JPH063748Y2 - クローラ走行装置の転輪取付部構造 - Google Patents

クローラ走行装置の転輪取付部構造

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JPH063748Y2
JPH063748Y2 JP1988002174U JP217488U JPH063748Y2 JP H063748 Y2 JPH063748 Y2 JP H063748Y2 JP 1988002174 U JP1988002174 U JP 1988002174U JP 217488 U JP217488 U JP 217488U JP H063748 Y2 JPH063748 Y2 JP H063748Y2
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crawler
boss
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traveling device
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宏信 東
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トラックフレームのボス部にベアリングを介
して内嵌された回転支軸にクローラ用転輪を取付け、前
記ボス部の端部分に被さる転輪部分を前記クローラ用転
輪に備えさせると共に、前記ベアリングに対するリップ
付きシールを前記ボス部と前記回転支軸の間に設けたク
ローラ走行装置の転輪取付部構造に関する。
〔従来の技術〕
上記クローラ走行装置は、クローラ用転輪における転輪
部分のボス部端部分に対する被さりにより、ベアリング
に泥土が侵入することの防止を図られたものである。
この種のクローラ走行装置において、従来泥土侵入のよ
り一層の防止をリップ付きシールによって図られたもの
として、例えば実開昭60−3181号公報に示されるものや
第5図に示すものがあった。すなわち、クローラ用転輪
(8)の転輪部分(8a)とボス部(16)の端部分(16a)との間の
泥土侵入路より下手側に位置する箇所でクローラ用転輪
(8)に接触するリップ部分(20)をリップ付きシール(18)
に備えられているのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来構造にあっては、ベアリング(15)が摩滅したり破損
し、回転支軸(14)がボス部(16)に対して大巾にガタ付く
融通が両者間に発生した場合、この融通と、転輪部分(8
a)の前記被さりとのためにクローラ用転輪(8)がボス部
(16)に接触してボス部(16)にも摩滅や損傷が発生し、ベ
アリング及びリップ付きシールを交換するのみならずボ
ス部をも交換する大修理が必要になっていた。
本考案の目的は、リップ付きシールによる泥土侵入防止
が効果的にできるように、しかも、ベアリング破損が発
生してもボス部破損の回避ができるように改造すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、冒記したクローラ走行装置の転輪
取付部構造において、前記リップ付きシールの芯金の外
周端が前記端部分の外周面より外側に位置し、かつ、前
記外周端と前記転輪部分との間隔が前記端部分と前記転
輪部分との間隔がより小であるように前記芯金を形成し
てあることにある。そして、その作用及び効果は次のと
おりである。
〔作用〕
転輪部分とボス部端部分との間の泥土侵入路より下手側
において、芯金がその外周端をして、転輪部分との間隔
を前記泥土侵入路より狭まくし、泥土侵入路からの泥土
に対してベアリング側に侵入しにくいように流入抵抗を
付与する。
たとえベアリングが摩滅したり破損して回転支軸のガタ
付きが大きくなっても、クローラ用転輪がボス部端部分
の外周面より外側に位置する芯金外周端に接当し、ボス
部に接当しないように芯金によって受止められる。
〔考案の効果〕
芯金の泥土に対する抵抗作用により、泥土侵入が効果的
にできて泥土に起因するベアリングの損傷やクローラ用
転輪の回転不良が回避し易くなった。
しかも、ベアリング破損が生じても、芯金の受止め作用
のためにクローラ用転輪がボス部に接当することを回避
し、ベアリングとリップ付きシールのみの交換をするだ
けで修理が簡単かつ迅速にできるようにすることが可能
になった。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第2図及び第4図に示すように、走行機体フレーム(1)
に伝動ケース(2)を介して左右一対ののクローラ駆動用
輪体(3),(3)を取付け、機体フレーム(1)に前後一対の揺
動リンク(4a),(5a)または(4b),(5b)を介して昇降自在に
取付けると共に1本の油圧シリンダ(6)により揺昇降操
作されるように構成した左右一対のトラックフレーム(7
a),(7b)夫々に複数個のクローラ用転輪(8)‥及び1個の
クローラ緊張用輪体(9)を取付けると共に、左側の輪体
(3),(9)と転輪(8)とにクローラベルト(10a)を、かつ、
右側の輪体(3),(9)と転輪(8)‥とにクローラベルト(10
b)を夫々巻回して、油圧シリンダ(6)によるトラックフ
