JP2731086B2 - クローラ走行装置の案内転輪用シール部 - Google Patents

クローラ走行装置の案内転輪用シール部

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JP2731086B2
JP2731086B2 JP4198057A JP19805792A JP2731086B2 JP 2731086 B2 JP2731086 B2 JP 2731086B2 JP 4198057 A JP4198057 A JP 4198057A JP 19805792 A JP19805792 A JP 19805792A JP 2731086 B2 JP2731086 B2 JP 2731086B2
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JP
Japan
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flange
support shaft
bearing
seal
traveling device
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JP4198057A
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JPH0640360A (ja
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国祐 中村
次延 氏田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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  • Sealing Of Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックフレームに片
持支持された支軸にベアリングを外嵌させ、クローラ用
案内転輪のボス部をベアリングに外嵌させ、ボス部のう
ちトラックフレーム側の端部に近接するフランジを支軸
に取付け、ボス部とフランジの間からベアリングの収容
空間への土砂浸入を阻止するシール材を設けたクローラ
走行装置の案内転輪用シール部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記シール部においては、支軸と
は別体に製作されたフランジを支軸に外嵌して接当さ
せ、シール材としてゴムシールを設置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クローラ走行
装置は軟弱地で使用される頻度が高いために、ボス部と
フランジの間からゴムシール設置箇所に泥や土が浸入し
やすく、又、単に接当されたフランジと支軸の間からも
泥水がゴムシール設置箇所やベアリング収容空間に浸入
しやすく、従って、ゴムシールやベアリングが泥や土に
よって早期に磨耗し、耐久性の面から改良の余地があっ
た。本発明の目的は、シール材やベアリングの泥や土に
よる磨耗を長期にわたって確実かつ十分に防止する点に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、ト
ラックフレームに片持支持された支軸にベアリングを外
嵌させ、クローラ用案内転輪のボス部をベアリングに外
嵌させ、ボス部のうちトラックフレーム側の端部に近接
するフランジを支軸に取付け、ボス部とフランジの間か
らベアリングの収容空間への土砂浸入を阻止するシール
材を設けたクローラ走行装置において、フランジと支軸
の一方に形成した環状尖鋭突起を他方に接触させた状態
での抵抗溶接によりフランジと支軸を一体連結し、シー
ル材をフローティングシールに形成して、フローティン
グシールのゴム部分をフランジとベアリングの回転部と
に密着させたことにある。
【0005】
【作用】つまり、ボス部とフランジの間から泥や土が浸
入しても、ゴム部分をフランジとベアリングの回転部と
に密着させて金属部分を互いに摺接回転させるように構
成した耐磨耗性に優れたフローティングシールによっ
て、泥や土がベアリング収容空間に浸入することを防止
するから、シール材やベアリングが泥や土によって早期
に磨耗することを十分にかつ確実に防止できる。又、フ
ランジと支軸の一方に形成した環状尖鋭突起を他方に接
触させた状態での抵抗溶接によりフランジと支軸を一体
連結することによって、フランジと支軸を確実に一体化
でき、フランジと支軸の間からシール設置箇所やベアリ
ング収容空間への泥水浸入を確実に防止でき、全体とし
てシール材やベアリングの泥や土による磨耗を長期にわ
たって確実かつ十分に防止できる。
【0006】ちなみに、フランジと支軸の間をシールす
るに、図5に示すようにフランジ11と支軸6の間に0
リング16を介在させたり、図6に示すようにフランジ
11と支軸6に筒状のゴム17を焼き付けたり、図7に
