JP2578611Y2 - 軌道走行車 - Google Patents

軌道走行車

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JP2578611Y2
JP2578611Y2 JP1992051306U JP5130692U JP2578611Y2 JP 2578611 Y2 JP2578611 Y2 JP 2578611Y2 JP 1992051306 U JP1992051306 U JP 1992051306U JP 5130692 U JP5130692 U JP 5130692U JP 2578611 Y2 JP2578611 Y2 JP 2578611Y2
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正 大西
晴行 松田
弘之 佐藤根
信行 座光寺
新一 作野
光雄 松宮
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道用の軌道の上に乗
って走る軌道走行車に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道用の軌道保守作業としてはレール交
換作業、路床の砂利交換作業、枕木交換作業等があり、
これら軌道保守作業は軌道走行車に作業機を装着した軌
道作業車によって行なわれている。このような軌道走行
車としては特開平1−263301号公報に示すよう
に、車体の左右に設けたクローラ式走行装置を一対のレ
ール上に載せ、その車体の前後に設けた車輪をガイドと
して使用することで一対のレール、つまり軌道に沿って
走行するものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】クローラ式走行装置は
図1に示すように、左右一対の履帯1,1の幅方向中央
部に下転輪2,2を接して車体重量をそれぞれ支承する
ものであり、その下転輪2で支持した履帯1の幅方向中
央部を軌道となる一対のレール3,3上に接して載置す
るようにしてある。他方、一対のレール3,3より成る
軌道は図1の実線で示すレール間隔L1 が短かい狭軌軌
道と、図1の仮想線で示すレール間隔L2 が長い広軌軌
道がある。このために、狭軌軌道に合うクローラ式走行
装置で広軌軌道を走行すると下転輪2の位置がレール3
よりずれてクローラ式走行装置に偏荷重が作用するか
ら、広軌軌道を走行できず、狭軌軌道のレール間隔に合
せた一対の履帯を備えた狭軌軌道用の軌道走行車と広軌
軌道のレール間隔に合せた一対の履帯を備えた広軌軌道
用の軌道走行車が必要となる。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした軌道走行車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】下部車体10の左右に一
対のクローラ式走行体11,11を取付け、その下部車
体10に上部車体12を取付けた軌道走行車において、
前記クローラ式走行体11をトラックフレーム15に設
けたスプロケット16とアイドラ17に、所定の幅を有
する無端状の履帯20を巻掛け、前記トラックフレーム
15の下部に取付けた下転輪19によって履帯20を支
持するものとし、前記履帯20を構成する履板の幅方向
両側に一対の支持部26,26を形成し、前記下転輪1
9に一対の鍔部27,27を前記一対の支持部26,2
6と相対向して形成し、前記左の履帯20の幅方向一側
の支持部26と右の履帯20の幅方向他側の支持部26
間の距離を狭軌軌道のレール間隔とほぼ同一とし、前記
左の履帯20の幅方向他側の支持部26と右の履帯20
の幅方向一側の支持部26間の距離を広軌軌道のレール
間隔とほぼ同一とし、前記下部車体10の前部と後部に
フレーム30を上下揺動自在にそれぞれ取付け、この各
フレーム30に左右一対の鉄輪31を、狭軌軌道のレー
ル間隔と同一寸法離隔した位置と広軌軌道のレール間隔
と同一寸法離隔した位置に移動可能にそれぞれ取付け、
この鉄輪31を駆動するモータ33を設けたことを特徴
とする軌道走行車。
【0006】
【作 用】狭軌軌道に沿って走行する場合には、左の
履帯20の幅方向一側の支持部26と鍔部27の当接部
及び右の履帯20の幅方向他側の支持部26と鍔部27
の当接部を経てレール21で車体重量を支持できるし、
広軌軌道に沿って走行する場合には左の履帯20の幅方
向他側の支持部26と鍔部27の当接部及び右の履帯2
0の幅方向一側の支持部26と鍔部27の当接部を経て
レール21で車体重量を支持できるから、狭軌軌道、広
軌軌道に沿って走行する際に偏荷重が作用しない。した
がって、狭軌軌道、広軌軌道に沿ってクローラ式走行体
11により走行できる軌道走行車となる。また、フレー
ム30を下方に揺動して鉄輪31をレール21に押しつ
けることでクローラ式走行体11がレール21と離隔す
るし、この左右一対の鉄輪31は狭軌軌道のレール及び
広軌軌道のレールに接することができる。したがって、
狭軌軌道、広軌軌道に沿って鉄輪31で走行できる軌道
走行車となる。
【0007】
【実 施 例】図2、図3に示すように、下部車体10
に左右一対のクローラ式走行装置11,11を取付け、
この下部車体10に上部車体12を旋回自在に設けて軌
道走行車としてあり、その上部車体12にバケット13
を有する腕式作業機14を装着して軌道作業車としてあ
る。前記クローラ式走行装置11は下部車体10に連結
されたトラックフレーム15を備え、このトラックフレ
ーム15の前後端部にスプロケット16とアイドラ17
を設け、トラックフレーム15の上部に上転輪18を設
けると共に、トラックフレーム15の下部に複数の下転
輪19が間隔を置いて取付けてあり、前記スプロケット
16とアイドラ17に亘って履帯20を巻掻け、その履
帯20をスプロケット16で回転駆動することで一対の
レール21,21より成る軌道に沿って走行する。
【0008】前記履帯20は図4に示すように、ゴム製
履板本体22と芯金23より成る多数のゴム履帯24を
無端状に連結して成り、その芯金23には一対の連結用
