JP3119002U

JP3119002U - 植木鉢

Info

Publication number: JP3119002U
Application number: JP2005007541U
Authority: JP
Inventors: 佳平東
Original assignee: 佳平東
Priority date: 2005-08-17
Filing date: 2005-08-17
Publication date: 2006-02-16
Anticipated expiration: 2015-08-17

Abstract

【目的】通気性が良い、水やりが均等で、積み重ねてもそれほどの空間を取らない植木鉢を提供する。
【解決手段】植木鉢の側壁を部分的な二重壁（１）にし、そしてこの二重壁の内壁を内側へ凹まし（Ｃ）、外壁を外側へ膨らます（Ｄ）。又、この二重壁の間の隙間の上下両端にそれぞれの切り口（Ａ、Ｂ）を付け、上端切り口（Ａ）は側壁の外側へと通じ、下端切り口（Ｂ）は内側へと通じる。
【選択図】図１

Description

考案の詳細の説明

本考案は植木鉢の通気性と植物にの水やりと植木鉢の流通運搬時の積み重ねに係るものである。

従来、植木鉢の側壁に単にいくつかの横穴を開けるだけにしたり（例えば実公平０５−００９２４６；実公平０５−０５３４４２；実公平０７−０１３１１９；登実第３０３５９２５号）、或いは開けた横穴の外側に塀のようなものを付けたり（例えば実公平０７−００１７４１；登実第３０２７４９３号；登実第３０４５８４１号）、又は二重鉢にしたりする（例えば実公平０７−０３６６２４；特公平０８−０２３７８６）などがある。

考案が解決しようとする課題

背景技術で述べたものでは、単にいくつかの横穴を開けるだけにする場合は土が植木鉢の外へ流されやすいことと開けた横穴の外側に塀のようなものを付ける場合は塀のようなものが余分に空間を取るので植木鉢を積み重ねるときに体積も大きくなって、流通運搬に不便さがあることと二重鉢にする場合はコストが高くなるなどの問題点がある。

課題を解決するための手段

本考案では植木鉢の側壁を部分的に二重壁（１）にし、そしてこの二重壁の内壁を内側へ凹まし（Ｃ）、外壁を外側へ膨らます（Ｄ）。又、この二重壁の間の隙間の上下両端にそれぞれの切り口（Ａ、Ｂ）を付け、上端切り口（Ａ）は側壁の外側へと通じ、下端切り口（Ｂ）は内側へと通じる。

部分的な二重壁の間の隙間及びその上下両端の切り口（Ａ、Ｂ）は斜め上下になっているので、土が植木鉢の外へ流されにくい。しかも二重壁の間の隙間が内壁の内凹と外壁の外凸により大きくなれるので、通気性が良くなるだけではなく、植物に水やりもより均等にすることができる。

内凹（Ｃ）と外凸（Ｄ）になっている二重壁の部分をずらして積み重ねれば、それほど余分な空間を取らない（図３）。又、部分的な二重壁は二重鉢ではないので、二重鉢のような高いコストになることはない。

植木鉢の断面図。植木鉢の斜面図。植木鉢を積み重ねるときの斜面図。

符号の説明

１（部分的な）二重壁
２（二重壁の間の）隙間
Ａ（二重壁の）上端切り口
Ｂ（二重壁の）下端切り口
Ｃ（二重壁の）内壁の凹み
Ｄ（二重壁の）外壁の膨らみ

Claims

植木鉢の側壁にある、いくつかの上下両端にそれぞれの切り口（Ａ、Ｂ）を有する部分的な二重壁（１）及びこの二重壁の内壁の内側への凹み（Ｃ）と外壁の外側への膨らみ（Ｄ）によるできた隙間（２）。