レーム(7a)及び(7b)の昇降操作により走行機体の対地高
さ調節をしたり、第3図に示す如くトラックフレーム(7
a)及び(7b)の昇降操作と接地スタンド(11)の上昇格納姿
勢から下降使用姿勢への切換えによってクローラベルト
(10a)及び(10b)の対地浮上操作するようにコンバイン用
のクローラ走行装置を構成してある。
前記クローラ用転輪(8)は第1図に示す取付構造をして
取付けてある。
すなわち、クローラ用転輪(8)を左右両端側のテーパ部
夫々に一体回転するようにナット(13)による締付けによ
って取付けた回転支軸(14)を左右一対のベアリング(1
5),(15)を介し、トラックフレーム(7a)または(7b)に筒
体をい溶接して形成してあるボス部(16)に内嵌してあ
る。
左右のクローラ用転輪(8),(8)夫々の側において、ボス
部(16)の左右中心側よりやや小径に形成してある端部分
(16a)に被さる転輪部分(8a)をクローラ用転輪(8)に備え
させることにより、ボス部(16)とクローラ用転輪(8)と
の間の泥土侵入経路にクローラ用転輪(8)の回転軸芯に
沿うところの横向き経路部分(17)を形成すると共に、ベ
アリング(15)に対するリップ付きシール(18)をボス部(1
6)と回転支軸(14)の間に設けてある。そして、リップ付
きシール(18)のアウタシール部(18a)に備えてある芯金
(19)の外周端(A)が前記端部分(16a)の外周面(B)より外
側に位置するように、かつ、前記外周端(A)と転輪部分
(8a)との間隔が(S1)が端部分(16a)と転輪部分(8a)との
間隔が(S2)より小であるように前記芯金(19)を形成する
ことにより、前記横向き経路部分(17)からの侵入泥土に
ベアリング(15)の方に侵入しにくいように流入抵抗を芯
金(19)が付与するように、かつ、ベアリング(15)の摩滅
や破損に起因して回転支軸(14)のボス部(16)に対するガ
タ付きが大になっても、転輪部分(8a)と芯金(19)の外周
端(A)の接当と、芯金(19)のボス部内部分とボス部内周
面の接当とのために、クローラ用転輪(8)がボス部(16)
に接当しないように芯金(19)によって受止められるよう
に構成してある。つまり、横向き経路部分(17)の向き、
芯金(19)による流入抵抗付与、及び、リップ付きシール
(18)の夫々によりベアリング(15)への泥土侵入の防止を
図ってあると共に、ベアリング(15)が破損した際のクロ
ーラ用転輪(8)のボス部(16)に対する接当の回避を図っ
てある。
コンバイン以外の各種車輌のためのクローラ走行装置に
も本考案は適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るクローラ走行装置の転輪取付部構造
の実施例を示し、第1図はクローラ用転輪取付部の断面
図、第2図はコンバイン用クローラ走行装置の側面図、
第3図はクローラ走行装置浮上要領の説明図、第4図は
コンバイン用クローラ走行装置の部分平面図である。第
5図は従来の転輪取付部構造の断面図である。 (8)……クローラ用転輪、(8a)……転輪部分、(14)……
回転支軸、(15)……ベアリング、(16)……ボス部、(16
a)……端部分、(18)……リップ付きシール、(19)……芯
金、(A)……外周端、(B)……外周面、(S1),(S2)……間
隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックフレーム(7a),(7b)のボス部(16)
    にベアリング(15)を介して内嵌された回転支軸(14)にク
    ローラ用転輪(8)を取付け、前記ボス部(16)の端部分(16
    a)に被さる転輪部分(8a)を前記クローラ用転輪(8)に備
    えさせると共に、前記ベアリング(15)に対するリップ付
    きシール(18)を前記ボス部(16)と前記回転支軸(14)の間
    に設けたクローラ走行装置の転輪取付部構造であって、
    前記リップ付きシール(18)の芯金(19)の外周端(A)が前
    記端部分(16a)の外周面(B)より外側に位置し、かつ、前
    記外周端(A)と前記転輪部分(8a)との間隔が(S1)が前記
    端部分(16a)と前記転輪部分(8a)との間隔が(S2)より小
    であるように前記芯金(19)を形成してあるクローラ走行
    装置の転輪取付部構造。
JP1988002174U 1988-01-11 1988-01-11 クローラ走行装置の転輪取付部構造 Expired - Lifetime JPH063748Y2 (ja)

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JPH01106380U JPH01106380U (ja) 1989-07-18
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JP5839230B2 (ja) * 2011-12-27 2016-01-06 Nok株式会社 密封装置
CN103481960A (zh) * 2013-09-29 2014-01-01 昆山凯诺尔金属制品有限公司 一种支重轮装置

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