JP2507010Y2 - 小型雪上車の導雪装置 - Google Patents
小型雪上車の導雪装置Info
- Publication number
- JP2507010Y2 JP2507010Y2 JP1989133460U JP13346089U JP2507010Y2 JP 2507010 Y2 JP2507010 Y2 JP 2507010Y2 JP 1989133460 U JP1989133460 U JP 1989133460U JP 13346089 U JP13346089 U JP 13346089U JP 2507010 Y2 JP2507010 Y2 JP 2507010Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snow
- track
- guide
- vehicle
- guide plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、小型雪上車における駆動用の無限軌道帯に
潤滑用の雪を案内するようにした導雪装置に関する。
潤滑用の雪を案内するようにした導雪装置に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 一般に、小型雪上車においては、車体本体の後部下方
に駆動用の無限軌道帯(トラック)を配設するととも
に、車体本体の前部下方に操向用スキーが配設されてい
る。そして、上記トラックを駆動することによって小型
雪上車の走行を行なうとともに、スキー部をハンドルに
よって操作することによりその操向が行なわれる。
に駆動用の無限軌道帯(トラック)を配設するととも
に、車体本体の前部下方に操向用スキーが配設されてい
る。そして、上記トラックを駆動することによって小型
雪上車の走行を行なうとともに、スキー部をハンドルに
よって操作することによりその操向が行なわれる。
ところで、このような雪上車では、車体本体から懸架
され、接雪部のほぼ全長にわたって前後方向に延びるサ
スペンションレールに、上記トラックの接雪部内周面が
接するようにしてあり、上記トラックがサスペンション
レールと摺動しつつ回動することにより、その走行が行
なわれる。
され、接雪部のほぼ全長にわたって前後方向に延びるサ
スペンションレールに、上記トラックの接雪部内周面が
接するようにしてあり、上記トラックがサスペンション
レールと摺動しつつ回動することにより、その走行が行
なわれる。
すなわち、上述の如きサスペンションレールを用いた
小型雪上車はそのサスペンションレールによって車体荷
重を支持するものであって、車体下部に駆動スプロケッ
トと従動スプロケットを設け、両スプロケット間に無限
軌道帯(トラック)をかけ渡し、地面と接する側のトラ
ックの内面(上面)に、車体本体から懸架され前後方向
に延びるサスペンションレールを圧接し上記トラックを
地面に押し付けるとともに、そのサスペンションレール
によって車体荷重を支持するようにしてある。したがっ
て、上記トラックは常にサスペンションレールに摺接し
ながら回動する。
小型雪上車はそのサスペンションレールによって車体荷
重を支持するものであって、車体下部に駆動スプロケッ
トと従動スプロケットを設け、両スプロケット間に無限
軌道帯(トラック)をかけ渡し、地面と接する側のトラ
ックの内面(上面)に、車体本体から懸架され前後方向
に延びるサスペンションレールを圧接し上記トラックを
地面に押し付けるとともに、そのサスペンションレール
によって車体荷重を支持するようにしてある。したがっ
て、上記トラックは常にサスペンションレールに摺接し
ながら回動する。
ところが、このような雪上車においては、上記サスペ
ンションレールとトラック間には何ら潤滑手段がとられ
ていないため、両者間の潤滑及び放熱が不充分となり摩
耗や発熱による材料劣化を起し易い等の問題があった。
ンションレールとトラック間には何ら潤滑手段がとられ
ていないため、両者間の潤滑及び放熱が不充分となり摩
耗や発熱による材料劣化を起し易い等の問題があった。
本考案はこのような点に鑑み、駆動部におけるトラッ
クとレール間の摩擦によるレールの摩耗を出来るだけ少
なくし得るようにした小型雪上車の導雪装置を得ること
を目的とする。
クとレール間の摩擦によるレールの摩耗を出来るだけ少
なくし得るようにした小型雪上車の導雪装置を得ること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、小型雪上車の車体本体の前部下方の左右両
側に配設された一対の操向用スキーの後部下面に、その
スキーの後方中央部に配設された駆動用の無限軌道帯と
その無限軌道帯を摺接支持するサスペンションレールと
の間に向って雪を案内するように後端縁が互いに近接す
るように形成された案内板をそれぞれ突設したことを特
徴とするものである。また、さらに上記無限軌道帯の前
部両側にも無限軌道帯とサスペンションレール間に向っ
て雪を案内する第2の案内板を車体本体からそれぞれ吊
設したことを特徴とするものである。
側に配設された一対の操向用スキーの後部下面に、その
スキーの後方中央部に配設された駆動用の無限軌道帯と
その無限軌道帯を摺接支持するサスペンションレールと
の間に向って雪を案内するように後端縁が互いに近接す
