従って、ドアコ
ック35が操作されず、空圧シリンダ11に圧力空気が
供給されているときは、電気接点35aがオンして閉
じ、ドアコック35が操作されて、エアシリンダ11か
らドアコック25に至る通路の圧力空気が排出される
と、電気接点35aがオフして開き、図1における圧力
スイッチ39を用いた場合と全く同様の作用効果を奏す
る。このように、ドアコック35と空圧シリンダ11と
の間の給気圧力を検知する手段として、供給側通路28
の空気圧力の有無を直接検知する圧力スイッチ39に代
えて、本実施例のように電気接点付きドアコック35を
用いて前記圧力を間接的に検知しても同様の効果を得る
ことが可能である。なお、前記電気接点35aは上述の
ようにドアコック35と一体的に設けても、又メカニカ
ルな連結手段等を用いて分離して設けてもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案の車両用戸締め装置は、上述のよ
うに、ドアコックと空圧シリンダとの間の空気圧力を検
知する圧力スイッチ手段又はドアコックの連通位置を検
知する位置検出手段の信号出力部を、車両の力行許可信
号を出力させるドアスイッチの信号出力部と直列に設け
るので、両方の信号出力部がオンしたときのみ力行許可
信号が出力される。従って、空気圧力で扉を閉位置に保
持した状態でのみ車両の走行を可能とし、走行中に扉が
開く等の危険性を防止して安全性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用戸締め装置の配管図である。
【図2】扉閉状態確認灯回路のブロック図である。
【図3】図1の圧力スイッチ手段に代えて位置検出手段
を用いた実施例を示す図である。
【図4】従来の車両用戸締め装置の概要を示す図であ
る。
【図5】従来の車両用戸締め装置の配管図である。
【符号の説明】
1 車両用戸締め装置 2 ドアスイッチ 3 車両用扉 6 扉閉状態確認灯回路(走行許可手段) 11 空圧シリンダ 25 ドアコック 35 電気接点付きドアコック(ドアコック・位置検出
手段) 39 圧力スイッチ(圧力スイッチ手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用扉を開閉する空圧シリンダと、操
    作により前記空圧シリンダへの給気を遮断するとともに
    空圧シリンダからの排気を行うドアコックと、車両用扉
    の閉状態を検知するドアスイッチの信号により車両の力
    行許可信号を出力する力行許可手段とを備えた車両用戸
    締め装置において、ドアコックと空圧シリンダとの間の
    空気圧力を検知する圧力スイッチ手段又はドアコックの
    連通位置を検知する位置検出手段を設け、この圧力スイ
    ッチ手段又は位置検出手段の信号出力部を前記ドアスイ
    ッチの信号出力部と直列に設けてなることを特徴とする
    車両用戸締め装置。
JP1993002624U 1993-01-07 1993-01-07 車両用戸締め装置 Expired - Lifetime JP2578892Y2 (ja)

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JP5552418B2 (ja) * 2010-12-10 2014-07-16 川崎重工業株式会社 車両用扉の非常時開放装置
JP6569295B2 (ja) * 2015-05-20 2019-09-04 いすゞ自動車株式会社 車外扉開閉スイッチ状態報知装置および車外扉開閉スイッチ状態報知方法

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