リンク25,25と、このリンク25より側方の一対の
支持部26,26を有し、一方の支持部26が狭軌軌道
のレール21のほぼ真上に位置し、他方の支持部26が
広軌軌道のレール21のほぼ真上に位置している。前記
下転輪19は図示しない軸によってトラックフレーム1
5に支承され、この下転輪19は一対の鍔部27,27
を有し、一方の鍔部27が一方の支持部26に接し、他
方の鍔部27が他方の鍔部26に接している。
【0009】このようであるから、狭軌軌道に沿って走
行する場合には一対の下転輪19における内側の一方の
鍔部27によって車体重量を支持し、広軌軌道に沿って
走行する場合には一対の下転輪19における外側の他方
の鍔部27によって車体重量を支持する。
【0010】図2、図3において、下部車体10の前後
にはフレーム30が図示しないシリンダで上下揺動自在
に支承され、このフレーム30には一対の鉄輪31,3
1が装着してある。前記鉄輪31は図5に示すように取
付プレート32に設けたモータ33の出力側に連結さ
れ、この取付プレート32はフレーム30に沿って左右
に摺動自在で、かつボルト33で固定可能となり、一対
の鉄輪31,31の間隔を狭軌軌道と広軌軌道に合せて
調整できるようにしてある。
【0011】
【考案の効果】狭軌軌道に沿って走行する場合には、左
の履帯20の幅方向一側の支持部26と鍔部27の当接
部及び右の履帯20の幅方向他側の支持部26と鍔部2
7の当接部を経てレール21で車体重量を支持できる
し、広軌軌道に沿って走行する場合には左の履帯20の
幅方向他側の支持部26と鍔部27の当接部及び右の履
帯20の幅方向一側の支持部26と鍔部27の当接部を
経てレール21で車体重量を支持できるから、狭軌軌
道、広軌軌道に沿って走行する際に偏荷重が作用しな
い。したがって、狭軌軌道、広軌軌道に沿ってクローラ
式走行体11により走行できる軌道走行車となる。ま
た、フレーム30を下方に揺動して鉄輪31をレール2
1に押しつけることでクローラ式走行体11がレール2
1と離隔するし、この左右一対の鉄輪31は狭軌軌道の
レール及び広軌軌道のレールに接することができる。し
たがって、狭軌軌道、広軌軌道に沿って鉄輪31で走行
できる軌道走行車となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の不具合説明図である。
【図2】本考案の実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の実施例を示す側面図である。
【図4】履帯とレールの関係を示す説明図である。
【図5】鉄輪取付部の説明図である。
【符号の説明】
10…下部車体、11…クローラ式走行装置、12…上
部車体、15…トラックフレーム、16…スプロケッ
ト、17…アイドラ、19…下転輪、20…履帯、23
…芯金、24…ゴム履板、26…支持部、27…鍔部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松田 晴行 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株式会社小松製作所 川崎工場内 (72)考案者 佐藤根 弘之 大阪府寝屋川市池田中町23番3号 大淀 小松株式会社内 (72)考案者 座光寺 信行 大阪府寝屋川市池田中町23番3号 大淀 小松株式会社内 (72)考案者 作野 新一 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目4番44号 大鉄工業株式会社内 (72)考案者 松宮 光雄 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目4番44号 大鉄工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−119002(JP,U) 実開 昭64−2679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60F 1/00 E01B 27/06 E01B 29/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部車体10の左右に一対のクローラ式
    走行体11,11を取付け、その下部車体10に上部車
    体12を取付けた軌道走行車において、 前記クローラ式走行体11をトラックフレーム15に設
    けたスプロケット16とアイドラ17に、所定の幅を有
    する無端状の履帯20を巻掛け、前記トラックフレーム
    15の下部に取付けた下転輪19によって履帯20を支
    持するものとし、 前記履帯20を構成する履板の幅方向両側に一対の支持
    部26,26を形成し、前記下転輪19に一対の鍔部2
    7,27を前記一対の支持部26,26と相対向して形
    成し、 前記左の履帯20の幅方向一側の支持部26と右の履帯
    20の幅方向他側の支持部26間の距離を狭軌軌道のレ
    ール間隔とほぼ同一とし、前記左の履帯20の幅方向他
    側の支持部26と右の履帯20の幅方向一側の支持部2
    6間の距離を広軌軌道のレール間隔とほぼ同一とし、 前記下部車体10の前部と後部にフレーム30を上下揺
    動自在にそれぞれ取付け、この各フレーム30に左右一
    対の鉄輪31を、狭軌軌道のレール間隔と同一寸法離隔
    した位置と広軌軌道のレール間隔と同一寸法離隔した位
    置に移動可能にそれぞれ取付け、この鉄輪31を駆動す
    るモータ33を設けたことを特徴とする軌道走行車。
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JPH066015U JPH066015U (ja) 1994-01-25
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JP3119002U (ja) * 2005-08-17 2006-02-16 佳平 東 植木鉢

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