るように形成された案内板をそれぞれ突設したことを特
徴とするものである。また、さらに上記無限軌道帯の前
部両側にも無限軌道帯とサスペンションレール間に向っ
て雪を案内する第2の案内板を車体本体からそれぞれ吊
設したことを特徴とするものである。
(作用) 無限軌道帯の駆動によって雪上車が走行すると、左右
のスキーの下面にそれぞれ突設された両案内板によって
左右のスキー間の雪が後方の無限軌道帯の方に案内さ
れ、その雪が無限軌道帯とサスペンションレール間に導
かれる。したがって、その雪によってレールと無限軌道
帯間の潤滑が行なわれ、レールの摩耗が低減される。ま
た、前記第2の案内板を設けることによって、上記導雪
効果が一層向上される。
のスキーの下面にそれぞれ突設された両案内板によって
左右のスキー間の雪が後方の無限軌道帯の方に案内さ
れ、その雪が無限軌道帯とサスペンションレール間に導
かれる。したがって、その雪によってレールと無限軌道
帯間の潤滑が行なわれ、レールの摩耗が低減される。ま
た、前記第2の案内板を設けることによって、上記導雪
効果が一層向上される。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本考案の実施例について説
明する。
明する。
第1図は本考案にかかる小型雪上車の斜視図であっ
て、車体本体1の後部下方の中央部には、図示しないエ
ンジンによって回転駆動されるスプロケット(図示せ
ず)とリヤホイル2との間に巻装された無限軌道帯(ト
ラック)3が配設されており、そのトラック3は、車体
本体1から懸架され、接雪部のほぼ全長にわたって前後
方向に延びるサスペンションレール4にその内周面が摺
接支持されている。一方、車体本体1の前部下方には、
ハンドル1aによって操向操作される左右一対のスキー5
が配設されている。
て、車体本体1の後部下方の中央部には、図示しないエ
ンジンによって回転駆動されるスプロケット(図示せ
ず)とリヤホイル2との間に巻装された無限軌道帯(ト
ラック)3が配設されており、そのトラック3は、車体
本体1から懸架され、接雪部のほぼ全長にわたって前後
方向に延びるサスペンションレール4にその内周面が摺
接支持されている。一方、車体本体1の前部下方には、
ハンドル1aによって操向操作される左右一対のスキー5
が配設されている。
ところで、上記左右のスキー5の後部下面には、第2
図に示すように、それぞれ後端側が互いに接近方向に湾
曲された案内板6が突設されている。
図に示すように、それぞれ後端側が互いに接近方向に湾
曲された案内板6が突設されている。
上記案内板6は、第3図に示すように、前半上部にス
キーへの取付部6aが形成され、後半部には一側方に湾曲
した湾曲部6bが形成されている。そこで、上記案内板6
の取付部6aがスキー5の後部に穿設された取付孔5a内に
下面側から挿入され、その取付部6aが、スキー5の上面
に前後方向に設けられたリブ5bに添接され、ボルト7お
よびナット8によって固着されている(第4図)。
キーへの取付部6aが形成され、後半部には一側方に湾曲
した湾曲部6bが形成されている。そこで、上記案内板6
の取付部6aがスキー5の後部に穿設された取付孔5a内に
下面側から挿入され、その取付部6aが、スキー5の上面
に前後方向に設けられたリブ5bに添接され、ボルト7お
よびナット8によって固着されている(第4図)。
また、前記トラック3の前部左右には、それぞれ車体
本体1から吊設された第2の案内板9が配設されてい
る。上記第2の案内板9も、第2図に示すようにその後
端部がトラック3方向に湾曲せしめられている。
本体1から吊設された第2の案内板9が配設されてい
る。上記第2の案内板9も、第2図に示すようにその後
端部がトラック3方向に湾曲せしめられている。
しかして、駆動用のトラック3が回転駆動されると、
そのトラック3によって雪上車が走行され、ハンドル1a
によるスキー5の操向操作により左右に操向される。
そのトラック3によって雪上車が走行され、ハンドル1a
によるスキー5の操向操作により左右に操向される。
ところで、この雪上車の走行によって、左右のスキー
5,5間の雪が、各スキー5の後部下面に突設された案内
板6によって後方中央部のトラック3側に案内され、さ
らに第2の案内板9によって効果的に雪がトラック3と
サスペンションレール4との間に導かれる。したがっ
て、上記案内板6,9により導された雪によって、サスペ
ンションレール4とトラック3間の潤滑作用が行なわ
れ、当該部の摩耗が減少される。
5,5間の雪が、各スキー5の後部下面に突設された案内
板6によって後方中央部のトラック3側に案内され、さ
らに第2の案内板9によって効果的に雪がトラック3と
サスペンションレール4との間に導かれる。したがっ
て、上記案内板6,9により導された雪によって、サスペ
ンションレール4とトラック3間の潤滑作用が行なわ
れ、当該部の摩耗が減少される。
なお、案内板6をボルト8およびナット9によって固
着することにより、その案内板6が摩耗したとき容易に
取り換えることができるが、場合によっては溶着するこ
ともできる。また、上記実施例においては、案内板6以
外に第2の案内板9を設けたものを示したが、場合によ
っては第2の案内板9は省略してもよい。
着することにより、その案内板6が摩耗したとき容易に