示すようにフランジ11と支軸6を圧入により密接させ
ることが考えられるが、いずれも本発明手段に比して耐
久性が不十分である。
【0007】
【発明の効果】その結果、クローラ用案内転輪の軸受け
部の耐久性において一段と優れたクローラ走行装置を提
供できるようになった。
【0008】
【実施例】図1に示すように、トラックフレーム1の前
端にクローラ駆動用スプロケット2をかつ後端にクロー
ラ緊張用遊転輪3を設け、クローラ4の接地側に対する
多数の案内転輪5をトラックフレーム1に取付け、農機
や建機等の各種作業車に適用できるクローラ走行装置を
構成してある。図2に示すように、クローラ用案内転輪
5をトラックフレーム1に取付けるに、トラックフレー
ム1に片持支持された支軸6にベアリング7を外嵌さ
せ、案内転輪5のボス部5aをベアリング7に外嵌さ
せ、支軸6に取付けたボルト8と座金9とスリーブ10
により案内転輪5とベアリング7の抜け止めをしてあ
る。ボス部5aのうちトラックフレーム1側の端部に近
接する板金製のフランジ11を支軸6に溶接し、ボス部
5aとフランジ11の間からベアリング7の収容空間へ
の土砂浸入を阻止するフローティングシール12を、ゴ
ム部分12a,12bがフランジ11とベアリング7の
回転部とに密着された状態で、金属部分12c,12d
が互いに摺接回転される状態で設け、ボス部5aの外端
側にキャップ13を水密状に打ち込み嵌着し、フローテ
ィングシール12やベアリング7の泥や土による磨耗を
長期にわたって確実かつ十分に防止できるように構成し
てある。フランジ11と支軸6を溶接するに、図3に示
すように、支軸6に形成した環状尖鋭突起14をフラン
ジ11に接触させるか、あるいは、図4に示すように、
フランジ11に形成した環状尖鋭突起14を支軸6に接
触させるかして、支軸6とフランジ11に電気抵抗式溶
接機15を接続し、環状尖鋭突起14のジュール熱によ
る溶融で、つまり抵抗溶接でフランジ11と支軸6をそ
の全周において結合させてある。
【0009】〔別実施例〕フランジ11の形状等は適当
に変更できる。ベアリング7の収容空間に対するボス部
5aの外端側のシール構成は適当に変更できる。クロー
ラ走行装置の具体構造や用途は不問である。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ走行装置の側面図
【図2】要部の縦断正面図
【図3】支軸とフランジの溶接法の説明図
【図4】支軸とフランジの別の溶接法の説明図
【図5】第1比較例の縦断正面図
【図6】第2比較例の縦断正面図
【図7】第3比較例の縦断正面図
【符号の説明】
1 トラックフレーム 5 案内転輪 5a ボス部 6 支軸 7 ベアリング 11 フランジ 12 フローティングシール 12a ゴム部分 12b ゴム部分 14 環状尖鋭突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックフレーム(1)に片持支持され
    た支軸(6)にベアリング(7)を外嵌させ、クローラ
    用案内転輪(5)のボス部(5a)を前記ベアリング
    (7)に外嵌させ、前記ボス部(5a)のうち前記トラ
    ックフレーム(1)側の端部に近接するフランジ(1
    1)を前記支軸(6)に取付け、前記ボス部(5a)と
    前記フランジ(11)の間から前記ベアリング(7)の
    収容空間への土砂浸入を阻止するシール材を設けたクロ
    ーラ走行装置において、前記フランジ(11)と前記支
    軸(6)の一方に形成した環状尖鋭突起(14)を他方
    に接触させた状態での抵抗溶接により前記フランジ(1
    1)と前記支軸(6)を一体連結し、前記シール材をフ
    ローティングシール(12)に形成して、前記フローテ
    ィングシール(12)のゴム部分(12a),(12
    b)を前記フランジ(11)と前記ベアリング(7)の
    回転部とに密着させてあるクローラ走行装置の案内転輪
    用シール部。
JP4198057A 1992-07-24 1992-07-24 クローラ走行装置の案内転輪用シール部 Expired - Lifetime JP2731086B2 (ja)

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JPH0640360A JPH0640360A (ja) 1994-02-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107420546A (zh) * 2017-08-11 2017-12-01 安徽农业大学 水田拖拉机支重轮轴承用油封组件及其二阶止口密封结构

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JPH0640360A (ja) 1994-02-15

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