取り換えることができるが、場合によっては溶着するこ
ともできる。また、上記実施例においては、案内板6以
外に第2の案内板9を設けたものを示したが、場合によ
っては第2の案内板9は省略してもよい。
本考案は、上述のように左右の操向用スキーの後部下
面に、トラック側に向って雪を案内するように案内板を
それぞれ突設したので、雪上車の走行に際して、上記案
内板によって左右のスキー間の雪を後方のトラックとサ
スペンションレールとの間に導くことができ、この雪に
よってレールとトラック間の潤滑が行なわれ、レール等
の摩耗が低減される。さらにトラックの前部左右に第2
の案内板を設けた場合には上記導雪効果を一層向上させ
ることができる。
面に、トラック側に向って雪を案内するように案内板を
それぞれ突設したので、雪上車の走行に際して、上記案
内板によって左右のスキー間の雪を後方のトラックとサ
スペンションレールとの間に導くことができ、この雪に
よってレールとトラック間の潤滑が行なわれ、レール等
の摩耗が低減される。さらにトラックの前部左右に第2
の案内板を設けた場合には上記導雪効果を一層向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案における雪上車の斜視図、第2図は上記
雪上車の底面図、第3図はスキーの下面に設ける案内板
の斜視図、第4図は上記案内板の取付け方法を示す図で
ある。 1…車体本体、2…リヤホイル、3…無限軌道帯(トラ
ック)、4…サスペンションレール、5…スキー、6…
案内板、9…第2の案内板。
雪上車の底面図、第3図はスキーの下面に設ける案内板
の斜視図、第4図は上記案内板の取付け方法を示す図で
ある。 1…車体本体、2…リヤホイル、3…無限軌道帯(トラ
ック)、4…サスペンションレール、5…スキー、6…
案内板、9…第2の案内板。
Claims (2)
- 【請求項1】車体本体の前部下方の左右両側に配設され
た一対の操向用スキーの後部下面に、そのスキーの後方
中央部に配設された駆動用の無限軌道帯と該軌道帯を摺
接支持するサスペンションレールとの間に向って雪を案
内するように後端縁が互いに接近するように形成された
案内板をそれぞれ突設したことを特徴とする、小型雪上
車の導雪装置。 - 【請求項2】車体本体の前部下方の左右両側に配設され
た一対の操向用スキーの後部下面に、そのスキーの後方
中央部に配設された駆動用の無限軌道帯と該軌道帯を摺
接支持するサスペンションレールとの間に向って雪を案
内するように後端縁が互いに接近するように形成された
案内板をそれぞれ突設するとともに、上記無限軌道帯の
前部両側に無限軌道帯とサスペンションレール間に向っ
て雪を案内する第2の案内板を車体本体からそれぞれ吊
設したことを特徴とする、小型雪上車の導雪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989133460U JP2507010Y2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 小型雪上車の導雪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989133460U JP2507010Y2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 小型雪上車の導雪装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0370592U JPH0370592U (ja) | 1991-07-16 |
JP2507010Y2 true JP2507010Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31680864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989133460U Expired - Lifetime JP2507010Y2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 小型雪上車の導雪装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507010Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039959U (ja) * | 1973-07-23 | 1975-04-23 | ||
JPS525408Y2 (ja) * | 1973-08-09 | 1977-02-03 | ||
US4437534A (en) * | 1982-02-08 | 1984-03-20 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Snow vehicle |
-
1989
- 1989-11-16 JP JP1989133460U patent/JP2507010Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0370592U (ja) | 1991-07-16 |
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